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第二話
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中学に入学してからも私は変わらなかった。ステータスを上げることに全集中していたのである。ステータスは努力で上げることができるため、ステータスを見れる私は飽きずに上げ続けられるのである。因みに今のステータスはこんな感じである。
名前 綾地良平
レベル 1
HP 72
MP 0
力 32
知力 70
身の守り 20
素早さ 41
魔力 0
Skill
剣術Lv3 隠密Lv2 投擲Lv3 語学Lv5
意外とステータスが伸びていないと思うかもしれないが、これでもかなり強くなったと言える。異世界ものや能力ものでよく使われる鑑定がないので誰かと比較することができないため、実際のところ自身がどれだけのステータスの高さなのかはわからないだが、例えば、力は32しかないが父と腕相撲をすれば必ず私が勝つ程度には力はあるし、素早さは陸上を本気でやっている同世代を上回っているだろう。レベルが上がらないのは不満だが、ステータスがここまで伸ばせたのは、良かったと考えている。そして何よりskill欄を見てほしい、そう長年の修行を経て剣術、隠密、投擲のスキルを会得した。スキルが初めて生えた日は興奮して寝ることができなかった。
最後に容姿だが、小さい頃よりも母親により似てきた。男というより女の子と間違えられることもある。鍛えているがこの体は筋肉がつきづらいらしく、体はなかなか大きくなってくれないので、最近は諦めかけている。しかし、この女の子と間違えられる見た目も可愛いため、気に入っているし、誰かを私が女と騙すこともできるので満足している、また近頃は母に聞いて化粧水を塗ったりして肌のケアもしている。可愛いは正義なのだ!。母も私が可愛いから、女の子の服を着せようとしてきたりする。初めてショッピングに行った時着せ替え人形になったのは良い思い出である。
中学生活も小学生時代と特に変わることはなくステータスのために使って早1年。二年生になったその日事件は起きた。そうダンジョンの出現である。
その日も、普段と変わらなく登校していた。いつも通り鍛錬のため走りながら登校しているところ、学校近くのコンビニに着いたところで大きな地震が起きた。大きな揺れであったため、立っていることは厳しかったので、周りにガラスや落下物がないことを確認した上で、その場を動かず耐えていた。
しばらく後わたしは、ダンジョンの中にいた。ダンジョンだとすぐ気づいたのは、私がラノベなどが好きだったからだろうか。ここはダンジョンだと認識した私は、情報収集に努めることにした。まず、周りを見渡す、敵性生物が居ないかを確認したがすぐには確認できなかったため、次に武器の確認だ。今持っているものは、投擲用のクナイと針そして短剣である。普段からこれは肌身離さず持っていたので、身につけていたものがなくならなかったことは幸運だと感じた。
それから、出口を探すことにした。いつでも逃げれるように退路を確保しておくことは悪くないだろう。そう考えて探してみるとすぐに出口を見つけることができた。そうして出口を見つけた時に微かに悲鳴のようなものが聞こえた。聞き間違いかもしれないとは思いつつも、ダンジョン探索もしてみたかったので先に進むことにした。本来であれば、走って向かうべきなのかもしれないが、ダンジョンには罠があるかもしれないし、モンスターとも未だに戦闘経験がないことからゆっくり確実にそして安全をできるだけ確保しつつ前進した。少し進むと、いわゆるゴブリンと呼ばれる小鬼にであった。彼らは木の棍棒を持っており、目視できるだけで3体いる。
私は、まず彼らの生態を調べることにした。まず小石を遠くに投げてみた。すると彼らは全員そちらを向いた。次に、学校に持って行くようなお弁当を、彼らの前に置いてみたが、気づいていないようであった。どうやら、視覚と聴覚はあるようだが嗅覚は鋭くない或いはないらしい。そんな確認をしたのち、私は初戦を不意打ちで済ませることにした。反対側に小石を投げてゴブリンの意識が、音がした方に向いた瞬間に距離を詰めて、首を刎ねた。ゴブリンの肉体は柔らかく簡単に切断することができた。一瞬の不意で三匹のゴブリンを討伐したのち、機械的な音声が聞こえた。どうやらレベルが上がったようだ。
初戦闘を終えたのち、あまりにあっけなく終わってしまった初戦に、戸惑いながらも次に進むことにした。そういえば、生き物を切ったのは初めてだったが、嫌悪感などはなく、むしろ高揚感さえあったと思う。
先に進みゴブリンがまた現れた。今度はどうやら一匹のようだ。これは都合が良いと思い、正面から戦ってみることにした。首が柔らかいことはわかっていたので首を狙い一振りしてみたところ、特に反撃もなく簡単に切れてしまった。
そうしてしばらく戦闘もこなしながら探索していると、人を見つけた、しかしすでに事切れているようだった。どうやら姉弟のようである、姉が弟を庇うように抱きしめていた。もしかしたら、私が悲鳴を聞いた時に全速でここまできていたら助けることもできたかもしれない。多少の後悔はあったが、情報も何もなかったため、何度繰り返したとしたも同じ結果になるだろうと思う事で、心を落ち着かせた。
