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2話 形勢逆転
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◆◆◆
もう何がどうなっているのか分からない。
差し出された手を握り返すのが精一杯で、何も言葉が出てこなかった。
「ちーちゃん、後でゆっくり話そうね」
「え、あ……はい」
思わず敬語になってしまう。
混乱したまま席につくと、悠は私のよく知る笑顔で笑う。和やかな雰囲気でさっそく会議が始まった。
しかし、話の内容は全く頭に入ってこなかった。
一番端の席からじっと悠を見つめる。
本当に本物だろうか。なぜこの東京にいるのだろうか。
そもそもあの悠がなぜ起業などしたのだろうか。
私の知る悠は、極度の人見知りで競争社会をひどく嫌う。
幼い頃からいつも私の後ろに隠れてばかりで、友達も多いとは言えなかった。
けれどその代わり、私にはよく懐いてくれていた。悠が小学一年生の頃から中学を卒業するまで、ほとんど毎日顔をあわせていたぐらいだ。遊び相手から勉強、食事まで家族ぐるみで仲良くなり、母親同士も仲が良かった。
だが私が家庭の事情で引っ越したことを機に、一切連絡が取れなくなったのだ。こちらから連絡しても一切返事がなく、二年を過ぎたところで私も連絡するのをやめた。心配はあったが、彼の母親に聞くと元気にしているという。ということは、私には会いたくないのだ。
心当たりはあった。引っ越す前日、行かないでと泣き出す悠を振り切って私は東京に行ってしまったのだから。もちろん迷いがなかったわけじゃない。悠を置いていくのは本当に辛かった。だがそれでも、仕方がなかったのだ。
(あの時は、本当に……)
けれど悠からすれば、裏切られたような気持ちだったのかも知れない。
そうして悠との過去は、もはや懐かしい青春時代の思い出となっていたのだ。
――それがどうして今。
しかもこの最悪なタイミングで現れたというのだろうか。
もう一度、目を凝らしてよく見つめる。派手な茶髪にピアス。元々顔立ちは綺麗だったが、とてもじゃないが私の知る悠ではない。
というか、こんな重要な話の席でなぜその格好が許されるのかが不思議だ。
だが、透き通るような綺麗な瞳はあの頃と変わらない。幼いころは色素が薄くて外国人のようだと、よくからかわれていたことを思い出す。実際、彼の祖母がイギリス人だから当然だ。
(やっぱり本物……?)
それならこの数年で、一体何があったというのだろうか。
そんなことを考えている間にも、うちの社長があれやこれやとゴマをすっているが、もはや呪文のように聞こえる。
するとそのとき、悠と目があってしまった。社長の話に飽きたのかにっこりと花が咲いたように微笑む。
慌てて背筋を伸ばし、こちらも無理やり唇の端を持ち上げて軽く会釈する。全く確認していなかった資料を手に取って、誤魔化すように視線を落とした。
危ない。心臓が破裂するかと思った。ひとまず呼吸を落ち着けて、きちんと話の輪の中に入る。
資料の内容は予想通りだった。
相模リゾートが有澤ロイヤルを買収。午後のトップニュースになるだろう。株価がとんでもないことになるかもしれない。
有澤ロイヤルは、相模ロイヤル株式会社として生まれ変わる。
創業97年。あと3年で100周年だったというのにこうして有澤の名は砂の城のように崩れていく。
長年築き上げてきたものが崩れ去るのは一瞬だ。新しいものがどんどん溢れる時代だ。ちょっと目を離した隙に移りゆく。その流れについて行けなかったものが、ひとり、またひとりと消えていく。それは当然例外なく、わが社も同じだ。
創始者である有澤金吉はさぞかしこの事実を嘆くだろう。だが孫が出した決断ならそれはそれで受け止めるのかもしれない。
(待って。会社が潰れないってことは私のハワイ行きも……?)
――神は私を見捨てなかった!
思わず机の下でガッツポーズを作る。
上層部の事情が変わろうとも、平社員の業務は変わらない。私は今まで通り斎賀さんの元で働けるし、夏からは念願のハワイ勤務も守られた。
もしかしたら悠は、私を助けにきてくれたのだろうか。
悠は私の夢を幼い頃から知っている。
どこから聞きつけたのかは知らないが、私が有澤ロイヤルで働いていることを知り窮地を救ってくれたに違いない。
(悠、ありがとう……!)
