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19 アル=レグナール見聞録
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ある午後のこと。
ヴェルハイムにある商人ヴァルスの屋敷では、
私とヴァルディスが、
カエデの淹れてくれた紅茶を口にしながら、
穏やかな談笑を交わしていた。
ふと、私は以前から胸の奥にあった疑問を思い出す。
(魔族は……どんな場所で暮らしているのだろう?)
そのまま口に出して尋ねると、
ヴァルディスは、わずかに目を細めて言った。
「では、一度、見せてやろう」
こうして私は、
魔族の住む街を見学させてもらうことになった。
ふと視線を向けると、
カエデが目を輝かせてこちらを見ている。
「カエデも来る?」
「よいのですか? 行ってみたいです」
そうして、彼女も一緒に連れていくことにした。
◇
案内役はヴァルディス。
セリスとグラドも同行する。
屋敷の転移魔方陣を使い、
まずは魔王城へ。
カエデは、ここに少しトラウマがあるようで、
私の袖を掴んで離さなかった。
ヴァルディスは、そんな私たちを城の高台へと導く。
そこからは――
眼下に、城下へ広がる巨大な街並みが一望できた。
城下町。
アル=レグナール。
アウレリア王都ルクシオンと同等、
いや――それ以上の規模かもしれない。
◇
「さて、街を案内する前に」
ヴァルディスはそう言って、
私たちの前に、いくつかの“角”を並べた。
精巧なレプリカだ。
「人間が来たとなれば、目立つからな」
「この角を付けて、魔族に変装してもらう」
まず、大きな角を試す。
「……エリシア様」
「それでは、魔族というより、牛です」
次に、枝分かれした角。
「カエデ。あなたは鹿にしか見えません!」
キャッキャと騒いだ末、
結局、短めで可愛らしい角に落ち着いた。
◇
城下町に降り立った瞬間、
私は、空気の違いを肌で感じた。
まず、建物の形が違う。
アウレリア王都のような、
白い石造りの整然とした街並みではない。
ここでは――
石、煉瓦、日干し煉瓦、木材が混在している。
壁は分厚く、窓は小さい。
外壁は淡い砂色や赤褐色が多く、
ところどころに幾何学模様の装飾が刻まれている。
屋根は高く、
緩やかなドーム状のものもあれば、
雨や雪を流すための急勾配の屋根もある。
美しさよりも、
暑さ、寒さ、風、砂塵に耐えることを優先した建築だった。
◇
街路は、碁盤目状ではない。
曲がり、折れ、重なり合い、
まるで人の暮らしが自然に積み重なってできたような形だ。
だが、不思議と歩きにくくはない。
日陰が連なり、
水場が等間隔に配置され、
露店と工房が、生活動線に沿って並んでいる。
――意図していなくとも、結果として計算されている。
秩序ではなく、
経験の積み重ねによる合理性。
◇
人々の服装も、アウレリアとは違っていた。
豪奢な貴族服は少ない。
だが、誰もみすぼらしくは見えない。
長衣や外套が多く、
色は深い藍、砂色、焦げ茶、濃緑。
装飾は控えめだが、
腰帯や留め具、靴には、
しっかりとした金属が使われている。
――実用品だ。
作業にも、商談にも、
いざという時には戦闘にも耐える服装。
◇
私たちは、市場へと向かった。
石畳の通りの両脇に、
木と石を組み合わせた屋台や常設店が密集している。
屋根は完全な建物ではなく、
布の天幕。
編んだ葦の庇。
木枠に布を張った簡易屋根。
それらが連なり、
強い日差しを柔らかく遮っていた。
焼き肉の脂がはぜる香り。
クミンやコリアンダーの乾いた刺激。
甘い果実と蜂蜜。
革製品と木材の匂い。
――生きている匂い。
並ぶのは、
香辛料の山。
平焼きパンの籠。
鉄製の鍋や農具。
織物、絨毯、革袋。
簡素だが丈夫な工具。
贅沢品よりも、
「毎日の生活に必要なもの」が主役だった。
石と布と人の熱が混じり合い、
この市場そのものが、
一つの生き物のように感じられる。
王都ルクシオンの整然とした市とは違う。
だが――
こちらの方が、よほど「国が動いている」気がした。
◇
屋台で、私たちは食べ歩いた。
まずは、
