転生したら憧れとは程遠いお姫様になりました。

donguri

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15話 ド正論パンチはどの薬よりも効く。

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部屋に再突撃して20分が経っているが、
お姫様とおじさんの取っ組み合いは、まだ
続いている。

「すみません姫さん、そろそろドレスに、
着替えてもらっていいです?俺より先に魔王様に連れて行かれた先輩姫さんとして相談したい事がありましてぇ。」

「嫌です..私はぁ..貴方に性癖を晒した以上恥ずかしいのでこのままお茶会まで下着のまま取っ組み合いでも…よろしいですわよ?」

「チェンソーで脅さたいって言ってたやつ
あれって性癖だったんかい!!下着丸出しの方が恥ずかしいからやめなさい!」

「私の全身がゾクゾクするシチュエーションにまだ至っていないのよ!おじさんはぁ!
おじさんに命の危険なんて感じないし、着ている黒い下着なんてくれてやるわぁ!」

「色まで言うなぁ!作品に、規制入るだろ!」

お姫様は、自分の下着を脱ごうとするが
おじさんが下着を脱ごうとする手を必死に止めた。

(ふぅ…危ねぇ..俺の方がゾクゾクしてしまったよ。まぁ..何とは言わんが。)

危うく牢屋にぶち込まれる所だった。
だが、変態おじさんとして転生してたらお姫様の脱ぐ姿を、正座してじっくり崇めていたであろう。ありがたや~!

※絵面がきついので想像は、お任せします。

「わ..私、ちょっと待って!裏声出しまくって声が擦れて来たから水飲むわ」

今までの可愛らしいコミュ障キャラ演技だったんかい!ってかこのお姫さん急に声が低くなったな。

ってか何の時間だよ!?これ、話進んで無いじゃん!

「お前!何でうちの部屋来たっけ?」

「はい!先輩のお姫さんとしての振る舞いを見て参考にしたいからです!」

「振る舞い何かテキトーでいいよ、お前どうせ男だろ?お姫様なんかなれねぇから気にすんな!」

「あのぉ..大変申し訳にくいですが、キャラ変わってません?」

「気にするな!!!」

しれっとディスられたが、今はそれよりも
お姫様のキャラが変わりまくっている事のほうが気になってしまう。

「おじさんは、まず座る時あぐらをかくの
やめなぁ、おじさんは、無意識でかいているだろうけどおじさん臭いよ。おじさん!」

「そんなおじさんって言わないでくれよ!
一様俺さ、魔王様から連れ去られたお姫様なんだぜ!?」

「連れ去る予定のお姫様不在だから仕方なく魔王様に拉致されたお姫様の”お父さん”の間違いでは?」

「一様この世界だとか弱い乙女なお姫様の設定で生きてるからおじさんとお父さん呼びは、やめてぇ。」

「だってどう見たって乙女では無いよ。中年臭いおじさんか誰かのお父さんにしか見えないよ。」

「精々設定だけでも残してくれませんか!?」

容赦無く、ど正論パンチで殴って来る
お姫様に、俺は太刀打ち出来ないまま刻々と時間だけが過ぎて行く。

「お茶会の時間も近いし、振る舞いを直々におじさんに見せる暇は無いからこれだけアドバイスしておくわ」

「はい!」

「お茶会って言う響きはいいけど、実際は、魔王様を巡ってお姫様同士のマウントの取り合いだから、屈したら負けよ。魔王様が好きならお茶会に参加するお姫様くらい蹴り落とす勢いで行きなさい!」

「姫さんも魔王様を振り向かせたいのか?」

「もちろんよ!魔王様を振り向かせて魔王の権力を利用して、両親を殺した犯人を処刑してやるわ!この城に入れた以上絶対に魔王様は、私の物だわ!」

お茶会に参加する以上お姫様のマウント合戦に勝てる方法を探さなければならない。
特に異性同士と言うのもあり、ド正論パンチが四方八方に振ってくる現場になる。
時々溝打ち並みに痛い発言とか普通に言われそうだが..

だけど、負けない!お姫様だもん!
おじさんだって魔王様を振り向かせてチヤホヤされて天に召されたい!

(おじさんとかお父さんと言われても泣かないように頑張らなければ!)

お茶会がもうすぐ開かれる。
先輩お姫様からありがたいアドバイスも頂いた。
お姫様の振る舞いとか品とか知らんけど
とにかく参加者全員蹴り落とすわ!

物理的に。

「ってまだ下着のままなんですねお茶会用のドレス汚れてますよ?」

「知らんっ!気にするな!!!」

いきなりお部屋に邪魔したお姫様だが、
おじさんの前で、下着をずっと見せてくる
根性のある奴だった。

そいつに礼を言い清々しい表情で、
おじさんは、お茶会が開催される会場へと
向かった。

あっ!そういやあの人の名前聞くの忘れたけどまぁ、いいか!気にするな!

続く!

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