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慈愛と発散のケア💝
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■:施術の翌日の夜
照明を落とした寝室。鎮痛剤は効き、昨日の鋭い痛みはもうない。
それでも新城の内腿には、皮膚の奥底にだけ残る火種のような熱が、はじわりと居座っていた。
新城はシーツに身を投げ、ローブの裾を割って、内腿の付け根にある模様を夜の空気にさらす。羽生は指先でバームを温め、冷たさを消してから新城の肌に触れた。塗り広げる指の動きには、執拗なまでの丁寧さと、それを独占している自覚が静かに滲んでいた。
バームが肌に馴染むと、黒いアウトラインは濃く沈み、炎症した皮膚の腫れが、暖色の灯りを受けて鋭い影として際立ち始める。羽生はその光沢に、思わず息を呑んだ。
羽生:「先生、見て。この影。あんたの理性がゆっくりほどけて、僕に染まった証みたいだ」
新城はわずかに眉を動かした。むず痒い違和感に支えられた理性を、どうにか保って応じる。
新城:「余計なことを言うな。……それはただの光の反射だ。お前の手柄じゃない」
羽生:「……わかってる。でも、その光のせいで……先生の『熱』が透けて見えるのが、最高にイラつくよ」
羽生はバームを塗り終えると、その鋭利な影に顔を近づけた。荒い呼吸が、まだ繊細なタトゥーの上をかすめる。
羽生:「ねえ、触りたい。こんなに綺麗なのに、触れないなんて。あんたも僕も、拷問だろう?」
新城は、這い上がってくる熱を押し殺すような低い声で制した。
新城:「……触るな。治りが遅れる」
その拒絶を合図に、羽生は新城の唇に激しく音を立てて喰らいついた。水気を伴い、乱暴に新城の口内を深く探る舌。新城は、熱い息と共に掠れた声を漏らし、抵抗するように羽生の舌を押し返したが、すぐにその熱に抗えなくなった。羽生のキスは、タトゥーの痛みごと新城の意識を、一気に情欲の渦へと引きずり込んだ。
羽生は耳元で息を荒げ、切実に訴える。
羽生:「ねぇ、早くこの衝動を鎮めていいって言ってよ……僕が、あんたに触れたくておかしくなる」
新城は羽生の後頭部を撫で、静かに言い聞かせた。
新城:「……お前が刻んだものだろう。途中で投げ出すな。最後まで、責任を持って面倒を見ろ」
羽生はその言葉を、重い事実として黙って受け止める。
羽生:「わかった、先生。……その言葉、受け取ったよ」
羽生はローブの帯を緩め、己を剥き出しにした。
その丸い瞳の綺麗な顔立ちに反して、現れたのは、驚くほど巨大で猛々しい「雄」の質量だった。
逃げ場のない熱を孕んで怒張し、赤紫に充血したそれは、太い血管が浮き上がって今にも爆ぜそうなほどにガチガチに強張っている。その端正な貌(かお)からは想像もつかない、あまりに生々しく野蛮な造形は、羽生の内に潜む底知れない執着そのものを形にしたような、暴力的な色気を放っていた。
新城を食い入るように見つめたまま、手早くコンドームを装着する。期待に怒張したそれを掴むと、羽生は荒い呼吸と共に、逃げ場を塞ぐような速度でしごき始めた。
――グチャッ、と、潤滑剤とラテックスが擦れる湿った音が、静寂を塗り潰していく。
羽生は激しく手を動かしながらも、最後の一線がどうしても超えられない。
「投げ出すな」と命じた当の本人は、指一本触れさせず、ただ特等席で自分を眺めている。
羽生:「……っ、は、……あ、……っ。……先生、……あんた、……ほんと、ケチだ……っ」
ギリ、ギリ、と皮膚が強く擦れる音が早まり、羽生の喉が獣のように低く鳴った。
羽生:「……っ、あ、……クソ……っ。……見てるだけなんて、……っ、……あんたが、……こんなに、目の前に、いるのに……っ! ……無理だ、……こんなの、……っ!」
羽生は自身の身体を呪うように、さらに乱暴に扱き上げた。出口のない快感を強引に絞り出すような、執拗で激しい摩擦音。
新城は、その羽生の無様なほどの焦燥を、瞬きも惜しまずに鑑賞した。
自分の言葉を、羽生が文字通り身を削るような執着で体現している。触れられない飢えを、自分への罵倒に近い喘ぎに変えて。
そのあまりに一方的な渇望を突きつけられ、新城の胸の奥は重く、甘く、疼いた。
