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😈童貞が教授を捕獲して貪る話🔞 📒プロローグ 水流の背徳:濡れた理性の裏切り
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その夜、新城はいつものように古い銭湯の湯船に身を沈めていた。薄暗い湯殿には、古びたタイルの匂いと、塩素と石鹸が混ざった公衆の湯気が充満していた。膝を軽く曲げた彼の身体は、無関心の他者の中に紛れ込み、束の間の安堵に弛緩していた。教授としての完璧な品格と、異常なほどの清潔感。それは、破滅を招く「制御不能な感情」から逃れるために築いた、彼の鉄壁な自己制御そのものだった。銭湯は、誰にも見咎められない安全な非存在になるための儀式の場だった。
湯船の縁に座り目を閉じていた彼の耳に、遠くで響く水道の不協和音と、場に不釣り合いな、完璧な発音の英語が届いた。
羽生:
「Good evening, Professor. Fancy meeting you here.」
新城は目を見開いた。そこにいたのは、自身の講義を履修する羽生。羽生は、教え子という立場を超え、新城の個人的な領域を知る者の視線で、裸体を品定めした。その粘着質な視線が、新城の熱を帯びた肌を這い上がった。
彼は一歩たりとも近づかない。ただ、公衆が共にする「熱と湿気」の空間の中で、背徳的な緊張感が新城の全身を硬直させた。
羽生の身体に視線が触れたその瞬間、新城の視界は、彼の長年にわたり保たれてきた秩序の地平線に、決定的な亀裂を見た。
羽生は濡れた指先を腹筋に沿って這わせ、そのまま湯面へ滑らせた。その指先が、無防備に開かれた新城の股間が位置する湯の中の空間に沈む。
羽生はその指先を、水流が乱れないほどの微細な揺らめきで、新城のデリケートな部位の真下を、優しく撫でるように動かし始めた。
――背骨を駆け上がる、強烈な電流。
羽生は触れていない。だが、公衆の湯の共有された水が、羽生の意志を新城の肉体へ伝達した。理性で制御できない異常な熱が衝き動かし、嫌悪感と、抗えない快感が混ざり合う。腰の奥からねっとりとした衝動がせり上がった。
新城は「やめろ、俺は違う」と心の中で叫んだ。しかし、股間に向けられた羽生の視線が非情な現実を指し示す。湯の中にいるにもかかわらず、肉体は強烈な興奮によって硬く、水面下にその存在を隠しようもなく主張していた。
それは、彼の「理性の盾」に対する、肉体による最悪の裏切りだった。
言葉は出ず、喉の奥で喘ぐような苦痛の息が漏れる。羽生は、新城の羞恥に濡れた顔を、獲物を追い詰めた獣のような、病的な笑みで見つめた。
羽生は、湯気の向こうから、最も冷酷な英語で囁いた。
羽生:
「Don't forget this, Professor. Your perfect rationale is nothing but a wet blanket. And this little weakness... it's mine now.」
(先生、これを忘れないで。貴方の完璧な理性なんて、濡れた毛布同然だ。そしてこのささやかな弱点は……もう、僕のものだ。)
新城は「理性が勝つ」と心で叫んだ。だが、身体は熱で濡れ、羽生の言葉と抗い難い快感に支配されていた。
羽生が去った後も、新城は動けなかった。脳裏にあったのは、倫理でも品格でもない。
――今すぐ、この汚された内側を、タバコの煙で焼き尽くしたい。
あとがき
読んでいただきありがとうございます。
他にもこの二人が主人公のお話を投稿しているのでよかったら読んでみてくださいね。
湯船の縁に座り目を閉じていた彼の耳に、遠くで響く水道の不協和音と、場に不釣り合いな、完璧な発音の英語が届いた。
羽生:
「Good evening, Professor. Fancy meeting you here.」
新城は目を見開いた。そこにいたのは、自身の講義を履修する羽生。羽生は、教え子という立場を超え、新城の個人的な領域を知る者の視線で、裸体を品定めした。その粘着質な視線が、新城の熱を帯びた肌を這い上がった。
彼は一歩たりとも近づかない。ただ、公衆が共にする「熱と湿気」の空間の中で、背徳的な緊張感が新城の全身を硬直させた。
羽生の身体に視線が触れたその瞬間、新城の視界は、彼の長年にわたり保たれてきた秩序の地平線に、決定的な亀裂を見た。
羽生は濡れた指先を腹筋に沿って這わせ、そのまま湯面へ滑らせた。その指先が、無防備に開かれた新城の股間が位置する湯の中の空間に沈む。
羽生はその指先を、水流が乱れないほどの微細な揺らめきで、新城のデリケートな部位の真下を、優しく撫でるように動かし始めた。
――背骨を駆け上がる、強烈な電流。
羽生は触れていない。だが、公衆の湯の共有された水が、羽生の意志を新城の肉体へ伝達した。理性で制御できない異常な熱が衝き動かし、嫌悪感と、抗えない快感が混ざり合う。腰の奥からねっとりとした衝動がせり上がった。
新城は「やめろ、俺は違う」と心の中で叫んだ。しかし、股間に向けられた羽生の視線が非情な現実を指し示す。湯の中にいるにもかかわらず、肉体は強烈な興奮によって硬く、水面下にその存在を隠しようもなく主張していた。
それは、彼の「理性の盾」に対する、肉体による最悪の裏切りだった。
言葉は出ず、喉の奥で喘ぐような苦痛の息が漏れる。羽生は、新城の羞恥に濡れた顔を、獲物を追い詰めた獣のような、病的な笑みで見つめた。
羽生は、湯気の向こうから、最も冷酷な英語で囁いた。
羽生:
「Don't forget this, Professor. Your perfect rationale is nothing but a wet blanket. And this little weakness... it's mine now.」
(先生、これを忘れないで。貴方の完璧な理性なんて、濡れた毛布同然だ。そしてこのささやかな弱点は……もう、僕のものだ。)
新城は「理性が勝つ」と心で叫んだ。だが、身体は熱で濡れ、羽生の言葉と抗い難い快感に支配されていた。
羽生が去った後も、新城は動けなかった。脳裏にあったのは、倫理でも品格でもない。
――今すぐ、この汚された内側を、タバコの煙で焼き尽くしたい。
あとがき
読んでいただきありがとうございます。
他にもこの二人が主人公のお話を投稿しているのでよかったら読んでみてくださいね。
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