香草焼き肉のフラットブレッド包み。
屋台の鉄板で焼かれた細切り肉を、
クミン、コリアンダー、にんにく、塩だけで味付け。
薄く焼いた平たいパンに包み、
刻み玉ねぎと、少し酸味のあるヨーグルトソース。
ひと口かじった瞬間――
香ばしさと肉汁が、一気に広がる。
「……なにこれ。おいしい……!」
続いて、
ひよこ豆と香辛料の揚げ団子。
外はカリッと、中はほくほく。
豆の甘みとスパイスの香りが立ち、
レモンをひと搾りされて手渡される。
「豆なのに、お肉みたい……?」
そして、
羊乳ヨーグルトにはちみつとナッツ。
濃厚で、ほのかな酸味。
琥珀色のはちみつが、やさしく溶ける。
「甘すぎないのが、いいわね……」
私もカエデも、すっかり満足だった。
だが――
何より私たちを虜にしたのは、
『ドーナツ』――そう呼ばれる揚げ菓子。
目の前で揚げられ、
砂糖をたっぷりまぶして渡される。
アウレリアには、ない。
「あっまい。おいしい!」
カエデのほっぺが落ちる。
「こ、これは!」
私のほっぺも落ちた。
◇
そのとき、
セリスが静かに忠告した。
「お気を付けください」
「その食べ物は……悪魔の食べ物です」
私とカエデは、同時にごくりと喉を鳴らす。
「……食べ過ぎると」
セリスは、にこりともせず告げた。
「――あっという間に、太ります」
「「キャーーーー!」」
私とカエデの悲鳴が、
アル=レグナールの市場に、響き渡った。
◇
市場には、生活必需品だけでなく、
思わず足を止めてしまうような“かわいいもの”も溢れていた。
色とりどりの石をはめ込んだ耳飾り。
細かな彫刻が施された指輪。
革紐に小さな金属飾りを通した首飾り。
アウレリアでは見かけない、
どこか異国めいた意匠のアクセサリーばかりだ。
「こういうデザイン、魔族特有ですよ?」
「えっ、かわいい!」
「こっちも……!」
私とカエデ、セリスは、
あちらでキャッキャ、こちらでキャッキャ。
気づけば完全に――
女子会と化していた。
◇
すると、そんな私たちに、
魔族の若い男の子たちが、何度となく声を掛けてくる。
「どこ行くの?」
「みんな、かわいいね」
「このあと、どう? おれたちと――」
軽い調子。
悪意はないが、距離感も近い。
そのたびに。
――すっ。
グラドが、私たちの背後へ立つ。
影が、彼らを覆った。
そそり立つ大男。
無言。
無表情。
そして――
ぎろり。
たったそれだけで。
「あ……」
「す、すみません!」
魔族の少年たちは、
蜘蛛の子を散らすように去っていった。
◇
私は、思わず小さく息を吐く。
「……こういうのは」
「人間の街も、魔族の街も、同じなのね」
――異文化でも、
人の営みは、驚くほど似ている。
そんなことを思いながら、
私たちはまた、次の屋台へと向かった。
◇
夜。
私たちは、市場から少し離れた石造りの食堂に入った。
外観は素朴だが、中は思いのほか広い。
低い天井から吊るされた灯りが、
琥珀色の光となって、店内をやわらかく満たしている。
豆と野菜の濃いスープ。
炭火で焼かれた肉料理。
香辛料の香る米料理。
昼の屋台とはまた違う、
落ち着いた味わいに、自然と会話も穏やかになる。
食事がひと段落した頃、
ヴァルディスが、湯気の立つ杯を置いて言った。
「どうだった。魔族の街は」
「だいぶ、楽しんだようだが」
私は少し考えてから、肩をすくめる。
「そうね」
食べて、買い物して……
ほんとに、ただ楽しんだだけ、って感じだ。
でも――
昼の賑やかさ。
夜の静けさ。
働き、笑い、食べ、休む――人々の営み。
私は、ふと気づく。
――魔族の街も、
ちゃんと「暮らし」の延長線にあるのだ、と。
特別でも、異質でもない。
ただ、生きている場所。
私は、ヴァルディスを見て、静かに言った。
「人も魔族も……変わらないって、思ったわ」
その言葉に、
ヴァルディスはすぐには答えなかった。
だが、ほんのわずか――
満足そうに、目を細めた気がした。
ヴェルハイムにある商人ヴァルスの屋敷では、
私とヴァルディスが、
カエデの淹れてくれた紅茶を口にしながら、
穏やかな談笑を交わしていた。
ふと、私は以前から胸の奥にあった疑問を思い出す。
(魔族は……どんな場所で暮らしているのだろう?)
