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38.三人目の攻略
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「どこにいるんだ?」
『今頃ですか? 半日経ってからなんて』
「ミヒャエルといたんだから仕方がないだろ」
『はいはい。一瞬で見破るほど愛されていらっしゃるようですから、この半日も相当お楽しみでいらしたのでしょう』
反抗的かつ嫌味たっぷりなヨハネスだが、ミヒャエルによって半殺しにされ、治癒魔法をかけても完治まで時間がかかるらしい目に遭ったと聞いては、叱りつけるに哀れである。
あのあとヨハネスは、俺を呼び出しても無視され続けていたため、知っている下士官に呼びかけまくって、近くにいた部下から駆けつけてもらったらしい。ミヒャエルによって拘束されていた手枷が、魔封術の施されたものではなかったことだけが救いだったと、泣き言混じりに話していた。
「いつ気づかれたんだ?」
『普段はいったいどんな行為をされているんですか? 近づいて口づけしようとしただけで見破られましたよ』
その時点で気づかれたのならプレイなんて関係ないだろ。
「まあ、これに懲りて下手な真似はしないほうがいい」
『自分のことは棚に置いてですか?』
「……俺は目的のために利用しているだけだ」
『ずるい! あんないい男に毎日気持ちよくさせてもらうことが世界征服だなんてずる過ぎる!』
「何を言ってやがる! 俺は毎日大変な思いをしているんだ。不埒なおまえとは違ってな」
『どっちが不埒ですか』
「この話はやめだ。おまえの身から出た錆だろうが。それより、明日にはハルシュッフに到着するんだから、準備をしておけよ」
『……ちょっと待ってください。いまフランツ様はラスベンダーといちゃついた後なんですよね? そのまま一緒に寝て、起きたら朝イチに一発やって、そっからボロボロの俺のところにやってくるってことっすか?』
「とにかく、手筈どおりに案内役の街人に変化しておけ。昼前には着くから」
『……不公平だ。何ヶ月も禁欲している俺がぼこぼこにされたっていうのに、毎日いい男に満足させてもらってるフランツ様がまた……しかも朝も、俺と会った後もして、一日に何度も……』
呆れるほど会話が成り立たなくなってきたため、途中にも関わらず伝達魔法をぶった切ってやった。
まったく、欲求不満がなんだっていうんだ。俺は前世からずっと童貞だったんだぞ? 数カ月の禁欲くらいで上司に憎悪をぶつけてくれてんじゃねえよ。
それにいちゃついてもいないし、一緒に寝てもいない。だとしたら連絡なんてできないだろうが。くそ。
ヨハネスのところへでも行って気を紛らわせようとしたのに、結局のところいまだ胸をざわつかせてやまない問題のほうに意識を戻されてしまった。
これまでは押しに押してくるばかりだったミヒャエルが、途端にしおらしく引くなんて、どういうつもりなのだろうか。
俺がわるいわけでもないのに、なぜか気が咎めてならない。ヨハネスの思いつきだというのに、俺が止めなかったせいだなどと悔やんでしまっている。
思い煩うなんて無用なことであるはずだ。このまま避けられて、べたべたとくっついてこなくなるなんて歓迎すべきことであり、せいせいしていればいいだけなのに。
そのようにもやもやとしてばかりの俺は、せっかく一人部屋で悠々と身体を休めることができたというのに、まともに眠ることができなかった。
そうして、一人ではいつまでも気が晴れないことを認めたあげく、翌朝ハルシュッフへと出発する騎士団たちに同行したい旨を訴えて、ともに向かうことにした。
ヨハネスが待機しているところである。件のスルハワ城へおびき寄せるために、街人に扮してもらってそれとなく案内をさせる手筈になっていた。
