ほしくずのつもるばしょ

瀬戸森羅

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おはなし

18時、踏切で

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18時、踏切で


 部活帰り
 日が長くなったとはいえ
 この時間になると薄暗くなってくる
 18時
 影が伸びる午後6時
 早く帰りたいなぁって思ってたのに
 あいにくに落ちてくる遮断機
 この踏切は長いんだ
 スマホをいじろうとして手を止める
 あぁ、閉まっちゃったかぁと
 残念そうに笑うあの人がいた
 私はそっけない振りをした
 自分の気持ちには気づいていたケド
 カンカンと鳴る踏切の音より早く
 ドキドキと私の胸が鳴っていたから

 踏切の音が止まって
 ゆっくりと遮断機が上がる
 あの人はもう歩き出そうとしていた
 私の胸の音は止まっていないのに
 私の伸びた影が追いついても
 あの人はもちろん止まってくれない
 早く帰りたいなぁって思ってたのに
 なんだか帰りたくなくなっちゃった
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