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31 初めてのお茶会
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「あっ、そうだ!三週間後にお茶会することになったわ。本当は、ルイの誕生日に合わせようとしたのだけれど、色々忙しそうにしてたからこの日にしたの。ライド、お仕事の調整してね」
絶対最後にハートマークがついてるね、あれ。
そして、母様の目が笑ってない。俺が魔術課の人達に捕まって、ゴーレム作りを手伝わされた事で、俺の誕生日が過ぎた事を怒ってるようだ。
あのときは、「仕方ないわね」って言って笑ってたけど、その下では、予定を狂わされて怒ってたんだ。
「え?俺も参加するのか?」
父上の言葉に母様の笑顔が増した。
「途中さんか・・がんばります」
父上が途中参加なら、と言おうとしたら、母様が声に出さずに「調整してね」と口を動かした。
どんな世界でも女性(母)は強いね
それにしてもお茶会かぁ。もしかして、これが俺の初顔出しになる?うわぁ、そう思うと今から緊張してきた!
そんな父上と母様、そして俺を兄姉と周りの使用人達が微笑ましく見ていた。
そして、3週間後。夏真っ盛り!
今年は雨が少なく例年より暑い為、急遽ガーデンパーティーから、冷房の効いた屋内に会場が移った。
冷房は、魔石に氷魔法と風魔法を付与した魔道具で、熱魔法と風魔法を付与した魔石を交換することで、暖房にもなる。
さすが竜人。すでに作っていた。道理で年中過ごしやすいと思った。お城中でフル稼動していたみたいだ。
一般にも、小型だけど冷暖房の魔道具が売られている。
話を戻そう。
たくさんの竜人、獣人達が会場に集まり、全員が揃った辺りで父上を先頭に、俺達王族が会場に入った。
その途端、今までざわざわとしていたのに、一瞬にして静かになり、全員頭を下げた。
「頭を上げ、楽にせよ。本来は7歳の誕生日に披露目予定だったが、本人が体調を崩し今日になってしまった。ルイス、こちらに」
俺は父上に呼ばれ、隣に立った。
「第3王子のルイスだ。皆、よろしく頼む」
「陛下の第5子。ルイス ドラグです。まだまだ未熟者ですが、どうぞよろしくお願いします」
頭を真っ白にしながらも、どうにか自己紹介を終えた。
その後は、王族に挨拶・・ではなく、自由だ。
料理を食べたり、ダンスをしたり、おしゃべりに花を咲かせたりと。
飲み物に関しては、俺から母様にお願いをした。
いくら冷房が効いていても、状態異常無効を持っている竜人はいいけど、獣人は熱中症になるかも知れない。
その為、知識スキルを使って、簡単にできる熱中症対策の飲み物を用意してもらった。
レモン水に塩と蜂蜜を溶かした簡単な物だ。
俺はそのレモン水を片手に、料理コーナーの片隅に座っている。
父上と母様は、それぞれ別にお話し中。
兄上達も、同年代の人達とお話し中。
俺はぽつんとお一人様。
いやね?俺と同年代の子供とその親が、チラチラと俺を見てはいる。けど、話しかけてこない。
俺が近づこうとすると、逃げる。
だから、お一人様。ルージュ達は勿論、いるけどね。気分的にね
レモン水をチビチビ飲みつつ、ルージュ達が取り分けてくれた料理をモソモソと食べる。
「はぁ、つまんない」
思わず、呟いてしまった。尻尾も、俺の感情に合わせてプラプラと揺れている。
俺はもう一度、会場を見渡して、ルージュ達に
「少し外の空気吸いたい」
アウェイ感にいたたまれず、逃げるように会場の外に出た。
外に出た途端、熱気がムワッと来て、すでに会場に戻りたくなった。
「暑いね。影どこだろう?」
「殿下、こちらへ」
俺が影を探してキョロキョロしていると、ルージュが案内してくれた。そして、巨大パラソルみたいな傘のある場所の席に座った。
「ルージュ達も飲み物持ってきて、座りなよ。しかし、ここに入ったら涼しいと思ったら、冷風機がついてるんだ」
地球でも似たような傘があったような?
ジュジュとシュシュが会場から、レモン水の入っているポットと人数分のコップと軽食を持って戻ってきた。
二人の姿を確認したとき、会場内でこっちを気にしている人達の姿も見えた。
「気にするくらいなら、話しかければいいのに。こっちから話そうとすると、逃げるくせに」
シュシュが持ってきた物を並べながら
「その事ですが、元使用人達の噂と我々が流した噂とで、どっちが本当か迷っていて行動が出来ないみたいですよ。ここへ戻る前に少し、聞き取りしてきました」
「は?」
意外は理由に俺は言葉を失った。
「それで今、陛下達が元使用人達が流した噂は嘘だと、知人達との会話の中で話しておられます」
シュシュが追加で情報をくれた。
「はぁ、まさか未だにあの噂が信じられてたなんて」
「仕方ないですよ。殿下はまだお披露目前だったので、為人がわからなかったんですから」
その後、外でルージュ達とまったりしていたら、父上達の効果が現れたのか、暑い中、外まで俺に挨拶してくる人達が来た。
まだまだぎこちなかったけど、やっと俺にも同年代の友達が出来そうな予感?