唐突におとずれた再会だったが、あの反応からすると嫌われたわけではなかったのだろう。
きっと悠は忙しかったのだ。会社を立ち上げ、ここまで大きくするのに相当な努力があったに違いない。
また昔のように一緒に遊んだり、勉強したり、食事をしたり、そんな関係に戻れるはずだ。
さっきまでの悩みが嘘のように消えていく。
ああ。人生とは素晴らしくよくできているものだ。やはり努力は裏切らない。
これも良い上司に恵まれ、可愛い後輩に後押しされ、徹夜してでも努力してきた結果だ。自分は本当に恵まれている。
そのときだった。会議室が拍手喝采に包まれると同時に、全員が一斉に立ち上がる。
(な、なに!?)
とりあえず合わせるように席を立ちにこやかに微笑む。
悠と社長が握手を交わすと、穏やかな空気のまま会議が終わった。
「では朝倉さん、よろしく頼むよ」
「え?」
ぽんと社長の手が肩に乗った。
そのまま背中を押され、わけもわからず悠の前に立たされる。
「えっと……?」
しまった。最後の話をちゃんと聞いていなかった。
だが当然、この場で聞いていませんでしたなんて言えるはずもない。
「よ、よろしくお願いします。相模社長」
「こちらこそ」
長年一緒にいた幼馴染相手に変な気分だ。
あの頃は、私の後ろをついて回っていたというのに、今では遥か彼方の存在のように遠く感じる。
(社長かあ……)
あの頃の可愛い悠はもういない。いつの間にか身長も伸びて、ヒールを履いていても私が見上げるぐらいだ。
(もう、私が守ってあげなくてもいいんだ)
昔は、男の子なんだからしっかりしなさいと小言を言う毎日だった。
その通りに成長してくれたというのに、急に寂しさが襲う。
(すっかり男になっちゃって。本当に何してたのよ)
心の中で小さな文句を呟いて、苦笑いを浮かべた。
あの頃と、立場は大きく変わってしまった。正直まだ信じられないし、どう接していけばいいのかも分からない。
(私、怒ってるんだからね)
あんなに心配していたのに、連絡ひとつ寄越さないなんて。
積もる話があるだろう。私も言いたいことがたくさんある。こうなったらみっちり話を聞かせてもらおう。
なぜなら時間は限られているのだ。
私は夏にはハワイに行ってしまうのだから。
「それじゃあ朝倉さん、今日から君は相模社長の秘書だから」
「……へ?」
突然放たれたその一言に、間抜けな声が漏れた。
一気に意識が舞い戻る。思わずうちの社長に駆け寄ってがっちりと両肩を掴んだ。
「あの、私夏から海外赴任なんですが……」
「海外赴任? それより相模社長直々のご指名なんだぞ? 有り難いと思わんのか」
「いえ、でも……」
慌てて振り返って、悠の顔を見る。
驚愕する私とは反対に悠はまたにっこりと笑みを浮かべている。
だがそれは私のよく知る笑顔じゃなかった。
いたずらな笑みなんてものじゃない。ドス黒い、奥底の知れない計算高い真っ黒な笑み。
途端に冷や汗が止まらなくなった。もしかして自分は、とんでもない勘違いをしているのではないかと。
すると、ぱっちりと大きな目がスッと細められ、悠が一歩ずつ近づいてくる。
「よろしくね、ちーちゃん」
もう一度、悠が手を差し出す。さっきと同じ光景なのに、まるで意味が違う。
この手をとってしまえば最後、逃げられない。見えない拘束具がすぐそこまで迫っている。
逃げたい。今すぐ逃げ出したいと手が震える。だが無意識に引っ込めた手を強引に奪われてしまい、半ば強制的に握手を交わす。
そのままぐっと腕を引かれて、悠の吐息が耳元に触れた。
「逃してなんかあげないよ」
色気を含んだ低い声にぞくりと背筋が震えあがり、足の力が抜けて倒れてしまいそうになる。だがすぐに悠の手が腰に回り、崩れ落ちることはなかった。
ぱっと視線が重なった瞬間、激しく後悔した。
澄んだ瞳に吸い寄せられる。
だがその奥には貪るようなドス黒い独占欲と、抑制のきかない欲望が色を覗かせていた。
それは私の知ってる可愛い年下の幼馴染じゃない。
ギラついた男の瞳が、狂おしく突き刺さる。
鷹の前の雀。猫の前の鼠。いや違う。
そんな生ぬるい言葉じゃすまされない。
獅子に差し出された餌。あるいは生贄だ。
ああ神様。
