知識スキルで異世界らいふ

菻莅❝りんり❞

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3 全ては神様のせいにしよう

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とりあえず、席順は関係なく適当に座った。まぁ、公式の場ではないから出来ることだけどね。
全員が席につきたら、父上が話し始めた。

「ルイス、まずは天啓で知り得た能力を教えられる分でいい、教えてくれるか」

さて困ったぞ。加護の事は絶対に言えないよな。
主神だけなら家族だけには言ってもいいけど、他の方の加護は、説明するとなると転生の事を言わなければならないから無理だ。

後、知識スキルの事も俺自身がよく分かってないし、神様のあの言い方だと、いままで存在してないスキルだと思う。

俺がどうすかと考えながら

(そもそも知識スキルって、どんな風に使うんだ?)

とスキルを使うと、お馴染みの検索画面が目の前に現れた。
父上達は普通の顔で、俺が話すのを待っているから、この画面は見えていないみたいだ。

(これは、言葉にするのか?文字を打つ、、所は無いな。考えた事が検索できればいいんだけどな。知識スキル 使い方 って感じで)

すると、検索画面が消え、知識スキルの使い方の説明文が出てきた。

ーーーー
知識スキルの使い方

 スキルを発動した状態で、知りたい事を言葉又は、思う事で知りたい情報が分かる。

 スキルを発動した状態で、人物以外の知りたい草花や植物、動物や魔物を5秒以上見つめると、その情報が分かる。

ーーーー

あっ、思うだけでも使えるんだ。俺がスキルに気を取られていると

「、ス、、イル、、ルイス!聞いているのか?」

父上の大きい声にビックリして、意識を現実に戻した。
皆が心配そうなに俺を見ていた。

「もしかして、まだ体調が悪いの?」

隣に座っていたセレナ姉様が、俺のおでこに手をおきながら聞いてきた。

「大丈夫だよ。少し能力の確認をしていただけ。獣化だけじゃなく、他にも竜人の特性を受け継いでいるみたい」

「待て!お前達、呼ぶまで下がっていなさい」

父上は俺の話を遮り、控えていた使用人や侍従、侍女を全員下がらせた。

「えー、そこまですることなの?」

「そうだね、そこまですることだね」

どうやら口に出していたみたいで、逆隣のアッシュ兄上が困った顔で言ってきた。

俺は慌てて口を手で押さえた。

そんな俺の行動に、今度は皆が顔を反らし、肩を震わせていた。
しばらくして、笑いが治まり父上が俺に続きを促した。

「んんっ。それじゃルイス、話の続きを」

俺は口を尖らせながら

「そんなに笑うことないのに」

と、少し拗ねていると両隣から頭を撫でられた。

「そんなことで誤魔化されないんだからね!」

と言って、アッシュ兄上とセレナ姉様の手をやんわりと払った。

「それより続きだよね。俺に受け継がれた竜人の特性は、獣化、全魔法、魔力無限、状態異常は無効じゃなくて、耐性。身体強化は獣人でも持っているものなの?」

手を払われたことで、若干ショックを受けている両隣の兄姉はほっといて(まだ少し怒っているので)、父上に聞くと、

「いや、身体強化は竜人の特性だ。獣人は、身体能力強化になる」

「?何が違うの?」

知識スキルを発動して、身体強化と身体能力強化の違いを検索してみた。

ーーーー

身体強化

 竜人のみが持ち得る能力。強化したい体の場所を部位ごとに強化できる。

身体能力強化

 獣人が持ち得る能力。身体能力を全体的に強化できる。

ーーーー

「なるほど、体の強化か、能力の強化の違いと言うわけか」

俺が一人で納得していると

「ルイスよ。なぜ急に分かったのだ?さっきまで知らなかったのだろう」

お祖父様の言葉で、またしても口に出していた事が分かった。

「ルイス。それは何かのスキルなのか?」

何でも口にする事のないスキルがあるのなら、今すぐ欲しい。

俺は視線をさ迷わせながら、どうするか考えた。

「ルイス、ワシ達が知っている事で助ける事もできるし、知らないでルイスを危険にさらす事もある。ここには、家族しかおらん。悪いようにはならん」

俺はお祖父様を見た。真剣な顔だった。
ルイスとして過ごした7年間で、家族仲がいいのは分かっているし、父上は国王だ。
俺は、姿勢を正して、

「父上の言うように、スキルを使って身体強化と身体能力強化の違いを知りました。そのスキルの名は、“知識スキル”。知りたい情報が分かるスキルです」

「知識スキル。聞いたことのないスキルだ。父上はどうです?」

「ワシも聞いたことがないな」

やっぱりか。知識スキル自体は地球の神様が餞別にくれたものだしね。
ちなみに、主神の加護って今まであったのかな?

ーーーー

主神グヴァルガと加護

 アニルの世界の創造神にして主神。

 大雑把な性格なため、獣人達には主神として認識させている。

 アニルが出来てから今まで、加護を与えたものはいない。そのため、主神グヴァルガの加護は未知数。

ーーーー

は?未知数?まぁ、いいや。主神の加護のせいと言うことにしよう。

「ルイス?急に真顔になって、どうした?」

アッシュ兄上が俺の頬をつんつんとつつきながら聞いてきた。

「何でもないです。それやめて。どうやら主神の加護があることで、今までにないスキルがついたみたいです」

説明出来ないことは、神様のせいにしよう。そうしよう。

しかし、主神の加護も初めての事だから、父上達はパニックです。

さて、俺のやり直し誕生日パーティーは出来るのかな?
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