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第二章 その出会いに、名をつけるのならば
④ 『再会』
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しっかりと暖かな格好をしてきたが、肌寒さを感じる。
もう何時間か経てば、逆に暑くてたまらなくなってしまうのだろうが、早朝の空気はやはり冷たい。
寝付けないのではと不安だったメルエーナだったが、昨晩は久しぶりに料理作りを頑張ったおかげか、ぐっすりと眠ることができた。
今日は森の中を歩き廻らなければいけないのだから、十分に睡眠を取れたのは喜ばしい。
そして、まだ日が昇らない時間に目を覚まし、母と一緒に父と自分たちの分の昼のお弁当を作ったメルエーナは、かなり早めの朝食を食べ、父親のコーリスと一緒に村の広場で、冒険者(正確には見習いらしいが)の人達が来るのを待っていた。
「いいか、メル。絶対に父さんから離れるんじゃあないぞ」
「はい。分かっています」
父は何度も何度も念を押してくる。
けれど、それは自分のことを心から心配してくれているからに他ならないことは、メルエーナも分かっている。
昨日の晩、母のリアラに、父と一緒に村人の捜索に行くようにと言われたときには驚いた。
リアラは、昨日のあの帰り道に、自分たちの後を付けてきたらしい人物がまた娘を狙って来る可能性を考えて、家族の中で一番頼りになる父親と一緒の方が安全だと判断したのだ。
「撒いたつもりだけれど、最悪、この家に入るところを見られていたかもしれない。そんな中で、この娘を一人で家に置いておくのは危険だわ。それに、私と一緒にいても、私一人では守れない。
だから、あなた。大変だけれども、メルのことをお願いしたいの」
最愛の妻に頼りにされて、父はその提案を快諾した。
本当に、いつまで経っても仲のいい夫婦で嬉しいとメルエーナは微笑む。
そして、将来の話だが、いつかは自分もこんな風に信頼し会える素敵な男性と出会いたいと思う。
そんな事を考えていると、こちらに向かってくる赤髪の少女と黒髪の少年の姿が見えた。
その黒髪の少年――ジェノの姿を見て、メルエーナは自分の鼓動が早くなっていくことに気づく。
だが……。
「えっ?」
思わずメルエーナは、そんな言葉を発してしまった。
母がいた。
いや、別にまだ村から出てもいないのだから、母がいるのは別におかしなことではないのだが、朝食を食べ終わった後に、少し出かけると言って出ていったはずの母が、どうしてあの二人と一緒に仲良く歩いているのか理解できなかった。
「お待たせ、あなた。メルエーナ。見送りに来たわよ」
「おっ、お母さん。どうして、その、こちらの方たちと?」
メルエーナのもっともな質問に、リアラは微笑む。
「別に何もないわよ。ここに向かう途中で、偶然出会ったの。そうよね、ジェノ君、イルリアちゃん」
リアラのその言葉に、ジェノは頷き、イルリアは「ええ」と小さく答える。
「じぇっ、ジェノ君……」
まだ自分はきちんとした自己紹介さえもしていないのに、どうして母がこんなに親しげなのか、メルエーナには訳がわからない。
「あっ、その。おはようございます。ジェノさん。イルリアさん」
メルエーナが挨拶をすると、イルリアはニッコリ微笑み、「ええ、おはようございます」と返してくれる。
だが、ジェノは「ああ」とだけ言うと、メルエーナには目もくれず、彼女の父のコーリスの前に歩み寄って頭を下げた。
「おはようございます。冒険者見習いのジェノといいます。今日はよろしくお願いします」
「おっ、おう。こちらこそ、よろしく頼む」
「まだ他の者が来ていないのですが、私が冒険者見習いたちの取りまとめをすることになりました。そこで、軽く出発前に情報確認をお願いできませんでしょうか?」
「わっ、分かった」
ジェノは、早速今日の捜索についての話を父と始めてしまった。
もちろん、それが今回の目的なのだから、当たり前のことだ。
けれど、正直なところ、メルエーナは寂しさを感じてしまう。
「ああっ、ごめんなさいね。あの馬鹿は愛想っていうものがまったくないのよ。行方不明の……ハンクさん、だったわよね? その人をどうやって見つけるかで頭がいっぱいなわけ」
イルリアはそう言って肩をすくめる。
「そうなんですか。いえ、その、頼もしいです。今日はどうかよろしくお願いします」
メルエーナが頭を下げ、そして顔を上げて微笑むと、イルリアは感心して頷く。
「うんうん。なるほどなるほど。物腰も柔らかだし、こんなに可愛いんだもの。仕方ないわね」
「えっ? どうなさったんですか?」
メルエーナの問に、イルリアはニッコリ微笑む。
「改めて、イルリアよ。歳は十六歳。今日の捜索では女は私と貴女しかいないみたいだから、良かったら仲良くしてくれないかしら?」
そう言って差し出された手の意味に気づき、メルエーナは慌てて自分も名乗る。