しかし、付近を管轄している騎士団がすでに自分たちで情報を掴んでいたらしく、合流してすぐに直行となり、ヨハネスの出番は無用だった。怪我も治りきっておらず、大根演技のあいつの出番は少ないほうがいい。敵であるとはいえ、今回ばかりは騎士団たちに拍手を送っておこう。
ハルシュッフは国境にある街である。隣国との行き来が容易であるこういった地域は、密輸入や不法商品の売買が盛んになりやすく、いかに警備の目を光らせていても治安は悪くなってしまう。
そういったところには、違法ポーションが多く集まってくる。
その味を知ってしまうと常習者となり、犯罪者の餌食となって身を滅ぼしてしまうという、いわゆる麻薬のような成分を含有した類のポーションだ。
五年前までは撲滅に向けての国策があったのだが、有能な前国王が崩御した後は国政自体がままならぬ状態とあいなり、有名無実化してしまっている。
というのも、実はこれもエバーアフタークエストの一つなのである。
ノーフほど手間のかかるレベルではないものの、王位を継ぐ攻略対象者が国民からの信任を得るべくやらねばならぬ仕事だった。
しかし、すでにあらかたやるべきことは終わってしまっている。スルハワ城へと中毒者を寄せ集めることができた現状、摘発すればすぐに済むのである。
そのため、わざわざ俺が出張ってくる必要なんてないのだが、それでも敢えてここまでやってきたのは、別の目的があったからだった。
「これで、おおむねは捕縛できただろうか?」
午後も遅い時間になり、騎士団たちが連行するにバタバタとしていたのが落ち着いたころ、ライナーがミヒャエルのもとへやってきた。
「ああ。もうほとんど残っていまい。日が暮れるまでには終えられそうだな」
「こんなことあるのかと驚いたが、常習者が一箇所に固まってくれていたお陰で楽に済んだな」
「ああ。街のならず者や浮浪者連中もここに集まっていたらしい。付近を捜索してみても、ここ数年の間、見たことがないほど治安が安定していたそうだ」
「まあ、餌の供給所があれば虫もたかるってことだろう」
「餌の供給所とは、ライナーも言うな」
「で、その飼主のごとくの魔族たちはどれくらい捕まえたんだ?」
「いや、それがやつらの姿はどこにも見当たらなかった。主犯は魔族ではなく他国の密輸入者だったらしい」
「え、でもフランツに出くわしただろ?」
「ああ。しかしフランツに目的を問いただしてみたときも、この邸のことは一言も口にしていなかった。そもそも思惑があってうろついていたのではないようだったからな」
二人が会話している間も、次々と騎士団員の手によって、胡乱な目つきの人間が城の中から連れ出され、連行用の馬車へと乗せられていく。
太陽が真っ赤に染まり、今にも地平にその身を隠そうという時分なので、連行される数もまばらだ。すでに先立って馬車を走らせているため、何百といた騎士団員もその数を減らし、徐々に手薄となっているようだった。
今が頃合いだと見計った俺は、そろそろだとヨハネスに合図をした。
「ぎりぎりっすよ」
術が解けてしまう寸前になってしまったからか、ぼやく口が聞こえてきた。
間に合ったのだからむしろ有難がれと言うのに、口の減らないやつだ。
「国王様のお妾だなどと、そんなありもしない嘘は言い加減やめろ。不敬が過ぎるぞ」
騎士団の怒鳴り声が響いてきて、ミヒャエルとライナーがはっとそちらに視線を向けた。
城から馬車へ向かう道を、騎士団員が中年の女を担いで無理やり歩かせている。今日は何百と見た光景だ。
「……ああ、ポーションはどこ……?」
「おまえのような中毒者が、そのような立場であるはずがない。それに国王様は君主であると同時に最高神官長様でもあらせられる。他国と違って妾など持つはずがないんだぞ」
「どこにあるのお? ポーションちょうだいよお」
