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逆転カフェって考えてみたら男の方が不利じゃね?
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さて、宏美に連行されてやって来たのは雑貨から食品、衣類、ブランド等幅広く取り扱う、驚安の殿堂として知られる総合ディスカウントストアだった。
確かにここなら普通の衣類だけでなくコスプレ用の衣装まで幅広く取り揃えてある。
今日の目的を考えたらこれほど最適な場所は無いと言えるが……。
「ほ、本当に行くのか?」
「は?当たり前でしょ?今更何言ってんの?」
「いや…でも……。」
そもそもである……。
俺達のクラスの出し物である性別逆転カフェ。
それぞれが違う性別のコスプレをして接客すると言うコンセプトとなっているが、考えてもみてほしい。
一見すれば男女それぞれ条件は一緒。
やってる事は何一つ変わらない。
しかし!
どう考えてもこの企画男の方が損だと思うの……。
考えてもみてほしい。
ボーイッシュと言う言葉があるように、女子があえて男子っぽい格好をするファッションは珍しくもなく普通に存在する。
対して男の方はどうだろう。
男が日常的に女の格好なんかして歩き回ってみろ……。
一発で周囲からの不審者判定待ったなしである。
「ほーら、早く早く。」
ナチュラルに手を引いてくる宏美。
そのままコスプレコーナーに強制連行。
「わ、色々ある。
うちの学校セーラー服だからブレザーも良いよね。」
「制服、か……。」
近年、女子の制服もスカートとズボンを選べる学校が拡大しつつある。
つまりだ。
「あ、じゃあこのズボンのブレザーで「は?何言ってんの?」えぇ……。」
即答で却下された。
えぇ……駄目……?
「い、いや、今の時代はほら、制服にも多様性が求められていると言うか……。」
「はぁ……?多様性……?」
「ほ、ほら最近は女子の制服はスカートとズボンを選べる学校が増えててさ。
だからこれだって立派なコスプレ「何言ってんの?それじゃ面白くないじゃん。」えぇ……。」
いや正直過ぎて草。
この女っ!最初から俺に女っぽい格好をさせる気満々である!
「そうしなくてもあの二人に先を越されてヤキモキしてたのに!」
「いや、ヤキモキって……。」
え、それってヤキモキと言うかヤキモチってやつじゃ……。
やっぱり宏美は……。
「当たり前じゃん!私だって悠君を着せ替え人形にしたいし。」
うん、一瞬でもコイツに変な期待をした俺が馬鹿だった……。
「……まぁ、先越されたのは自業自得なんだけどね。(小声)」
そう呟き、宏美は一度目を伏せる。
「宏美?」
「とにかく!今日はとことん付き合って貰うから!」
「えぇ……。」
「私も色々選ぶから悠君も選んでよ?」
と、言う訳で。
一旦それぞれお互いのコスプレ衣装を選ぶ為にその場を離れる。
と、言ってもなぁ……。
これ、何を選ぶのが正解なのかしらん……。
どうせならあいつも俺に女っぽい格好をさせる気満々な訳だしこっちだって宏美にいかにも男っぽい格好させたい。
でも男っぽい格好ってなんだろ……。
先に述べた通りボーイッシュコーデは普通に需要あるコーデだ。
なら男らしい服装ってなんだ……?
「せっかくだしビキニとかどう?」
「よし、何がどうせっかくなのか猿でも分かりやすいように説明してみやがれこの野郎。」
「え、だってせっかくの機会じゃん?」
「答えになってないんだよなぁ……。」
そんなもん着たら黒歴史認定待ったなしだわ。
と言うかこう言うのってペア同士のコスプレを合わせた方が良いんだよな……?
え、それって……。
ふと男性用水着の方に目が向く。
「何考えてんの!?
馬鹿なの!?死ぬの!?」
ほらそうなりますよね!?こんなの普通にセクハラだよね!?
