後悔電車

如月由美

文字の大きさ
7 / 8
regret one 「亡くなった妹」

サイダー

しおりを挟む
そのあと、俺は当時通っていた旭丘乃あさひがの高校へと登校した。
今は、授業中だ。
だけど、俺は考え事をしていた。

さてと。これからが問題だな。
南月に話を聞くとしても、話してくれないだろうからな。
とりあえず、南月をイジメてたっていうクラスメイトに話を聞くか。だから、授業が終わったらすぐに帰って。そして、南月が通ってた小川おがわ小学校へと行こう。
南月をイジメてたクラスメイトの話を聞けば、何か分かるかもしれない。
それに、今日は午前授業。早く終わるから、小学校にも行けるな。
制服のままだとマズイから、着替えてかな。
ある不安を抱えて、先生の話に耳を傾けた。


「ただいまー」
と言っても、返事はない。
当たり前だ。家の中には、今は誰もいないのだから。
旭丘乃高校から帰ってきた俺は、自分の部屋に向かい、私服に着替えた。そして、姿見の前に立つ。
「これで、いいか」
シロのポロシャツに青のジーズン、そして水色の上着。
目の前の姿見には、そんな服装をした俺がいた。
妙に服装を気にしたあと。階段を下りて、リビングに向かった。
リビングは、まるで自分が抱えている不安のようにヒンヤリとしていた。
リビング内にあるキッチンへと向かい、冷蔵庫の扉を開けた。
コーヒー牛乳やみかんジュース、サイダー。様々な種類の飲み物がある中、サイダーを手に取った。それには、細かい水滴が螺髪らほつのように付いていた。
そんなサイダーのペットボトルをコップへと傾け、飲み干した。
「そろそろ、行くか」
コップをシンクに置き、リビングを後にした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

ねえ、テレジア。君も愛人を囲って構わない。

夏目
恋愛
愛している王子が愛人を連れてきた。私も愛人をつくっていいと言われた。私は、あなたが好きなのに。 (小説家になろう様にも投稿しています)

この離婚は契約違反です【一話完結】

鏑木 うりこ
恋愛
突然離婚を言い渡されたディーネは静かに消えるのでした。

婚約破棄 ~家名を名乗らなかっただけ

青の雀
恋愛
シルヴィアは、隣国での留学を終え5年ぶりに生まれ故郷の祖国へ帰ってきた。 今夜、王宮で開かれる自身の婚約披露パーティに出席するためである。 婚約者とは、一度も会っていない親同士が決めた婚約である。 その婚約者と会うなり「家名を名乗らない平民女とは、婚約破棄だ。」と言い渡されてしまう。 実は、シルヴィアは王女殿下であったのだ。

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた

下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。 ご都合主義のハッピーエンドのSSです。 でも周りは全くハッピーじゃないです。 小説家になろう様でも投稿しています。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...