ニートの俺がサイボーグに改造されたと思ったら異世界転移させられたンゴwwwwwwwww

刺狼(しろ)

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File.6

カルラの宝具(隠語)

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リリィちゃんの階では、ミルクティボーイの両親は居なかった。他の階で捕らわれている可能性もあるが、とりあえず戦闘があまり得意ではなさそうなリンドウの様子を見てからカノンたん達に合流する事にした。

「と思って来たのにもう終わってて草。来て損したわwwww」

「おや、カルラくん……」

いかにも研究室って感じの部屋で、ダレインとかいうおっさんとツギハギが目立つ全裸のおにゃのこが転がされていて、リンドウは疲れた様子でソファに凭れかかっていた。

「ヘトヘトやんけwwwまぁ何にせよお疲れwwww」

「ああ。早いところ全てを片付けなければ、この2名の拘束も保たないだろう。君が他の手段で拘束してくれるのなら話は別だが」

「そんな事言われてもなぁ。普通のロープしかねぇけどwww」

どうやらリンドえもんの秘密道具的なもので動きを封じられているみたいだが、それを維持するのに本人の体力を消費しているらしい。

「おっさんはグルグル巻きでいいとして、お姉さんは亀甲縛りにしときますねwwwぐへへwwwwしかしこれはwww裸体は刺激が強すぎますぞリンドウ殿wwwwww」

「君は本当に節操がないな。いいから早くしたまえ」

何やかんや言って、二人共普通に縛っといた。直視出来ないンゴwwwwおっぱいが頭から離れないでござるよwwwww縛るのにめっちゃ時間かかったわwww

「よし、それじゃあイヴっち達のとこ行ってくるわwww」

「了解した。気をつけたまえ」

と、踵を返して転移陣に向かおうとした矢先、イモムシのように転がっているおじさんが顔を上げた。

「ふぇっふぇっ……あの子供には気を付けることです……不完全とはいえ、【禁呪】を施した個体ですからねぇ、ふぇっふぇっふぇっふぇっ!」

「あ?まぁなんか分からんが、アイツは親元に返してやるって約束したんでwwwとりあえずお前らの企みは今日ぶっ潰すの確定ってことでwwwwww」

「ふぇっふぇっふぇっ!そうなるといいですねぇ」

何か不吉な事を言って、ダレインとかいうおじさんは笑い続けた。キッショwwwそもそもおじさんの「ふぇっ」とか需要ないんじゃボケwwwwww

随分時間をロスしてしまったが、とりあえず目当ての陣に乗って移動した。

「ここがおっぱいの世界か……」

転移して開口一番、ディケイドよろしくそんなことを呟く。メローネとか言う人魚だったはずのお姉様に脚が生えてるわ、カノンたんやその他がやられっぱなしでボロボロになってるわで、カオスな状態だった。

「カル、ラ……来てくれたのね」

「どうもwwwていうか味方の勢力消耗し過ぎワロタwwww何があったwwwwww」

「さすが、七刃将……ってとこだ。ぐはっ……半端ねぇ」

「クックッ……強さを見誤っていたようです……」

俺より先に増援に来ていたタカトやスッキーも既に満身創痍、捕虜の護衛のリリィちゃんは居ないのは当然として、ヴァンにぃにも不在。リリィちゃんのとこで寛いでるに500ペリカwwwwww

「来たな、勇者」

「来ましたwwwその貝殻ブラ叩き割ったらおっぱいが揉めると聴いてwwww」

「ふん、貴様如きが妾に触れること等叶わん」

無表情のまま吐き捨てたメローネは、このフロア全体に魔法陣を展開すると、そこから一斉に蛇を象った水流をけしかけて来た。

「ヤベェのきたwwwwww」

──ドッパァァァアアン!!!!

破裂音のような音を伴って、高圧の水流が叩き付けられる。ケルヒャーかよクソがwwwwww

「どうした?勇者。その程度ではあるまい」

「ぜ、ぜぜぜ全然効いてないぜーwwwあはははwwwバーカwwwサカナァァァwwwwww」

紙一重で避けられたが、一瞬で津波のような波紋が足元を掬ってくる。このレベルの広範囲攻撃をやられてしまうと、いつもの力でゴリ押しの戦法も厳しそう。

ぶっちゃけるとノープランなので焦っている。思わずたきなちゃんの渾身の一発ギャグで場を濁すしか出来ない。

「カルラ、ごめん……私達が少しでもあいつの体力を削れていれば……」

「俺もこの手の相手は苦手でな……攻略の糸口が見えねぇ」

「僕も魔法で対抗しようとしましたが、規模も発動速度も段違いですよ……参りましたね、クックックッ……」

「何を弱気になっとるんじゃお前らwwww仕方ねぇな、この勇者様がサシでやるからお前らはあのお昼寝キッズを連れて天井に爪でも食い込ませて這い回ってろwwwwwwこのヒードラン共がwwwwww」

