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39.フランツのシナリオ
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その後騎士団たちは、捕縛したヤク中や浮浪者たちを近くの街へと連行し、獄舎へとぶちこんだあと、ハルシュッフでの任を終え、フグルーアへと向けて出発した。
三日ののちに帰郷した俺は、当然ミヒャエルによって王城の自室へと連れて行かれるものだと思っていた。
そのはずが、である。帰路の馬車も別ならまっすぐにユーア教会へと送迎され、別れの挨拶すらもなかった。道中の宿も部屋は別であり、夜這いにもこなかった。
俺に対して度を超すほどの執着と思慕を向けてくるミヒャエルが、などと不必要にも戸惑ってしまうことの連続だった。
愛情を試してるのだろうか。ヨハネスの件に対する反抗として、ミヒャエルのほうもやり返しているつもりなのだろうか。
どちらにせよ、その手に乗ってやるつもりはない。
俺がそばから離れてしまうことと、他所の誰ぞに目移りすることを恐れているやつが試そうとしたところで、なんの効果があるというのか。
もしかしたら、道中は部下たちがいたせいで、いちゃつくわけにはいかなかった、という理由だったのかもしれない。直帰させたのも後処理に追われていたからかもしれない。
だから、早くても明日、いや今夜にもユーアに使いの者をよこすか、もしくは自ら出向いてくるはずだ。
そのはずだから、俺が訪問してやるのは手間を省くだけに過ぎず、それ以外の意図はいっさいないのである。
「いかがされたのですか? 今日は直帰なされたはずでは?」
ミヒャエルの自室は、ライナーの隣である。かち合う可能性は高いと言える。
「ええ……騎士団長様に預けていたものが、急に必要となったものですから」
「……そうでしたか。ミヒャエルはおそらく在室していると思いますよ。この時間に約束をしておりましたので」
ライナーが先導し、ミヒャエルの部屋のドアをノックして中へ入った。
ミヒャエルの反応は、片眉をぴくりと上げただけだった。なに? その反応。
「神官とは、たった今そこで会っただけだ。おまえから受け取りたいものがあるらしい」
ライナーも面食らったようだった。自ら言い訳めいたことを口にするくらい、ミヒャエルの反応に驚いたのだろう。
俺に出会って以来のミヒャエルは、俺が誰か、男女問わずと二人きりになっているだけで、瞬間湯沸かし器のように激昂し、怒鳴りつけるか詰め寄るかのどちらかだった。
呆れさせる態度を向けてくるはずが、声をかけないどころか、素っ気ないとも言える態度を見せては、似ているだけの別人のごとくだ。
「どういったものがご入用なのでしょうか?」
俺が来れば一も二もなく喜ぶはずだと思いこんでいた。だから、そんな言い訳でしかない何かなんて考えていない。
「……えっと……」
言い淀んだ俺に、ミヒャエルは含みのある微笑返してきた。
「……二人のときに受け取りたいものなのですか?」
「二人きり……ええ、そうなのです。お約束もなく来て申し訳ありません」
ライナーは、そんな俺たちを交互に見て苦笑した。
しかし、自分のほうこそが訪問の約束をしたほうなのだからといった態度で、席を外そうともしなかった。
だから俺は「明日でも構わないので」と辞去の旨を伝えるしかなかった。
そんな俺に対してミヒャエルは、「せっかく来たのだからお待ちになられていてください」と俺に言う、もしくは、「トイファー神官に隠し事などしないから同席しても構わないだろ」などとライナーに了解を得るかするものだと思っていた。
俺を惚れ抜いているのだから、自ら訪問したことを歓迎しないはずがない。
そう思っていたのに、ミヒャエルは何の言葉も口にしなかったばかりか、見送ることもせず、耳打ちすらもしてこなかった。
引き止められず、トイファーの身では地位の高い二人に対して無理を言うことなどできない俺は、城から出ていくより他はなかった。
ユーア教会へ帰宅し、またも一人きりで悶々とすることになってしまった。
目的に関しても、今は駒が動くのを待つだけの時間であるし、エルンストは多忙で、ヨハネスを相手にするのは気が進まない。
前世は社畜で余暇すらなかったため、社会に出たあと友人づきあいなんでものはほとんどなかった。現世でも同様だなんて、根っからの独り者らしい。
虚しくもさみしくなってしまった俺は、気を紛らわせようにも頭に浮かぶはミヒャエルの顔ばかりであるうえに、その不自然極まりない態度を思い返し、気分晴れやらずの夜を過ごすこととなってしまった。
◇ ◆ ◇
「証拠の書類は、すべてこちらにあります」
エルンストは、神祇官としての立場を逸脱するほど国政に携わり始めていた。そのため神祇官としては異例にも、個人の執務室を与えられていた。教会の中へは伝達魔法も届かない。そのため、多忙のエルンストとは、少し会話をするだけでも、面会の手続きを踏まねばならなかった。
ハルシュッフから帰ったあとも、一刻も早く話し合う必要があったというのに、四日を経た今日、ようやく顔を合わせることができたのだった。
