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カレンジュラのギル④ 激闘(2)
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リーフはぴたりと止まった。敵の言うことも聞いてしまう、彼の素直な性格がここで出てしまった。
「お前、ワシに勝てると思っているな!?」
(当たり前じゃないか!)
リーフはそう思いながらも敵には何も答えない。ガドラフはかまいもせずに続けた。
「ワシにはまだ技がある。とっておきはこういう時に使うものだ! さっきのパラディンを殴っていたおかげで気の溜まりも早かった…」
ガドラフは背中に揺れる赤い闘気を右手でがっしりとつかんだ。リーフはそれを触ることができるとは思いもしなかった。
「ワシの技は相手をある程度殴らないと、気が溜まらない。それがワシの格闘スタイルだっ!」
真っ赤に染まった闘気はガドラフから引き抜かれ、一瞬マントのようにひるがえる。そしてガドラフの右腕にまとわりつき、前腕を完全に覆って太陽のように燃え出した。
ガドラフは自分に当たらないように注意するようにして右手を軽く上げる。術者であるガドラフ自身、腕の熱で額に汗を流している。前腕は蛇のような炎が何本も飛び跳ねる。まるで太陽のプロミネンスだ。
リーフは眉をひそめた。魔法とはまた違う力に見える。きっとあれに当たればさすがの自分もただでは済まないはず。
「貴様、これに当たるわけにはいかないと思ったな!」
「………」
「ちなみにこの技の弱点をいきなりバラしてしまうが、時間制限があるということだ」
そう言いながらもガドラフはじんわりと歩きながら、十センチ単位で敵との間合いを調整していた。リーフはガドラフの溶鉱炉にでもなったかのような腕に見とれて、そんなことには気づきもしなかった。
「しかしだ。貴様も格闘家の端くれなら、ワシに後ろを見せるなよ! 逃げれば…」
ガドラフは遥か後方にいるギルを指差した。ギルは完全に癒えていない体で、なおも加勢しようというのか、鞘に収めた剣を杖にしてこちらに歩いて来ている。
「あの聖騎士を殺す! さあ、この腕をかいくぐってワシに一撃でも浴びせてみろ。来い、リーフレット!」
突然そう言われてリーフは戸惑った。未知の技を見せられ、あからさまな挑発を受けてわざわざ攻めに出るわけにはいかない。近づけば、殺られることは目に見えている。
一方ガドラフは先ほどから左手で口元を隠して何かを唱えていた。リーフも炎の槍のようになった敵の右腕に気を取られてそれに気づかなかった。そしてガドラフは何を思ったのか回れ右をして、リーフに対して完全に背を向けた。
不可解な動きにリーフが当惑していると、突然ガドラフが消えた。
超高速で動いたわけでもなく、忍者のようにどろんと本当に姿を消したのだ。
リーフは右へ左へと首を向けるが、敵は見つからない。そんな状態でふいに後ろから声がした。
「今回は、貴様は生かしておかんからな」
瞬間移動だった。あの賢者のバロウズと同じ技、これが転移の呪文を極めた者の終着点。ガドラフは自分の背後から手刀をえぐり刺していた。
リーフが視線を下におろすと、先ほどの燃えさかる手刀が腹部を貫き、赤々と輝いている。なおも何本ものプロミネンスが飛び、交錯していた。
「はひゅ、はひゅはひゅ…」
内臓がいくつも崩され、突然の呼吸困難に陥る。思考もパニック状態となった。
そしてガドラフの炎の腕はあっという間に冷めた。元の腕に戻ると、リーフの体から引き抜いた。リーフの腹部には文字通り風穴が開いた。裂傷と火傷が見るも無残。
ガドラフは次に、仁王立ちになったリーフに上段回し蹴りを放つ。ゆったりとしたモーションから最後は脚が鞭のようにしなり頭部を直撃する。相手が棒立ちだからこそ決められた、実践ではまずお目にかかれない美しい回し蹴りだった。
ズザザザザ!
リーフが地を舐め、草原をすべる。彼の体が草をえぐるように刈ってすべった。それと同時に地面との摩擦で左腕の包帯がほどけていった。それにはリーフはもちろんのこと、ガドラフも気づかなかった。
ガドラフが飛び上がった。地に足をつけた技しか見せない彼には珍しい動きだった。そして、その跳躍は二階建てほどまでの高さに。空中で膝を折るように曲げて先を鋭角する。その軌道の落下先にはリーフがいた。
「これでとどめだっ! 死ね、リーフレット!!」
今まさにガドラフの強襲が降りかかろうとした時、何者かが早口で叫んだ。
《……フラゥアフィシャル・アーティ・プディストヘイト・神焼く炎!》
轟音が鳴って、巨大な爆発がガドラフを襲った。赤黒い爆発は何かが砕け散ったように広がり、ガドラフを空に向かって弾き飛ばした。ガドラフもやはり魔法の球体に守られ、空に向かって飛ばされる。
倒れたリーフの体から続けてその何かが叫んだ。全身全霊で振り絞る声だった。
《立てぇーっ! リーーフっ!!》
リーフがよろめきながら立ち上がる。目は閉じており、意識があるようには見えない。何か執念のようなものだけが彼を動かしているように見えた。
リーフの左腕から包帯が完全に抜け落ちる。そこから現れたのはきらびやかな黒曜石のように光る籠手だった。
空中から着地、両手両足で地に付いたガドラフも驚愕してそれに視線を集中させる。さすがの彼も目を大きく開いて驚いた。
籠手がまたも叫んだ。
《もう一度、ハイフレアを喰らわせる! ギル、切りかかれ! ロウカススタフィ・アーツリタリミー・バーチメイル…》
ガドラフが後ろを振り返れば、すぐそばまで手負いの聖騎士が来ている。ガドラフは一瞬だけ動きを止めて考えた。
そしてしばらく何かつぶやくとまた転移の呪文の力を使ってその場を消えた。
ギルは骨折が癒えない脚を震わせながら剣を振り上げ、右に左にと首を回してガドラフの姿を追う。が、敵は見えなくなっていた。
「逃げたか…」
籠手が言った。
《逃がしてくれたと言ったところだろう》
「大丈夫か!?」
ギルが脚を引きずりながらリーフに駆け寄った。
《こいつは人事不省、気絶している。立ったままな》
ギルは籠手に向かって言った。
「お前、何者…」
《久しぶりだな、ギル。お前には黒銀の籠手と言えばわかるだろ》
「…な!?」
《話はいいから、こいつを助けてやってくれ。腹の傷がやばい。死ぬぞ》
「わかった」
ギルは自分に回復を優先せず、リーフのために回復呪文を残していた。リーフを草原にそっと横にするとギルは回復呪文を唱え始める。大回復から中回復、小回復まで残った呪文を全てリーフにぶつける。それでもリーフの腹の傷は癒えなかった。いまだに穴が空いた腹がどろどろと内臓が黒焦げている。
底なし沼のようなダメージであることを思い知らされる。ガドラフの攻撃力に恐怖すると同時に、それを耐えられたリーフの耐久力に驚愕させられる。
「もう回復呪文がない…」
《どうにかできないか⁉》
ギルは一瞬だけ思案顔になってすぐに声を上げた。
「そうだ! 呪文を使える奴がいる! 連れて来るから待っていろ!」
「お前、ワシに勝てると思っているな!?」
(当たり前じゃないか!)