策はないけどカッコつける余裕がまだある。この負けムードに呑まれないように、3人には眠っているイヴっちとミルクティボーイを安全な場所へ避難させるよう言い渡した。

「まったくwww俺が居ないと皆すぐシリアスになるんだからwwww」

野郎はどうなっても心配じゃないけど、後ろにはイヴっちもいるし、カノンたんも辛そうだったからね、仕方ないね。

「ほう、流石はオルドラを退かせただけはある。して、妾相手に一人でどうするつもりだ?」

「さて、どうするかなwwwめっちゃ考えてるけどwwww」

能面のような無表情に加えて、さっきのデタラメな広範囲攻撃。恐怖を煽るには十分だが、ここで引くわけにもいかなくなった。

「威勢がいいだけか。下らん」

メローネがゆっくりと指を俺に向けたかと思うと、左右から轟音を伴って津波が押し寄せる。

「アクアラグナってレベルじゃねーぞwwwwごぼぁwwwww」

「藻屑となれ【ボルテクス・インヴェイド】」

メローネが唱えると、水流は動きを変えて渦を巻く。床や岩に身体中ぶつけるし上下の感覚も分からなくなるし、まるで洗濯機の中に入れられてるみたいな状態wwwww

「うぼぁwwwwwwっげほ!がはっ!」

「所詮貴様もただの人間。大海の如き妾の力の前では、いかに勇者といえども等しく無力になる」

「うるせぇ、魚類のくせに脚なんか生やしやがってwww魚人かよwwwwお前はアーロンパークで一生くすぶってろwwwイーストブルーに帰れwwwwww」

だめだ、煽りにキレがない。もうだめだ。皆、落ち着いて聞いてくれ。世界は滅亡する。

女の人に暴力はいけない。幼い頃からそう躾けられてきた。俺だって今でもそう思う。殴ったり蹴ったりは絶対してはいけない。

けど、この前の鬼の姉ちゃんみたいなアプローチはする。
俺がこの人魚姫に勝つには、その一点しかない。考えろ、考えるんだ。

「口だけのようだな。もう飽いた、死ぬがいい」

「お前こそ、勇者をナメてもらったら困るな……宣言するぜ、メローネ・レヴィスクア。お前は俺の前で泡を吹いて気絶する、とな。全力で来いよwwwwww」

「はっ、戯れ言を。良いだろう、望み通り妾の全力で貴様を葬ってやる」

メローネが手を軽く上げると、俺と奴をドーム状に水が囲んだ。

──ドドドドドドッ!!

「デスマッチかな?好都合だなwwww」

「この水球は妾が倒れるまで出ることは叶わぬ。頑丈なその体を恨むのだな、苦しみが長引くだけだぞ」

ドームは水でどんどん満たされていき、もう胸の辺りまできていた。
それと同時に、無数の氷柱が四方から迫る。殆ど打ち落としたものの、背中に一本突き刺さった。

「がはっ!あ゛ぁ゛痛いwwww」

「結局何も出来んようだな、大層な口を叩くから見てやろうと思ったが」

傷口はすぐに塞がるけど、痛いものは痛い。ここが完全に水に浸るまで我慢。苦し紛れに反撃しておかないとwwww
体内構造をいじって発電器官を構築すると、一気に放電する。

「うるせぇwwwピッピカチュウゥwwww」

──バリバリバリバリィッ!!

「ぐぁああああッ!!きっ、貴様ァ……それが狙いか!!」

結構効いてるようだが、やはりこの程度では無理か。しかし都合よくこれが俺の切り札だと思っているので、順調www順調wwww

「どうだいwww二人で痺れ合おうじゃないかwwww」

「ふん、この程度。妾は貴様らを殺してルキくんを我が手にするのだ……その為に、わざわざ人の脚まで手に入れた」

「お前ショタコンかよwwwごぼぉwwww」

「一目見た時から思っていた……ルキくん以外のオスには興味がない、穢れ無きあの子は妾にこそ相応しい。その他のオスなど汚らわしいだけのゴミだ」

コイツがショタコンなのはよくわかった。それに次いで、意外と乙女な説も。
メローネが殺意の籠もった眼差しでそう言った矢先、ついに俺も完全に水に浸かった。準備万端wwwwww
体内構造を魚類のようにエラ呼吸が出来るように再構築し、溺死を回避www

「妾本来の姿で、貴様を屠る……!」

足が再び人魚形態になったメローネは、ものすごい速さで俺の周囲を旋回し始めた。
切り札を使う時が来た。そう確信した俺は、勢いよくズボンを下ろす。

「ふっ、甘い……あまりにも傲りが過ぎたな。今、完全にお前は詰んだぜ。我が宝具を解放するッwwwwww」

続いて下半身を封印していた拘束具パンツをパージして顕になる、我が宝具【勇敢無垢なる聖剣イノセント・ダヴィデ・カリバー】を前に、メローネちゃん動揺を隠しきれず失速wwwwwwwww

「っ?!?!!」

「お前が何をしてこようがッ!!メローネちゃんは今からッ!!汚らわしいだけのゴミのおしっこの混ざった水中で泳ぐ変態になるんだよwwwwwwこの事実を抱えて生きていくんだなwwwwww」

「バッ、バカなことは止めろ……っ!!何を考えているんだ貴様!!?!」

「んんwww実は一回やってみたかったんすよねwwwwプールで漏らすってやつ?でも流石に公共施設とかはダメだと思うんすよwwwけどさ、敵の攻撃になら遠慮しなくていいかなってwwwwwwwww」

「やめろ!!貴様もその汚物に塗れるのだぞ?!」

「愚問だなwwwどんな手を使おうともwww勝てばよかろうなのだァwwwwww
アーッハッハッハッハッ!!祭りだ祭りだwww」

俺はカーズ様とドンモモタロウみたいな事を言いながら、がに股の状態でゆっくりと、それを見せ付けるように腰をぐいんぐいんさせながら躙り寄る。

「ふざけるな貴様……!!」

「カルラくんプレゼンツ、水中のオティンティヌス祭りの始まりだぜ」

俺は人生で最大最高のキメ顔とイケヴォで、そう言い放った。
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