これは一体どういうことなのでしょうか。
もう何がどうなっているのか分からない。
差し出された手を握り返すのが精一杯で、何も言葉が出てこなかった。
「ちーちゃん、後でゆっくり話そうね」
「え、あ……はい」
思わず敬語になってしまう。
混乱したまま席につくと、悠は私のよく知る笑顔で笑う。和やかな雰囲気でさっそく会議が始まった。
しかし、話の内容は全く頭に入ってこなかった。
一番端の席からじっと悠を見つめる。
本当に本物だろうか。なぜこの東京にいるのだろうか。
そもそもあの悠がなぜ起業などしたのだろうか。
私の知る悠は、極度の人見知りで競争社会をひどく嫌う。
幼い頃からいつも私の後ろに隠れてばかりで、友達も多いとは言えなかった。
けれどその代わり、私にはよく懐いてくれていた。悠が小学一年生の頃から中学を卒業するまで、ほとんど毎日顔をあわせていたぐらいだ。遊び相手から勉強、食事まで家族ぐるみで仲良くなり、母親同士も仲が良かった。
だが私が家庭の事情で引っ越したことを機に、一切連絡が取れなくなったのだ。こちらから連絡しても一切返事がなく、二年を過ぎたところで私も連絡するのをやめた。心配はあったが、彼の母親に聞くと元気にしているという。ということは、私には会いたくないのだ。
心当たりはあった。引っ越す前日、行かないでと泣き出す悠を振り切って私は東京に行ってしまったのだから。もちろん迷いがなかったわけじゃない。悠を置いていくのは本当に辛かった。だがそれでも、仕方がなかったのだ。
(あの時は、本当に……)
けれど悠からすれば、裏切られたような気持ちだったのかも知れない。
そうして悠との過去は、もはや懐かしい青春時代の思い出となっていたのだ。
――それがどうして今。
しかもこの最悪なタイミングで現れたというのだろうか。
もう一度、目を凝らしてよく見つめる。派手な茶髪にピアス。元々顔立ちは綺麗だったが、とてもじゃないが私の知る悠ではない。
というか、こんな重要な話の席でなぜその格好が許されるのかが不思議だ。
だが、透き通るような綺麗な瞳はあの頃と変わらない。幼いころは色素が薄くて外国人のようだと、よくからかわれていたことを思い出す。実際、彼の祖母がイギリス人だから当然だ。
(やっぱり本物……?)
それならこの数年で、一体何があったというのだろうか。
そんなことを考えている間にも、うちの社長があれやこれやとゴマをすっているが、もはや呪文のように聞こえる。
するとそのとき、悠と目があってしまった。社長の話に飽きたのかにっこりと花が咲いたように微笑む。
慌てて背筋を伸ばし、こちらも無理やり唇の端を持ち上げて軽く会釈する。全く確認していなかった資料を手に取って、誤魔化すように視線を落とした。
危ない。心臓が破裂するかと思った。ひとまず呼吸を落ち着けて、きちんと話の輪の中に入る。
資料の内容は予想通りだった。
相模リゾートが有澤ロイヤルを買収。午後のトップニュースになるだろう。株価がとんでもないことになるかもしれない。
有澤ロイヤルは、相模ロイヤル株式会社として生まれ変わる。
創業97年。あと3年で100周年だったというのにこうして有澤の名は砂の城のように崩れていく。
長年築き上げてきたものが崩れ去るのは一瞬だ。新しいものがどんどん溢れる時代だ。ちょっと目を離した隙に移りゆく。その流れについて行けなかったものが、ひとり、またひとりと消えていく。それは当然例外なく、わが社も同じだ。
創始者である有澤金吉はさぞかしこの事実を嘆くだろう。だが孫が出した決断ならそれはそれで受け止めるのかもしれない。
(待って。会社が潰れないってことは私のハワイ行きも……?)
――神は私を見捨てなかった!
思わず机の下でガッツポーズを作る。
上層部の事情が変わろうとも、平社員の業務は変わらない。私は今まで通り斎賀さんの元で働けるし、夏からは念願のハワイ勤務も守られた。
もしかしたら悠は、私を助けにきてくれたのだろうか。
悠は私の夢を幼い頃から知っている。
どこから聞きつけたのかは知らないが、私が有澤ロイヤルで働いていることを知り窮地を救ってくれたに違いない。
(悠、ありがとう……!)