「いや、これ着ろだなんて一言も言ってないからな!?」
「目が言ってた!!」
「暴論がすぐるww
と言うか普通に上にシャツとか着ればいいだろうが。」
「だってそれだと水着感無いし。」
「いやそりゃ水着感はないだろうけど……。
でもこう言うのって普通ペア同士で揃えるもんだろ……?」
「それは……そうかもだけど……。」
苦虫を噛み潰したような表情の宏美。
「えぇ……なんでそんな葛藤してんの……。」
「いや……だって海パンは普通に嫌だけど悠君のビキニ姿は何がなんでも見たいし……。」
いや何がなんでもて、、必死過ぎて草。
なんなのその俺のビキニ姿に対する異常な執着……。
そしてさっきから覗いてる志麻もまた苦虫を噛み潰したような表情。
大方いいぞもっとやれって気持ちと自分がやりたかったって言う嫉妬心で葛藤してんだろうなぁ……。
「ね……ねぇ、文化祭関係無しに着てみない……?」
「着ません……。」
どんだけ見たいんだよ……。
俺の言葉に宏美だけじゃなく志麻まで舌打ちする……。
「何回も言うけどお前も合わせたやつ着るんだぞ……?
もっと真面目に考えろって……。」
「真面目に考えてるって。
あ、バニーガールとかは?」
「いやだからそれお前が見たいだけだろ!?」
うん、コイツ全然真面目に考えてねぇわ……。
「そうだけど?」
「いやだから素直だな!?」
「うん、だって素直になるって決めたし。」
「だからってそう言う素直はいらないんだよなぁ……。」
「なら。」
「え……。」
急に距離を詰めてくる宏美。
「ちょ、宏美!?」
戸惑う俺にお構い無しで宏美は至近距離に来る。
少し赤らんだ表情。
小さな息遣いが近くで感じられる。
「どう言う素直になってほしいの?」
そのまま上目遣いでそんな事を言ってくる。
「ど、どうって……。」
「なんてね。」
かと思えばパッと離れてそっぽを向く。
「私あっち見てみる。」
そしてそのまま足早に離れていく宏美。
この時宏美が自分からやっておいてめちゃくちゃ恥ずかしくなって逃げただけだと言うのを俺は知る由もなく……。
「あー……クソ……。」
顔が熱い。
心臓が高鳴る。
「あいつ……どう言うつもりなんだよ……。」
そうボヤいたところで、その声は届かない。
追いかける事も出来ず、俺はしばらくそのまま立ち尽くしていた。
確かにここなら普通の衣類だけでなくコスプレ用の衣装まで幅広く取り揃えてある。
今日の目的を考えたらこれほど最適な場所は無いと言えるが……。
「ほ、本当に行くのか?」
「は?当たり前でしょ?今更何言ってんの?」
「いや…でも……。」
そもそもである……。
俺達のクラスの出し物である性別逆転カフェ。
それぞれが違う性別のコスプレをして接客すると言うコンセプトとなっているが、考えてもみてほしい。
一見すれば男女それぞれ条件は一緒。
やってる事は何一つ変わらない。
しかし!
どう考えてもこの企画男の方が損だと思うの……。
考えてもみてほしい。
ボーイッシュと言う言葉があるように、女子があえて男子っぽい格好をするファッションは珍しくもなく普通に存在する。
対して男の方はどうだろう。
男が日常的に女の格好なんかして歩き回ってみろ……。
一発で周囲からの不審者判定待ったなしである。
「ほーら、早く早く。」
ナチュラルに手を引いてくる宏美。
そのままコスプレコーナーに強制連行。
「わ、色々ある。
うちの学校セーラー服だからブレザーも良いよね。」
「制服、か……。」
近年、女子の制服もスカートとズボンを選べる学校が拡大しつつある。
つまりだ。
「あ、じゃあこのズボンのブレザーで「は?何言ってんの?」えぇ……。」
即答で却下された。
えぇ……駄目……?
「い、いや、今の時代はほら、制服にも多様性が求められていると言うか……。」
「はぁ……?多様性……?」
「ほ、ほら最近は女子の制服はスカートとズボンを選べる学校が増えててさ。
だからこれだって立派なコスプレ「何言ってんの?それじゃ面白くないじゃん。」えぇ……。」
いや正直過ぎて草。
この女っ!最初から俺に女っぽい格好をさせる気満々である!
