うつしよの波 ~波およぎ兼光異伝~

春疾風

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小早川秀秋の章

第八話 秀吉の死

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  露と落ち 露と消えにし 我が身かな
  難波のことも 夢のまた夢

 八月十八日。一代にして天下を治めた男・豊臣秀吉はその辞世を残しこの世を去った。だが、市井にその死を悼む者は居なかった。何故ならば――。
「渡海している諸将の引き上げが完了するまで、殿下の死は秘匿する。かねてよりの約定によりその様に進めるが、宜しいか」
 伏見城の一室。石田三成は相対する男にそう告げた。少々不遜とも取れる物言いだったが、相対する男は怒りの感情を見せず何時ものように穏やかに、いや、秀吉の死を受けてか些か悲しげに答えた。
「うむ、異論無い。しかし、御子息や御血縁であらせられる秀頼様と秀秋殿に於いては」
 その男――徳川家康は穏やかな雰囲気を崩さず、しかしその目は三成を射抜くように見据えていた。
「約定は奉行衆、大老衆の合意で定められたもの。一切の外は認められませぬ。例え近しくあっても何処から漏れるか分かりませぬ故」
 家康の言を遮るかのように、三成が言い放った。
「そうであったな。秀頼様がご成人遊ばされるまで奉行衆、大老衆の合意で事を進める。それが殿下の命で御座ったな。いや、忘れて下され」
 こめかみを掻きながらこうべを垂れる家康を、三成はただ冷淡な目で見つめる。
「全て約定通りと言う事で御座れば、三成殿は秀秋殿が復領されるまでの間、筑前にて蔵入地の管理及び諸将の撤収に当たられるという事で宜しいかな」
「無論。約定以前に私が殿下より命を受けたことに御座れば。数日の内に筑前へ発つ算段にて」
 三成は瞑目しながら家康へと返答した。そして不意に目を見開き、続けた。
「私の留守の間、家康殿におかれましては太閤殿下の遺命通り京に逗留の上、上方の守護を御願い申し上げる」
 「内府三年御在京事(家康は三年間京に居る事)」とは、秀吉の遺言の一つであった。
「うむ。承知仕った」
 微笑み答える家康。しかし三成には、その微笑に何処か闇――いや、あるいは鮮やかに過ぎる光が感じられた。

 十一月二十三日。この日より渡海していた日本軍の順次帰国が行われた。加藤清正・黒田長政らもこの時帰国している。
 そして、彼らを迎えたのは――。
「長きに渡る在番、真に辛苦耐え難かったとお察しする。殿下に代わって御礼申し上げる」
 慇懃に過ぎる、怜悧な声。石田三成であった。
「何故お前がそこに居る、佐吉。筑前の領主は秀秋殿であったはずだ」
 険しい表情で清正が三成に問いかける。無論、秀秋の越前への減封は知っていた。筑前博多からの兵糧輸送は続いており、自然、筑前の情勢は在番の将らへも伝わっていたのである。しかし、清正にはどうしても信じられなかった。否、その事実を信じたくは無かったのだ。
「秀秋殿は越前北ノ庄への減封となった。蔚山の一件が原因との事だ。よって、筑前は代官として私が管理している」
「蔚山の一件だと」
 唸るように清正が声を絞り出す。
「蔚山城であいつは……秀秋殿は俺達を救援するために戦った! 作戦も成功した! 何の不首尾がある!」
「全て、我らが忌憚なくお伝えしただけの事だ」
 その返答に、清正は三成に掴み掛からんとする勢いで詰め寄った。
「貴様は……貴様はぁッ!」
「清正殿、もう良いでしょう。今更三成殿を締め上げて何になるのです」
 長政が清正を手で制す。清正は暫し拳を握り持ち上げていたが、やがて諦めたように拳を解き、腕を下ろした。
「そもそも、蔚山の論功が可笑しいのは今に始まった事ではありませんからね」
 長政が三成に冷ややかな視線を注ぐ。
 蔚山城で明・朝鮮軍に追撃を掛けた長政であったが、遡る事五月二十六日、如何なる訳か「合戦をしなかった」罪で、同じく追撃戦に参加していた蜂須賀家政と共に秀吉の不興を被ったと報告を受けていたのである。
「それよりも、三成殿には別の事をお聞きしたい」
 空気が張り詰める。
「本当は殿下も亡くなっているのでは無いですか」
「在番諸将には殿下の朱印状が届いているだろう」
 一段低い声で問う長政に、三成は眉間に皺をよせ返答した。
「あくまで署名は大老衆と奉行衆。あんな物、殿下の朱印さえあればどうとでも出来ますよ」
 呆れたように長政が溜息を吐く。
「もう、海の向こうでは敵将すら殿下が亡くなったものとして動いているんだ。だから、本当の事を言ってくれ、佐吉」
 友を説得するかの様な言で、清正が三成に問う。そこには怒りではなく、ただ切なる思いだけが感じられた。殿下の死を隠し通す事は佐吉にとっても辛い筈だ。ならばせめて、共に若い頃より殿下に仕えた仲だ、重荷は分かち合おう――と。だが。
「其程までに殿下を亡き者としたいのか。不敬者」
 その情を斬り捨てるかのように、三成は感情のこもっていない声で返した。
「不敬者だと……! 誰よりも殿下を尊敬していた俺を……ッ!」
 清正の顔が烈火の如く赤く染まる。その清正の肩を、長政は少々手荒に引き寄せた。
「最早、三成殿には何を言っても無駄でしょう。ここで事を起こす方が殿下の御為にはなりません。事を起こすならば、然るべき順を踏まなければ」
 清正はくそ、と独り呟くと、三成に背を向けるように踵を返した。
「お前では話にならん。利家様や家康殿……俺達の話を聞いて下さる方にまみえる事にする」
 清正は振り返らず歩き出した。長政も三成に慇懃に辞儀をし、それに続く。身を切るような北風が、彼らを分かつように一陣吹いた。
 これで、良かったのだ。
 一人残された三成は唯、その言葉だけを反芻していた。