唐突におとずれた再会だったが、あの反応からすると嫌われたわけではなかったのだろう。
きっと悠は忙しかったのだ。会社を立ち上げ、ここまで大きくするのに相当な努力があったに違いない。
また昔のように一緒に遊んだり、勉強したり、食事をしたり、そんな関係に戻れるはずだ。
さっきまでの悩みが嘘のように消えていく。
ああ。人生とは素晴らしくよくできているものだ。やはり努力は裏切らない。
これも良い上司に恵まれ、可愛い後輩に後押しされ、徹夜してでも努力してきた結果だ。自分は本当に恵まれている。
そのときだった。会議室が拍手喝采に包まれると同時に、全員が一斉に立ち上がる。
(な、なに!?)
とりあえず合わせるように席を立ちにこやかに微笑む。
悠と社長が握手を交わすと、穏やかな空気のまま会議が終わった。
「では朝倉さん、よろしく頼むよ」
「え?」
ぽんと社長の手が肩に乗った。
そのまま背中を押され、わけもわからず悠の前に立たされる。
「えっと……?」
しまった。最後の話をちゃんと聞いていなかった。
だが当然、この場で聞いていませんでしたなんて言えるはずもない。
「よ、よろしくお願いします。相模社長」
「こちらこそ」
長年一緒にいた幼馴染相手に変な気分だ。
あの頃は、私の後ろをついて回っていたというのに、今では遥か彼方の存在のように遠く感じる。
(社長かあ……)
あの頃の可愛い悠はもういない。いつの間にか身長も伸びて、ヒールを履いていても私が見上げるぐらいだ。
(もう、私が守ってあげなくてもいいんだ)
昔は、男の子なんだからしっかりしなさいと小言を言う毎日だった。
その通りに成長してくれたというのに、急に寂しさが襲う。
(すっかり男になっちゃって。本当に何してたのよ)
心の中で小さな文句を呟いて、苦笑いを浮かべた。
あの頃と、立場は大きく変わってしまった。正直まだ信じられないし、どう接していけばいいのかも分からない。
(私、怒ってるんだからね)
あんなに心配していたのに、連絡ひとつ寄越さないなんて。
積もる話があるだろう。私も言いたいことがたくさんある。こうなったらみっちり話を聞かせてもらおう。
なぜなら時間は限られているのだ。
私は夏にはハワイに行ってしまうのだから。
「それじゃあ朝倉さん、今日から君は相模社長の秘書だから」
「……へ?」
突然放たれたその一言に、間抜けな声が漏れた。
一気に意識が舞い戻る。思わずうちの社長に駆け寄ってがっちりと両肩を掴んだ。
「あの、私夏から海外赴任なんですが……」
「海外赴任? それより相模社長直々のご指名なんだぞ? 有り難いと思わんのか」
「いえ、でも……」
慌てて振り返って、悠の顔を見る。
驚愕する私とは反対に悠はまたにっこりと笑みを浮かべている。
だがそれは私のよく知る笑顔じゃなかった。
いたずらな笑みなんてものじゃない。ドス黒い、奥底の知れない計算高い真っ黒な笑み。
途端に冷や汗が止まらなくなった。もしかして自分は、とんでもない勘違いをしているのではないかと。
すると、ぱっちりと大きな目がスッと細められ、悠が一歩ずつ近づいてくる。
「よろしくね、ちーちゃん」
もう一度、悠が手を差し出す。さっきと同じ光景なのに、まるで意味が違う。
この手をとってしまえば最後、逃げられない。見えない拘束具がすぐそこまで迫っている。
逃げたい。今すぐ逃げ出したいと手が震える。だが無意識に引っ込めた手を強引に奪われてしまい、半ば強制的に握手を交わす。
そのままぐっと腕を引かれて、悠の吐息が耳元に触れた。
「逃してなんかあげないよ」
色気を含んだ低い声にぞくりと背筋が震えあがり、足の力が抜けて倒れてしまいそうになる。だがすぐに悠の手が腰に回り、崩れ落ちることはなかった。
ぱっと視線が重なった瞬間、激しく後悔した。
澄んだ瞳に吸い寄せられる。
だがその奥には貪るようなドス黒い独占欲と、抑制のきかない欲望が色を覗かせていた。
それは私の知ってる可愛い年下の幼馴染じゃない。
ギラついた男の瞳が、狂おしく突き刺さる。
鷹の前の雀。猫の前の鼠。いや違う。
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獅子に差し出された餌。あるいは生贄だ。
ああ神様。
これは一体どういうことなのでしょうか。
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