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15 試練開始ー2
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第二ラウンドの開始だ。と言ってもとっくに始まってはいたけどね。簡易サンクチュアリの周りにはうじゃうじゃいたから、周りを見てビックリしたよ。たぶん最初っから居たのかもしれないけど、さっきまで全く気づかなかった。
魔石を回収している間も戦闘は始まっていた。魔石の回収前に、トーダ達自身とそれぞれの武器には聖魔法と結界をかけた。
最初にスケルトンが出てきたからこの世界にはいないのか思っていた。でもちゃんといた、ゾンビが。俺は叫びなから聖魔法を連発し、逃げ惑いってトーダ達とはぐれた。グールは見た目、ゾンビっぽいけど平気だったのに。念のためにトーダ達にも簡易サンクチュアリの魔石を渡しといて良かった。
俺は火魔法を上に向けて放った。あらかじめトーダ達と話して、はぐれた時の対処を決めていたのだ。
俺はアンデッドをどうにか蹴散らしながら、簡易サンクチュアリを作った。魔石に魔力を補充して、トーダ達が来るのを待った。
二回ほど火魔法を打ち上げたらトーダ達と合流できた。
「バカかお前は!一人で戦えないのに俺達から離れるな!」
「呆れた。ゾンビごときにパニックになるなんて」
「さすがの俺も庇いきれないぞ」
三者三様のお言葉を頂戴した。ごめんなさい。改めて戦闘開始だ。
俺は、極力ゾンビを見ないようにして、精神体の魔物に聖魔法で攻撃をした。暫く戦い続け、疲れが皆の疲れが見え始めたあたりでトーダから指示があり、俺はマジックポーションを飲みMPを回復させ、俺達の周りのアンデッドを浄化した。
一瞬、俺達の周りからアンデッドが消えたのを確かめると、トーダ達が急いで簡易サンクチュアリを作った。そこから少し離れた所まで魔石を広げ、トイレ用と洗面所の穴も掘った。今日はここまでにして休むことにした。神様は不眠不休と言っていたけど、付与スキルがあれば十分に休憩がとれる。
アンデッド残り9300。マジックポーション残り15(予備50)。ポーション残り10(予備60)。
戦いを進めて行くうちに、精神体の魔物の方多くのなってきた。スケルトンも接近型だけでなく、長距離型も出てきて連携が崩れ始めた。俺は危機感を覚え、
「トーダ、早いけど聖域作って。魔力切れ覚悟で大きく浄化をかける」
「無茶するな!」
「そうだよ。無茶だよ」
「大丈夫なのか」
俺はマジックポーションを飲み魔力を全回復させた。そしてイメージを固めながら、
「俺一人だったら無理だったけど、トーダ達がいるから無茶ができるんだよ。それに早く帰って皆を安心させたいしね」
俺の周囲から浄化されていき、一気に見えない奥まで広がった。俺は魔力切れで気を失った。
アンデッド残り5000。マジックポーションの消費5。ポーションの消費3。
どのくらい気を失っていたのか気がつきたらトーダ達は寝ていた。簡易サンクチュアリの周りにはアンデッドがまた溢れ返っていた。叫びそうになる口を押さえた。ホラー怖い!
鑑定くんが数えてくれているアンデッドの数を確認すれば、半分まで減っていた。これは後一回でクリアできる?でも勝手するとトーダ達から雷が落ちるし、起きるのを待つか。
俺は壁の方を向いき、アンデッドを見ないようにしてマジックバックから果物を取り出し食べた。お腹が満たされたら、眠気がきたのでそのま眠った。
俺が起きるとトーダ達はすでに起きて、食べ物の準備をしていた。周りはアンデッドで溢れている。俺は身震いがした。見えない。アンデッドなんて俺には見えない!
トイレをすませて戻ると、俺の分もちゃんと用意されていた。ありがたく食べた。
「ミクリ。アンデッドの残り、後どのくらいだ」
食べながら、トーダが聞いてきた。
「うん?5000だって」
その言葉にトーダの眉が動いた。
「ミクリ、大型浄化はしばらくしなくていいぞ」
先手を打たれた。というより思考を読まれたのかな。俺はトーダを見て、アレンとラインも見る。うん、無茶したことちょっと怒ってるね。ここは素直に聞こう。
「分かった」
さぁ、もう何回戦かも分かんないけどやりますか。
どうやら俺が気を失っている間に連携の問題を話し合ってたみたいだ。休憩前はアンデッドに振り回されていたのに、今はちゃんと対応している。
順調に行っていたのに、厄介なのが出てきた。精神体の魔物中で上位の奴らファントム、リッチ、ウィザー。だからまとめて来るな!せめて一種類ずつ来いよ!
俺達の周りにはゾンビ、スケルトン(接近型、長距離型)、グール、マミー、レイス、シャドー、ファントム、リッチ、ウィザーが所狭しと襲ってきてる。滅茶苦茶だ。これにはさすがにトーダ達も音を上げ、
「ミクリ、浄化を頼む」
トーダの言葉を受け、マジックポーションを飲み、大型浄化をした。そして俺は魔力切れで倒れた。
気がつけば簡易サンクチュアリの中にいた。周りを見れば、トーダ達は警戒した様子で外を見ていた。俺が鑑定くんを確認したら、
“アンデッド残り1”
俺は慌ててトーダ達の視線の先を確認した。
そこにいたのは、、、ゾンビドラゴンだった。
何度も言う。神様、クリアさせる気ある?
