27 / 56
おはなし
18時、踏切で
しおりを挟む
18時、踏切で
部活帰り
日が長くなったとはいえ
この時間になると薄暗くなってくる
18時
影が伸びる午後6時
早く帰りたいなぁって思ってたのに
あいにくに落ちてくる遮断機
この踏切は長いんだ
スマホをいじろうとして手を止める
あぁ、閉まっちゃったかぁと
残念そうに笑うあの人がいた
私はそっけない振りをした
自分の気持ちには気づいていたケド
カンカンと鳴る踏切の音より早く
ドキドキと私の胸が鳴っていたから
踏切の音が止まって
ゆっくりと遮断機が上がる
あの人はもう歩き出そうとしていた
私の胸の音は止まっていないのに
私の伸びた影が追いついても
あの人はもちろん止まってくれない
早く帰りたいなぁって思ってたのに
なんだか帰りたくなくなっちゃった
部活帰り
日が長くなったとはいえ
この時間になると薄暗くなってくる
18時
影が伸びる午後6時
早く帰りたいなぁって思ってたのに
あいにくに落ちてくる遮断機
この踏切は長いんだ
スマホをいじろうとして手を止める
あぁ、閉まっちゃったかぁと
残念そうに笑うあの人がいた
私はそっけない振りをした
自分の気持ちには気づいていたケド
カンカンと鳴る踏切の音より早く
ドキドキと私の胸が鳴っていたから
踏切の音が止まって
ゆっくりと遮断機が上がる
あの人はもう歩き出そうとしていた
私の胸の音は止まっていないのに
私の伸びた影が追いついても
あの人はもちろん止まってくれない
早く帰りたいなぁって思ってたのに
なんだか帰りたくなくなっちゃった
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる