教授を襲う童貞の特濃初体験【完結作】

マリ・シンジュ

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📒エピローグ 『万が一』の熱と、日常の足枷

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新城は自分のベッドで身を横たえる。身体は羽生との夜の余韻でまだだるく、熱はすっかり落ち着いているが、心は重苦しい。


新城:(くそ……どうしてこんなに翻弄されるんだ……俺……羽生なんかに……)


部屋の隅で、羽生は従順なふりをして座っているが、その瞳には微かな欲望が滲む。


新城:「……雑にするな。手抜くな、きちんと拭け」

羽生は小さくうなずき、濡らしたタオルを持って近づく。羽生は濡れタオルで新城の背中や腕を丁寧に拭いていく。熱を抑えきれず、目線が何度も新城の弱った身体に吸い寄せられる。新城はその視線に苛立つ。


新城:(……くそ……奴め……弱ってる俺を見て、また欲望が湧いてる……)


羽生:「……僕も明日、学校休むよ」


新城:「ばかいってんじゃねぇよ」

舌打ちをして、腕の力を少し強める。自分の感情に苛立ちが募る。羽生はその苛立ちを楽しむように、無言でタオルを動かし続ける。


しばらく拭き終わったあと、羽生は少し躊躇いながらも言った。


羽生:「あの……先生、万が一のときのために……連絡先、交換しておこうか」


新城:(……万が一、か……)


新城:「……別に嫌じゃない。ちゃんとやれよ、必要なときだけだ」


羽生は小さく笑みを浮かべ、スマホを取り出す。淡々と番号を入力し、画面を見せる。新城は素っ気なく自分の番号を入力し返す。


交換は淡々と、しかし自然に済んだ。二人の距離感は変わらないまま、具体的な責任感だけが伴った。 


新城は布団に沈み込み、腕を組み直す。頭は妙に冴え渡り、あれこれ考えられるのに、身体はだるく重く、ぎしぎしと軋む。羽生の存在は、もはや自分の一部のように身近で、無意識に意識を縛る。思考の隅では苛立ちがくすぶり、警戒心がくすぐられる。余韻でも幸福感でもない、ただ現実としてそこにある羽生。頭と身体の乖離の中で、新城は自分の感覚が勝手に羽生に囚われていることを、静かに認めざるを得なかった。



あとがき

読んでいただきありがとうございます。
他にもこの二人が主人公のお話を投稿しているのでよかったら読んでみてくださいね。
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