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ドナドナされて来てしまった、父上の執務室。
といっても、転移で一瞬だったけど。
ドリュー団長が、ドアの前にいる護衛騎士に取り次ぎを頼み、中に入った。
「アッシュ、何か問題でもあったのか」
中に入ると、父上と宰相だけだった。
「ルイスが、能力の事で僕達に言っていない事があるようなのと、医術局でやらかしました」
やらかたって、他に言い方なかった?アッシュ兄上。
父上の目線がアッシュ兄上から俺に移った。
俺は父上の目を見れなくて俯いた。
「ドリュー団長以外の騎士は一旦部屋から出てくれ。アッシュ達はそこのソファに座って」
アッシュ兄上に手を引かれソファに座った。執務室の隣の給湯室からルージュ達がお茶の準備をして持ってきた。
そして、給仕が終わるとドアの前に控えた。
それを確認したら、父上が口を開いた。
「それで、何をやらかしたんだ?」
うっ、やらかし前提ですか。
俺が黙ったままでいると、アッシュ兄上が
「図書室で、セレナがルイスに何か読みたいものはないか尋ねると、ルイは薬草の本と答えました。それに、リードがなんで薬草の本なんだと尋ねると、下手な誤魔化しで次に行くのが医術局だからと答えました。ものすごく目を泳がせながら」
「ルイス。正直なのはいいことだが、場合によっては取り繕うことも大切だ。で、なぜ薬草の本だったのだ。ルイが薬草に興味があるなど聞いたこともないが」
「・・・・」
絶賛パニック中。どうしよう、どうしよう。やっぱり主神の加護のせいにした方が無難か?
俺が俯いて黙ったままでいると、アッシュ兄上は続きを話した。
「そして、医術局に行って温室を見ている時、おそらく知識スキルを使っていたのか、温室で育てているのが薬草だけではなく、毒草も育てていると、素人には見分けるのが難しいニセハゼを見て言ったのです。そして極めつけが、開発途中の去年流行った熱病の特効薬を作っていることを見抜き、しかも、完璧な特効薬にするには1つ、薬草が足らないといい、その足らない薬草が何かを言ったのです。医術局の研究室で。医術長には、一旦聞かなかったことにしてもらってます。後程父上から説明の方お願いします」
「ルイス、気を付けるよう言ったはずだ。迂闊すぎるぞ。この際、ルイスの能力を全て話なさい。そうしないと、こちらも動きようがない。ルイス、国王として命ずる。全てを話せ」
父上の雰囲気がガラッと変わった。これが王としての父上。俯いていた顔を思わず上げた。
圧がすごくて息苦しい。王としての父上の言葉に逆らうことなど、前国王であるお祖父様以外誰も出来ないだろう。
俺は唾を飲み込み重い空気の中、口を開いた。
「あっ、と。知識スキル以外にも二つ、スキルがあります。“薬師スキル”と“医術スキル”です」
ーーーー
薬師スキル
薬草や毒草を使い、調合しいろいろな薬を作れる。
調合に必要な材料が即座にわかる。
また逆に、材料からなんの薬が出来るかわかる。
ーーーー
ーーーー
医術スキル
見ただけでどこが悪いかわかる。
手術は100%成功する。
スキルを使って手当てをすると、治りが早くなる。
ーーーー
俺は知識スキルを使って、それぞれのスキルを調べ、そのままを伝えた。
父上以外、驚きの表情をしている。
父上は、俺の話が終わると目を瞑り、何かを考えているようだった。
しばらくして、父上が目を開け
「それは、主神の加護が関係しているのか?」
「分かりません。が、俺は主神の加護(と言うことにする)があるからだと思っています」
「なぜ、昨日その事も話さなかった」
父上の矢継ぎ早な質問に、俺はたじたじになりながら
「なんとなくとしか言えません。、、まだ話すときではないと、そう思って」
この2つは、他の世界の神様からもらったスキルで、この世界の神様と関係ないから言えなかっただけなんだけどね。
「本当の理由ではなさそうだけど、そういうことにしとくか」
俺ってそんなに分かりやすいかな?