そのまま口に出して尋ねると、
ヴァルディスは、わずかに目を細めて言った。
「では、一度、見せてやろう」
こうして私は、
魔族の住む街を見学させてもらうことになった。
ふと視線を向けると、
カエデが目を輝かせてこちらを見ている。
「カエデも来る?」
「よいのですか? 行ってみたいです」
そうして、彼女も一緒に連れていくことにした。
◇
案内役はヴァルディス。
セリスとグラドも同行する。
屋敷の転移魔方陣を使い、
まずは魔王城へ。
カエデは、ここに少しトラウマがあるようで、
私の袖を掴んで離さなかった。
ヴァルディスは、そんな私たちを城の高台へと導く。
そこからは――
眼下に、城下へ広がる巨大な街並みが一望できた。
城下町。
アル=レグナール。
アウレリア王都ルクシオンと同等、
いや――それ以上の規模かもしれない。
◇
「さて、街を案内する前に」
ヴァルディスはそう言って、
私たちの前に、いくつかの“角”を並べた。
精巧なレプリカだ。
「人間が来たとなれば、目立つからな」
「この角を付けて、魔族に変装してもらう」
まず、大きな角を試す。
「……エリシア様」
「それでは、魔族というより、牛です」
次に、枝分かれした角。
「カエデ。あなたは鹿にしか見えません!」
キャッキャと騒いだ末、
結局、短めで可愛らしい角に落ち着いた。
◇
城下町に降り立った瞬間、
私は、空気の違いを肌で感じた。
まず、建物の形が違う。
アウレリア王都のような、
白い石造りの整然とした街並みではない。
ここでは――
石、煉瓦、日干し煉瓦、木材が混在している。
壁は分厚く、窓は小さい。
外壁は淡い砂色や赤褐色が多く、
ところどころに幾何学模様の装飾が刻まれている。
屋根は高く、
緩やかなドーム状のものもあれば、
雨や雪を流すための急勾配の屋根もある。
美しさよりも、
暑さ、寒さ、風、砂塵に耐えることを優先した建築だった。
◇
街路は、碁盤目状ではない。
曲がり、折れ、重なり合い、
まるで人の暮らしが自然に積み重なってできたような形だ。
だが、不思議と歩きにくくはない。
日陰が連なり、
水場が等間隔に配置され、
露店と工房が、生活動線に沿って並んでいる。
――意図していなくとも、結果として計算されている。
秩序ではなく、
経験の積み重ねによる合理性。
◇
人々の服装も、アウレリアとは違っていた。
豪奢な貴族服は少ない。
だが、誰もみすぼらしくは見えない。
長衣や外套が多く、
色は深い藍、砂色、焦げ茶、濃緑。
装飾は控えめだが、
腰帯や留め具、靴には、
しっかりとした金属が使われている。
――実用品だ。
作業にも、商談にも、
いざという時には戦闘にも耐える服装。
◇
私たちは、市場へと向かった。
石畳の通りの両脇に、
木と石を組み合わせた屋台や常設店が密集している。
屋根は完全な建物ではなく、
布の天幕。
編んだ葦の庇。
木枠に布を張った簡易屋根。
それらが連なり、
強い日差しを柔らかく遮っていた。
焼き肉の脂がはぜる香り。
クミンやコリアンダーの乾いた刺激。
甘い果実と蜂蜜。
革製品と木材の匂い。
――生きている匂い。
並ぶのは、
香辛料の山。
平焼きパンの籠。
鉄製の鍋や農具。
織物、絨毯、革袋。
簡素だが丈夫な工具。
贅沢品よりも、
「毎日の生活に必要なもの」が主役だった。
石と布と人の熱が混じり合い、
この市場そのものが、
一つの生き物のように感じられる。
王都ルクシオンの整然とした市とは違う。
だが――
こちらの方が、よほど「国が動いている」気がした。
◇
屋台で、私たちは食べ歩いた。
まずは、
香草焼き肉のフラットブレッド包み。
屋台の鉄板で焼かれた細切り肉を、
クミン、コリアンダー、にんにく、塩だけで味付け。
薄く焼いた平たいパンに包み、
刻み玉ねぎと、少し酸味のあるヨーグルトソース。
