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それぞれの心情
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ダンちゃんside
愛さんのギルド高天原に修行にきてから数時間経ちましたが修行は大変厳しいものだと思います。
走り込みをしたり木刀を持って打ち合いをしたりマスターはずっと泣きそうな顔をしながら時々こっちに助けを求める様な顔をしてきますがすぐさま愛さんに攻撃されて意識を逸らされます。
愛さんが言うには神剣である私を使う前にマスター自身が身体を鍛えないといけないらしく、私はずっと愛さんとマスターの修行を見てるだけです。
「ほら白夜休まない!もっと身体を動かしなさい!」
「いやもう死ぬんだが!?身体が悲鳴を上げてるんですけど!?」
「それでいいのよ!身体を酷使してポーションで無理やり回復する、それを繰り返しすることで短期間で一気を身体を改造することができるわ!」
これは私もマスターも知らなかったことだ。ここ数年で強くなったギルドだけあって短期間で強くなるノウハウは備わっているみたいだ。ただその度にマスターが絶叫して目が死んでいくのを見てるだけなのは罪悪感が生まれてしまう。
「あの、愛さん?私もなにか役に立つことがあると思うのでお手伝いしたいのですが…」
「あらダンちゃんありがと、でも今はとりあえず白夜の身体を鍛えなきゃなにもできないのよ」
「そうなのですか?」
「ええ、私が聖剣のスキルを入手した時もそうだったんだけど少しずつやるよりも一気にやった方が後々苦労しなくて済むから」
「なるほど、わかりました…」
「面倒見れるのは1週間しかないけど3日目からはダンちゃんも一緒に修行に加わって貰うからそれまでは待っててね!」
そう言って愛さんはマスターの元へ行ってしまった。
1人残され、暇になってしまったので辺りを見渡して見る。
マスターには言っていないが人間の姿でも私はスキルを使える。『神眼』を使って愛さんを見てみる。
マスターのレベルでは動体視力の強化などにしか使えないが神剣そのものである私には相手のスキルや強さ等が鑑定することができる。
愛さんのスキルは『聖剣』『聖鎧』『剣士』『鑑定』『縮地』の5つだ。強さもマスターなんかよりずっと強い。それなのにわざわざマスターのために修行をつけてくれるのだからやはりいい人なのだろう。
私はマスターのスキルから生まれた存在であるためこの世の中のことをあまり知らない。
ある程度のことは生まれた時に知識として頭に備わっているがそれだけだ。私の存在意義であるマスターのこともあまり知らない。だからこそマスターのことを知るために、自分が必要だと思ってもらうためにダンジョンに行きたいと思ってしまう。
マスターが本当はダンジョンなんかに行きたくないと思っているのは分かっているがそれでも何もしないと自分などは要らないと思ってしまうからそう思われるのは怖いから自分が活躍出来る所に行きたい。
そんな考えを持つ自分が嫌になるがそれでも必要とされなくなるよりいいと思ってしまう。だからこそマスターが修行のためにわざわざ他人を頼ったことに驚いたし嬉しかった。
愛さんはマスターのことを本当に大切に思っているし、そもそも『聖剣』のスキルがあるということは愛さんが邪な考えを持たないことを意味している。
そんな愛さんと交流があるのはマスターにとっても私にとってもいい事だ。愛さんならきっとマスターを裏切ることは無いだろう。
私という存在がマスターに迷惑を掛けてしまっているのだからせめてマスターには幸せになって欲しい。
そのためなら私はなんだってするつもりだ。マスターは私がそんなことを考えているなんて思ってないだろうし、私も知らせるつもりもない。
だからこそ今は辛い修行を頑張って耐えてくださいねマスター!私を完全に使いこなせるようになったらその時はマスターはきっといちばん強くなってるはずですから!
♢
「なあ愛、そろそろ休憩にしないか?」
「ここまでずっとノンストップだったしじゃあ休憩にしましょうか」
「あ~ようやく休める……本当に死ぬかと思ったわ」
「ずっと引きこもってたんだからこれぐらいしょうがないわよ、それだけ白夜の身体は弱かったのよ」
「それを言われると反論の仕様がないんだけど……なあ愛…」
「ん?」
「なんで今回修行引き受けてくれたんだ?勝手に連絡絶ったんだし普通引き受けないだろ、」
「まあ、放っておけないからね、それにスキルできっと大変な目に合うのはわかるから自分の身ぐらい守れるようになって欲しいしね」
「大変なこと?」
「白夜もわかってると思うけど私の『聖剣』スキルや白夜のスキルはかなり珍しい者なの、だからこそそんな私たちを勧誘しようとする人はかなりいるわ、私だって強引に勧誘してくる人沢山いたし白夜の場合はきっともっといるはずよ」
「それは、、」
「それがわかってるから白夜も私にわざわざ修行つけてくれなんて頼んできたんでしょ?じゃなきゃ白夜がわざわざ外に出て頼んでくるはずないし」
「まあ珍しいスキル持ちがそういう目に合うのは前からよく聞いてたからな、さすがにそんな目にあうのはごめんだし」
「でしょ、友人である白夜がそんな目に合うのは嫌だしダンちゃんみたいな美少女なら尚更助けなきゃいけないと思うわよ」
こちらの考えは全部お見通しってわけか、
さすが5年で一気に強くなったギルドマスターだ。大学で馬鹿やってた時から凄かったけどしばらく会わない間にもっとすごくなってるな、そんな愛とこうやって話せてるのも本当に恵まれているんだろうな
