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営業スマイルには裏がある
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「店長の気まぐれパフェ出来たよー。」
カフェ冨澤の隠れた人気メニュー。
当たりの時もハズレの時もあってギャンブル感もあるが、そう言った部分も含めて人気らしい。
てっきり神田さんがそのまま運ぶのかと思ったが、視線だけでお前がやれと言われる。
えぇ...俺接客なんてした事ないんだが...。
ま、志麻だしいっか。
「清々しいまでに軽いですね...。」
リオの呆れ声は知らん顔。
「お待たせしました。
悠太の気まぐれパフェです。」
「ふぁぁぁぁ!」
実際には違うが、これぐらいのリップサービスあっても良いだろ...。
「おいし...でもこれ悠太が作ったやつじゃない...。」
なのに秒でバレてて草。
「一応聞くけどなんでそんな事分かるんだよ...?」
「悠太からの愛情が感じられない...。」
「まぁ、込めてないからな...。」
「そこは嘘でも込めてるって言ってほしかった!
ちゃんと込めてよー!お客様は神様だよ!」
こいつ...店員と客の立場を利用してきやがった、、!
「はいはい神様仏様志麻様。」
「気持ちがこもってない!」
「三澄君~?いつまで一人の客の相手してるのかな?」
ひぃっ!顔は営業スマイルだけど怒りマークが見える!?
「とにかく俺は戻るからな!」
「あぁん!もうちょっとー!」
引き止める志麻の声はとりあえずスルー。
慌てて厨房の方に向かってる最中。
「うおっ!?」
急に首根っこを捕まれ、裏に引っ張り込まれた。
「何アイツ、アンタの彼女?」
神田さんだった。
うわぁ...超不機嫌...。
「あぁ...えっと彼女……ではないかな...?元カノと言うかストーカーと言うか?」
「……は?あんたってあぁ言うタイプが好きな訳...?」
うわぁ...超軽蔑の視線ww
「いやぁ...なんと言うか...好きだったと言うか...今はよく分からないと言うか...。」
「何それ意味分かんない……。
頭おかしいんじゃないの?」
辛辣が過ぎるww
「いや確かにストーカーだし言ってしまえば少し変な、いやだいぶ変なやつだけど...。」
「フォローする気ある...?」
「いや、でも悪いヤツじゃないんだよ!
無理心中とかしようとするやつだけど!」
「それは充分ヤバい奴だと思うけど...。」
おう...否定出来ないっ!
「ただ超絶不器用なだけと言うか、でも人一倍純粋でひたむきと言うか。」
「良いように切り取ればそうなんだろうね。
でもだから何?それでじゃあ仕方ないってなったら無理心中も合法になっちゃうんだけど。
そんな奴と関わってたらいつまた殺されるか分かったもんじゃないでしょ。」
返す言葉もない程正論で草。
確かに神田旭は中学時代も思った事はハッキリ言うタイプだったなと思う。
お互い同じアニメが好きで、それがきっかけで仲良くなったのは覚えている。
ただキャラの事で口論になった事もある。
「えー、あのキャラのどこがいいの?」
「私が誰を好きだろうと勝手じゃん。
とやかく言わないでくれる?」
この1件は機嫌を直すのに時間がかかったっけ...。
そんな彼女だっただけに再会した際、話のネタとしてそのアニメの話をすると。
「今は別に好きじゃないし見てないから分からない。」
あんなに好きだったアニメも見なくなり、ボーイッシュだった雰囲気から一転恋する乙女に変わっていたと言う訳である。
「だからその...。」
正直再会してすぐなら無理心中と言う話を聞いて神田の話にもすぐに頷いたと思う。
コイツはヤバいと。
でも今は違う。
いや今もヤバい奴だと思う時あるけども、、
これがどう言う思いから来るものかは分からない、でも。
「その..アイツは確かにヤバい奴だけど、アイツの事よく知らない神田に悪く言ってほしくないと言うか……。」
「は?」
「だからその...アイツの事を悪く言って良いのは俺だけだ。」
「何それ意味分かんない。」
いや...自分でも何それ意味分かんないなんだけども...。
でも嫌だと思ってしまった。
口に出さずにはいられなくなってしまった。
本当のアイツを知ってしまった今、いつの間にか俺の中でのアイツはただヤバい奴で切り捨てられるような存在じゃなくなっていたんだ。
「頭沸いてんじゃないの?