 結局、秀吉の死が世間に公表されたのは年が明けた慶長四年(一五九九年)一月五日の事であった。そしてその一ヶ月後となる二月五日、五大老――毛利輝元・上杉景勝・宇喜多秀家・前田利家・徳川家康の連署状により、「太閤殿下の遺命として」秀秋の筑前復領が叶うこととなった。
 しかし、連署状が発行されたからと言って秀秋が直ぐに筑前へ下向する事は無かった。否、筑前へ下向できない事態が伏見にて勃発していたのである。
 遡る一月某日。秀吉の死が公表されて間もなくの事。
「輝元殿。筑前の御家人の一件、重ねて御礼申し上げる」
 毛利屋敷の一室、三成は深々と辞儀をした。
 筑前の御家人の一件とは、秀秋が越前への減封を申し付けられた際、召し抱える事の出来なくなった家臣――主に隆景の代からの毛利家旧臣――を三成が引き取ったという一件である。
「良い。臣下の不始末を片付けるも主の務め。毛利の家人が浪人となったとあっては世の恥よ」
 何処か不敵な笑みを浮かべながら、その男は畳んだ萌黄色の扇を膝にぐり、と押し当てていた。
 毛利輝元。毛利家の現当主である。吉川広家や安国寺恵瓊はこの男の臣下、という事になる。小早川家も、隆景の代では間違いなく毛利家の臣下であった。しかし、「秀吉の養子」である秀秋が跡を継いだ事によりその関係には変化が生じつつあった。
 だが、輝元はそれを良しとしなかった。筑前の御家人の一件でも輝元は「毛利の旧臣を引き取った事に対する」礼状を三成へ出し、更にその書状では「秀秋」と呼び捨てているのである。中納言と言った官位を付けるでもなく、である。輝元としては、秀秋をあくまで一介の家臣として扱いたかったのだ。
「それで――」
 笑みはそのままに、輝元が扇を顎に当てる。
「殿下がお亡くなりになったと公表されただけでこの有様とはな」
「我ら奉行衆の不徳の致す所にて……」
 秀吉の死が公表されて後、伏見城下では治安が乱れ、略奪が横行していた。否、正確には昨年、秀吉の死が噂され始めた頃より治安は乱れ始めていた。それが死の公表をもって更に激化したのだ。
「秀頼様がもう少し早くお生まれになっていれば。或いは、太閤殿下と秀頼様の間を埋める一門でもればな」
 その輝元の言に、三成は押し黙っていた。太閤殿下と秀頼様の間を埋める一門――その人物の妻子の処刑を取り決めたのは三成自身なのだ。事実は如何にしろ、彼の心中に於いてはそうであった。
「ああ、他意は無いのだ。それだけ太閤殿下の御力は偉大だったという事だ」
 そう言うと、輝元は三成をじっと見やる。
「天下静謐の為には、秀頼様ご成人までの間誰かが上に立たねばなるまい」
 そう語る輝元の目は妙に爛々としていた。
「あくまで私見に御座いますが、その役は家康殿か輝元殿を於いて他に無いと存じ上げまする」
 辞儀をするように目線を下げ語る三成に、輝元はふ、と自嘲気味に笑った。
「徳川の石高は毛利の倍近い。その役は家康殿が相応しかろうよ」
 三成は目線を輝元へと戻す。
「石高のみが全てでは御座いませぬ」
「ほう」
 輝元の口元が不敵に吊り上がった。
「昨今の家康殿は、まるで殿下の遺命を蔑ろにされて居られるご様子」
 まるで独言を呟くかのように三成は声をひそめた。
「豊家を……秀頼様をお守りするため、真に相応しいかどうか」
 その三成の言に、輝元は諮詢する。
 まあ、この男も家康を追い落とす為、私を利用したいのだろうな。真に私が豊家の為動くとは思っていまい。
 輝元は、懐に差した短刀の柄を撫でた。藤四郎吉光。父・毛利隆元の死に伴って輝元が毛利家当主となった際、祖父・毛利元就より賜った短刀である。
 祖父は一国人に過ぎなかった毛利を大大名へと押し上げ、父の代では最大の領土を得るに至った。だが、私は今までに何が出来たというのだ。
「確かに、家康殿には釘を刺しておかねばなるまいな」
 利用されるのは癪だが、家康さえ追い落とせば私にとっても利は大きい。精々、こちらもこの男を利用させて貰うとしよう。
 三成の口角が、僅かに上がった気がした。
「なれば――」
 そう三成が言い掛けた時であった。
「輝元様」
 突如として部屋の襖が開かれる。
「申の刻より会合が御座います。そろそろ御準備を」
「広家、まだ一刻半あるではないか」
 その正体は吉川広家であった。広家にまるで悪戯の暴かれた童の様な顔で言い返す輝元。臣下というより気安い友と称した方が相応しい様子である。幼くして父を亡くした輝元は、以来祖父・元就と二人の叔父・吉川元春と小早川隆景に広家と兄弟同然に育てられていた為かもしれない。
「輝元様は何時も準備に手間取っておられます。この位の時間は必要でしょう」
「分かった分かった。それでは又いずれ。三成殿」
 緩慢に立ち上がり、部屋を出て行く輝元。その背を見送り、広家は一つ溜息を吐いた。
「ところで、三成殿。殿下の御遺物――俺には下されていないようであるが」
 広家の目が、それまでの様子が嘘のように冷たく三成を射抜く。
 殿下の御遺物、即ち秀吉の形見は諸大名に下賜されたのだが、如何なる訳かその中に広家の名は無かった。毛利の家臣とは言え広家は大名であり、遺物を賜る権利は有していた筈である。現に、徳川の重臣である本多忠勝・井伊直政・榊原康政らは遺物を賜っている。
「手違いで漏れていたようだ。早急に手配を行おう」
 三成は立ち上がり、部屋を出ようと歩き出す。
「本当に手違いなのか? ……俺を毛利から切り離せると思うなよ」
 通り過ぎる刹那、広家が三成に囁く。三成はまるで聞こえていなかったかの様に其儘部屋を出て行った。
 一人部屋に残された広家は唯、拳を握り締め俯いていた。
「毛利は、俺が必ず……」