「メルエーナです。その、私も十六歳です。よろしくお願いします」
そう言ってイルリアの手を握ると、ガッチリと握手をしてくれた。
「で、あの無愛想な馬鹿が、ジェノ。歳は私達と同じ。剣の腕は良いんだけれど、いつも仏頂面で何考えているのかよくわからないの。まぁ、悪人ではないから、そこだけは信じてやって」
「あっ、はい。ですが、同い年なんですね、ジェノさんも……。年上かなって思っていました」
メルエーナの素直な感想に、イルリアは苦笑する。
「あいつは、なんか年寄りくさいのよ。若さがないのよ、若さが」
イルリアの言いようがあまりにも芝居がかっていて、メルエーナは悪いとは思いながらも微笑んでしまう。
「うんうん。貴女とはやっぱり気が合いそうだわ」
イルリアは本当に嬉しそうに言ってくれた。
ジェノが父と打ち合わせをしている間、メルエーナはイルリアとの他愛のない話を楽しむ。
もちろん、これから行方不明の村の仲間を捜索するのだから、気を抜きすぎてもいけないが、気を張り詰めすぎても良いことはないと自分に言い訳をして。
それから、父とジェノが話し合いを終えたのを確認し、メルエーナとイルリアは二人のもとに歩み寄る。
そして、今回の探索の方針を皆で確認し合う。
「それでは、俺が先頭で道案内をしよう。後は、今指定した箇所にたどり着いてから、範囲を広げて捜索する。とは言っても、娘を入れても四人では、そう大した捜索はできそうもないがな」
コーリスは頭を掻いて嘆息する。
だが、メルエーナも父の気持ちが分かる。人を捜索するのならば、最低でもこの倍の人数は欲しいはずだ。
「すみません。私達と同じ冒険者見習いには全員声をかけて、あと五人は来る予定だったのですが……」
ジェノが何も言わないためだろう。イルリアがそう謝罪する。
「いや、嬢ちゃん……ええと、イルリアさんだったな。あんたのせいではない。気にしないでくれ」
コーリスはそう言い、説明に使った地図をリュックにしまう。
「ありがとうございます。それと、私のことはどうかイルリアと呼んで下さい。この無愛想な男もジェノと呼んで頂ければ結構ですので」
「そうか? 分かった。そう呼ばせてもらうことにしよう」
父が笑顔なのを見て、メルエーナは微笑む。
少しとっつきにくいところがある父だが、最初から今回の捜索にやる気を見せたジェノと、礼儀をわきまえたイルリアには好印象を抱いたようだ。
その後、集合時間まで待ったが、結局ジェノとイルリア以外の冒険者たちは姿を見せなかった。
そのため、やむを得ずに四人で森に入ろうとした時だった。
三人の男達が、遅れて広場に姿を見せたのは。
もう何時間か経てば、逆に暑くてたまらなくなってしまうのだろうが、早朝の空気はやはり冷たい。
寝付けないのではと不安だったメルエーナだったが、昨晩は久しぶりに料理作りを頑張ったおかげか、ぐっすりと眠ることができた。
今日は森の中を歩き廻らなければいけないのだから、十分に睡眠を取れたのは喜ばしい。
そして、まだ日が昇らない時間に目を覚まし、母と一緒に父と自分たちの分の昼のお弁当を作ったメルエーナは、かなり早めの朝食を食べ、父親のコーリスと一緒に村の広場で、冒険者(正確には見習いらしいが)の人達が来るのを待っていた。
「いいか、メル。絶対に父さんから離れるんじゃあないぞ」
「はい。分かっています」
父は何度も何度も念を押してくる。
けれど、それは自分のことを心から心配してくれているからに他ならないことは、メルエーナも分かっている。
昨日の晩、母のリアラに、父と一緒に村人の捜索に行くようにと言われたときには驚いた。
リアラは、昨日のあの帰り道に、自分たちの後を付けてきたらしい人物がまた娘を狙って来る可能性を考えて、家族の中で一番頼りになる父親と一緒の方が安全だと判断したのだ。
「撒いたつもりだけれど、最悪、この家に入るところを見られていたかもしれない。そんな中で、この娘を一人で家に置いておくのは危険だわ。それに、私と一緒にいても、私一人では守れない。
だから、あなた。大変だけれども、メルのことをお願いしたいの」
最愛の妻に頼りにされて、父はその提案を快諾した。
本当に、いつまで経っても仲のいい夫婦で嬉しいとメルエーナは微笑む。
そして、将来の話だが、いつかは自分もこんな風に信頼し会える素敵な男性と出会いたいと思う。
そんな事を考えていると、こちらに向かってくる赤髪の少女と黒髪の少年の姿が見えた。
その黒髪の少年――ジェノの姿を見て、メルエーナは自分の鼓動が早くなっていくことに気づく。
だが……。
「えっ?」
思わずメルエーナは、そんな言葉を発してしまった。
母がいた。
いや、別にまだ村から出てもいないのだから、母がいるのは別におかしなことではないのだが、朝食を食べ終わった後に、少し出かけると言って出ていったはずの母が、どうしてあの二人と一緒に仲良く歩いているのか理解できなかった。