「黙れ。不敬なことを口にするのはいい加減にしろ」
まるで噛み合わない会話であるうえに、相変わらずの大根演技だが、必要な情報は羅列してくれている。
「どういうことだ?」
「国王様の妾って言っていなかったか?」
呆れつつも二人の表情を窺うと、訝しんでいるのは、演技のほうではなく内容のほうのようだった。
「どうする?」
ライナーがミヒャエルに問いかけた。直後にミヒャエルは、近くで見守っていた俺のほうにちらと目をくれた。
俺が仕組んでいることに気づいたのだろうか。その目からは窺い知れないが、知らぬ存ぜぬの演技を貫くべき場面だ。
ここぞとばかりに不思議がり、まったくもってわからない、という迫真の演技を見せてやった。
「……あのまま連行させてもいいだろうか?」
上手くいったらしく、ミヒャエルはライナーのほうへ視線を戻した。
「いや、事実ではないはずだが、妙な噂を立てられたら困る。俺たちがやったほうがいいかもしれん」
「確かに。手が足りていないこともあるしな」
ミヒャエルの言葉に頷き返したライナーは、自ら提案したとおり、彼女──ギルベルタ・シュトライヒをヨハネス扮する騎士団員から引き取って、自分の馬車に乗せた。
清廉潔白であるはずのミヒャエルが平気で嘘をつく男となってしまったのと違って、ライナーのほうは変わっていない。疑い深くツンデレながらも、正義感は強く、君主への忠誠も厚い立派な男だ。
そのキャラがブレることなく、想定どおりの行動を取ってくれたのである。
後は思う存分、不快に感じてさえくれたらそれでいい。
連行先へ至る道中で、中毒者特有の不快極まりない状態を目の当たりにし、口から漏れる不平不満を耳にし、うんざりしてくれたら万事滞りなく済んだことになる。
あとはと、ヨハネスを探してみると、逃げ足だけは巧みなだけあり、俺すら気づく間もなくとんずらしてくれていやがった。
とはいえ、そのお陰でやるべきことは他にない。これにて無事に、ハルシュッフでのクエストは終了したと言えるだろう。
『今頃ですか? 半日経ってからなんて』
「ミヒャエルといたんだから仕方がないだろ」
『はいはい。一瞬で見破るほど愛されていらっしゃるようですから、この半日も相当お楽しみでいらしたのでしょう』
反抗的かつ嫌味たっぷりなヨハネスだが、ミヒャエルによって半殺しにされ、治癒魔法をかけても完治まで時間がかかるらしい目に遭ったと聞いては、叱りつけるに哀れである。
あのあとヨハネスは、俺を呼び出しても無視され続けていたため、知っている下士官に呼びかけまくって、近くにいた部下から駆けつけてもらったらしい。ミヒャエルによって拘束されていた手枷が、魔封術の施されたものではなかったことだけが救いだったと、泣き言混じりに話していた。
「いつ気づかれたんだ?」
『普段はいったいどんな行為をされているんですか? 近づいて口づけしようとしただけで見破られましたよ』
その時点で気づかれたのならプレイなんて関係ないだろ。
「まあ、これに懲りて下手な真似はしないほうがいい」
『自分のことは棚に置いてですか?』
「……俺は目的のために利用しているだけだ」
『ずるい! あんないい男に毎日気持ちよくさせてもらうことが世界征服だなんてずる過ぎる!』
「何を言ってやがる! 俺は毎日大変な思いをしているんだ。不埒なおまえとは違ってな」
『どっちが不埒ですか』
「この話はやめだ。おまえの身から出た錆だろうが。それより、明日にはハルシュッフに到着するんだから、準備をしておけよ」
『……ちょっと待ってください。いまフランツ様はラスベンダーといちゃついた後なんですよね? そのまま一緒に寝て、起きたら朝イチに一発やって、そっからボロボロの俺のところにやってくるってことっすか?』
「とにかく、手筈どおりに案内役の街人に変化しておけ。昼前には着くから」
