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ゆなお

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三章【記憶】

二十話 光を司る者

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「みんなー!」
 ザントが笑顔で飛んでくる。
「みんな、無事だった? ボクだけ残ってびっくりしちゃった。でも、エレスから聞いたよ、みんな精霊さんと契約できたって」
 そして
「みんながいない間、お父さんやお母さんと一緒にご飯食べたりお話してたりした。この姿も、もう最後になると思うから。エルフの杖を手に入れたら大きくなれるって長老様が言ってたし」
 と成長するのが楽しみにしているザント。こうしてザントと話していると長老もやってきた。
「突然のことであったが皆無事でよかった。そして精霊との契約も無事果たすことが出来た。ここに来てすぐで申し訳ないが、エルフの杖の封印を解く儀式について説明をしよう。精霊を宿し八人の勇士たちのみで行わなければならない故、我々は儀式中あの場所に入れぬ」
 長老は各自の封印での役割と言葉を伝える。各自噛まないよう何度も言葉を練習した。心の準備が出来た八人は長老に一礼してエルフの杖が封印された場所へ向かった。台座を中心に北側にグレイと姫が並んで立ち、時計回りに姫の隣にヴィッツとナスティ、ザント、カルロ、ミーン、スティアで円になる。
「じゃあ、みんな準備はいい?」
 ザントがそう言うと全員が頷いた。ザントは息をのみ始まりの言葉を告げる。
「彼の地に封印されし永久の杖。今八つの精霊と共に封印を解かん」
「我、命を燃やし、そして司る火の勇士」
「我、傷を癒し、そして司る水の勇士」
「我、盾となり護り、そして司る地の勇士」
「我、刃に変える疾風、そして司る風の勇士」
「我、静寂に身を委ね、そして司る静の勇士」
「我、脈動を与え、そして司る動の勇士」
「我、始まりを告げ、そして司る光の勇士」
「我、終わりを告げ、そして司る闇の勇士」
「今ここに我らに新たなる力を授けたまえ、世界樹で作られし万物の杖」
 全員が言葉を唱え終わると、杖はふんわりと光り始め、そして微動だにしなかった杖は台の上でゆらゆらと浮いていた。
「封印、解けたの?」
 スティアがザントに聞くと
「今まで動かなかった杖が動いてるから封印は解けた。ここからはボクの役目」
 そう言って宙に浮かび杖を前に手に取る。両手で杖を持ったザントは地面にゆっくり降りて立ち、全員がザントの前に立つ。ザントは真剣なまなざしで杖を見つめ、そして杖を掲げ目を閉じ封印を解く言葉を紡ぐ。
「千年の時を経て封印されしこの力を、わが身に宿し開放したまえ」
 するとザントの足元が円形に光る。その光は徐々に上昇し、ザントの姿が足元から変わっていく。深緑のローブに青藍のマントを身に着け、くせ毛が少しストレートで長くなった姿になった。身長はヴィッツより少し低い。そっと目を開けると以前のクリッとした丸い目と違い、鋭い目つきになっていた。
「これが……本当の僕の姿。成長した僕、か」
 そして両手で持っていたエルフの杖を左手で握り腕を下ろす。

「湧き上がるようなこの魔力。確かに、封印されて当然だ」
 右手を胸に当てて自分の中に流れる魔力を感じている。
「あなたが、成長したザント?」
 この中で一番付き合いの長いスティアが訪ねると
「そうだよ。君と一緒にいたザントだよ。もうあの頃の僕には戻れないけど、君と一緒に修行した日々は楽しかった。これからは今の姿の僕として接してほしい」
 とても大人びた様子に動揺を隠せないスティア。
「なんだか可愛かった弟がいきなり成長して同い年、ううん年上になって凄く複雑な気分だわ」
 スティアがそう言うと
「確かに本来なら十歳の姿になるはずだったけど、力の制御が出来る体にと二十歳の姿になったからね」
 とザントは答える。
「なんてこった、俺と同い年の姿になっちまった」
「私より年上の姿になってしまっては、もうザント君とは呼べませんね!」
 ヴィッツとナスティがそう言うと
