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05再会新路(さいかいしんろ)
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ウッドレーン村を出発した俺たちは、再びアヤメの道案内で森の奥へと進んだ。
アヤメのレンジャーとしての腕前に、オルフェナも目を見張っていた。
「見事だな。レンジャーの教本どおりというより、身についた技だ」
そう言うと、アヤメは照れくさそうに笑った。
さらに、
アヤメにあれこれ質問する俺を見て、オルフェナは小さく感心したように言った。
「アレクス……少し変わったな」
その声は、ほんのわずかに柔らかかった。
◇ ◇ ◇
夜。
アヤメはすぐに寝息を立て、毛布から穏やかな呼吸が聞こえてくる。
俺とオルフェナは焚き火の前に座り、
火のはぜる音に紛れるように声を抑えて話していた。
「……お前、アヤメに本当の実力を話していないのか?」
オルフェナが呆れたように言う。
「ああ……言い出すタイミングがなくてだな。隠すつもりはない。
ただ……余計な不安を与えたくないというか」
「ようは、格好をつけたいだけだろう? そういうところは変わってないな」
しれっと刺してくる。否定できないのがつらい。
「そこで、お願いなのだが――」
俺が切り出そうとすると、オルフェナは軽く手を上げて遮った。
「どうせ、私にも“Sランクのふり”を続けろと言うんだろう?
まったく……やれやれだ」
「……すまない」
「まあ、いいけどな」
焚き火の赤い光がゆらりと揺れ、オルフェナの横顔を照らした。
「ところでさ」
オルフェナが少しだけ熱のこもった視線でこちらを見る。
「間違っていたら申し訳ないのだが……」
一瞬の沈黙ののち、
「お前……私のことが好きだったんだろう?」
突然の言葉に、俺は変に肩が跳ねた。その反応そのものが答えになっていた。
「そして……私がリオのことを好きだったのも、気づいていたのだろう?」
さすが魔法使いの洞察力
――と言いたいところだが、俺がわかりやすかっただけか。
「……俺がリオを追放したこと、怒っているのか?」
「いや。
私もな……正直、これ以上危険なクエストにリオを連れて行きたくなかった。
勝手に“守ってやっているつもり”でいたんだ」
オルフェナは、焚き火を見つめながら力なく笑った。
「まったく……いい気なものだった。
逆に、わたしでは、リオに釣り合わない。……それを痛感している。」
そのはかなげな表情に、言葉をかけることもできなかった。
俺は、胸の奥で自分のふがいなさを噛みしめるしかなかった。
◇ ◇ ◇
数日のうちに二つの村を回ったが、僧侶エリオットの行方はつかめなかった。
次に目指すのは、このあたりで最も大きな街――グレイムの街だ。
グレイムの街へ向けて森の奥へ進んでいたときだった。
道は細くなり、背の高い木々が陽光を遮りはじめる。
湿った空気が肌にまとわりつき、どこかで小動物が草を踏む音がした。
――その瞬間。
前方の茂みが、低く、重たく揺れた。
地を伝ってくる鈍い振動。
鼻を刺すような獣の匂い。
そして、ゆっくりと藪を押し分ける巨大な影。
またしても、大イノシシだった。
今回は三人。
教科書通りの戦い方に加え、魔法使いの援護がある。
前回よりも格段に楽に戦えるはずだ。
「オルフェナ。学校で習った“大イノシシの基本戦術”、覚えているか?」
「ああ。魔法使いがいる場合のパターンだな。……それでいこう」
「アヤメ。役目は前と同じだ。“すき”を作る。……そこを狙え」
「はい!」
アヤメは瞬時に距離を取り、矢をつがえた。
その所作には、前回の戦闘で得た確かな自信が宿っていた。
◆ 戦術:基本その1
『遠距離攻撃で突進を鈍らせる』
大イノシシが正面から突っ込んでくる。
オルフェナは距離を取り、魔法を発動させた。
以前のオルフェナは、魔法を放つたびに
「地獄の深淵よりいでし業火、その身で味わうがよい!」
とか
「古の星々よ、我が呼び声に応え、滅びの炎を降らせたまえ!」
などといった口上を高らかに詠い上げていたが――
今のオルフェナには、そんな余裕などあるはずもなく、
「えい!」
短い掛け声とともに、杖の先から火の玉が飛び出す。
イノシシは間一髪でそれを避けた。
すばしっこい。だが、確実に突進の勢いはそがれている。
「えい!」「えいっっ!」
二発目、三発目――
派手さはないが、正確で丁寧な軌道の火球が撃ち込まれる。
……これが、本来のオルフェナの戦い方なんだろうな。
立て続けに火球を受け、大イノシシはわずかに足を止めた。
◆ 戦術:基本その2
『生まれた一瞬の“間”に距離を詰め、動きを止める』
瞬間、俺は一気に距離を詰めた。
剣の柄を逆手に持ち、
大イノシシの肩口の“支点”へ正確に叩き込む。
前回と同じ攻撃だ。
衝撃で獣の体勢が崩れ、膝が落ちた。
◆ 戦術:基本その3
『崩れた体勢に、確実な追撃』
「今だ、撃て!」
「はいっ!」
アヤメは息を止め、弦を強く引きしぼり、矢を放つ。
放たれた矢はまっすぐ、大イノシシの心臓へ吸い込まれていった。
巨体が大きくのけぞり、そのまま土の上に沈む。
アヤメは、二度目の戦闘にして、
この“大イノシシ攻略”の流れを完全に自分のものにしたようだった。
「……ふぅ……」
俺は大きく息を吐き、剣を下ろした。
すると、オルフェナがアヤメのもとへ歩み寄り、
どこか得意げな表情で言う。
「これが、魔法使いが加わった時の基本戦術だ。
少しは参考になったかな?」
アヤメは目を輝かせ、勢いよく頭を下げた。
「はい!