リーフはそう思いながらも敵には何も答えない。ガドラフはかまいもせずに続けた。
「ワシにはまだ技がある。とっておきはこういう時に使うものだ! さっきのパラディンを殴っていたおかげで気の溜まりも早かった…」
ガドラフは背中に揺れる赤い闘気を右手でがっしりとつかんだ。リーフはそれを触ることができるとは思いもしなかった。
「ワシの技は相手をある程度殴らないと、気が溜まらない。それがワシの格闘スタイルだっ!」
真っ赤に染まった闘気はガドラフから引き抜かれ、一瞬マントのようにひるがえる。そしてガドラフの右腕にまとわりつき、前腕を完全に覆って太陽のように燃え出した。
ガドラフは自分に当たらないように注意するようにして右手を軽く上げる。術者であるガドラフ自身、腕の熱で額に汗を流している。前腕は蛇のような炎が何本も飛び跳ねる。まるで太陽のプロミネンスだ。
リーフは眉をひそめた。魔法とはまた違う力に見える。きっとあれに当たればさすがの自分もただでは済まないはず。
「貴様、これに当たるわけにはいかないと思ったな!」
「………」
「ちなみにこの技の弱点をいきなりバラしてしまうが、時間制限があるということだ」
そう言いながらもガドラフはじんわりと歩きながら、十センチ単位で敵との間合いを調整していた。リーフはガドラフの溶鉱炉にでもなったかのような腕に見とれて、そんなことには気づきもしなかった。
「しかしだ。貴様も格闘家の端くれなら、ワシに後ろを見せるなよ! 逃げれば…」
ガドラフは遥か後方にいるギルを指差した。ギルは完全に癒えていない体で、なおも加勢しようというのか、鞘に収めた剣を杖にしてこちらに歩いて来ている。
「あの聖騎士を殺す! さあ、この腕をかいくぐってワシに一撃でも浴びせてみろ。来い、リーフレット!」
突然そう言われてリーフは戸惑った。未知の技を見せられ、あからさまな挑発を受けてわざわざ攻めに出るわけにはいかない。近づけば、殺られることは目に見えている。
一方ガドラフは先ほどから左手で口元を隠して何かを唱えていた。リーフも炎の槍のようになった敵の右腕に気を取られてそれに気づかなかった。そしてガドラフは何を思ったのか回れ右をして、リーフに対して完全に背を向けた。
不可解な動きにリーフが当惑していると、突然ガドラフが消えた。
超高速で動いたわけでもなく、忍者のようにどろんと本当に姿を消したのだ。
リーフは右へ左へと首を向けるが、敵は見つからない。そんな状態でふいに後ろから声がした。
「今回は、貴様は生かしておかんからな」
瞬間移動だった。あの賢者のバロウズと同じ技、これが転移の呪文を極めた者の終着点。ガドラフは自分の背後から手刀をえぐり刺していた。
リーフが視線を下におろすと、先ほどの燃えさかる手刀が腹部を貫き、赤々と輝いている。なおも何本ものプロミネンスが飛び、交錯していた。
「はひゅ、はひゅはひゅ…」
内臓がいくつも崩され、突然の呼吸困難に陥る。思考もパニック状態となった。
そしてガドラフの炎の腕はあっという間に冷めた。元の腕に戻ると、リーフの体から引き抜いた。リーフの腹部には文字通り風穴が開いた。裂傷と火傷が見るも無残。
ガドラフは次に、仁王立ちになったリーフに上段回し蹴りを放つ。ゆったりとしたモーションから最後は脚が鞭のようにしなり頭部を直撃する。相手が棒立ちだからこそ決められた、実践ではまずお目にかかれない美しい回し蹴りだった。
ズザザザザ!
リーフが地を舐め、草原をすべる。彼の体が草をえぐるように刈ってすべった。それと同時に地面との摩擦で左腕の包帯がほどけていった。それにはリーフはもちろんのこと、ガドラフも気づかなかった。
ガドラフが飛び上がった。地に足をつけた技しか見せない彼には珍しい動きだった。そして、その跳躍は二階建てほどまでの高さに。空中で膝を折るように曲げて先を鋭角する。その軌道の落下先にはリーフがいた。
「これでとどめだっ! 死ね、リーフレット!!」
今まさにガドラフの強襲が降りかかろうとした時、何者かが早口で叫んだ。
《……フラゥアフィシャル・アーティ・プディストヘイト・神焼く炎!》
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倒れたリーフの体から続けてその何かが叫んだ。全身全霊で振り絞る声だった。
《立てぇーっ! リーーフっ!!》
リーフがよろめきながら立ち上がる。目は閉じており、意識があるようには見えない。何か執念のようなものだけが彼を動かしているように見えた。
リーフの左腕から包帯が完全に抜け落ちる。そこから現れたのはきらびやかな黒曜石のように光る籠手だった。
空中から着地、両手両足で地に付いたガドラフも驚愕してそれに視線を集中させる。さすがの彼も目を大きく開いて驚いた。
籠手がまたも叫んだ。
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ガドラフが後ろを振り返れば、すぐそばまで手負いの聖騎士が来ている。ガドラフは一瞬だけ動きを止めて考えた。
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ギルは骨折が癒えない脚を震わせながら剣を振り上げ、右に左にと首を回してガドラフの姿を追う。が、敵は見えなくなっていた。
「逃げたか…」
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「大丈夫か!?」
ギルが脚を引きずりながらリーフに駆け寄った。
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ギルは籠手に向かって言った。
「お前、何者…」
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