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16.オーガ族とエルフ族
08.森の中の冒険者達。(その2)
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礼拝堂は改修中であちこちで大工が修繕作業を行っていた。
「あまりたいした食べ物はありませんが、どうぞ食べてください。」
テーブルの上には、焼いたばかりのパン、ステーキ、野菜のスープ、それとシュークリームが置かれていた。
「えっ。こんな森の奥なのにこんな食事が食べられるんですか。…これってシュークリーム。」
「まさか"ココ"の街で大評判のスイーツじゃないですか。私も並んで買ったんです。すごく美味しいんですよね。」
「でもなんで、こんな場所に大評判のスイーツがあるんですか。」
冒険者の女がエルフの女に疑問を投げかけた。
「ははは。そうですよね。変ですよね。」
「実は、この要塞を改修している方は、"ココ"の街でレストランを経営していまして、そこの売店でこのシュークリームを販売しているんです。」
「ちょっとまってくれ、目の前に並べられたジョッキには、まさか冷えたエールが入っているのか。」
冒険者の男は、ジョッキに入ったエールを覗き込んでいた。
「よくご存じですね。冷えたエールです。これも同じレストランの売店で売っています。」
「ああ、俺もよくあそこの売店で冷えたエールを飲んでいるんだ。」
「これ冷たくて美味いんだよな。それにつまみに売っているソーセージやハムも絶品なんだ。」
冒険者達は、こんな森の最奥の要塞で美味い飯が食えると思っていなかったので、夢中になって飯を食べ始めた。
食事がひと段落した時、冒険者達がエルフの女に質問を投げかけた。
「さっき、この要塞内にオーガがいたが、なぜオーガは人を襲わないんだ。」
「ああ。そのことですか。オーガ族と私達、それとこの森に住むエルフ族で協定を結んでいるんです。」
「この要塞の周りでは狩りや殺し合いをしないと。」
「それと、門の前に石造があったと思うのですが、あれはオーガ族が神と崇めている者達を模したものです。」
「オーガ族は、この要塞に来ては石造を神と崇めているので我々とは平和にやっていますよ。」
話を聞いてもにわかには信じられないといった表情をした冒険者達を見てエルフの女は思わず笑ってしまった。
「ごめんなさい。こんな話をされても普通は信じないでしょうね。」
「でも、あのオーガ族は、人語を話すことができるので何の問題もなくコミュニケーションがとれています。」
「さっきのオーガ族ですが、ここでは、彼らに蒸留酒を売っているんです。」
「なので、この要塞内で彼らを見ても驚かないでくださいね。」
冒険者達は、まだエルフの女の話を半信半疑で聞いていた。
「でも、こんな森の最奥の要塞では、食料や人の移動が大変じゃないですか。」
「それでしたら、転移石があるので"ココ"の街まで一瞬で移動できます。」
「隣りの村に行くより近いですよ。」
もう冒険者達は返す言葉もなくなり、椅子にもたれ掛かってぐったりしていた。
俺達は、こんな森の奥で何をしていたんだろうと。
「お願いがあります。金なら出しますからその転移石で"ココ"の街へ連れていってもらえませんか。」
「もう食料も水もなくて、森の中を戻ることはできそうにありません。」
冒険者は申し訳なさそうに話を切り出した。
「いいですよ。お金はいりません。ただ、この要塞のことは口外しないでいただけると助かります。」
「わかりました。絶対に口外しません。」
その後、転移石によって転移を終えた冒険者達は、見慣れない家の居間にいた。
エルフの女に促されて家を出ると、そこには"ココ"の街で評判になっているレストランと売店が並んでいた。
売店には、長い行列ができており、"ココ"の街の住民達は、冷たいエールやシュークリーム、ミルクアイスを買って思い思いに飲み食べていた。
ついさっきまで森でオーガに追いかけられて死にそうだった冒険者達。
あの森の奥まで何日もかけて移動したのに、一瞬で"ココ"の街に移動できてしまった。
エルフの女にお礼を言って、冒険者達は、売店の列に並んで冷たいエールを買い、野外の立ち飲みカウンターで冷たいエールを飲みながらソーセージをつまみに話はじめた。
「世の中って知らないことがいっぱいあるのね。」
「さっきのエルフが言っていたよな。あの要塞の改修をこのレストランのオーナーがやっているって。」
「つまり、レストランのオーナーがオーガ族と話をつけたんだろう。」
「ということはだ、俺達冒険者よりもある意味、そうとう強いじゃないのか。」
「そうだよな。この世界でオーガと話し合いができるやつなんでいないぞ。」
「…」
「いったい、どんなやつなんだ。」
冒険者達は、ジョッキに注がれた冷えたエールを飲みながらレストランを眺めていた。
「…冷えたエール美味いな。」
「…ああ。」
「…このソーセージも美味しい。」
「…ああ。」
「もしもだ、もういちど同じ状況になったとして俺達は助かると思うか。」
「無理だ。俺達じゃどうがんばっても助からない。」
「森の最奥にあんな要塞があって、たまたまそこに逃げ込めたから助かったんだ。」
「2度目はないぜ。きっと。」
「…」
「飲んだら宿を借りて今後どうするか考えよう。」
「そうね。」
「そうだな。」
「命が助かっただけも感謝しないとな。」
「今度、このレストランに食べに来ましょう。」
「助かった命のお礼が食事代とは、ずいぶん安いな。」