「お待たせ、あなた。メルエーナ。見送りに来たわよ」
「おっ、お母さん。どうして、その、こちらの方たちと?」
メルエーナのもっともな質問に、リアラは微笑む。
「別に何もないわよ。ここに向かう途中で、偶然出会ったの。そうよね、ジェノ君、イルリアちゃん」
リアラのその言葉に、ジェノは頷き、イルリアは「ええ」と小さく答える。
「じぇっ、ジェノ君……」
まだ自分はきちんとした自己紹介さえもしていないのに、どうして母がこんなに親しげなのか、メルエーナには訳がわからない。
「あっ、その。おはようございます。ジェノさん。イルリアさん」
メルエーナが挨拶をすると、イルリアはニッコリ微笑み、「ええ、おはようございます」と返してくれる。
だが、ジェノは「ああ」とだけ言うと、メルエーナには目もくれず、彼女の父のコーリスの前に歩み寄って頭を下げた。
「おはようございます。冒険者見習いのジェノといいます。今日はよろしくお願いします」
「おっ、おう。こちらこそ、よろしく頼む」
「まだ他の者が来ていないのですが、私が冒険者見習いたちの取りまとめをすることになりました。そこで、軽く出発前に情報確認をお願いできませんでしょうか?」
「わっ、分かった」
ジェノは、早速今日の捜索についての話を父と始めてしまった。
もちろん、それが今回の目的なのだから、当たり前のことだ。
けれど、正直なところ、メルエーナは寂しさを感じてしまう。
「ああっ、ごめんなさいね。あの馬鹿は愛想っていうものがまったくないのよ。行方不明の……ハンクさん、だったわよね? その人をどうやって見つけるかで頭がいっぱいなわけ」
イルリアはそう言って肩をすくめる。
「そうなんですか。いえ、その、頼もしいです。今日はどうかよろしくお願いします」
メルエーナが頭を下げ、そして顔を上げて微笑むと、イルリアは感心して頷く。
「うんうん。なるほどなるほど。物腰も柔らかだし、こんなに可愛いんだもの。仕方ないわね」
「えっ? どうなさったんですか?」
メルエーナの問に、イルリアはニッコリ微笑む。
「改めて、イルリアよ。歳は十六歳。今日の捜索では女は私と貴女しかいないみたいだから、良かったら仲良くしてくれないかしら?」
そう言って差し出された手の意味に気づき、メルエーナは慌てて自分も名乗る。
「メルエーナです。その、私も十六歳です。よろしくお願いします」
そう言ってイルリアの手を握ると、ガッチリと握手をしてくれた。
「で、あの無愛想な馬鹿が、ジェノ。歳は私達と同じ。剣の腕は良いんだけれど、いつも仏頂面で何考えているのかよくわからないの。まぁ、悪人ではないから、そこだけは信じてやって」
「あっ、はい。ですが、同い年なんですね、ジェノさんも……。年上かなって思っていました」
メルエーナの素直な感想に、イルリアは苦笑する。
「あいつは、なんか年寄りくさいのよ。若さがないのよ、若さが」
イルリアの言いようがあまりにも芝居がかっていて、メルエーナは悪いとは思いながらも微笑んでしまう。
「うんうん。貴女とはやっぱり気が合いそうだわ」
イルリアは本当に嬉しそうに言ってくれた。
ジェノが父と打ち合わせをしている間、メルエーナはイルリアとの他愛のない話を楽しむ。
もちろん、これから行方不明の村の仲間を捜索するのだから、気を抜きすぎてもいけないが、気を張り詰めすぎても良いことはないと自分に言い訳をして。
それから、父とジェノが話し合いを終えたのを確認し、メルエーナとイルリアは二人のもとに歩み寄る。
そして、今回の探索の方針を皆で確認し合う。
「それでは、俺が先頭で道案内をしよう。後は、今指定した箇所にたどり着いてから、範囲を広げて捜索する。とは言っても、娘を入れても四人では、そう大した捜索はできそうもないがな」
コーリスは頭を掻いて嘆息する。
だが、メルエーナも父の気持ちが分かる。人を捜索するのならば、最低でもこの倍の人数は欲しいはずだ。
「すみません。私達と同じ冒険者見習いには全員声をかけて、あと五人は来る予定だったのですが……」
ジェノが何も言わないためだろう。イルリアがそう謝罪する。
「いや、嬢ちゃん……ええと、イルリアさんだったな。あんたのせいではない。気にしないでくれ」
コーリスはそう言い、説明に使った地図をリュックにしまう。
「ありがとうございます。それと、私のことはどうかイルリアと呼んで下さい。この無愛想な男もジェノと呼んで頂ければ結構ですので」
「そうか? 分かった。そう呼ばせてもらうことにしよう」
父が笑顔なのを見て、メルエーナは微笑む。
少しとっつきにくいところがある父だが、最初から今回の捜索にやる気を見せたジェノと、礼儀をわきまえたイルリアには好印象を抱いたようだ。
その後、集合時間まで待ったが、結局ジェノとイルリア以外の冒険者たちは姿を見せなかった。
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