「それで、当時の責任者はどうなった?」
「ええ。口を塞ぐ必要はないとおっしゃられておりましたので、現在は特になにも講じてはおりません」
「そいつのところに、クッシュたちは話を聞きに行ったのか?」
「ええ。フランツ様がたがハルシュッフから戻られたその日に」
ということは、あのときライナーがミヒャエルの部屋へ訪れた用件は、そのことだったのかもしれない。
「ヴォーリッツのほうは?」
「はい。先週フィッシャー神官が会合へいらっしゃって、そのままここフグルーアに滞在されております」
「それは……ヴォーリッツの新居にか?」
「……最初は宿におられましたが、ちょうど昨日ですね。そちらへ移られたそうです」
上手くいきすぎて怖くなるほどだ。
「そうか。それで、おまえは?」
「ええ。かなり内政に携わせていただいております」
「そこに関してはただ実直に職務をこなしてくれさえすればいい」
「承知いたしました。フランツ様から頂戴した情報が非常に役立っておりまして……悪徳などする暇がないほど、善行を積んでいる現状です」
そのエルンストの返答には笑ってしまった。笑い声をあげたからかエルンストは丸い目を向けてきて、それがまたおかしくなり、と久しくない愉快な気分になった。
「……それが本来の神官としての姿だろ? 悪徳神官であることをまったく気づかれなかったんだ。その能力を国事に生かせばさもありなんというやつだろう」
俺の目的を達するためには、こいつが優秀であればあるだけありがたい。というか、エルンストという優秀な人材に出会えたからこそ、今進めているこの計画を立てることができたと言ってもいい。
エルンストが国政の中枢にまで入りこめたのは、ゲームの生みの親としての俺の知識を惜しみなく与えてやったからだ。知らぬものからすれば臥竜鳳雛のごとくの神官に見えているだろう。
エルンストは、俺の情報を活かし、それがまるで自分の能力とばかりに演出するに長けた、優れた知能を持っていた。
情報はあっても、それをいかに料理できるかは技能が必要だ。エルンストはそれを最大限に活かすことのできる資質を持っていたのである。
国事に不可欠な人材であると見做されれば──すでにその地位にいると言っても過言ではないが、抜き出た頭角は、国民の目にも留まる。城の中だけでなく国民からも同様に信任されれば、俺の世界征服は成したも同然だ。
俺は機を見て再び世界征服の布告をする。そのときに、前回の侵略に関して謝罪し、これからの展望を国民に対して知らしめるつもりだ。
虐殺はおろか、殺傷する目的もない。ただ魔族の存在を認めて、共存させて欲しいだけであることを訴えるのである。
それをエルンストが認め、宰相以下閣僚連中を説得し、国民にも説明してくれたなら、「ナウマン神祇官がおっしゃるなら」と円滑に事が運ぶ、という計画なのである。
とはいえ君主制国家であるアルカディアーヤは、本来であれば一神祇官がどう意見しようとも、君主の判断が物を言う。しかし、そのとき王位は現状と同様に空位のまま、現在その代理としての地位にいる王太子も、その時期は病に伏す予定となっている。
ハンスは国政どころか最高神官長としての任も負えないほど病に侵され、王位を継ぐこともできず、別の王位継承者探しを迫られている状況になっているはず、というかそうなるべくして進んでいる現状だ。
ライナーがミヒャエルに相談しに来たのも、ライナーがエレオノーラと同居を始めたのも、すべてはその日へと至る途上にあるべくの必要な過程だった。
実は、俺にできることはすでにもうない。
その日が来るまでだが、すでにシナリオは動き始めている。
あとはこのまま、様子を見守っているだけで、勝手に事が進んでくれるのである。
三日ののちに帰郷した俺は、当然ミヒャエルによって王城の自室へと連れて行かれるものだと思っていた。
そのはずが、である。帰路の馬車も別ならまっすぐにユーア教会へと送迎され、別れの挨拶すらもなかった。道中の宿も部屋は別であり、夜這いにもこなかった。
俺に対して度を超すほどの執着と思慕を向けてくるミヒャエルが、などと不必要にも戸惑ってしまうことの連続だった。
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どちらにせよ、その手に乗ってやるつもりはない。
俺がそばから離れてしまうことと、他所の誰ぞに目移りすることを恐れているやつが試そうとしたところで、なんの効果があるというのか。
もしかしたら、道中は部下たちがいたせいで、いちゃつくわけにはいかなかった、という理由だったのかもしれない。直帰させたのも後処理に追われていたからかもしれない。
だから、早くても明日、いや今夜にもユーアに使いの者をよこすか、もしくは自ら出向いてくるはずだ。
そのはずだから、俺が訪問してやるのは手間を省くだけに過ぎず、それ以外の意図はいっさいないのである。
「いかがされたのですか? 今日は直帰なされたはずでは?」
ミヒャエルの自室は、ライナーの隣である。かち合う可能性は高いと言える。
「ええ……騎士団長様に預けていたものが、急に必要となったものですから」