「私達の命の価値なんてそんなものかもよ。」
「ちげえねえ。」
冒険者達は、エールを飲み終えると宿屋へ向かった。己の命で地面を踏みしめるかの様に歩いていった。
「あまりたいした食べ物はありませんが、どうぞ食べてください。」
テーブルの上には、焼いたばかりのパン、ステーキ、野菜のスープ、それとシュークリームが置かれていた。
「えっ。こんな森の奥なのにこんな食事が食べられるんですか。…これってシュークリーム。」
「まさか"ココ"の街で大評判のスイーツじゃないですか。私も並んで買ったんです。すごく美味しいんですよね。」
「でもなんで、こんな場所に大評判のスイーツがあるんですか。」
冒険者の女がエルフの女に疑問を投げかけた。
「ははは。そうですよね。変ですよね。」
「実は、この要塞を改修している方は、"ココ"の街でレストランを経営していまして、そこの売店でこのシュークリームを販売しているんです。」
「ちょっとまってくれ、目の前に並べられたジョッキには、まさか冷えたエールが入っているのか。」
冒険者の男は、ジョッキに入ったエールを覗き込んでいた。
「よくご存じですね。冷えたエールです。これも同じレストランの売店で売っています。」
「ああ、俺もよくあそこの売店で冷えたエールを飲んでいるんだ。」
「これ冷たくて美味いんだよな。それにつまみに売っているソーセージやハムも絶品なんだ。」
冒険者達は、こんな森の最奥の要塞で美味い飯が食えると思っていなかったので、夢中になって飯を食べ始めた。
食事がひと段落した時、冒険者達がエルフの女に質問を投げかけた。
「さっき、この要塞内にオーガがいたが、なぜオーガは人を襲わないんだ。」
「ああ。そのことですか。オーガ族と私達、それとこの森に住むエルフ族で協定を結んでいるんです。」
「この要塞の周りでは狩りや殺し合いをしないと。」
「それと、門の前に石造があったと思うのですが、あれはオーガ族が神と崇めている者達を模したものです。」
「オーガ族は、この要塞に来ては石造を神と崇めているので我々とは平和にやっていますよ。」
話を聞いてもにわかには信じられないといった表情をした冒険者達を見てエルフの女は思わず笑ってしまった。
「ごめんなさい。こんな話をされても普通は信じないでしょうね。」
「でも、あのオーガ族は、人語を話すことができるので何の問題もなくコミュニケーションがとれています。」
「さっきのオーガ族ですが、ここでは、彼らに蒸留酒を売っているんです。」
「なので、この要塞内で彼らを見ても驚かないでくださいね。」
冒険者達は、まだエルフの女の話を半信半疑で聞いていた。
「でも、こんな森の最奥の要塞では、食料や人の移動が大変じゃないですか。」
「それでしたら、転移石があるので"ココ"の街まで一瞬で移動できます。」
「隣りの村に行くより近いですよ。」
もう冒険者達は返す言葉もなくなり、椅子にもたれ掛かってぐったりしていた。
俺達は、こんな森の奥で何をしていたんだろうと。
「お願いがあります。金なら出しますからその転移石で"ココ"の街へ連れていってもらえませんか。」
「もう食料も水もなくて、森の中を戻ることはできそうにありません。」
冒険者は申し訳なさそうに話を切り出した。
「いいですよ。お金はいりません。ただ、この要塞のことは口外しないでいただけると助かります。」
「わかりました。絶対に口外しません。」
その後、転移石によって転移を終えた冒険者達は、見慣れない家の居間にいた。
エルフの女に促されて家を出ると、そこには"ココ"の街で評判になっているレストランと売店が並んでいた。
売店には、長い行列ができており、"ココ"の街の住民達は、冷たいエールやシュークリーム、ミルクアイスを買って思い思いに飲み食べていた。
ついさっきまで森でオーガに追いかけられて死にそうだった冒険者達。
あの森の奥まで何日もかけて移動したのに、一瞬で"ココ"の街に移動できてしまった。
エルフの女にお礼を言って、冒険者達は、売店の列に並んで冷たいエールを買い、野外の立ち飲みカウンターで冷たいエールを飲みながらソーセージをつまみに話はじめた。
「世の中って知らないことがいっぱいあるのね。」
「さっきのエルフが言っていたよな。あの要塞の改修をこのレストランのオーナーがやっているって。」
「つまり、レストランのオーナーがオーガ族と話をつけたんだろう。」
「ということはだ、俺達冒険者よりもある意味、そうとう強いじゃないのか。」
「そうだよな。この世界でオーガと話し合いができるやつなんでいないぞ。」
「…」
「いったい、どんなやつなんだ。」
冒険者達は、ジョッキに注がれた冷えたエールを飲みながらレストランを眺めていた。
「…冷えたエール美味いな。」
「…ああ。」
「…このソーセージも美味しい。」
「…ああ。」
「もしもだ、もういちど同じ状況になったとして俺達は助かると思うか。」
「無理だ。俺達じゃどうがんばっても助からない。」
「森の最奥にあんな要塞があって、たまたまそこに逃げ込めたから助かったんだ。」
「2度目はないぜ。きっと。」
「…」
「飲んだら宿を借りて今後どうするか考えよう。」
「そうね。」
「そうだな。」
「命が助かっただけも感謝しないとな。」
「今度、このレストランに食べに来ましょう。」
「助かった命のお礼が食事代とは、ずいぶん安いな。」
「私達の命の価値なんてそんなものかもよ。」
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