Sランクの冒険者様お二人から手ほどきを受けられるなんて……
これほど幸せなことはございません!」
その言葉を聞いた瞬間、オルフェナの“どや顔”はさらに増し、
鼻が高くなったように見えた。
――ああ、昔のオルフェナだ。
中二口上を掲げ、誇り高く魔法を放っていた頃の面影が、
ほんの少し戻ってきている。
それが妙に嬉しくて、俺の胸がじんわり温かくなった。
今回のイノシシも、当然、街で売るつもりだ。
アヤメが手早く血抜きを進め、俺もそれを手伝った。
そして、俺たちは森の小道を街の方角へと歩き始めた。
先頭では、アヤメとオルフェナが並んで歩き、
キャッキャと楽しげに会話しながら進んでいく。
その後ろで――
巨大なイノシシをずるずる引きずる俺。
先頭を歩く二人の笑い声が、森の静けさに溶けていく。
イノシシを引きずる俺の足音だけが、やけに重く響いた。
……街は、もうすぐだ。
アヤメのレンジャーとしての腕前に、オルフェナも目を見張っていた。
「見事だな。レンジャーの教本どおりというより、身についた技だ」
そう言うと、アヤメは照れくさそうに笑った。
さらに、
アヤメにあれこれ質問する俺を見て、オルフェナは小さく感心したように言った。
「アレクス……少し変わったな」
その声は、ほんのわずかに柔らかかった。
◇ ◇ ◇
夜。
アヤメはすぐに寝息を立て、毛布から穏やかな呼吸が聞こえてくる。
俺とオルフェナは焚き火の前に座り、
火のはぜる音に紛れるように声を抑えて話していた。
「……お前、アヤメに本当の実力を話していないのか?」
オルフェナが呆れたように言う。
「ああ……言い出すタイミングがなくてだな。隠すつもりはない。
ただ……余計な不安を与えたくないというか」
「ようは、格好をつけたいだけだろう? そういうところは変わってないな」
しれっと刺してくる。否定できないのがつらい。
「そこで、お願いなのだが――」
俺が切り出そうとすると、オルフェナは軽く手を上げて遮った。
「どうせ、私にも“Sランクのふり”を続けろと言うんだろう?