「なあ愛、、」
「ん?」
「ありがとうな、修行頑張るわ」
「どうしたの急に?まあいいわ、休憩はお終い!さっさと修行再開するわよ!」
愛さんのギルド高天原に修行にきてから数時間経ちましたが修行は大変厳しいものだと思います。
走り込みをしたり木刀を持って打ち合いをしたりマスターはずっと泣きそうな顔をしながら時々こっちに助けを求める様な顔をしてきますがすぐさま愛さんに攻撃されて意識を逸らされます。
愛さんが言うには神剣である私を使う前にマスター自身が身体を鍛えないといけないらしく、私はずっと愛さんとマスターの修行を見てるだけです。
「ほら白夜休まない!もっと身体を動かしなさい!」
「いやもう死ぬんだが!?身体が悲鳴を上げてるんですけど!?」
「それでいいのよ!身体を酷使してポーションで無理やり回復する、それを繰り返しすることで短期間で一気を身体を改造することができるわ!」
これは私もマスターも知らなかったことだ。ここ数年で強くなったギルドだけあって短期間で強くなるノウハウは備わっているみたいだ。ただその度にマスターが絶叫して目が死んでいくのを見てるだけなのは罪悪感が生まれてしまう。
「あの、愛さん?私もなにか役に立つことがあると思うのでお手伝いしたいのですが…」
「あらダンちゃんありがと、でも今はとりあえず白夜の身体を鍛えなきゃなにもできないのよ」
「そうなのですか?」
「ええ、私が聖剣のスキルを入手した時もそうだったんだけど少しずつやるよりも一気にやった方が後々苦労しなくて済むから」
「なるほど、わかりました…」
「面倒見れるのは1週間しかないけど3日目からはダンちゃんも一緒に修行に加わって貰うからそれまでは待っててね!」
そう言って愛さんはマスターの元へ行ってしまった。
1人残され、暇になってしまったので辺りを見渡して見る。
マスターには言っていないが人間の姿でも私はスキルを使える。『神眼』を使って愛さんを見てみる。
マスターのレベルでは動体視力の強化などにしか使えないが神剣そのものである私には相手のスキルや強さ等が鑑定することができる。
愛さんのスキルは『聖剣』『聖鎧』『剣士』『鑑定』『縮地』の5つだ。強さもマスターなんかよりずっと強い。それなのにわざわざマスターのために修行をつけてくれるのだからやはりいい人なのだろう。
私はマスターのスキルから生まれた存在であるためこの世の中のことをあまり知らない。
ある程度のことは生まれた時に知識として頭に備わっているがそれだけだ。私の存在意義であるマスターのこともあまり知らない。だからこそマスターのことを知るために、自分が必要だと思ってもらうためにダンジョンに行きたいと思ってしまう。
マスターが本当はダンジョンなんかに行きたくないと思っているのは分かっているがそれでも何もしないと自分などは要らないと思ってしまうからそう思われるのは怖いから自分が活躍出来る所に行きたい。
そんな考えを持つ自分が嫌になるがそれでも必要とされなくなるよりいいと思ってしまう。だからこそマスターが修行のためにわざわざ他人を頼ったことに驚いたし嬉しかった。
愛さんはマスターのことを本当に大切に思っているし、そもそも『聖剣』のスキルがあるということは愛さんが邪な考えを持たないことを意味している。
そんな愛さんと交流があるのはマスターにとっても私にとってもいい事だ。愛さんならきっとマスターを裏切ることは無いだろう。
私という存在がマスターに迷惑を掛けてしまっているのだからせめてマスターには幸せになって欲しい。
そのためなら私はなんだってするつもりだ。マスターは私がそんなことを考えているなんて思ってないだろうし、私も知らせるつもりもない。
だからこそ今は辛い修行を頑張って耐えてくださいねマスター!私を完全に使いこなせるようになったらその時はマスターはきっといちばん強くなってるはずですから!
♢
「なあ愛、そろそろ休憩にしないか?」
「ここまでずっとノンストップだったしじゃあ休憩にしましょうか」
「あ~ようやく休める……本当に死ぬかと思ったわ」
「ずっと引きこもってたんだからこれぐらいしょうがないわよ、それだけ白夜の身体は弱かったのよ」
「それを言われると反論の仕様がないんだけど……なあ愛…」
「ん?」
「なんで今回修行引き受けてくれたんだ?勝手に連絡絶ったんだし普通引き受けないだろ、」
「まあ、放っておけないからね、それにスキルできっと大変な目に合うのはわかるから自分の身ぐらい守れるようになって欲しいしね」
「大変なこと?」
「白夜もわかってると思うけど私の『聖剣』スキルや白夜のスキルはかなり珍しい者なの、だからこそそんな私たちを勧誘しようとする人はかなりいるわ、私だって強引に勧誘してくる人沢山いたし白夜の場合はきっともっといるはずよ」
「それは、、」
「それがわかってるから白夜も私にわざわざ修行つけてくれなんて頼んできたんでしょ?じゃなきゃ白夜がわざわざ外に出て頼んでくるはずないし」
「まあ珍しいスキル持ちがそういう目に合うのは前からよく聞いてたからな、さすがにそんな目にあうのはごめんだし」
「でしょ、友人である白夜がそんな目に合うのは嫌だしダンちゃんみたいな美少女なら尚更助けなきゃいけないと思うわよ」
こちらの考えは全部お見通しってわけか、
さすが5年で一気に強くなったギルドマスターだ。大学で馬鹿やってた時から凄かったけどしばらく会わない間にもっとすごくなってるな、そんな愛とこうやって話せてるのも本当に恵まれているんだろうな
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