魔石を回収している間も戦闘は始まっていた。魔石の回収前に、トーダ達自身とそれぞれの武器には聖魔法と結界をかけた。
最初にスケルトンが出てきたからこの世界にはいないのか思っていた。でもちゃんといた、ゾンビが。俺は叫びなから聖魔法を連発し、逃げ惑いってトーダ達とはぐれた。グールは見た目、ゾンビっぽいけど平気だったのに。念のためにトーダ達にも簡易サンクチュアリの魔石を渡しといて良かった。
俺は火魔法を上に向けて放った。あらかじめトーダ達と話して、はぐれた時の対処を決めていたのだ。
俺はアンデッドをどうにか蹴散らしながら、簡易サンクチュアリを作った。魔石に魔力を補充して、トーダ達が来るのを待った。
二回ほど火魔法を打ち上げたらトーダ達と合流できた。
「バカかお前は!一人で戦えないのに俺達から離れるな!」
「呆れた。ゾンビごときにパニックになるなんて」
「さすがの俺も庇いきれないぞ」
三者三様のお言葉を頂戴した。ごめんなさい。改めて戦闘開始だ。
俺は、極力ゾンビを見ないようにして、精神体の魔物に聖魔法で攻撃をした。暫く戦い続け、疲れが皆の疲れが見え始めたあたりでトーダから指示があり、俺はマジックポーションを飲みMPを回復させ、俺達の周りのアンデッドを浄化した。
一瞬、俺達の周りからアンデッドが消えたのを確かめると、トーダ達が急いで簡易サンクチュアリを作った。そこから少し離れた所まで魔石を広げ、トイレ用と洗面所の穴も掘った。今日はここまでにして休むことにした。神様は不眠不休と言っていたけど、付与スキルがあれば十分に休憩がとれる。
アンデッド残り9300。マジックポーション残り15(予備50)。ポーション残り10(予備60)。
戦いを進めて行くうちに、精神体の魔物の方多くのなってきた。スケルトンも接近型だけでなく、長距離型も出てきて連携が崩れ始めた。俺は危機感を覚え、
「トーダ、早いけど聖域作って。魔力切れ覚悟で大きく浄化をかける」
「無茶するな!」
「そうだよ。無茶だよ」
「大丈夫なのか」
俺はマジックポーションを飲み魔力を全回復させた。そしてイメージを固めながら、
「俺一人だったら無理だったけど、トーダ達がいるから無茶ができるんだよ。それに早く帰って皆を安心させたいしね」
俺の周囲から浄化されていき、一気に見えない奥まで広がった。俺は魔力切れで気を失った。
アンデッド残り5000。マジックポーションの消費5。ポーションの消費3。
どのくらい気を失っていたのか気がつきたらトーダ達は寝ていた。簡易サンクチュアリの周りにはアンデッドがまた溢れ返っていた。叫びそうになる口を押さえた。ホラー怖い!
鑑定くんが数えてくれているアンデッドの数を確認すれば、半分まで減っていた。これは後一回でクリアできる?でも勝手するとトーダ達から雷が落ちるし、起きるのを待つか。
俺は壁の方を向いき、アンデッドを見ないようにしてマジックバックから果物を取り出し食べた。お腹が満たされたら、眠気がきたのでそのま眠った。
俺が起きるとトーダ達はすでに起きて、食べ物の準備をしていた。周りはアンデッドで溢れている。俺は身震いがした。見えない。アンデッドなんて俺には見えない!
トイレをすませて戻ると、俺の分もちゃんと用意されていた。ありがたく食べた。
「ミクリ。アンデッドの残り、後どのくらいだ」
食べながら、トーダが聞いてきた。
「うん?5000だって」
その言葉にトーダの眉が動いた。
「ミクリ、大型浄化はしばらくしなくていいぞ」
先手を打たれた。というより思考を読まれたのかな。俺はトーダを見て、アレンとラインも見る。うん、無茶したことちょっと怒ってるね。ここは素直に聞こう。
「分かった」
さぁ、もう何回戦かも分かんないけどやりますか。
どうやら俺が気を失っている間に連携の問題を話し合ってたみたいだ。休憩前はアンデッドに振り回されていたのに、今はちゃんと対応している。
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俺達の周りにはゾンビ、スケルトン(接近型、長距離型)、グール、マミー、レイス、シャドー、ファントム、リッチ、ウィザーが所狭しと襲ってきてる。滅茶苦茶だ。これにはさすがにトーダ達も音を上げ、
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トーダの言葉を受け、マジックポーションを飲み、大型浄化をした。そして俺は魔力切れで倒れた。
気がつけば簡易サンクチュアリの中にいた。周りを見れば、トーダ達は警戒した様子で外を見ていた。俺が鑑定くんを確認したら、
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