20 / 79
第20話 ★
しおりを挟む
※R18要素あります
ザアザアと流れるシャワーを胸に当てたまま、サキは呆然としていた。足の間から大量の精液が伝って落ちていく。
「う……」
サキは顔を歪めた。
レイがバイトに出るのを見送ってから、急に体が疼き、ひどく性欲を覚えた。自慰で解消しようと部屋に戻った。
一度出せば治まるだろうと思っていたが、それはひどくなるばかりで、下半は昂ったままだった。
三度出しても一向に治まる気配がなく、逆に怖くなった。わけがわからず、サキは自慰をやめ、うずくまって耐えていた。
ふと、こんな姿をレイに見られたくないと思い、部屋に鍵をかけた。
早く治まれと念じながら、我慢できずに時折、射精した。
あきらかにおかしな身体になっていたが、調べようにも気力が出ない。服も体もベトベトだった。
どれくらい時間が経っただろうか、ついにレイが帰ってきた。電気を点けることもしないまま、部屋は真っ暗だった。
レイはすぐにサキの異変に気づいた。なぜかはわからない。ドアの外で慌てて、鍵を開けるように言われたが、見られたくなかった。
だが、怒ってドアを叩かれたので、重い体をひきずるようにして仕方なく開けた。
とたん―
レイを前にしたとき、彼から漂ってきた匂いに、激しい衝動が全身を駆け巡った。
この男に抱かれたい。
サキはそう思ってしまったことに驚き、その場にへたり込んだ。
なぜだか後孔がべっとりと濡れていた。レイが自室に立ち去ったとき、抱いてほしい、と強く思った。
思えば思うほど、身体の制御がきかなくなっていく。
すぐに戻ってきたレイに抱き上げられたとき、その精悍な身体にひどく欲情した。
だが、本当に抱かれるとは思っておらず、レイにズボンを下ろされたときは、怖気づいた。
抗うこともままならず、楽になりたいと大人しくしたら、レイはサキの身体を貫いた。
男に抱かれるのは初めてだったが、身体が悦んでいることがわかった。
突かれるたびに、もっと、もっと、と危うく口をついて出そうになるのを必死で堪えた。
レイがサキの中で達すると、あれだけ激しかった性欲も不思議と治まっていった。
大きく息を吐いたレイは、余韻を味わうこともなく、ベッドから下りた。
サキはひどく寂しい気持ちになり、離れていった身体を目で追った。
「動けるようになったら、リビングに来て」
レイは背を向けたまま、言った。
「その身体のこと、教えるから」
レイはシャワーを浴びにいったようだ。浴室の閉まる音がした。
サキはまだ熱がわずかに残っていて、すぐには動けなかった。シーツも身体もぐちゃぐちゃだった。
ベッドに沈み込んでいると、レイが浴室からリビングに向かう足音が聞こえた。起き上がり、サキもシャワーを浴びにいった。
身体に残ったレイの残滓を洗い流していると、泣きたくなった。
レイはリビングに来いと言った。だが、どんな顔をすればいいのかわからない。行くのが怖かった。
胸にシャワーを押し当てたまま、立ち尽くしていた。しばらくそうしていたあと、サキはぎゅっと奥歯を噛んだ。
(でも、ちゃんと教わらないと)
サキはシャワーを止め、濡れた髪をかき上げた。
ザアザアと流れるシャワーを胸に当てたまま、サキは呆然としていた。足の間から大量の精液が伝って落ちていく。
「う……」
サキは顔を歪めた。
レイがバイトに出るのを見送ってから、急に体が疼き、ひどく性欲を覚えた。自慰で解消しようと部屋に戻った。
一度出せば治まるだろうと思っていたが、それはひどくなるばかりで、下半は昂ったままだった。
三度出しても一向に治まる気配がなく、逆に怖くなった。わけがわからず、サキは自慰をやめ、うずくまって耐えていた。
ふと、こんな姿をレイに見られたくないと思い、部屋に鍵をかけた。
早く治まれと念じながら、我慢できずに時折、射精した。
あきらかにおかしな身体になっていたが、調べようにも気力が出ない。服も体もベトベトだった。
