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アルファポリス様限定エピソード学生時代のリオとリタ
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※リオ目線
これは……私が天使学校に通い始めてすぐの頃の話です。
当時の私はこれから始まる学校生活が本当に楽しみでした。
きっと今まで知らなかった沢山の事を知る事が出来て、他の天使見習いの方とも友達になれたり……そんな期待に胸が膨らんでいました。
……いたのですが……。
現実は厳しいです。
勉強はとても難しくて全然ついていけません。
友達を作ろうにもどうしていいか分からず、そうこうしている内に周りはグループを作っていて……。
結局私はその中のどのグループにも混ざれず、一人になってしまいました……。
こう言う時例えばここが分からないので教えてくださいとストレートにお願い出来たら良いのですが……。
なんて今更思っては、出来ない自分に自己嫌悪です……。
そしてそんな私に更に追い討ちをかけるような出来事が起こったのです……。
「今回の授業は、二人でペアを組んで行います!」
先生がそんな言葉を言い放ったのです……。
ど、どうしましょう……。
私がそう言われてオロオロしている間にも、他の人達はどんどんペアになる相手を決めています。
これはまさか……組む相手が居ないから仕方なく先生と組む……と言う展開になってしまうのでは……!
「あ……あの!」
手近に居た方に声をかけてみようとしていた時。
「ねぇ。」
「え?」
私の声を、急に目の前に来た彼女の声が遮りました。
「良かったらさ、私と組まない?」
「え!?良いんですか!?」
「うんうん、私も相手居なくて困ってたんだよねぇ。」
それが、私とリタの出会いでした。
その時は声をかけてもらえた嬉しさともしかしたら友達になれるかも!と言う期待で胸がいっぱいになりました。
それなのに……。
「じゃ、あと宜しく~。」
「へ?」
「だから、私と組んだって事にしてさ、適当にやっといてよ。」
「え?え?ちょ!?」
「じゃ、任せたから。」
そう言って教室を出ていくリタ。
えぇ!?なんですかあれ!?
結局……リタは授業中に一度も戻って来ず……。
私はリタの分まで共同課題をやる羽目になったのです。
「お、ちゃんとやってくれたんだー。
いやぁ悪いねぇ。」
「絶対悪いなんて思ってないですよね!?」
「思ってる思ってる、ほら、飴あげるから。」
「あ、ありがとうございます。
今回だけですよ……?」
「チョロ。」
「何か言いました!?」
「いやぁ、持つべき物は友達だなぁって。」
「え……?友達? 」
「そ、一緒に課題やった仲だしさ、せっかくだし友達にならない?」
課題をやったのは私なんですがね……。
でも私はその友達という響きに心を打たれてしまったのです。
それが悪夢の始まりだとも知らず……。
「リオちーん、課題写させてー。」
「えー……またですか?」
「じゃあ代わりにやってくれても良いよ?」
「なんでですか……。
前も写させてあげたじゃないですか。」
「良いじゃん友達なんだからさー。
それにリオちん成績悪いんだから二人分やれば今よりもっと点数が良くなるって言う優しさだよー。」
「それは確かに……って騙されませんよ!?」
「ケチー。
そんな事言うならもう組んであげないよー?」
「うっ……それは困りますけど……。」
「ならこれからもよろしく♪」
リタとは終始そんな感じでした。
散々こき使われましたが、結局この学校に通って一番長く一緒の時間を過ごしたのは彼女で……。
結局ずっと友達を続けていたのは彼女の時に褒めたり時に脅したりみたいな口述にまんまとハメられてしまったからでした……。
そんな彼女が、卒業後、悠太さんや宏美さんが今いる世界を二人の為に作ったと聞いた時、私はまず真っ先にこう思ったのです。
あのリタが人の為に善意でそんな事をする訳がない!と。
なんと言ってもそう見せかけて他人をいいように利用して面白がっている様な奴である。
「何を考えてるのか知りませんけど……。
あなたの好きにはさせませんよ!リタ!」
こうして、私は彼女の動向を探る為、悠太さんの元に向かうのでした。
祝!フラれろう150話達成!今回はそれを記念してエピソード150はまたまた各掲載サイト様毎にそれぞれ限定エピソードを用意させて頂きました!その他エピソードはカクヨム様、小説家になろう様、エブリスタ様にて随時公開予定です!興味のある方はそちらも是非チェックしてみてください✨
小説家になろう様「元カノ達のナイトルーティンとモーニングルーティン」
エブリスタ様「最高と最悪は紙一重」
カクヨム様「幼馴染とドッグラン」
また、以前に公開した限定エピソード
小説家になろう様「天使見習いは不敵にわらう」
エブリスタ様「瀬川宏美の憂鬱」
カクヨム様「三澄日奈美の苦悩」も好評公開中ですのでまだ見てない方はそちらも是非チェックしてみてください!
今後もフラれろうの応援をどうぞよろしく
お願いいたします!以上!遊。でした!
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結局私はその中のどのグループにも混ざれず、一人になってしまいました……。
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「ねぇ。」
「え?」
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それなのに……。
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「え……?友達? 」
「そ、一緒に課題やった仲だしさ、せっかくだし友達にならない?」
課題をやったのは私なんですがね……。
でも私はその友達という響きに心を打たれてしまったのです。
それが悪夢の始まりだとも知らず……。
「リオちーん、課題写させてー。」
「えー……またですか?」
「じゃあ代わりにやってくれても良いよ?」
「なんでですか……。
前も写させてあげたじゃないですか。」
「良いじゃん友達なんだからさー。
それにリオちん成績悪いんだから二人分やれば今よりもっと点数が良くなるって言う優しさだよー。」
「それは確かに……って騙されませんよ!?」
「ケチー。
そんな事言うならもう組んであげないよー?」
「うっ……それは困りますけど……。」
「ならこれからもよろしく♪」
リタとは終始そんな感じでした。
散々こき使われましたが、結局この学校に通って一番長く一緒の時間を過ごしたのは彼女で……。
結局ずっと友達を続けていたのは彼女の時に褒めたり時に脅したりみたいな口述にまんまとハメられてしまったからでした……。
そんな彼女が、卒業後、悠太さんや宏美さんが今いる世界を二人の為に作ったと聞いた時、私はまず真っ先にこう思ったのです。
あのリタが人の為に善意でそんな事をする訳がない!と。
なんと言ってもそう見せかけて他人をいいように利用して面白がっている様な奴である。
「何を考えてるのか知りませんけど……。
あなたの好きにはさせませんよ!リタ!」
こうして、私は彼女の動向を探る為、悠太さんの元に向かうのでした。
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