まったく……やれやれだ」
「……すまない」
「まあ、いいけどな」
焚き火の赤い光がゆらりと揺れ、オルフェナの横顔を照らした。
「ところでさ」
オルフェナが少しだけ熱のこもった視線でこちらを見る。
「間違っていたら申し訳ないのだが……」
一瞬の沈黙ののち、
「お前……私のことが好きだったんだろう?」
突然の言葉に、俺は変に肩が跳ねた。その反応そのものが答えになっていた。
「そして……私がリオのことを好きだったのも、気づいていたのだろう?」
さすが魔法使いの洞察力
――と言いたいところだが、俺がわかりやすかっただけか。
「……俺がリオを追放したこと、怒っているのか?」
「いや。
私もな……正直、これ以上危険なクエストにリオを連れて行きたくなかった。
勝手に“守ってやっているつもり”でいたんだ」
オルフェナは、焚き火を見つめながら力なく笑った。
「まったく……いい気なものだった。
逆に、わたしでは、リオに釣り合わない。……それを痛感している。」
そのはかなげな表情に、言葉をかけることもできなかった。
俺は、胸の奥で自分のふがいなさを噛みしめるしかなかった。
◇ ◇ ◇
数日のうちに二つの村を回ったが、僧侶エリオットの行方はつかめなかった。
次に目指すのは、このあたりで最も大きな街――グレイムの街だ。
グレイムの街へ向けて森の奥へ進んでいたときだった。
道は細くなり、背の高い木々が陽光を遮りはじめる。
湿った空気が肌にまとわりつき、どこかで小動物が草を踏む音がした。
――その瞬間。
前方の茂みが、低く、重たく揺れた。
地を伝ってくる鈍い振動。
鼻を刺すような獣の匂い。
そして、ゆっくりと藪を押し分ける巨大な影。
またしても、大イノシシだった。
今回は三人。
教科書通りの戦い方に加え、魔法使いの援護がある。
前回よりも格段に楽に戦えるはずだ。
「オルフェナ。学校で習った“大イノシシの基本戦術”、覚えているか?」
「ああ。魔法使いがいる場合のパターンだな。……それでいこう」
「アヤメ。役目は前と同じだ。“すき”を作る。……そこを狙え」
「はい!」
アヤメは瞬時に距離を取り、矢をつがえた。
その所作には、前回の戦闘で得た確かな自信が宿っていた。
◆ 戦術:基本その1
『遠距離攻撃で突進を鈍らせる』
大イノシシが正面から突っ込んでくる。
オルフェナは距離を取り、魔法を発動させた。
以前のオルフェナは、魔法を放つたびに
「地獄の深淵よりいでし業火、その身で味わうがよい!」
とか
「古の星々よ、我が呼び声に応え、滅びの炎を降らせたまえ!」
などといった口上を高らかに詠い上げていたが――
今のオルフェナには、そんな余裕などあるはずもなく、
「えい!」
短い掛け声とともに、杖の先から火の玉が飛び出す。
イノシシは間一髪でそれを避けた。
すばしっこい。だが、確実に突進の勢いはそがれている。
「えい!」「えいっっ!」
二発目、三発目――
派手さはないが、正確で丁寧な軌道の火球が撃ち込まれる。
……これが、本来のオルフェナの戦い方なんだろうな。
立て続けに火球を受け、大イノシシはわずかに足を止めた。
◆ 戦術:基本その2
『生まれた一瞬の“間”に距離を詰め、動きを止める』
瞬間、俺は一気に距離を詰めた。
剣の柄を逆手に持ち、
大イノシシの肩口の“支点”へ正確に叩き込む。
前回と同じ攻撃だ。
衝撃で獣の体勢が崩れ、膝が落ちた。
◆ 戦術:基本その3
『崩れた体勢に、確実な追撃』
「今だ、撃て!」
「はいっ!」
アヤメは息を止め、弦を強く引きしぼり、矢を放つ。
放たれた矢はまっすぐ、大イノシシの心臓へ吸い込まれていった。
巨体が大きくのけぞり、そのまま土の上に沈む。
アヤメは、二度目の戦闘にして、
この“大イノシシ攻略”の流れを完全に自分のものにしたようだった。
「……ふぅ……」
俺は大きく息を吐き、剣を下ろした。
すると、オルフェナがアヤメのもとへ歩み寄り、
どこか得意げな表情で言う。
「これが、魔法使いが加わった時の基本戦術だ。
少しは参考になったかな?」
アヤメは目を輝かせ、勢いよく頭を下げた。
「はい!
Sランクの冒険者様お二人から手ほどきを受けられるなんて……
これほど幸せなことはございません!」
その言葉を聞いた瞬間、オルフェナの“どや顔”はさらに増し、
鼻が高くなったように見えた。
――ああ、昔のオルフェナだ。
中二口上を掲げ、誇り高く魔法を放っていた頃の面影が、
ほんの少し戻ってきている。
それが妙に嬉しくて、俺の胸がじんわり温かくなった。
今回のイノシシも、当然、街で売るつもりだ。
アヤメが手早く血抜きを進め、俺もそれを手伝った。
そして、俺たちは森の小道を街の方角へと歩き始めた。
先頭では、アヤメとオルフェナが並んで歩き、
キャッキャと楽しげに会話しながら進んでいく。
その後ろで――
巨大なイノシシをずるずる引きずる俺。
先頭を歩く二人の笑い声が、森の静けさに溶けていく。
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……街は、もうすぐだ。
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