心を落ち着かせるためにしばらく時間を使ったのち探索を再開した。そうすると2階への階段を見つけた。
名前 綾地良平
レベル 1
HP 72
MP 0
力 32
知力 70
身の守り 20
素早さ 41
魔力 0
Skill
剣術Lv3 隠密Lv2 投擲Lv3 語学Lv5
意外とステータスが伸びていないと思うかもしれないが、これでもかなり強くなったと言える。異世界ものや能力ものでよく使われる鑑定がないので誰かと比較することができないため、実際のところ自身がどれだけのステータスの高さなのかはわからないだが、例えば、力は32しかないが父と腕相撲をすれば必ず私が勝つ程度には力はあるし、素早さは陸上を本気でやっている同世代を上回っているだろう。レベルが上がらないのは不満だが、ステータスがここまで伸ばせたのは、良かったと考えている。そして何よりskill欄を見てほしい、そう長年の修行を経て剣術、隠密、投擲のスキルを会得した。スキルが初めて生えた日は興奮して寝ることができなかった。
最後に容姿だが、小さい頃よりも母親により似てきた。男というより女の子と間違えられることもある。鍛えているがこの体は筋肉がつきづらいらしく、体はなかなか大きくなってくれないので、最近は諦めかけている。しかし、この女の子と間違えられる見た目も可愛いため、気に入っているし、誰かを私が女と騙すこともできるので満足している、また近頃は母に聞いて化粧水を塗ったりして肌のケアもしている。可愛いは正義なのだ!。母も私が可愛いから、女の子の服を着せようとしてきたりする。初めてショッピングに行った時着せ替え人形になったのは良い思い出である。
中学生活も小学生時代と特に変わることはなくステータスのために使って早1年。二年生になったその日事件は起きた。そうダンジョンの出現である。
その日も、普段と変わらなく登校していた。いつも通り鍛錬のため走りながら登校しているところ、学校近くのコンビニに着いたところで大きな地震が起きた。大きな揺れであったため、立っていることは厳しかったので、周りにガラスや落下物がないことを確認した上で、その場を動かず耐えていた。
しばらく後わたしは、ダンジョンの中にいた。ダンジョンだとすぐ気づいたのは、私がラノベなどが好きだったからだろうか。ここはダンジョンだと認識した私は、情報収集に努めることにした。まず、周りを見渡す、敵性生物が居ないかを確認したがすぐには確認できなかったため、次に武器の確認だ。今持っているものは、投擲用のクナイと針そして短剣である。普段からこれは肌身離さず持っていたので、身につけていたものがなくならなかったことは幸運だと感じた。
それから、出口を探すことにした。いつでも逃げれるように退路を確保しておくことは悪くないだろう。そう考えて探してみるとすぐに出口を見つけることができた。そうして出口を見つけた時に微かに悲鳴のようなものが聞こえた。聞き間違いかもしれないとは思いつつも、ダンジョン探索もしてみたかったので先に進むことにした。本来であれば、走って向かうべきなのかもしれないが、ダンジョンには罠があるかもしれないし、モンスターとも未だに戦闘経験がないことからゆっくり確実にそして安全をできるだけ確保しつつ前進した。少し進むと、いわゆるゴブリンと呼ばれる小鬼にであった。彼らは木の棍棒を持っており、目視できるだけで3体いる。
私は、まず彼らの生態を調べることにした。まず小石を遠くに投げてみた。すると彼らは全員そちらを向いた。次に、学校に持って行くようなお弁当を、彼らの前に置いてみたが、気づいていないようであった。どうやら、視覚と聴覚はあるようだが嗅覚は鋭くない或いはないらしい。そんな確認をしたのち、私は初戦を不意打ちで済ませることにした。反対側に小石を投げてゴブリンの意識が、音がした方に向いた瞬間に距離を詰めて、首を刎ねた。ゴブリンの肉体は柔らかく簡単に切断することができた。一瞬の不意で三匹のゴブリンを討伐したのち、機械的な音声が聞こえた。どうやらレベルが上がったようだ。
初戦闘を終えたのち、あまりにあっけなく終わってしまった初戦に、戸惑いながらも次に進むことにした。そういえば、生き物を切ったのは初めてだったが、嫌悪感などはなく、むしろ高揚感さえあったと思う。
先に進みゴブリンがまた現れた。今度はどうやら一匹のようだ。これは都合が良いと思い、正面から戦ってみることにした。首が柔らかいことはわかっていたので首を狙い一振りしてみたところ、特に反撃もなく簡単に切れてしまった。
そうしてしばらく戦闘もこなしながら探索していると、人を見つけた、しかしすでに事切れているようだった。どうやら姉弟のようである、姉が弟を庇うように抱きしめていた。もしかしたら、私が悲鳴を聞いた時に全速でここまできていたら助けることもできたかもしれない。多少の後悔はあったが、情報も何もなかったため、何度繰り返したとしたも同じ結果になるだろうと思う事で、心を落ち着かせた。
心を落ち着かせるためにしばらく時間を使ったのち探索を再開した。そうすると2階への階段を見つけた。
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