羽生は、目の前の新城の瞳を劇薬のように脳へ叩き込んだ。視界にある端正な貌に、かつて自分が暴き出した淫らな喘ぎを無理やり重ね、残像を抱くように腰を跳ねさせる。
――ギュチッ、と、ラテックスが熱に圧し潰される、硬く湿った音が激しさを増す。
羽生:「……っ、……ぁ、ああ、……っ!」
羽生がようやく快感の頂へ指をかけ、腰を震わせた。その寸前、新城は羽生の頭を撫でる指先に、無言の許可を込めてぐっと力を込めた。
羽生は、噴き出す熱を膜の内側に閉じ込めるように絶頂を迎えながらも、コンドームの根元をしっかり押さえ、使用済みのそれを慎重にベッドから遠ざけた。
新城は羽生の放った熱を静かに見つめた。瞳には隠しきれない昂ぶりが宿っている。
新城は枕元のウェットティッシュを手に取った。パチン、と蓋を弾く音が響く。
数枚を無造作に引き抜き、まだ熱を帯びた羽生の手に、それを黙って押し付けた。
新城:「……早く拭け。その手が、俺に触れるんだろう」
羽生は受け取ったシートで自らの汚れを、手早く、静かに拭い去った。一転して冷静に、新城の様子を確かめるような目に戻り、清潔にした手で新城の熱に触れる。その瞳には、飢えた光が宿っていた。
羽生:「……待たせてごめんね。あんたがこんなに熱いのを、僕以外の誰にも、あんた自身にさえ触らせたくなかったんだ」
新城は沈黙した。その拒絶のない沈黙こそが、羽生にとっては極上の報酬だった。
羽生:「僕の印は絶対に汚させない。これからは全部、僕が管理する。……いいよね?」
羽生は、新城を焦らすような執拗でゆったりとした手つきでコンドームを装着する。フィルムのすぐ隣、羽生の指先がラテックスの膜を滑らせ、新城の熱を二重に封印していく。
新城は、逃げ場のないその「管理」に気怠げな吐息を漏らし、羽生の手首を確認するように強く掴んだ。
新城:「ああ、好きにしろ。……お前が始めたことだ。最後まで、付き合ってもらうぞ」
羽生は慈愛を込め、その手を新城の硬い熱に滑らせた。「介護の手」という名目で、新城の性的な衝動を徹底的に処理し始める。
羽生:「……いい子だ、先生。全部、僕の言う通りにして。もう、我慢しなくていいんだよ」
新城のそれは、彫刻のように無駄のない、凛とした気品さえ感じさせる形をしていた。羽生はその完璧な造形を愛でるように、けれど容赦のない速度で掌を滑らせる。
羽生:「……本当に、どこまでも綺麗だ、先生。形も、脈打つ熱も……全部僕のものだよ」
羽生の指が、新城が必死に保っていた「管理」の境界線を、いとも容易く踏み越えた。極限まで高められていた新城の感覚が、羽生の指先ひとつで鮮やかに弾け飛ぶ。
新城:「ぁ……っ、は、……あ、……っ!」
新城は首を反らせ、シーツを握りしめた。理性の壁が音を立てて崩れ、代わりに、己の中に潜んでいた淫らな衝動が、羽生の支配下へとななだれ込んでいく。
新城:「……ぁ、ああ……っ!」
新城は、蕩けたような声と共に絶頂を迎えた。身体を弓なりに強張らせ、羽生の手の中で、その高潔なプライドごと、甘やかな快楽に塗り潰されていく。
羽生は新城の余韻が冷めやらぬうちに、新しいウェットティッシュを引き抜いた。
パチン、と再び蓋を弾く音が、終わりの合図のように静かに響く。
羽生はベッドサイドに腰を下ろし、新城の腿の間を、汚れのない箇所まで慈しむように、丹念に清め始める。
新城の肌に残るわずかな汗までを拭い去っていく。新城は指先がフィルムの境界線をなぞるたびに身体を震わせたが、全てを委ねた安堵から、力なくシーツの上に身を投げ出した。丁寧に整えられていく心地よさに、新城は抗うことなく身を委ね、緊張を解放させていった。
羽生は自らの手も再び清めると、新城の顔を覗き込み、唇を寄せた。
さっきまでの激しさはない。代わりに、新城の口内に残る自分の痕跡を数え上げるような、ねちっこく、密度の高いキスを贈った。新城は羽生の項に腕を回し、その深い余韻を共についばんだ。
羽生は新城を抱き寄せ、整えられたばかりの内腿の印を、誇らしげに一瞥した。
羽生:「一ヶ月後、この印に最後の色が入り、あんたの身体で永遠が始まる。その時まで、あんたの痛みも、全部僕に預けて」
