君が好き

如月由美

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前編

二話 ヒトコト

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翌日の部活動。
キーンコーン、カーンコーン。

「そういえば、静香。また、教室で優翔が待ってるみたいだよ。行ってきてあげたら?」
「そうなの?ちょっと行ってくる!」
私は、勢いよく走り出した。

三階について、教室のドアを開けた。
「優翔…!」
優翔は、窓にもたれていた。
「よう。待ってたぜ」
「一緒に帰るからって、ここで待つ必要は、ないでしょ」
「良いじゃん。たまには、考える時間ってもんがいるんだよ」
「ふーん」
私は、優翔の隣に座った。


「お前さ、周りをよく見なよ。きっと大事な人、見つかるよ」
小声で、そう言った。
「えっ…?」
私は驚いて、優翔の顔を見た。
その顔は、日に当たっているせいか、赤く染まっていた。
「どう、したの…?」
「別に。早めに帰るわ」
「う、うん」
なんだろう。
あの行動と言葉。
一体、どんな意味が?
疑問が頭に浮かんだまま、一人で教室に座り尽くした。


「優翔、どうしたんだろ」
あのあと、置いていかれた私は家に帰った。
そして、今、私は部屋で勉強中。
窓から、優翔の部屋を見ようとするけど、カーテンが閉められてる。
もしかして、私、嫌われた?
そんなはず、ない。
キッカケとか、ないし。
じゃあ、どうして?
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