父上の雰囲気が元に戻った事で圧がなくなり、俺は顔をモミモミした。
「ハハハ、これから感情のコントロールを覚えていけばいい。それに、家族の前ではその素直さのままでいてもらいたいな」
父上は俺からドリュー団長に目線を移し
「ドリュー団長、今聞いたことはドリュー団長の胸に止めておいてほしい。後は、第3の副団長と第2の団長、副団長にも共有しておいてもらえれば、護衛もしやすいだろう」
「はっ。お心のままに」
続いて宰相に
「医術長とも共有していた方がいいだろう。後でここへ来るよう使いを出してくれ」
「はい、分かりました。しかし、ルイス殿下には驚かされました。まさか主神の加護を授かっていて、世界初のスキルも複数持っているとは」
「ハハ、、宝の持ち腐れにならないようにしたいですね」
もう、笑って誤魔化すしかない。
終わりよければ全て良しと言うけれど、今日の締めがこれじゃ、良しとは言えないな。はぁー
父上の執務室を後にして、それぞれの部屋へ戻った。
「ルージュ、少し寝る。ご飯前に起こして」
「はい。おやすみなさい」
楽しかったけど、疲れたなぁ。
といっても、転移で一瞬だったけど。
ドリュー団長が、ドアの前にいる護衛騎士に取り次ぎを頼み、中に入った。
「アッシュ、何か問題でもあったのか」
中に入ると、父上と宰相だけだった。
「ルイスが、能力の事で僕達に言っていない事があるようなのと、医術局でやらかしました」
やらかたって、他に言い方なかった?アッシュ兄上。
父上の目線がアッシュ兄上から俺に移った。
俺は父上の目を見れなくて俯いた。
「ドリュー団長以外の騎士は一旦部屋から出てくれ。アッシュ達はそこのソファに座って」
アッシュ兄上に手を引かれソファに座った。執務室の隣の給湯室からルージュ達がお茶の準備をして持ってきた。
そして、給仕が終わるとドアの前に控えた。
それを確認したら、父上が口を開いた。
「それで、何をやらかしたんだ?」
うっ、やらかし前提ですか。
俺が黙ったままでいると、アッシュ兄上が
「図書室で、セレナがルイスに何か読みたいものはないか尋ねると、ルイは薬草の本と答えました。それに、リードがなんで薬草の本なんだと尋ねると、下手な誤魔化しで次に行くのが医術局だからと答えました。ものすごく目を泳がせながら」
「ルイス。正直なのはいいことだが、場合によっては取り繕うことも大切だ。で、なぜ薬草の本だったのだ。ルイが薬草に興味があるなど聞いたこともないが」
「・・・・」
絶賛パニック中。どうしよう、どうしよう。やっぱり主神の加護のせいにした方が無難か?
俺が俯いて黙ったままでいると、アッシュ兄上は続きを話した。
「そして、医術局に行って温室を見ている時、おそらく知識スキルを使っていたのか、温室で育てているのが薬草だけではなく、毒草も育てていると、素人には見分けるのが難しいニセハゼを見て言ったのです。そして極めつけが、開発途中の去年流行った熱病の特効薬を作っていることを見抜き、しかも、完璧な特効薬にするには1つ、薬草が足らないといい、その足らない薬草が何かを言ったのです。医術局の研究室で。医術長には、一旦聞かなかったことにしてもらってます。後程父上から説明の方お願いします」
「ルイス、気を付けるよう言ったはずだ。迂闊すぎるぞ。この際、ルイスの能力を全て話なさい。そうしないと、こちらも動きようがない。ルイス、国王として命ずる。全てを話せ」
父上の雰囲気がガラッと変わった。これが王としての父上。俯いていた顔を思わず上げた。
圧がすごくて息苦しい。王としての父上の言葉に逆らうことなど、前国王であるお祖父様以外誰も出来ないだろう。
俺は唾を飲み込み重い空気の中、口を開いた。
「あっ、と。知識スキル以外にも二つ、スキルがあります。“薬師スキル”と“医術スキル”です」
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薬師スキル
薬草や毒草を使い、調合しいろいろな薬を作れる。
調合に必要な材料が即座にわかる。
また逆に、材料からなんの薬が出来るかわかる。
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医術スキル
見ただけでどこが悪いかわかる。
手術は100%成功する。
スキルを使って手当てをすると、治りが早くなる。
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俺は知識スキルを使って、それぞれのスキルを調べ、そのままを伝えた。
父上以外、驚きの表情をしている。
父上は、俺の話が終わると目を瞑り、何かを考えているようだった。
しばらくして、父上が目を開け
「それは、主神の加護が関係しているのか?」
「分かりません。が、俺は主神の加護(と言うことにする)があるからだと思っています」
「なぜ、昨日その事も話さなかった」
父上の矢継ぎ早な質問に、俺はたじたじになりながら
「なんとなくとしか言えません。、、まだ話すときではないと、そう思って」
この2つは、他の世界の神様からもらったスキルで、この世界の神様と関係ないから言えなかっただけなんだけどね。
「本当の理由ではなさそうだけど、そういうことにしとくか」
俺ってそんなに分かりやすいかな?
父上の雰囲気が元に戻った事で圧がなくなり、俺は顔をモミモミした。
「ハハハ、これから感情のコントロールを覚えていけばいい。それに、家族の前ではその素直さのままでいてもらいたいな」
父上は俺からドリュー団長に目線を移し
「ドリュー団長、今聞いたことはドリュー団長の胸に止めておいてほしい。後は、第3の副団長と第2の団長、副団長にも共有しておいてもらえれば、護衛もしやすいだろう」
「はっ。お心のままに」
続いて宰相に
「医術長とも共有していた方がいいだろう。後でここへ来るよう使いを出してくれ」
「はい、分かりました。しかし、ルイス殿下には驚かされました。まさか主神の加護を授かっていて、世界初のスキルも複数持っているとは」
「ハハ、、宝の持ち腐れにならないようにしたいですね」
もう、笑って誤魔化すしかない。
終わりよければ全て良しと言うけれど、今日の締めがこれじゃ、良しとは言えないな。はぁー
父上の執務室を後にして、それぞれの部屋へ戻った。
「ルージュ、少し寝る。ご飯前に起こして」
「はい。おやすみなさい」
楽しかったけど、疲れたなぁ。
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