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ユカリの懸念と打ち上げ
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翌日の朝、由香里はいつもの待ち合わせ場所で真梨子を待っていた。
待って三分もせずに来たマリはニコリとした。
「おはよー」
「おはよう」
「あれ? なんか複雑な顔してるね」
「気にしないで」
親友は相変わらず朝の挨拶と表情だけで見抜いてくる。
昨日、一つ懸念を見つけてしまった。
「でも微妙な気分を吹き飛ばす凄いいいニュースがあるよ! なんと、リコルの動画再生数が五千を超えましたー!! イエーイ!」
マリはとてもご機嫌。手はピースで万歳した。
「知ってる」
「あれー!? 知っててその顔なの!?」
ピース万歳のまま驚かれた。そりゃ当然チェックするよね。
五千再生は確かに凄いと思う。しかし、それで懸念を見つけてしまった。
「動画が伸びてるのは嬉しいよ」
「だよね! 小躍りしちゃった!」
とりあえず返すとマリは本当に踊りだしそうなほど嬉しそうにしていた。
満面の笑顔を私に向けて言ってくれる。
「ユカの曲が五千回も聴かれて嬉しいね!」
「……うん、嬉しい」
そう、それも嬉しい。
今更何も出来ないし、不安煽っても意味無いよな。黙ってよう。
そして放課後、部室のコタツに全員が揃うと、チハルが切り出した。
「皆さん揃いましたね。皆さんに渡したい物があります」
「なになに?」
マリが期待に満ちた眼差しを笑顔のチハルに向ける。
チハルとシオリがカバンの中からガサゴソ探り、缶ジュースを皆の前に並べていった。
そして並べ終わるとチハルは皆に視線を向けた。
「一旦区切りになったので一年からの感謝の気持ちです。シオリ発案です」
シオリは軽く会釈をした。いつもの無表情の中に、少し笑顔が浮かんでいるような気がする。
マリとサナエさんはとても喜んでいた。
「うわありがとー!! 可愛すぎかよー!」
「だなぁ! 一年はホント優秀だ!」
二年は? と突っ込みたくなったが我慢した。
「皆さんには本当に感謝してます! いつもありがとうございます!」
「うん、こっちも感謝してる。二人ともありがとね」
「照れますなぁ!」
感謝を伝えるとチハルは頭を掻いて照れていた。シオリもやっぱり少し笑っているような気がした。
一年がこれだけ明るくしてくれてるんだから、勝手に暗くなってちゃダメだな。
と反省していると、チハルが乾杯の音頭をとった。
「予選動画は幸先よく五千再生を超えました! いい結果が出ることを期待しましょう! では皆さん! 一旦ではありますが、お疲れさまでした! カンパーイ!」
「「「「カンパーイ!」」」」
缶ジュースを右手で掲げて乾杯した。
その後、動画の感想やこれまでの思い出話で盛り上がり、練習はいつもより短めになった。
待って三分もせずに来たマリはニコリとした。
「おはよー」
「おはよう」
「あれ? なんか複雑な顔してるね」
「気にしないで」
親友は相変わらず朝の挨拶と表情だけで見抜いてくる。
昨日、一つ懸念を見つけてしまった。
「でも微妙な気分を吹き飛ばす凄いいいニュースがあるよ! なんと、リコルの動画再生数が五千を超えましたー!! イエーイ!」
マリはとてもご機嫌。手はピースで万歳した。
「知ってる」
「あれー!? 知っててその顔なの!?」
ピース万歳のまま驚かれた。そりゃ当然チェックするよね。
五千再生は確かに凄いと思う。しかし、それで懸念を見つけてしまった。
「動画が伸びてるのは嬉しいよ」
「だよね! 小躍りしちゃった!」
とりあえず返すとマリは本当に踊りだしそうなほど嬉しそうにしていた。
満面の笑顔を私に向けて言ってくれる。
「ユカの曲が五千回も聴かれて嬉しいね!」
「……うん、嬉しい」
そう、それも嬉しい。
今更何も出来ないし、不安煽っても意味無いよな。黙ってよう。
そして放課後、部室のコタツに全員が揃うと、チハルが切り出した。
「皆さん揃いましたね。皆さんに渡したい物があります」
「なになに?」
マリが期待に満ちた眼差しを笑顔のチハルに向ける。
チハルとシオリがカバンの中からガサゴソ探り、缶ジュースを皆の前に並べていった。
そして並べ終わるとチハルは皆に視線を向けた。
「一旦区切りになったので一年からの感謝の気持ちです。シオリ発案です」
シオリは軽く会釈をした。いつもの無表情の中に、少し笑顔が浮かんでいるような気がする。
マリとサナエさんはとても喜んでいた。
「うわありがとー!! 可愛すぎかよー!」
「だなぁ! 一年はホント優秀だ!」
二年は? と突っ込みたくなったが我慢した。
「皆さんには本当に感謝してます! いつもありがとうございます!」
「うん、こっちも感謝してる。二人ともありがとね」
「照れますなぁ!」
感謝を伝えるとチハルは頭を掻いて照れていた。シオリもやっぱり少し笑っているような気がした。
一年がこれだけ明るくしてくれてるんだから、勝手に暗くなってちゃダメだな。
と反省していると、チハルが乾杯の音頭をとった。
「予選動画は幸先よく五千再生を超えました! いい結果が出ることを期待しましょう! では皆さん! 一旦ではありますが、お疲れさまでした! カンパーイ!」
「「「「カンパーイ!」」」」
缶ジュースを右手で掲げて乾杯した。
その後、動画の感想やこれまでの思い出話で盛り上がり、練習はいつもより短めになった。
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