ようやくお茶会の仲間に入れた事で、外から会場内に戻り、父上達と一緒におしゃべりしたり、ぎこちないけれど、同年代の人達とおしゃべりしたりと、最終的には楽しいお茶会になった。
絶対最後にハートマークがついてるね、あれ。
そして、母様の目が笑ってない。俺が魔術課の人達に捕まって、ゴーレム作りを手伝わされた事で、俺の誕生日が過ぎた事を怒ってるようだ。
あのときは、「仕方ないわね」って言って笑ってたけど、その下では、予定を狂わされて怒ってたんだ。
「え?俺も参加するのか?」
父上の言葉に母様の笑顔が増した。
「途中さんか・・がんばります」
父上が途中参加なら、と言おうとしたら、母様が声に出さずに「調整してね」と口を動かした。
どんな世界でも女性(母)は強いね
それにしてもお茶会かぁ。もしかして、これが俺の初顔出しになる?うわぁ、そう思うと今から緊張してきた!
そんな父上と母様、そして俺を兄姉と周りの使用人達が微笑ましく見ていた。
そして、3週間後。夏真っ盛り!
今年は雨が少なく例年より暑い為、急遽ガーデンパーティーから、冷房の効いた屋内に会場が移った。
冷房は、魔石に氷魔法と風魔法を付与した魔道具で、熱魔法と風魔法を付与した魔石を交換することで、暖房にもなる。
さすが竜人。すでに作っていた。道理で年中過ごしやすいと思った。お城中でフル稼動していたみたいだ。
一般にも、小型だけど冷暖房の魔道具が売られている。
話を戻そう。
たくさんの竜人、獣人達が会場に集まり、全員が揃った辺りで父上を先頭に、俺達王族が会場に入った。
その途端、今までざわざわとしていたのに、一瞬にして静かになり、全員頭を下げた。
「頭を上げ、楽にせよ。本来は7歳の誕生日に披露目予定だったが、本人が体調を崩し今日になってしまった。ルイス、こちらに」
俺は父上に呼ばれ、隣に立った。
「第3王子のルイスだ。皆、よろしく頼む」
「陛下の第5子。ルイス ドラグです。まだまだ未熟者ですが、どうぞよろしくお願いします」
頭を真っ白にしながらも、どうにか自己紹介を終えた。
その後は、王族に挨拶・・ではなく、自由だ。
料理を食べたり、ダンスをしたり、おしゃべりに花を咲かせたりと。
飲み物に関しては、俺から母様にお願いをした。
いくら冷房が効いていても、状態異常無効を持っている竜人はいいけど、獣人は熱中症になるかも知れない。
その為、知識スキルを使って、簡単にできる熱中症対策の飲み物を用意してもらった。
レモン水に塩と蜂蜜を溶かした簡単な物だ。
俺はそのレモン水を片手に、料理コーナーの片隅に座っている。
父上と母様は、それぞれ別にお話し中。
兄上達も、同年代の人達とお話し中。
俺はぽつんとお一人様。
いやね?俺と同年代の子供とその親が、チラチラと俺を見てはいる。けど、話しかけてこない。
俺が近づこうとすると、逃げる。
だから、お一人様。ルージュ達は勿論、いるけどね。気分的にね
レモン水をチビチビ飲みつつ、ルージュ達が取り分けてくれた料理をモソモソと食べる。
「はぁ、つまんない」
思わず、呟いてしまった。尻尾も、俺の感情に合わせてプラプラと揺れている。
俺はもう一度、会場を見渡して、ルージュ達に
「少し外の空気吸いたい」
アウェイ感にいたたまれず、逃げるように会場の外に出た。
外に出た途端、熱気がムワッと来て、すでに会場に戻りたくなった。
「暑いね。影どこだろう?」
「殿下、こちらへ」
俺が影を探してキョロキョロしていると、ルージュが案内してくれた。そして、巨大パラソルみたいな傘のある場所の席に座った。
「ルージュ達も飲み物持ってきて、座りなよ。しかし、ここに入ったら涼しいと思ったら、冷風機がついてるんだ」
地球でも似たような傘があったような?
ジュジュとシュシュが会場から、レモン水の入っているポットと人数分のコップと軽食を持って戻ってきた。
二人の姿を確認したとき、会場内でこっちを気にしている人達の姿も見えた。
「気にするくらいなら、話しかければいいのに。こっちから話そうとすると、逃げるくせに」
シュシュが持ってきた物を並べながら
「その事ですが、元使用人達の噂と我々が流した噂とで、どっちが本当か迷っていて行動が出来ないみたいですよ。ここへ戻る前に少し、聞き取りしてきました」
「は?」
意外は理由に俺は言葉を失った。
「それで今、陛下達が元使用人達が流した噂は嘘だと、知人達との会話の中で話しておられます」
シュシュが追加で情報をくれた。
「はぁ、まさか未だにあの噂が信じられてたなんて」
「仕方ないですよ。殿下はまだお披露目前だったので、為人がわからなかったんですから」
その後、外でルージュ達とまったりしていたら、父上達の効果が現れたのか、暑い中、外まで俺に挨拶してくる人達が来た。
まだまだぎこちなかったけど、やっと俺にも同年代の友達が出来そうな予感?
ようやくお茶会の仲間に入れた事で、外から会場内に戻り、父上達と一緒におしゃべりしたり、ぎこちないけれど、同年代の人達とおしゃべりしたりと、最終的には楽しいお茶会になった。
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