「別に今まで通り……は流石に無理かもしれないけど、接し方は今までと同じで大丈夫。僕が僕であることは変わりないから」
 ザントはそう言って少し笑顔を見せた。ざわついた七人だったが
「僕がエルフの杖を使えるようになったから、姫。君はグレイと魂を分離させ肉体を、そして記憶を取り戻すことが出来るよ。気持ちは固まってるかい?」
 とザントが言ったことでその場がしんと静まる。姫はグレイの方を向き
「これで貴方の心とは完全に分離して、直接触れることは出来なくなる。でも、大丈夫です。貴方は独りじゃない」
 そう言ってグレイの手を握る。グレイもそれに答えるように無言で頷いた。そっと手を放し、姫はザントの前に出る。
「ザントさん、お願いします」
 覚悟を決めた姫は目を閉じた。
「分かった。君の覚悟も彼の覚悟も出来たんだね。じゃあ、いくよ」
 そう言ってザントは杖を右手で握り、そして姫の頭の上に先端を掲げる。
「エルフの杖よ。彼の者に本来の魂と姿と記憶を呼び覚ましたまえ」
 ザントがそう唱えると杖の魔法石が光り輝く。
「くっ! やはり力が強い! 僕の魔力よ、持ってくれ!」
 ザントは集中し魔力を杖の魔法石に送る。すると先ほどのザントが大人の姿になったときのように、姫の足元に光の円が現れる。そしてその光は上昇し、姫の姿は足元から変わっていく。頭上まで上がりきると光の円が消え、目の前には純白のローブを着た少女がいた。グレイよりも薄い金髪で髪は束ねていない。背はナスティやスティアより低い。今までの大人だった姫と違う、まだ幼い少女のように見える。ヴィッツたちの方に振り向いて目を開ける。グレイよりも薄い青色の瞳に目の傷もなくなっている。一呼吸置いて姫はこう言った。
「皆様、ここまでありがとうございます。私は、私の名はティアス・リラ・ウォリン・エリアスト。ルードリー海を住まいとする魚人一族の第一王女、そして光を司る者。この姿からして、事故に遭った十六歳の時のままのようです」
 そしてスカートを少し摘まみ上げてお辞儀する。

「今度は姫さんが、年下になった……」
「ザントは年上になるし姫は年下になるし、なんだか訳が分からなくなってきたわ」
 混乱するヴィッツとスティアをよそにグレイが前に出る。
「本当に、別人になったんだな」
 するとティアスはグレイの胸に抱きつき
「私はもう貴方の心に入れない」
 とグレイの中に入れないことを証明する。そして
「でも、これでもう貴方は自由です。枷はもうありません」
 と笑顔でグレイの顔を見上げた。もうお互い別々の人。それが少し寂しくて、グレイはそっとティアスを抱きしめた。しばらくしてザントが
「とりあえず僕の力の解放とティアスの再生は終わった。ここからは竜人の手がかりを探す旅になる。八人全員揃ってないと竜人の場所への導きが現れない。ちょっと試してみたいけど、いいかな」
 と言うので、全員この場にいるので頷いた。ザントは杖を掲げ
「竜人の元へ導きを示したまえ!」
 と言う。すると杖の上に方向を示すとても小さな黄色い矢印が現れた。
「うーん、凄く漠然としか方向が分からないのかな。竜人に近づくにつれて印が大きくなるのかもしれない。皆、方角が東と言うことまでは分かったけど、どのあたりまで東に行けばいいかは分からない。まずはエアイアの街を目指そうか」
 そう言ってザントが提案する。
「まあ俺らも城でゆっくり休んだし、ザントも久しぶりの実家でゆっくり休めただろう。エルフの長に話したら行くか。今日中にならエアイアの街にもたどり着けるだろう」
 カルロがそう言うので全員居住区の方へと向かった。一行が広場に向かうと長老と付き人の青年、そしてザントの家族がいた。
「エルフの杖の封印が無事解けたのだね。恐らくもう旅立つのであろう」
 長老がそう言うと
「はい、長老様。僕たちは今日中にエアイアの街に向かうことにしました。父さん、母さん、ほんのわずかですが家に帰ることが出来て良かったです。僕は、しばし旅に出ます。終わったら、この杖を再び封印しに戻ります。それまでまた留守にします」
 とザントは長老と家族に挨拶をした。すると付き人の青年が
「こちらをどうぞ」
 と一本の杖を持ってきた。ティアスの身長より若干高さがある杖。先端に丸い白色に光る魔法石があり、その両脇に三つに分かれた羽が付いている。柄の部分は金属で出来ているようだが、丈夫で軽くそして細かい細工がしてあった。