新城は羽生の温もりに身を預けた。二人は、タトゥーが肌に馴染むまでの静かな時間を共有するように、重い眠りに落ちていった。
照明を落とした寝室。鎮痛剤は効き、昨日の鋭い痛みはもうない。
それでも新城の内腿には、皮膚の奥底にだけ残る火種のような熱が、はじわりと居座っていた。
新城はシーツに身を投げ、ローブの裾を割って、内腿の付け根にある模様を夜の空気にさらす。羽生は指先でバームを温め、冷たさを消してから新城の肌に触れた。塗り広げる指の動きには、執拗なまでの丁寧さと、それを独占している自覚が静かに滲んでいた。
バームが肌に馴染むと、黒いアウトラインは濃く沈み、炎症した皮膚の腫れが、暖色の灯りを受けて鋭い影として際立ち始める。羽生はその光沢に、思わず息を呑んだ。
羽生:「先生、見て。この影。あんたの理性がゆっくりほどけて、僕に染まった証みたいだ」
新城はわずかに眉を動かした。むず痒い違和感に支えられた理性を、どうにか保って応じる。
新城:「余計なことを言うな。……それはただの光の反射だ。お前の手柄じゃない」
羽生:「……わかってる。でも、その光のせいで……先生の『熱』が透けて見えるのが、最高にイラつくよ」
羽生はバームを塗り終えると、その鋭利な影に顔を近づけた。荒い呼吸が、まだ繊細なタトゥーの上をかすめる。
羽生:「ねえ、触りたい。こんなに綺麗なのに、触れないなんて。あんたも僕も、拷問だろう?」
新城は、這い上がってくる熱を押し殺すような低い声で制した。
新城:「……触るな。治りが遅れる」
その拒絶を合図に、羽生は新城の唇に激しく音を立てて喰らいついた。水気を伴い、乱暴に新城の口内を深く探る舌。新城は、熱い息と共に掠れた声を漏らし、抵抗するように羽生の舌を押し返したが、すぐにその熱に抗えなくなった。羽生のキスは、タトゥーの痛みごと新城の意識を、一気に情欲の渦へと引きずり込んだ。
羽生は耳元で息を荒げ、切実に訴える。
羽生:「ねぇ、早くこの衝動を鎮めていいって言ってよ……僕が、あんたに触れたくておかしくなる」
新城は羽生の後頭部を撫で、静かに言い聞かせた。
新城:「……お前が刻んだものだろう。途中で投げ出すな。最後まで、責任を持って面倒を見ろ」
羽生はその言葉を、重い事実として黙って受け止める。
羽生:「わかった、先生。……その言葉、受け取ったよ」
羽生はローブの帯を緩め、己を剥き出しにした。
その丸い瞳の綺麗な顔立ちに反して、現れたのは、驚くほど巨大で猛々しい「雄」の質量だった。
逃げ場のない熱を孕んで怒張し、赤紫に充血したそれは、太い血管が浮き上がって今にも爆ぜそうなほどにガチガチに強張っている。その端正な貌(かお)からは想像もつかない、あまりに生々しく野蛮な造形は、羽生の内に潜む底知れない執着そのものを形にしたような、暴力的な色気を放っていた。
新城を食い入るように見つめたまま、手早くコンドームを装着する。期待に怒張したそれを掴むと、羽生は荒い呼吸と共に、逃げ場を塞ぐような速度でしごき始めた。
――グチャッ、と、潤滑剤とラテックスが擦れる湿った音が、静寂を塗り潰していく。
羽生は激しく手を動かしながらも、最後の一線がどうしても超えられない。
「投げ出すな」と命じた当の本人は、指一本触れさせず、ただ特等席で自分を眺めている。
羽生:「……っ、は、……あ、……っ。……先生、……あんた、……ほんと、ケチだ……っ」
ギリ、ギリ、と皮膚が強く擦れる音が早まり、羽生の喉が獣のように低く鳴った。
羽生:「……っ、あ、……クソ……っ。……見てるだけなんて、……っ、……あんたが、……こんなに、目の前に、いるのに……っ! ……無理だ、……こんなの、……っ!」
羽生は自身の身体を呪うように、さらに乱暴に扱き上げた。出口のない快感を強引に絞り出すような、執拗で激しい摩擦音。
新城は、その羽生の無様なほどの焦燥を、瞬きも惜しまずに鑑賞した。
自分の言葉を、羽生が文字通り身を削るような執着で体現している。触れられない飢えを、自分への罵倒に近い喘ぎに変えて。
そのあまりに一方的な渇望を突きつけられ、新城の胸の奥は重く、甘く、疼いた。
羽生は、目の前の新城の瞳を劇薬のように脳へ叩き込んだ。視界にある端正な貌に、かつて自分が暴き出した淫らな喘ぎを無理やり重ね、残像を抱くように腰を跳ねさせる。