『……不公平だ。何ヶ月も禁欲している俺がぼこぼこにされたっていうのに、毎日いい男に満足させてもらってるフランツ様がまた……しかも朝も、俺と会った後もして、一日に何度も……』
呆れるほど会話が成り立たなくなってきたため、途中にも関わらず伝達魔法をぶった切ってやった。
まったく、欲求不満がなんだっていうんだ。俺は前世からずっと童貞だったんだぞ? 数カ月の禁欲くらいで上司に憎悪をぶつけてくれてんじゃねえよ。
それにいちゃついてもいないし、一緒に寝てもいない。だとしたら連絡なんてできないだろうが。くそ。
ヨハネスのところへでも行って気を紛らわせようとしたのに、結局のところいまだ胸をざわつかせてやまない問題のほうに意識を戻されてしまった。
これまでは押しに押してくるばかりだったミヒャエルが、途端にしおらしく引くなんて、どういうつもりなのだろうか。
俺がわるいわけでもないのに、なぜか気が咎めてならない。ヨハネスの思いつきだというのに、俺が止めなかったせいだなどと悔やんでしまっている。
思い煩うなんて無用なことであるはずだ。このまま避けられて、べたべたとくっついてこなくなるなんて歓迎すべきことであり、せいせいしていればいいだけなのに。
そのようにもやもやとしてばかりの俺は、せっかく一人部屋で悠々と身体を休めることができたというのに、まともに眠ることができなかった。
そうして、一人ではいつまでも気が晴れないことを認めたあげく、翌朝ハルシュッフへと出発する騎士団たちに同行したい旨を訴えて、ともに向かうことにした。
ヨハネスが待機しているところである。件のスルハワ城へおびき寄せるために、街人に扮してもらってそれとなく案内をさせる手筈になっていた。
しかし、付近を管轄している騎士団がすでに自分たちで情報を掴んでいたらしく、合流してすぐに直行となり、ヨハネスの出番は無用だった。怪我も治りきっておらず、大根演技のあいつの出番は少ないほうがいい。敵であるとはいえ、今回ばかりは騎士団たちに拍手を送っておこう。
ハルシュッフは国境にある街である。隣国との行き来が容易であるこういった地域は、密輸入や不法商品の売買が盛んになりやすく、いかに警備の目を光らせていても治安は悪くなってしまう。
そういったところには、違法ポーションが多く集まってくる。
その味を知ってしまうと常習者となり、犯罪者の餌食となって身を滅ぼしてしまうという、いわゆる麻薬のような成分を含有した類のポーションだ。
五年前までは撲滅に向けての国策があったのだが、有能な前国王が崩御した後は国政自体がままならぬ状態とあいなり、有名無実化してしまっている。
というのも、実はこれもエバーアフタークエストの一つなのである。
ノーフほど手間のかかるレベルではないものの、王位を継ぐ攻略対象者が国民からの信任を得るべくやらねばならぬ仕事だった。
しかし、すでにあらかたやるべきことは終わってしまっている。スルハワ城へと中毒者を寄せ集めることができた現状、摘発すればすぐに済むのである。
そのため、わざわざ俺が出張ってくる必要なんてないのだが、それでも敢えてここまでやってきたのは、別の目的があったからだった。
「これで、おおむねは捕縛できただろうか?」
午後も遅い時間になり、騎士団たちが連行するにバタバタとしていたのが落ち着いたころ、ライナーがミヒャエルのもとへやってきた。
「ああ。もうほとんど残っていまい。日が暮れるまでには終えられそうだな」
「こんなことあるのかと驚いたが、常習者が一箇所に固まってくれていたお陰で楽に済んだな」
「ああ。街のならず者や浮浪者連中もここに集まっていたらしい。付近を捜索してみても、ここ数年の間、見たことがないほど治安が安定していたそうだ」
「まあ、餌の供給所があれば虫もたかるってことだろう」
「餌の供給所とは、ライナーも言うな」
