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打ち上げとお泊り
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由香里は喜びのあまり混乱していた。
そのせいで優勝の発表で自分達のバンド名を呼ばれてからずっと、一瞬の出来事のように思えた。
ステージ上に出て、千晴がトロフィーを受け取ったこと。
その瞬間、金色の紙テープや紙吹雪がどこからか発射され、視界がキラキラしたこと。
なにやらインタビューを受けたこと。
その後、ステージ袖でトロフィーを皆で回したこと。
嬉しすぎて、高揚しすぎて、それらは意識の片隅に僅かに残るだけだった。
そして楽屋に戻り、少しずつ冷静になってくる。
楽屋の備え付けの机にはチハルが受け取ったトロフィーが置かれていた。
大きさは二十センチほどで、おそらくガラスで作られた透明感のあるトロフィー。物凄く美しく思える。
皆は衣装のまま、優勝の余韻に浸り嬉しそうに雑談していた。
皆に伝えたいことがあった。
「皆」
私の声に皆の視線が集まる。全員喜びで頬が緩んでいた。私も同じ。
続けて言った。
「私の曲を演奏してくれて、ありがとう」
ずっと言いたかったお礼。無価値だった私の曲を心ごと救い上げてくれた。感謝でいっぱいだった。
「こっちこそ!」
言ったのはチハル。
シオリとソファに座って雑談していたチハルは立ち上がり、ニコニコしながら近づいてきた。そして両手で私の両手を取る。間近で見る頬には歓喜の涙の跡が残っていた。
チハルは握る手をキュッと強めた。
「曲作ってくれてありがとう! ユカリの曲はやっぱり凄くいい曲だよ!!」
ニカーっと笑いながら言われた。
初めて会った時、初めて聞いてもらった時と同じような感想。ずっとこうだった。また涙腺が緩んでしまう。でもマリが微笑んでいたのを見て、泣くのは癪なので根性で堪えた。
本音だけど、泣かないように誤魔化し半分にチハルに言う。
「皆のお陰でね」
それを聞いたサナエはニヤリと笑い、足を大仰に組んだ。
「まぁ私には感謝100%でいいぞ、お前ら」
「空気読んでよ……」
曲がった眼鏡の下のジト目をサナエに向けたシオリがツッコんだ。
笑いが起き、涙は引っ込んだ。
着替えと後片付けを済ませ、楽屋を出る際、机にはトロフィーが残っていた。
マリが笑顔でトロフィーを突く。
「トロフィーどうする?」
すぐにチハルが私に視線を向けた。
「ユカリ持ってくれる?」
「え? 私?」
「うん、一番荷物少ないし」
確かに私が一番身軽。荷物は背負ってるリュックだけだった。
ギターとベースの三人はギグバックを背負っているし、サナエもスーツケースを引きずっている。
「分かった」
そう言ってステージ袖で貰った頑丈そうな木箱にトロフィーをしまい、大事に抱えた。
家を出た時よりも一つ荷物が増えたことが、とても嬉しかった。
こうして、冬のアイパレ優勝は私達、リコルリエの優勝で幕を閉じた。
それからサナエの提案で、ファミレスで打ち上げをすることになった。
家から最寄りの駅に着くころには二十一時少し前だったけど、皆賛成した。
打ち上げでの話題はもちろん今日のこと。
撮った写真を見てまた大笑いされた。気分はとても良かったけど、この件に関しては必ず復讐すると誓った。
でも写真は遥か昔のようにも思えた。今朝のことなんて信じられない。
ひとはしゃぎした後、二十二時になりそうなのでファミレスから出た。
本当はもっといたかったけど、帰らなくちゃいけない。
ファミレスから出ると、寒さが一段と厳しくなっていた。頬も手も凍りそう。
サナエが遠くを見ながらぽつりと言った。
「もう十時か……」
「帰んなきゃだね……」
「うん……」
いつも明るいマリとチハルが歯切れ悪く返した。
皆離れたくないんだな。凄く分かるよ。私も帰りたくなかった。
「家に泊まりに来ない?」
唐突に言ったのはシオリだった。全員の視線がシオリへ向く。
「えっ?」
「急にいいの?」
私とマリが問いかけるとシオリは頷いた。
「うん、予選突破の時に何も考えてなかったから準備してたんだ。親に言ってあるし、布団とかもあるよ」
「え、すご。優勝するって思ってたの?」
チハルが少しのけ反り驚いて問いかけると、シオリは若干のドヤ顔になった。
「なんとなく、負ける気がしなかった」
「マジすか……」
つい声が出た。信じられない。
サナエは少し呆れたように目を細めた。
「ならなんであんなにピーピー泣いたんだよ……」
「実際に起こると違うでしょ」
シオリはいつもと変わらない表情で淡々と答えたけど、頬が少し赤くなったような気がする。
そんなシオリを、マリがニコニコしながらいじる。
「めちゃめちゃ泣いてたもんね!」
さっきまでの打ち上げでシオリはボロ泣きしたことを散々いじられていた。
「その話はもういいでしょ。来るでしょ?」
シオリは表情を変えなかったけど、話を変えようとしているのは見え見えだった。
それにしてもお泊り、行かないわけがない。
「もちろん」
「行くよ!」
「行く行くー!!」
三人で同じタイミングで答える。
サナエだけはニヤニヤとシオリに問いかけた。
「私は歓迎しないんじゃなかったのかよ」
元旦の会話を思い出す。そんなことも言ってたっけ。
シオリが即答する。
「『入れない』とは言ってない」
「屁理屈女め」
「大凶女」
そんな二人を見てチハルが言った。
「ホント仲いいよね」
「まぁな!」 「どこが」
二人は同じタイミングで違う回答をする。
チハルは感心したように頷いた。
「息ピッタリ」
うむ、流石リズム隊。
シオリは先に歩き出した。
「ほら、もういいから行こう」
表情は見られなかったけど、苦い表情をしているに違いない。つい頬が緩んでしまう。
皆でシオリのあとを追った。
そのあと、シオリの家に泊まった。
シオリの家は新築のやたらと大きい家でビビってしまった。
シオリの部屋は和室でまたやたらと広い。
必要最低限のものしかないように見えた。机とタンスくらいしかない。
机にはノートパソコンとオーディオインターフェースとメトロノーム、脇にギタースタンドがあっていつもそこで練習していることが伺えた。
部屋の一角には言った通り布団が用意されていて、それを皆で川の字二列分に敷いた。
お風呂を借りた後、そこに寝て雑談をした。
川の字二列分の真ん中にはトロフィーを置いて。
最初は思い出話なんかに花を咲かせてたけど、やっぱり疲れはあってみんなすぐに眠ってしまった。
私もすぐに眠ってしまう。
見た夢は部室で、皆で演奏している夢。
皆笑っていて、チハルのギターも、シオリのベースも、サナエのドラムも、私のピアノも、そしてマリの歌も聴こえてくる。
最高の夢だった。夢の中でも思う。
みんな、本当にありがとう。
そのせいで優勝の発表で自分達のバンド名を呼ばれてからずっと、一瞬の出来事のように思えた。
ステージ上に出て、千晴がトロフィーを受け取ったこと。
その瞬間、金色の紙テープや紙吹雪がどこからか発射され、視界がキラキラしたこと。
なにやらインタビューを受けたこと。
その後、ステージ袖でトロフィーを皆で回したこと。
嬉しすぎて、高揚しすぎて、それらは意識の片隅に僅かに残るだけだった。
そして楽屋に戻り、少しずつ冷静になってくる。
楽屋の備え付けの机にはチハルが受け取ったトロフィーが置かれていた。
大きさは二十センチほどで、おそらくガラスで作られた透明感のあるトロフィー。物凄く美しく思える。
皆は衣装のまま、優勝の余韻に浸り嬉しそうに雑談していた。
皆に伝えたいことがあった。
「皆」
私の声に皆の視線が集まる。全員喜びで頬が緩んでいた。私も同じ。
続けて言った。
「私の曲を演奏してくれて、ありがとう」
ずっと言いたかったお礼。無価値だった私の曲を心ごと救い上げてくれた。感謝でいっぱいだった。
「こっちこそ!」
言ったのはチハル。
シオリとソファに座って雑談していたチハルは立ち上がり、ニコニコしながら近づいてきた。そして両手で私の両手を取る。間近で見る頬には歓喜の涙の跡が残っていた。
チハルは握る手をキュッと強めた。
「曲作ってくれてありがとう! ユカリの曲はやっぱり凄くいい曲だよ!!」
ニカーっと笑いながら言われた。
初めて会った時、初めて聞いてもらった時と同じような感想。ずっとこうだった。また涙腺が緩んでしまう。でもマリが微笑んでいたのを見て、泣くのは癪なので根性で堪えた。
本音だけど、泣かないように誤魔化し半分にチハルに言う。
「皆のお陰でね」
それを聞いたサナエはニヤリと笑い、足を大仰に組んだ。
「まぁ私には感謝100%でいいぞ、お前ら」
「空気読んでよ……」
曲がった眼鏡の下のジト目をサナエに向けたシオリがツッコんだ。
笑いが起き、涙は引っ込んだ。
着替えと後片付けを済ませ、楽屋を出る際、机にはトロフィーが残っていた。
マリが笑顔でトロフィーを突く。
「トロフィーどうする?」
すぐにチハルが私に視線を向けた。
「ユカリ持ってくれる?」
「え? 私?」
「うん、一番荷物少ないし」
確かに私が一番身軽。荷物は背負ってるリュックだけだった。
ギターとベースの三人はギグバックを背負っているし、サナエもスーツケースを引きずっている。
「分かった」
そう言ってステージ袖で貰った頑丈そうな木箱にトロフィーをしまい、大事に抱えた。
家を出た時よりも一つ荷物が増えたことが、とても嬉しかった。
こうして、冬のアイパレ優勝は私達、リコルリエの優勝で幕を閉じた。
それからサナエの提案で、ファミレスで打ち上げをすることになった。
家から最寄りの駅に着くころには二十一時少し前だったけど、皆賛成した。
打ち上げでの話題はもちろん今日のこと。
撮った写真を見てまた大笑いされた。気分はとても良かったけど、この件に関しては必ず復讐すると誓った。
でも写真は遥か昔のようにも思えた。今朝のことなんて信じられない。
ひとはしゃぎした後、二十二時になりそうなのでファミレスから出た。
本当はもっといたかったけど、帰らなくちゃいけない。
ファミレスから出ると、寒さが一段と厳しくなっていた。頬も手も凍りそう。
サナエが遠くを見ながらぽつりと言った。
「もう十時か……」
「帰んなきゃだね……」
「うん……」
いつも明るいマリとチハルが歯切れ悪く返した。
皆離れたくないんだな。凄く分かるよ。私も帰りたくなかった。
「家に泊まりに来ない?」
唐突に言ったのはシオリだった。全員の視線がシオリへ向く。
「えっ?」
「急にいいの?」
私とマリが問いかけるとシオリは頷いた。
「うん、予選突破の時に何も考えてなかったから準備してたんだ。親に言ってあるし、布団とかもあるよ」
「え、すご。優勝するって思ってたの?」
チハルが少しのけ反り驚いて問いかけると、シオリは若干のドヤ顔になった。
「なんとなく、負ける気がしなかった」
「マジすか……」
つい声が出た。信じられない。
サナエは少し呆れたように目を細めた。
「ならなんであんなにピーピー泣いたんだよ……」
「実際に起こると違うでしょ」
シオリはいつもと変わらない表情で淡々と答えたけど、頬が少し赤くなったような気がする。
そんなシオリを、マリがニコニコしながらいじる。
「めちゃめちゃ泣いてたもんね!」
さっきまでの打ち上げでシオリはボロ泣きしたことを散々いじられていた。
「その話はもういいでしょ。来るでしょ?」
シオリは表情を変えなかったけど、話を変えようとしているのは見え見えだった。
それにしてもお泊り、行かないわけがない。
「もちろん」
「行くよ!」
「行く行くー!!」
三人で同じタイミングで答える。
サナエだけはニヤニヤとシオリに問いかけた。
「私は歓迎しないんじゃなかったのかよ」
元旦の会話を思い出す。そんなことも言ってたっけ。
シオリが即答する。
「『入れない』とは言ってない」
「屁理屈女め」
「大凶女」
そんな二人を見てチハルが言った。
「ホント仲いいよね」
「まぁな!」 「どこが」
二人は同じタイミングで違う回答をする。
チハルは感心したように頷いた。
「息ピッタリ」
うむ、流石リズム隊。
シオリは先に歩き出した。
「ほら、もういいから行こう」
表情は見られなかったけど、苦い表情をしているに違いない。つい頬が緩んでしまう。
皆でシオリのあとを追った。
そのあと、シオリの家に泊まった。
シオリの家は新築のやたらと大きい家でビビってしまった。
シオリの部屋は和室でまたやたらと広い。
必要最低限のものしかないように見えた。机とタンスくらいしかない。
机にはノートパソコンとオーディオインターフェースとメトロノーム、脇にギタースタンドがあっていつもそこで練習していることが伺えた。
部屋の一角には言った通り布団が用意されていて、それを皆で川の字二列分に敷いた。
お風呂を借りた後、そこに寝て雑談をした。
川の字二列分の真ん中にはトロフィーを置いて。
最初は思い出話なんかに花を咲かせてたけど、やっぱり疲れはあってみんなすぐに眠ってしまった。
私もすぐに眠ってしまう。
見た夢は部室で、皆で演奏している夢。
皆笑っていて、チハルのギターも、シオリのベースも、サナエのドラムも、私のピアノも、そしてマリの歌も聴こえてくる。
最高の夢だった。夢の中でも思う。
みんな、本当にありがとう。
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