一応同級生のよしみで忠告してやったけど聞かないなら勝手にすれば。」
むちゃくちゃ蔑んだ顔で一瞥して、背を向ける神田。
「なんて言うか……本当変わったよな、お前...。」
その背中に声をかける。
「……前まではもっと良い奴だったって?
そんなのあんたが勝手に決めた理想の私でしょ?」
「いや、確かにそうかもしれないけどさ。
今も良い奴なのかもとは思うぞ。」
「は?何それ……。」
「だって今もこうして忠告してんのは優しさからなんだろ?」
「やっぱり頭沸いてんじゃないの……。」
一瞬鳩が豆鉄砲を食らったような顔してから、神田は一度舌打ち。
どうでも良いけどほんと鳩が豆鉄砲食らったみたいなってどんな状況なんだろ、、
「はぁ、こんな頭沸いてるやつの相手してたら私までおかしくなるわ……。
あ!いらっしゃいませぇ!」
志麻以外の他の客が来たと見るや、まるで別の人間でも乗り移ったのかと思うほど眩しい笑顔と甘ったるい声で歩いていく。
あの頃のアイツは人に媚びを売るような真似をする人間じゃなかった。
そりゃ、接客業は店員に愛想があってナンボだとは思うが……。
彼女だって俺と同じように時間を過ごしてきて大人になったんだよな…… 。
いや……この世界ではまだ子供か……。
でもそれで彼女とて変わったんだ。
それが少し寂しくもある。
いやもうそんな事思えるような近しい関係性でもないけど。
でも出来ればその空白の時間を共に過ごしてみたかった。
そしたら彼女がこうも捻くれる事もなかったのかも、もしかしたら彼女を救う事も出来たのではないか。
いや、流石にそれは自惚れがすぎるな、、
とりあえず、今後は店員のスマイルは信じない事にしようと思います。←
カフェ冨澤の隠れた人気メニュー。
当たりの時もハズレの時もあってギャンブル感もあるが、そう言った部分も含めて人気らしい。
てっきり神田さんがそのまま運ぶのかと思ったが、視線だけでお前がやれと言われる。
えぇ...俺接客なんてした事ないんだが...。
ま、志麻だしいっか。
「清々しいまでに軽いですね...。」
リオの呆れ声は知らん顔。
「お待たせしました。
悠太の気まぐれパフェです。」
「ふぁぁぁぁ!」
実際には違うが、これぐらいのリップサービスあっても良いだろ...。
「おいし...でもこれ悠太が作ったやつじゃない...。」
なのに秒でバレてて草。
「一応聞くけどなんでそんな事分かるんだよ...?」
「悠太からの愛情が感じられない...。」
「まぁ、込めてないからな...。」
「そこは嘘でも込めてるって言ってほしかった!
ちゃんと込めてよー!お客様は神様だよ!」
こいつ...店員と客の立場を利用してきやがった、、!
「はいはい神様仏様志麻様。」
「気持ちがこもってない!」
「三澄君~?いつまで一人の客の相手してるのかな?」
ひぃっ!顔は営業スマイルだけど怒りマークが見える!?
「とにかく俺は戻るからな!」
「あぁん!もうちょっとー!」
引き止める志麻の声はとりあえずスルー。
慌てて厨房の方に向かってる最中。
「うおっ!?」
急に首根っこを捕まれ、裏に引っ張り込まれた。
「何アイツ、アンタの彼女?」
神田さんだった。
うわぁ...超不機嫌...。
「あぁ...えっと彼女……ではないかな...?元カノと言うかストーカーと言うか?」
「……は?あんたってあぁ言うタイプが好きな訳...?」
うわぁ...超軽蔑の視線ww
「いやぁ...なんと言うか...好きだったと言うか...今はよく分からないと言うか...。」
「何それ意味分かんない……。
頭おかしいんじゃないの?」
辛辣が過ぎるww
「いや確かにストーカーだし言ってしまえば少し変な、いやだいぶ変なやつだけど...。」
「フォローする気ある...?」
「いや、でも悪いヤツじゃないんだよ!