「これは?」
 ザントが聞くと
「このエルフの森に千年ほど前からある、とある者より預かった杖、と言い伝えられております。光を司る者の杖かと思われます。ですので本来この杖はそちらの方の物かと」
 そう言ってティアスの前に差し出した。ティアスはそれを見て
「そうです。本来なら千年前の私が使うはずだった杖。今まで大事に手入れし、保管していただきありがとうございます」
 そう言って一礼して杖を受け取った。
「本当ならこの時代にこんな事件を起こすはずではありませんでした。私は友達である魚に教えられ、こっそりあの時空の歪みの場所に近づいてしまった。そうしたら別の魚が吸い込まれそうになって。私はその子を助けるために捕まえ何とか逃すことが出来ましたが、歪みに近づきすぎた私の魂だけが吸い込まれてしまった。ミーン……ごめんなさい。禁止区域と分かっていて、あの場所に近づいてしまった」
 杖を握りしめ、千年前に自分が役割を終えていれば、この時代に影響はしなかったことを悔いる。それを聞いてミーンはため息をつきながら
「全く、姫は本当にそうやって無茶をするからこういうことになるんです。もう過ぎたことを悔いても仕方ありません。今はこの時代を救いましょう」
 と姫を軽く諫める。
「はい。この時代の任務は成し遂げます、必ず」
 覚悟が決まったティアスはこくりと頷いた。こうして一行は長老たちに礼をしてエルフの森を出た。そして
「姫さ……ああいや、ティアスって呼んだ方がいいのかな」
 とヴィッツが言うと
「はい。お好きに呼んでいただいて大丈夫です。それと、私も皆さんのことはお名前だけでお呼びしてもいいでしょうか」
 と名前で呼んでもらうことを希望しつつ、自身も呼び捨てで大丈夫か聞いてきた。
「さん付けは俺には似合わねーから呼び捨てでいいよ」
 ヴィッツがそう言い、他の者も同じく頷いた。
「ふふっ、今までそう呼んでたから不思議な感じです。ではヴィッツ、そしてスティアにザント、カルロとナスティ、そしてグレイ。このような姿になってしまいましたが、これからもよろしくお願いします。それからミーン、改めてよろしくお願いします」
 そう言ってお辞儀をする。
「あなたたち、姫に何かしたら私から強烈なお仕置きするわよ」
 そう言ってミーンがティアス以外に鋭い視線を送り、六人は震え上がった。
「ま、まあティアスの光の杖も手に入ったことだし。後はグレイが闇を司る者として目覚めて杖を手に入れることも大事だね」
 ザントがそう言って場の雰囲気を変えるために話題を振った。それを聞いてグレイは孤島での話をする。
「俺は本来、水の精霊と契約するはずだったらしい。それが闇の精霊と契約する運命になった。俺の出生には何があるのか、気になって仕方がない。俺は何者なんだ。グレイ・ハウ・ラインド、その名が意味する本当の俺は……」
 グレイはそう言って頭を抱える。
「俺は闇を司る者として目覚められるのか」
 そう言うと
「今はまだ無理よ」
 とミーンが言う。
「あなたはこの先、色々知らなければならない。自身の手で過去を探らなければならない。その先にあなたが求めている答えのすべてがある。今は、前に進みましょう」
 そう言って全員を出口である魔法陣に誘導する。
「答えが知りたければ前を向きなさい」
 グレイはミーンの言葉を聞いて魔法陣に乗った。他の六人も魔法陣に乗るとスッと姿を消した。入り口のひらけた場所に出る。グレイとナスティが先に魔物がいないか確認に森に入る。その後を続くようにヴィッツたちも向かう。
「そういやティアスはもうグレイみたいに探索とかは無理なのか?」
 ヴィッツが聞くと
「そうですね。この服では飛び上がったりもできませんし、体力筋力的にも今の私には無理になってしまいました」
 とちょっと寂しそうにする。
「そっか。まあ仕方ねぇな。ティアスはこれからは魔法がメインになるんだな」
 ヴィッツがそう言うと
「はい。傷を癒したりするのがメインですが、攻撃魔法もいくつか覚えました」
 とまっすぐな表情で答えた。
「護られるだけの存在にはなりたくない。そう思った時、魔法をいくつか習得出来ました」
「すげーな。俺なんかまだ転送魔法と行動速度が上がる魔法しか覚えてねーのに」