ひと口かじった瞬間――
香ばしさと肉汁が、一気に広がる。
「……なにこれ。おいしい……!」
続いて、
ひよこ豆と香辛料の揚げ団子。
外はカリッと、中はほくほく。
豆の甘みとスパイスの香りが立ち、
レモンをひと搾りされて手渡される。
「豆なのに、お肉みたい……?」
そして、
羊乳ヨーグルトにはちみつとナッツ。
濃厚で、ほのかな酸味。
琥珀色のはちみつが、やさしく溶ける。
「甘すぎないのが、いいわね……」
私もカエデも、すっかり満足だった。
だが――
何より私たちを虜にしたのは、
『ドーナツ』――そう呼ばれる揚げ菓子。
目の前で揚げられ、
砂糖をたっぷりまぶして渡される。
アウレリアには、ない。
「あっまい。おいしい!」
カエデのほっぺが落ちる。
「こ、これは!」
私のほっぺも落ちた。
◇
そのとき、
セリスが静かに忠告した。
「お気を付けください」
「その食べ物は……悪魔の食べ物です」
私とカエデは、同時にごくりと喉を鳴らす。
「……食べ過ぎると」
セリスは、にこりともせず告げた。
「――あっという間に、太ります」
「「キャーーーー!」」
私とカエデの悲鳴が、
アル=レグナールの市場に、響き渡った。
◇
市場には、生活必需品だけでなく、
思わず足を止めてしまうような“かわいいもの”も溢れていた。
色とりどりの石をはめ込んだ耳飾り。
細かな彫刻が施された指輪。
革紐に小さな金属飾りを通した首飾り。
アウレリアでは見かけない、
どこか異国めいた意匠のアクセサリーばかりだ。
「こういうデザイン、魔族特有ですよ?」
「えっ、かわいい!」
「こっちも……!」
私とカエデ、セリスは、
あちらでキャッキャ、こちらでキャッキャ。
気づけば完全に――
女子会と化していた。
◇
すると、そんな私たちに、
魔族の若い男の子たちが、何度となく声を掛けてくる。
「どこ行くの?」
「みんな、かわいいね」
「このあと、どう? おれたちと――」
軽い調子。
悪意はないが、距離感も近い。
そのたびに。
――すっ。
グラドが、私たちの背後へ立つ。
影が、彼らを覆った。
そそり立つ大男。
無言。
無表情。
そして――
ぎろり。
たったそれだけで。
「あ……」
「す、すみません!」
魔族の少年たちは、
蜘蛛の子を散らすように去っていった。
◇
私は、思わず小さく息を吐く。
「……こういうのは」
「人間の街も、魔族の街も、同じなのね」
――異文化でも、
人の営みは、驚くほど似ている。
そんなことを思いながら、
私たちはまた、次の屋台へと向かった。
◇
夜。
私たちは、市場から少し離れた石造りの食堂に入った。
外観は素朴だが、中は思いのほか広い。
低い天井から吊るされた灯りが、
琥珀色の光となって、店内をやわらかく満たしている。
豆と野菜の濃いスープ。
炭火で焼かれた肉料理。
香辛料の香る米料理。
昼の屋台とはまた違う、
落ち着いた味わいに、自然と会話も穏やかになる。
食事がひと段落した頃、
ヴァルディスが、湯気の立つ杯を置いて言った。
「どうだった。魔族の街は」
「だいぶ、楽しんだようだが」
私は少し考えてから、肩をすくめる。
「そうね」
食べて、買い物して……
ほんとに、ただ楽しんだだけ、って感じだ。
でも――
昼の賑やかさ。
夜の静けさ。
働き、笑い、食べ、休む――人々の営み。
私は、ふと気づく。
――魔族の街も、
ちゃんと「暮らし」の延長線にあるのだ、と。
特別でも、異質でもない。
ただ、生きている場所。
私は、ヴァルディスを見て、静かに言った。
「人も魔族も……変わらないって、思ったわ」
その言葉に、
ヴァルディスはすぐには答えなかった。
だが、ほんのわずか――
満足そうに、目を細めた気がした。
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