無理心中とかしようとするやつだけど!」
「それは充分ヤバい奴だと思うけど...。」
おう...否定出来ないっ!
「ただ超絶不器用なだけと言うか、でも人一倍純粋でひたむきと言うか。」
「良いように切り取ればそうなんだろうね。
でもだから何?それでじゃあ仕方ないってなったら無理心中も合法になっちゃうんだけど。
そんな奴と関わってたらいつまた殺されるか分かったもんじゃないでしょ。」
返す言葉もない程正論で草。
確かに神田旭は中学時代も思った事はハッキリ言うタイプだったなと思う。
お互い同じアニメが好きで、それがきっかけで仲良くなったのは覚えている。
ただキャラの事で口論になった事もある。
「えー、あのキャラのどこがいいの?」
「私が誰を好きだろうと勝手じゃん。
とやかく言わないでくれる?」
この1件は機嫌を直すのに時間がかかったっけ...。
そんな彼女だっただけに再会した際、話のネタとしてそのアニメの話をすると。
「今は別に好きじゃないし見てないから分からない。」
あんなに好きだったアニメも見なくなり、ボーイッシュだった雰囲気から一転恋する乙女に変わっていたと言う訳である。
「だからその...。」
正直再会してすぐなら無理心中と言う話を聞いて神田の話にもすぐに頷いたと思う。
コイツはヤバいと。
でも今は違う。
いや今もヤバい奴だと思う時あるけども、、
これがどう言う思いから来るものかは分からない、でも。
「その..アイツは確かにヤバい奴だけど、アイツの事よく知らない神田に悪く言ってほしくないと言うか……。」
「は?」
「だからその...アイツの事を悪く言って良いのは俺だけだ。」
「何それ意味分かんない。」
いや...自分でも何それ意味分かんないなんだけども...。
でも嫌だと思ってしまった。
口に出さずにはいられなくなってしまった。
本当のアイツを知ってしまった今、いつの間にか俺の中でのアイツはただヤバい奴で切り捨てられるような存在じゃなくなっていたんだ。
「頭沸いてんじゃないの?
一応同級生のよしみで忠告してやったけど聞かないなら勝手にすれば。」
むちゃくちゃ蔑んだ顔で一瞥して、背を向ける神田。
「なんて言うか……本当変わったよな、お前...。」
その背中に声をかける。
「……前まではもっと良い奴だったって?
そんなのあんたが勝手に決めた理想の私でしょ?」
「いや、確かにそうかもしれないけどさ。
今も良い奴なのかもとは思うぞ。」
「は?何それ……。」
「だって今もこうして忠告してんのは優しさからなんだろ?」
「やっぱり頭沸いてんじゃないの……。」
一瞬鳩が豆鉄砲を食らったような顔してから、神田は一度舌打ち。
どうでも良いけどほんと鳩が豆鉄砲食らったみたいなってどんな状況なんだろ、、
「はぁ、こんな頭沸いてるやつの相手してたら私までおかしくなるわ……。
あ!いらっしゃいませぇ!」
志麻以外の他の客が来たと見るや、まるで別の人間でも乗り移ったのかと思うほど眩しい笑顔と甘ったるい声で歩いていく。
あの頃のアイツは人に媚びを売るような真似をする人間じゃなかった。
そりゃ、接客業は店員に愛想があってナンボだとは思うが……。
彼女だって俺と同じように時間を過ごしてきて大人になったんだよな…… 。
いや……この世界ではまだ子供か……。
でもそれで彼女とて変わったんだ。
それが少し寂しくもある。
いやもうそんな事思えるような近しい関係性でもないけど。
でも出来ればその空白の時間を共に過ごしてみたかった。
そしたら彼女がこうも捻くれる事もなかったのかも、もしかしたら彼女を救う事も出来たのではないか。
いや、流石にそれは自惚れがすぎるな、、
とりあえず、今後は店員のスマイルは信じない事にしようと思います。←
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