――ギュチッ、と、ラテックスが熱に圧し潰される、硬く湿った音が激しさを増す。
羽生:「……っ、……ぁ、ああ、……っ!」
羽生がようやく快感の頂へ指をかけ、腰を震わせた。その寸前、新城は羽生の頭を撫でる指先に、無言の許可を込めてぐっと力を込めた。
羽生は、噴き出す熱を膜の内側に閉じ込めるように絶頂を迎えながらも、コンドームの根元をしっかり押さえ、使用済みのそれを慎重にベッドから遠ざけた。
新城は羽生の放った熱を静かに見つめた。瞳には隠しきれない昂ぶりが宿っている。
新城は枕元のウェットティッシュを手に取った。パチン、と蓋を弾く音が響く。
数枚を無造作に引き抜き、まだ熱を帯びた羽生の手に、それを黙って押し付けた。
新城:「……早く拭け。その手が、俺に触れるんだろう」
羽生は受け取ったシートで自らの汚れを、手早く、静かに拭い去った。一転して冷静に、新城の様子を確かめるような目に戻り、清潔にした手で新城の熱に触れる。その瞳には、飢えた光が宿っていた。
羽生:「……待たせてごめんね。あんたがこんなに熱いのを、僕以外の誰にも、あんた自身にさえ触らせたくなかったんだ」
新城は沈黙した。その拒絶のない沈黙こそが、羽生にとっては極上の報酬だった。
羽生:「僕の印は絶対に汚させない。これからは全部、僕が管理する。……いいよね?」
羽生は、新城を焦らすような執拗でゆったりとした手つきでコンドームを装着する。フィルムのすぐ隣、羽生の指先がラテックスの膜を滑らせ、新城の熱を二重に封印していく。
新城は、逃げ場のないその「管理」に気怠げな吐息を漏らし、羽生の手首を確認するように強く掴んだ。
新城:「ああ、好きにしろ。……お前が始めたことだ。最後まで、付き合ってもらうぞ」
羽生は慈愛を込め、その手を新城の硬い熱に滑らせた。「介護の手」という名目で、新城の性的な衝動を徹底的に処理し始める。
羽生:「……いい子だ、先生。全部、僕の言う通りにして。もう、我慢しなくていいんだよ」
新城のそれは、彫刻のように無駄のない、凛とした気品さえ感じさせる形をしていた。羽生はその完璧な造形を愛でるように、けれど容赦のない速度で掌を滑らせる。
羽生:「……本当に、どこまでも綺麗だ、先生。形も、脈打つ熱も……全部僕のものだよ」
羽生の指が、新城が必死に保っていた「管理」の境界線を、いとも容易く踏み越えた。極限まで高められていた新城の感覚が、羽生の指先ひとつで鮮やかに弾け飛ぶ。
新城:「ぁ……っ、は、……あ、……っ!」
新城は首を反らせ、シーツを握りしめた。理性の壁が音を立てて崩れ、代わりに、己の中に潜んでいた淫らな衝動が、羽生の支配下へとななだれ込んでいく。
新城:「……ぁ、ああ……っ!」
新城は、蕩けたような声と共に絶頂を迎えた。身体を弓なりに強張らせ、羽生の手の中で、その高潔なプライドごと、甘やかな快楽に塗り潰されていく。
羽生は新城の余韻が冷めやらぬうちに、新しいウェットティッシュを引き抜いた。
パチン、と再び蓋を弾く音が、終わりの合図のように静かに響く。
羽生はベッドサイドに腰を下ろし、新城の腿の間を、汚れのない箇所まで慈しむように、丹念に清め始める。
新城の肌に残るわずかな汗までを拭い去っていく。新城は指先がフィルムの境界線をなぞるたびに身体を震わせたが、全てを委ねた安堵から、力なくシーツの上に身を投げ出した。丁寧に整えられていく心地よさに、新城は抗うことなく身を委ね、緊張を解放させていった。
羽生は自らの手も再び清めると、新城の顔を覗き込み、唇を寄せた。
さっきまでの激しさはない。代わりに、新城の口内に残る自分の痕跡を数え上げるような、ねちっこく、密度の高いキスを贈った。新城は羽生の項に腕を回し、その深い余韻を共についばんだ。
羽生は新城を抱き寄せ、整えられたばかりの内腿の印を、誇らしげに一瞥した。
羽生:「一ヶ月後、この印に最後の色が入り、あんたの身体で永遠が始まる。その時まで、あんたの痛みも、全部僕に預けて」
新城は羽生の温もりに身を預けた。二人は、タトゥーが肌に馴染むまでの静かな時間を共有するように、重い眠りに落ちていった。
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