「で、その飼主のごとくの魔族たちはどれくらい捕まえたんだ?」
「いや、それがやつらの姿はどこにも見当たらなかった。主犯は魔族ではなく他国の密輸入者だったらしい」
「え、でもフランツに出くわしただろ?」
「ああ。しかしフランツに目的を問いただしてみたときも、この邸のことは一言も口にしていなかった。そもそも思惑があってうろついていたのではないようだったからな」
二人が会話している間も、次々と騎士団員の手によって、胡乱な目つきの人間が城の中から連れ出され、連行用の馬車へと乗せられていく。
太陽が真っ赤に染まり、今にも地平にその身を隠そうという時分なので、連行される数もまばらだ。すでに先立って馬車を走らせているため、何百といた騎士団員もその数を減らし、徐々に手薄となっているようだった。
今が頃合いだと見計った俺は、そろそろだとヨハネスに合図をした。
「ぎりぎりっすよ」
術が解けてしまう寸前になってしまったからか、ぼやく口が聞こえてきた。
間に合ったのだからむしろ有難がれと言うのに、口の減らないやつだ。
「国王様のお妾だなどと、そんなありもしない嘘は言い加減やめろ。不敬が過ぎるぞ」
騎士団の怒鳴り声が響いてきて、ミヒャエルとライナーがはっとそちらに視線を向けた。
城から馬車へ向かう道を、騎士団員が中年の女を担いで無理やり歩かせている。今日は何百と見た光景だ。
「……ああ、ポーションはどこ……?」
「おまえのような中毒者が、そのような立場であるはずがない。それに国王様は君主であると同時に最高神官長様でもあらせられる。他国と違って妾など持つはずがないんだぞ」
「どこにあるのお? ポーションちょうだいよお」
「黙れ。不敬なことを口にするのはいい加減にしろ」
まるで噛み合わない会話であるうえに、相変わらずの大根演技だが、必要な情報は羅列してくれている。
「どういうことだ?」
「国王様の妾って言っていなかったか?」
呆れつつも二人の表情を窺うと、訝しんでいるのは、演技のほうではなく内容のほうのようだった。
「どうする?」
ライナーがミヒャエルに問いかけた。直後にミヒャエルは、近くで見守っていた俺のほうにちらと目をくれた。
俺が仕組んでいることに気づいたのだろうか。その目からは窺い知れないが、知らぬ存ぜぬの演技を貫くべき場面だ。
ここぞとばかりに不思議がり、まったくもってわからない、という迫真の演技を見せてやった。
「……あのまま連行させてもいいだろうか?」
上手くいったらしく、ミヒャエルはライナーのほうへ視線を戻した。
「いや、事実ではないはずだが、妙な噂を立てられたら困る。俺たちがやったほうがいいかもしれん」
「確かに。手が足りていないこともあるしな」
ミヒャエルの言葉に頷き返したライナーは、自ら提案したとおり、彼女──ギルベルタ・シュトライヒをヨハネス扮する騎士団員から引き取って、自分の馬車に乗せた。
清廉潔白であるはずのミヒャエルが平気で嘘をつく男となってしまったのと違って、ライナーのほうは変わっていない。疑い深くツンデレながらも、正義感は強く、君主への忠誠も厚い立派な男だ。
そのキャラがブレることなく、想定どおりの行動を取ってくれたのである。
後は思う存分、不快に感じてさえくれたらそれでいい。
連行先へ至る道中で、中毒者特有の不快極まりない状態を目の当たりにし、口から漏れる不平不満を耳にし、うんざりしてくれたら万事滞りなく済んだことになる。
あとはと、ヨハネスを探してみると、逃げ足だけは巧みなだけあり、俺すら気づく間もなくとんずらしてくれていやがった。
とはいえ、そのお陰でやるべきことは他にない。これにて無事に、ハルシュッフでのクエストは終了したと言えるだろう。
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