彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。

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宣戦布告と見せかけて?

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「あたしらは知ってると思うけどメイド喫茶やる事になったから。」

美江の話もひとまず落ち着き、思い出したように瑞穂が口を開く。

「まぁ……お前のクラスはあれだしな。」

なんと言っても瑞穂のクラスは本人は勿論だが同じく二大美少女と言われるハルたん会長も居るし、性格はアレだが容姿は充分美少女と呼んで問題ないレベルの志麻も居る。

性格はアレだが(2回目)

「酷い!?」

「悠太も遊びに来なよ。

ハルたんと一緒にサービスするよ。」

「私もサービスする!」

「ハルたん会長のサービスはともかく志麻と瑞穂のサービスはなんか嫌な予感しかしないんだよなぁ…… 。」

「また酷い!?」

またって言ってるけど一度目は口に出してないんだよなぁ……。

まぁ今更かぁ……。

「大丈夫だよー。

悪いようにはしないって。」

一方の瑞穂は特に不満気な顔を見せずにそんな事を言いながらケラケラと笑っている。

「本当かよ……。」

笑いながら言ってる事も気になるが、そうしなくともこれまで散々過激な色仕掛けをしかけまくってきた瑞穂である。

今回も接客とかこつけてまた何か良からぬ事を企んでそうな物である。

「心配性だなぁ。

別に何もしないって。

たださ。」

そこで言葉を切ると、瑞穂は俺の隣に来て顔を耳に寄せてから。

「せっかく可愛い格好するんだもん、好きな人に1番に見てもらいたいじゃん?」

と、囁いてきた。

コイツっ!

思わず鳥肌が立つ。

いや、これは悪い意味でのじゃなく良い意味でである……。

調子に乗るから本人には絶対に言わないけど……。

いや、コイツ絶対俺の反応分かっててやってるよな……。

「ピー!セクハラ!セクハラ禁止!」

何処かから取り出したホイッスルを鳴らしながら、宏美が俺と瑞穂の間に割って入ってくる。

「えー?これぐらい別に友達でもやるでしょ?」

「いや!やる訳ないじゃん!

ならそんな事誰にでもやってる訳!?」

「は?やる訳なくない?」

「えー……。」

「あたしがこんな事するの、悠太だけだよ?良かったね。」

そんな風にニヤニヤしながら言ってくる瑞穂。

「数秒前の自分のセリフ忘れたの!?」

対して宏美は納得いかないとばかりにツッコむ。

「あーもー細かいなぁ。

そんな細かい事ばっか気にしてるからあたしらに出し抜かれるんだって。」

「だ、出し抜かれてないし!これからだし!」

「はいはい。」

「そ、それに文化祭の出し物なら私達だって負けてないから!」

「……へぇ?」

「ね!?悠君!」

まさかの急なパス。

「いや……俺に言われ「そうだよね!?」あ、はい……。」

「「弱っ……。」」

あっさり丸め込まれる俺に、相対してる瑞穂だけじゃなく美江まで侮蔑の目線を向けてくる。

仕方ないじゃないの……。

圧が凄いんだもの……。

「まぁ良いや。

それで?ならそっちは何をするって?」

肩を竦めながら瑞穂がそう聞いてくる。

「あたしらに喧嘩売るくらいだから相当凝った出し物なんだよね?」

あ……これめっちゃ不機嫌なやつだわ……しれっと煽りまで入れてきやがった。

「も、勿論。」


「へぇ?なら説明してみてよ。」

「い、言われなくてもするし!私達を相手にした事を後悔させてあげるから!」

「お、おいおいそんな余裕ぶっこいてたら……。」

「悠君が!」

「いやまた俺かい!?」

ダメだコイツ……。

「はん、偉そうな事言っといて結局他力本願じゃん。」

得意気な瑞穂。

「ほら、早く!」

「えぇ……。」

みなさーんこれがパワハラでーす……。

「あぁ、えっと。

こっちは性別逆転喫茶ってコンセプトになった。」

瑞穂への説明がてら、読者にも今回決まった俺達のクラスの性別逆転喫茶がどんな物になったかを説明しよう。

この性別逆転喫茶と言うのはメイドと執事だけに限った物ではない。

クラスの男女比がちょうど2:2だから(実際は女子が1人少ないから綱岡先生がその穴を埋めた形である。)

「穴を埋める!?俺の穴も是非埋めてくれ!!」

「お客様!そう言うのはちょっと! 」

……なんか見知った顔が店員に連行されてったような気がするが全力で知らないフリ……。

なお、他の元カノ達も同じ対応である……。

コホン……。

男女比が揃っているからと言う事で、男女でペアを作ってそれぞれの衣装を選ぶと言う形で落ち着いた。

ちなみに俺はお察しの通り宏美とである。

智成は実行委員繋がりもあってリオとペア。

秋名たんははいねに頼もうとしたらしいが、「ごめん!私同じクラス委員の高梨君と組むの。」

「そ、そんな……!」

「それに秋名たんのサイズはちょっと私には合わないかなぁ……。」

「うっ……。」

トドメまで刺されてるじゃないか……。

まぁ私服をそのまま渡す形にしなければ良いだけなんだが……。

ちなみに秋名たんは結局綱岡先生と組む事に。

「全く……!体育祭の時と言いなんで私まで!おい!絶対変な服持って来るなよ!?分かってるな!?」

クラス全員振りだと受け取っておきました。

クラスの意思が1つになった瞬間である。

やったね!

「いや振りじゃねぇしちっとも嬉しくないわボケぇぇぇぇ!」

とまぁこんな感じで俺達のクラスの出し物は無事(?)決まった。

「ふふん、分かった?」

「いや……なんであんたが得意気なわけ……?」

「分からない?

確かにそっちには強力なメンバーが揃ってるかもしれない。

でもね、残念。

こっちには悠君が居るの。」

「いやだからまた俺!?」

「だ、だからなんだって言うのよ。 」

って瑞穂はなんで動揺してんだよ……。

「そして私には悠君を好きにする権利がある!」

「「「っ……!?」」」

元カノ3人がまるで雷に打たれたような表情に……いや雷に打たれたら普通に死ぬだろうけど……。

「ず、ズルいズルい!私も悠太を好きにしたい!」

納得いかないとばかりに志麻が叫ぶ。

「へ、へぇそう来たか……。」

あ、瑞穂は瑞穂でなんか顔が引きつってる……。

美江は美江でなんか真っ青な顔で固まってるし……。

何があったんだってばよ……。

と言うかそもそも……。

「いや……ただ服装を指定出来るってだけで別に好きに出来るって訳じゃ……。」

「え?出来るでしょ。

だって今の私は悠君に好きな服を着せて写真も取り放題な訳だし。」

「ズルいズルい!」

「なんとでも言えば良いよ。

今チャンスが私の手にあるっていう事実は揺るがない。」

「いやお前……それを言うなら俺だってお前の衣装選ぶんだからな……?

条件は同じだぞ……?」

「は!?悠君、まさか私に変な格好させる気なの!?」

「変態……。」

「悠太の馬鹿!着せるなら私にして!」

「あたしは悠太が見たいなら着ても良いけど?

あ、でもあんまり際どいのは撮影とか無しにしてね。」

ゴミを見るような目で見てくる美江。

相変わらずな志麻、そしてそんな事言いながらニヤニヤする瑞穂……。

えぇ……これ俺が悪いのん……。

「と、とにかく!近い内に買いに行くから!予定空けといてよね! 」

「分かったよ……。」





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