教授を襲う童貞の特濃初体験【完結作】

マリ・シンジュ

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📒第八章 貴方の全ては『僕だけの愛(献身)』

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重なり合った身体が、快感の余韻に震えながらも、どこかぎこちなく崩れ落ちる。新城は、すべてを出し尽くしたふりをして羽生の胸に顔を埋めるが、心の奥ではまだ苛立ちが渦巻いていた。

新城:
(どうして……俺は、こんな……簡単に羽生の掌の上で……)

羽生は、獲物を愛撫するような、病的な悦びを浮かべて指先を髪に絡める。新城は眉をひそめ、短く舌打ちする。

新城: 
「……黙れ……っ」 

(声に出すと、理性を保とうとしても、胸の奥が熱で焦げる……でも、抗わなくては……)

羽生:
 「ふふ、そんなに可愛い声出すのに、まだ強がってんの? もう、あんたの『汚いところ』、全部見ちゃったし、聞いちゃったんだから、無駄だよ」

新城: 
「っ……や、やめろ……っ! 卑怯者め……っ」 

(触れるな……! くそ……でも、身体が勝手に……いやだ……)

羽生: 
「卑怯? いいや、これは『答え合わせ』だよ。この指が、あんたの奥底を、今も僕の残滓でベトベトに汚している。それは、あんたが僕を求めている証拠」

新城: 
「……っ……や、やめろ……もう……っ、くそ……っ」 (くそ……羽生め……なんで俺の理性をこんなに乱す……)

羽生: 
「ほら、もう僕なしじゃダメだ。……ね」

新城は顔を背け、眉間に皺を寄せる。胸の奥で小さく抵抗する火花が散り、身体は勝手に反応してしまう。執着に翻弄されながらも、理性の最後の端がまだかすかに残っている。

羽生は新城の顔を両手で包み、熱で濡れた額に冷たい舌先を這わせる。そして、甘く冷酷な英語で囁く。

羽生:
 "Forget your rationale, Professor. I need every single part of you to be completely defenseless and dependent on me. That's the only devotion I accept."

(貴方の理性など忘れなさい、先生。貴方の全てが、完全に無防備で、僕に依存している必要がある。それこそが、僕が受け入れる唯一の愛(献身)だ)

新城はその声に抗おうとするが、全身の力は抜け、胸の奥に渦巻く熱と屈辱に押し潰される。理性はまだ少し残っている。けれど、逃げ場のない身体はもう羽生の掌から離れることを許さず、無言のまま熱に飲み込まれていった。


あとがき

読んでいただきありがとうございます。
他にもこの二人が主人公のお話を投稿しているのでよかったら読んでみてくださいね。

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