どれくらい時間が経っただろうか、ついにレイが帰ってきた。電気を点けることもしないまま、部屋は真っ暗だった。
レイはすぐにサキの異変に気づいた。なぜかはわからない。ドアの外で慌てて、鍵を開けるように言われたが、見られたくなかった。
だが、怒ってドアを叩かれたので、重い体をひきずるようにして仕方なく開けた。
とたん―
レイを前にしたとき、彼から漂ってきた匂いに、激しい衝動が全身を駆け巡った。
この男に抱かれたい。
サキはそう思ってしまったことに驚き、その場にへたり込んだ。
なぜだか後孔がべっとりと濡れていた。レイが自室に立ち去ったとき、抱いてほしい、と強く思った。
思えば思うほど、身体の制御がきかなくなっていく。
すぐに戻ってきたレイに抱き上げられたとき、その精悍な身体にひどく欲情した。
だが、本当に抱かれるとは思っておらず、レイにズボンを下ろされたときは、怖気づいた。
抗うこともままならず、楽になりたいと大人しくしたら、レイはサキの身体を貫いた。
男に抱かれるのは初めてだったが、身体が悦んでいることがわかった。
突かれるたびに、もっと、もっと、と危うく口をついて出そうになるのを必死で堪えた。
レイがサキの中で達すると、あれだけ激しかった性欲も不思議と治まっていった。
大きく息を吐いたレイは、余韻を味わうこともなく、ベッドから下りた。
サキはひどく寂しい気持ちになり、離れていった身体を目で追った。
「動けるようになったら、リビングに来て」
レイは背を向けたまま、言った。
「その身体のこと、教えるから」
レイはシャワーを浴びにいったようだ。浴室の閉まる音がした。
サキはまだ熱がわずかに残っていて、すぐには動けなかった。シーツも身体もぐちゃぐちゃだった。
ベッドに沈み込んでいると、レイが浴室からリビングに向かう足音が聞こえた。起き上がり、サキもシャワーを浴びにいった。
身体に残ったレイの残滓を洗い流していると、泣きたくなった。
レイはリビングに来いと言った。だが、どんな顔をすればいいのかわからない。行くのが怖かった。
胸にシャワーを押し当てたまま、立ち尽くしていた。しばらくそうしていたあと、サキはぎゅっと奥歯を噛んだ。
(でも、ちゃんと教わらないと)
サキはシャワーを止め、濡れた髪をかき上げた。
5
あなたにおすすめの小説
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*不定期連載です。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
【完結】初恋のアルファには番がいた—番までの距離—
水樹りと
BL
蛍は三度、運命を感じたことがある。
幼い日、高校、そして大学。
高校で再会した初恋の人は匂いのないアルファ――そのとき彼に番がいると知る。
運命に選ばれなかったオメガの俺は、それでも“自分で選ぶ恋”を始める。
【完結】幼馴染に告白されたけれど、実は俺の方がずっと前から好きだったんです 〜初恋のあわい~
上杉
BL
ずっとお前のことが好きだったんだ。
ある日、突然告白された西脇新汰(にしわきあらた)は驚いた。何故ならその相手は幼馴染の清宮理久(きよみやりく)だったから。思わずパニックになり新汰が返答できずにいると、理久はこう続ける。
「驚いていると思う。だけど少しずつ意識してほしい」
そう言って普段から次々とアプローチを繰り返してくるようになったが、実は新汰の方が昔から理久のことが好きで、それは今も続いている初恋だった。
完全に返答のタイミングを失ってしまった新汰が、気持ちを伝え完全な両想いになる日はやって来るのか?
初めから好き同士の高校生が送る青春小説です!お楽しみ下さい。
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる