【R-18】自称極悪非道な魔王様による冒険物語 ~俺様は好きにヤるだけだ~

秋刀魚妹子

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第65話 亜人の娘達 鬼人族の今後

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 「入るぞー?」

 セムネイルはセリスとリンにノラを引き連れ、亜人の娘達に貸し与えた平屋の大部屋を訪ねた。

 「「「「「おはようございますセムネイル様!」」」」」

 亜人の娘達は大部屋で仲良く朝食を食べていた。

 皆、腹一杯に食うのが久し振りなのかあれだけ渡した食料が昨晩と今日の朝で殆ど消えている。

 「おう、腹一杯朝飯食ってるな。 よし、食べ終わった奴等から俺の所に来てくれ。 今後の事を話そう」

 セムネイルはセリス達と部屋の入口で待機する事になり、妻達との雑談を楽しんでいた。

 暫くすると、急いで朝食を食べた7人の鬼人族の娘達がセムネイルの下に駆けて来て平伏した。

 「お待たせして、申し訳ございません!」

 「いや、朝食はゆっくり食えよ。 健康に悪いからな」

 「……!? は、はい。 ありがとうございます」

 セムネイルに頭を下げ謝罪したのは、自己紹介の時に鬼人族の先頭に居た赤髪の娘だった。

 セムネイルの言葉に目を丸くし、礼を言う姿にセリスは口を出す。

 「貴女……名前は?」

 「はい、私は鬼人族のオガルカヤの娘オルガと申します」

 「よろしくお願いしますね、オルガさん。 勘違いをしていると思いましたので、貴方様を差し置いて忠告させていただきますね? セムネイル様は皆さんを奴隷にするつもりも無いですし、助けた礼の代わりに体を差し出せとも絶対に言いません。 醜いエオルニア教の人間とは違う事を理解してください。 良いですね?」

 セリスの言葉が図星だったのか、オルガの顔色は悪くなりポツリと呟いた。

 「では……今後の事とは何でしょうか……?」

 「うむ、その前にセリス……こんなに怖がられてるのか俺」

 セリスは微笑みながらも、セムネイルの目を決して見ない。

 「そうか……俺は、何もしてないのに怖がられてるのか……」

 「セムネイル! 俺はセムネイルの事怖くないぞ?」

 「そうです! 私もセリスさんも、他の奥さん達も皆セムネイル様が大好きですよ!」

 後ろで大人しくていたノラとリンがフォローに入る。

 「ありがとな……ノラ、リン。 それに、セリス……正直に言ってくれて感謝する」

 「ふふ、いえとんでもないです。 でも、怖がられたままの方が私は嬉しいですわ。 これ以上、妻姉妹が増えたら可愛がって頂く機会が減ってしまいますもの♡」

 「俺がセリスを抱かない事は絶対に無い。 安心しろ。 おっと、すまんオルガ。 それで今後の事だが……大丈夫か?」

 セムネイル達の会話を聞いていたオルガ達は顔を真っ赤にしていた。

 「だ、大丈夫です、セムネイル様。 奥様達の事を大切にされているのですね……そんな方に度重なる無礼お許し下さい」

 「構わん。 それに、そんな畏まるな。 それで、今後の事だが……お前達の住んでいた場所は何処なんだ? 近いなら送ってやるが」

 セムネイルの言葉にオルガ達は顔を曇らせる。

 「鬼人族が住んでいた地域は南の方としか分かりません。 ですが、帰っても何も残されていないでしょう。 私達鬼人族は、聖エオルニア教国の亜人狩部隊に滅ぼされましたから。 皆の両親も、目の前で殺されました。 どれだけの鬼人族が生き残り、何処に居るかも分かりません」

 オルガは事情を説明しながら、ポロポロと涙を流す。

 他の鬼人族の娘達も泣いていた。

 「事情は分かった。 ならば、どうしたい? 望むなら、俺の4次元世界で暮らす事も可能だぞ。 俺の力が増せばもっと広げられるからな。 何人生き残りが居ても住めるぞ? ふはははは!」

 「よろしいのですか!? もし、本当に許して頂けるならこの世界に住みたいです。 人間は……怖い方が多いので此処から出たくないと皆言っています……」

 「よし、決まりだ。 鬼人族は望む限り全て受け入れる。 これから先、もし鬼人族に出会えば此処に避難させると誓おう」

 「ありがとうございます! ありがとうございますセムネイル様!」

 こうして、鬼人族はセムネイルの4次元空間で暮らす事となった。

 「じゃあ、何が必要かまた教えてくれ。 全員の今後が決まったら買い出しに行ってくるからな」

 鬼人族のオルガ達は頭を下げながら、大部屋の端で何が必要か話し始める。

 「貴方様……何故其処まで?」

 次の娘達が来るのを待っていると、セリスに聞かれる。

 「昔な。 俺が封印された後に、生き残った女達や民達が亜人達の大陸に避難させてもらったらしいんだ。 その恩返しが少しでも出来たらな……と思ってな。 まぁ、俺の自己満足だ」

 「ふふ、やっぱり貴方様は世界で一番素敵な方です」

 セリスに褒められ、セムネイルは耳を赤くしながら娘達の食事風景を眺めていた。
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