「ヴィッツは補助魔法がメインでいいと思います。私の方が最上位の魔法ですが転送魔法以外は楽に覚えられます。扱いが難しいのは静と動ですから」
 ティアスがそう話す。
「そうなのか。まあ時を動かす魔法だからなぁ。そりゃあ難しいだろうなぁ。ああそうだ、ザント」
 ヴィッツはティアスと話しながら、前を歩くザントに声をかけた。
「何?」
 不思議そうな顔をしてザントが振り向く。
「お前、ちっさい時にあった羽はどこ行った?」
 子供の頃にあった背中の羽が見当たらない。すると
「ああ、あれは子供の姿の時だけの特権だよ。あの羽自体で飛ぶわけじゃないけど、羽の魔力で浮遊できる。大人になったらもう使えないんだ。でもね」
 そう言ってザントは魔法を唱える。
「フロートエア!」
 ザントは足元が地面から浮き、ふわふわとその場に空中浮遊している。
「子供の時みたいに飛び回ることはできないけど、こうやって浮いて滑走することは可能だよ」
 そして地面に足を着いた。
「さあ、おしゃべりしてる時間はない。行こう」
 ザントは前を向いて歩きだした。
「あの子供だったザントがあっという間に成長して、あんなに大人びちまって……。髪色以外面影がねぇな」
「でも、彼の中で五歳から急に二十歳になってしまって、戸惑いはあるでしょうね」
 そう話しながらヴィッツとティアスも歩き始めた。一行は森の中で魔物四体と遭遇するも、ヴィッツとミーンの補助魔法を受けたカルロとスティア、ナスティ、グレイが足止めしつつ、ザントの風攻撃魔法とティアスの光攻撃魔法であっという間に終わった。残り火はまだ浄化魔法を使っていないヴィッツ、ナスティ、グレイ、ティアスが消す。
「タイムイレース!」
「ハッシュカーム!」
「シャドウリポース」
「クリーンライト!」
 これで全員浄化魔法が使えることが確認できた。
「これで魔物と戦った後に自分自身で処理ができますね!」
 ナスティがグッと両手を握りながら言う。
「でも俺とナスティの浄化魔法覚えるのすっげー苦労したよな。やっぱ他の属性と違って『時』を操る魔法だから浄化には向かねーのかな」
 ヴィッツがそう言うと
「その通り。四色属性と二大基礎属性と違ってヴィッツとナスティの属性は『時』を司るものであって、物理的に何かするものではない。それ故に扱える者が少ない貴重な魔法。間違っても変なことに使ったら駄目よ」
 とミーンがくぎを刺す。
「いやぁ、変なことも何も。俺は転送と浄化以外だと皆の行動速度上げる魔法しか使えねぇ」
「私もヴィッツさんと同じで、相手を遅くする魔法と眠らせる魔法以外はまだ修得できていません。もっといろんな魔法もあるとミーンさんは言いますが、今の私ではとても覚えられません」
 とヴィッツとナスティは自身の使える魔法の少なさに愚痴をこぼす。
「それでいいのよ。二人とも魔力は低めだから、攻撃魔法は私たちに任せて補助と接近戦で頑張ることね」
 そう言って再び歩き始めた。こうして魔物との戦いも無事終わり森を抜けることが出来た。
「今からなら夕方くらいにはエアイアの街に着くと思う。長距離の移動だ、最悪テントで野宿もあるかもしれねぇ。疲れた奴は無理すんなよ」
 カルロはそう言って大きな荷物を背負い直す。他の荷物はヴィッツとスティアが背負っている。
「なぁ、スティア。お前が荷物持ったのでいいのか?」
 ヴィッツがそう聞くと
「うん。この中でカルロとヴィッツ除いたら私が一番筋力あるもの」
 と言う。そして
「グレイに持たせたらどうかって言いたいんでしょ? あの人、瞬発力と機動力はあるけど、体力はなさそうだから」
 と話す。
「見ただけで分かるのか?」
「まあ、筋肉の付き方はあの服じゃ全然分からないし、義手と義足もどんなものなのかわからない。でも、動き方からして素早さ重視で速攻で戦闘終わらせるタイプ。持久戦には向かないわ。だから、荷物は私が持った方がいいの」
 と言ってスタスタとヴィッツより速く歩く。負けられないと思いつつも、体力を温存しておきたいヴィッツは自分のペースで歩いた。こうして一行は道中何事もなく、日が暮れる頃には無事エアイアの街に到着した。
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