 一月十九日。伏見・徳川屋敷。
「それで、家康殿。此度の無断婚姻、如何なる御存念に御座いますかな」
 黒衣の僧侶が、片目を閉じる様にして家康を見つめている。安国寺恵瓊、毛利家の外交僧である。
 徳川家康は秀吉が亡くなった後、福島正則・蜂須賀家政・伊達政宗らと婚姻関係を結んでいた。その事に対し、「無断」として家康を除く大老衆と奉行衆より詰問の使者が派遣されたのである。恵瓊もまた、使者として家康の屋敷を訪れていた。
「この様な世上不安定な世相にござる。一刻も早く諸大名との縁を強め、世を静謐に治めることこそ秀頼様への何よりの御奉公と思い奉る次第にて」
 家康の返答に、恵瓊の口がへの字に曲がる。
「遺命に『付縁辺之儀互可被申合事』、婚姻に際しては大老衆の示し合わせの上行うとございますぞ。家康殿がこれに背きしは明白でござろう」
「はて、別条には『何たる儀も、内府、大納言殿へ得御意、其次第相究候』、とございますぞ。何事もこの家康か利家殿の意見次第で決めよとの遺命にござる。しかしながら、利家殿が病床に伏せっておられた故、この家康が決めた次第にござる」
 一向に話の収まる気配は無い。恵瓊も外交僧として弁の立つ者であったが、家康は更にその上を行くかの様であった。
「なれば、御嫡男の利長殿に……」
「遺命で定められておるのはこの家康と利家殿にござる。利長殿ではござらん」
 家康は息を吸い、一際大きい声で続けた。
「殿下は、大老衆・奉行衆の合意にて事を進めよと仰せ出された。難癖を付け、儂を大老から外さんとする事こそ、殿下のご遺志に背いておろう!」
 恵瓊が結んだ口のまま僅かに呻く。
「奢れる者は、いつか転びまするぞ、家康殿」
 拙僧は毛利を、天下の大家にせねばならぬ。否、毛利は天下の大家と成らねばならぬ。それが数多の家を滅ぼし、呑みこんできた毛利の天命。
 恵瓊は徳川屋敷より踵を返すと、一人そう思い返していた。
 安国寺恵瓊。この僧は元々、毛利元就によって滅ぼされた安芸武田の若君であったという。
 或いは、その出自こそがことさら「毛利の天下」にこだわった理由であったのやも知れない。
 結局、その日恵瓊ら使者は家康の罪を認められぬまま帰る羽目になってしまった。
 そしてこの日より、奉行衆――主に三成――が家康を暗殺しようと企てているという噂がまことしやかに囁かれる様になる。
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