「そうしなくてもあの二人に先を越されてヤキモキしてたのに!」
「いや、ヤキモキって……。」
え、それってヤキモキと言うかヤキモチってやつじゃ……。
やっぱり宏美は……。
「当たり前じゃん!私だって悠君を着せ替え人形にしたいし。」
うん、一瞬でもコイツに変な期待をした俺が馬鹿だった……。
「……まぁ、先越されたのは自業自得なんだけどね。(小声)」
そう呟き、宏美は一度目を伏せる。
「宏美?」
「とにかく!今日はとことん付き合って貰うから!」
「えぇ……。」
「私も色々選ぶから悠君も選んでよ?」
と、言う訳で。
一旦それぞれお互いのコスプレ衣装を選ぶ為にその場を離れる。
と、言ってもなぁ……。
これ、何を選ぶのが正解なのかしらん……。
どうせならあいつも俺に女っぽい格好をさせる気満々な訳だしこっちだって宏美にいかにも男っぽい格好させたい。
でも男っぽい格好ってなんだろ……。
先に述べた通りボーイッシュコーデは普通に需要あるコーデだ。
なら男らしい服装ってなんだ……?
「せっかくだしビキニとかどう?」
「よし、何がどうせっかくなのか猿でも分かりやすいように説明してみやがれこの野郎。」
「え、だってせっかくの機会じゃん?」
「答えになってないんだよなぁ……。」
そんなもん着たら黒歴史認定待ったなしだわ。
と言うかこう言うのってペア同士のコスプレを合わせた方が良いんだよな……?
え、それって……。
ふと男性用水着の方に目が向く。
「何考えてんの!?
馬鹿なの!?死ぬの!?」
ほらそうなりますよね!?こんなの普通にセクハラだよね!?
「いや、これ着ろだなんて一言も言ってないからな!?」
「目が言ってた!!」
「暴論がすぐるww
と言うか普通に上にシャツとか着ればいいだろうが。」
「だってそれだと水着感無いし。」
「いやそりゃ水着感はないだろうけど……。
でもこう言うのって普通ペア同士で揃えるもんだろ……?」
「それは……そうかもだけど……。」
苦虫を噛み潰したような表情の宏美。
「えぇ……なんでそんな葛藤してんの……。」
「いや……だって海パンは普通に嫌だけど悠君のビキニ姿は何がなんでも見たいし……。」
いや何がなんでもて、、必死過ぎて草。
なんなのその俺のビキニ姿に対する異常な執着……。
そしてさっきから覗いてる志麻もまた苦虫を噛み潰したような表情。
大方いいぞもっとやれって気持ちと自分がやりたかったって言う嫉妬心で葛藤してんだろうなぁ……。
「ね……ねぇ、文化祭関係無しに着てみない……?」
「着ません……。」
どんだけ見たいんだよ……。
俺の言葉に宏美だけじゃなく志麻まで舌打ちする……。
「何回も言うけどお前も合わせたやつ着るんだぞ……?
もっと真面目に考えろって……。」
「真面目に考えてるって。
あ、バニーガールとかは?」
「いやだからそれお前が見たいだけだろ!?」
うん、コイツ全然真面目に考えてねぇわ……。
「そうだけど?」
「いやだから素直だな!?」
「うん、だって素直になるって決めたし。」
「だからってそう言う素直はいらないんだよなぁ……。」
「なら。」
「え……。」
急に距離を詰めてくる宏美。
「ちょ、宏美!?」
戸惑う俺にお構い無しで宏美は至近距離に来る。
少し赤らんだ表情。
小さな息遣いが近くで感じられる。
「どう言う素直になってほしいの?」
そのまま上目遣いでそんな事を言ってくる。
「ど、どうって……。」
「なんてね。」
かと思えばパッと離れてそっぽを向く。
「私あっち見てみる。」
そしてそのまま足早に離れていく宏美。
この時宏美が自分からやっておいてめちゃくちゃ恥ずかしくなって逃げただけだと言うのを俺は知る由もなく……。
「あー……クソ……。」
顔が熱い。
心臓が高鳴る。
「あいつ……どう言うつもりなんだよ……。」
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追いかける事も出来ず、俺はしばらくそのまま立ち尽くしていた。
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