「……そうでしたか。ミヒャエルはおそらく在室していると思いますよ。この時間に約束をしておりましたので」
ライナーが先導し、ミヒャエルの部屋のドアをノックして中へ入った。
ミヒャエルの反応は、片眉をぴくりと上げただけだった。なに? その反応。
「神官とは、たった今そこで会っただけだ。おまえから受け取りたいものがあるらしい」
ライナーも面食らったようだった。自ら言い訳めいたことを口にするくらい、ミヒャエルの反応に驚いたのだろう。
俺に出会って以来のミヒャエルは、俺が誰か、男女問わずと二人きりになっているだけで、瞬間湯沸かし器のように激昂し、怒鳴りつけるか詰め寄るかのどちらかだった。
呆れさせる態度を向けてくるはずが、声をかけないどころか、素っ気ないとも言える態度を見せては、似ているだけの別人のごとくだ。
「どういったものがご入用なのでしょうか?」
俺が来れば一も二もなく喜ぶはずだと思いこんでいた。だから、そんな言い訳でしかない何かなんて考えていない。
「……えっと……」
言い淀んだ俺に、ミヒャエルは含みのある微笑返してきた。
「……二人のときに受け取りたいものなのですか?」
「二人きり……ええ、そうなのです。お約束もなく来て申し訳ありません」
ライナーは、そんな俺たちを交互に見て苦笑した。
しかし、自分のほうこそが訪問の約束をしたほうなのだからといった態度で、席を外そうともしなかった。
だから俺は「明日でも構わないので」と辞去の旨を伝えるしかなかった。
そんな俺に対してミヒャエルは、「せっかく来たのだからお待ちになられていてください」と俺に言う、もしくは、「トイファー神官に隠し事などしないから同席しても構わないだろ」などとライナーに了解を得るかするものだと思っていた。
俺を惚れ抜いているのだから、自ら訪問したことを歓迎しないはずがない。
そう思っていたのに、ミヒャエルは何の言葉も口にしなかったばかりか、見送ることもせず、耳打ちすらもしてこなかった。
引き止められず、トイファーの身では地位の高い二人に対して無理を言うことなどできない俺は、城から出ていくより他はなかった。
ユーア教会へ帰宅し、またも一人きりで悶々とすることになってしまった。
目的に関しても、今は駒が動くのを待つだけの時間であるし、エルンストは多忙で、ヨハネスを相手にするのは気が進まない。
前世は社畜で余暇すらなかったため、社会に出たあと友人づきあいなんでものはほとんどなかった。現世でも同様だなんて、根っからの独り者らしい。
虚しくもさみしくなってしまった俺は、気を紛らわせようにも頭に浮かぶはミヒャエルの顔ばかりであるうえに、その不自然極まりない態度を思い返し、気分晴れやらずの夜を過ごすこととなってしまった。
◇ ◆ ◇
「証拠の書類は、すべてこちらにあります」
エルンストは、神祇官としての立場を逸脱するほど国政に携わり始めていた。そのため神祇官としては異例にも、個人の執務室を与えられていた。教会の中へは伝達魔法も届かない。そのため、多忙のエルンストとは、少し会話をするだけでも、面会の手続きを踏まねばならなかった。
ハルシュッフから帰ったあとも、一刻も早く話し合う必要があったというのに、四日を経た今日、ようやく顔を合わせることができたのだった。
「それで、当時の責任者はどうなった?」
「ええ。口を塞ぐ必要はないとおっしゃられておりましたので、現在は特になにも講じてはおりません」
「そいつのところに、クッシュたちは話を聞きに行ったのか?」
「ええ。フランツ様がたがハルシュッフから戻られたその日に」
ということは、あのときライナーがミヒャエルの部屋へ訪れた用件は、そのことだったのかもしれない。
「ヴォーリッツのほうは?」
「はい。先週フィッシャー神官が会合へいらっしゃって、そのままここフグルーアに滞在されております」
「それは……ヴォーリッツの新居にか?」
「……最初は宿におられましたが、ちょうど昨日ですね。そちらへ移られたそうです」
上手くいきすぎて怖くなるほどだ。
「そうか。それで、おまえは?」
「ええ。かなり内政に携わせていただいております」
「そこに関してはただ実直に職務をこなしてくれさえすればいい」
「承知いたしました。フランツ様から頂戴した情報が非常に役立っておりまして……悪徳などする暇がないほど、善行を積んでいる現状です」
そのエルンストの返答には笑ってしまった。笑い声をあげたからかエルンストは丸い目を向けてきて、それがまたおかしくなり、と久しくない愉快な気分になった。
「……それが本来の神官としての姿だろ? 悪徳神官であることをまったく気づかれなかったんだ。その能力を国事に生かせばさもありなんというやつだろう」
俺の目的を達するためには、こいつが優秀であればあるだけありがたい。というか、エルンストという優秀な人材に出会えたからこそ、今進めているこの計画を立てることができたと言ってもいい。
エルンストが国政の中枢にまで入りこめたのは、ゲームの生みの親としての俺の知識を惜しみなく与えてやったからだ。知らぬものからすれば臥竜鳳雛のごとくの神官に見えているだろう。
エルンストは、俺の情報を活かし、それがまるで自分の能力とばかりに演出するに長けた、優れた知能を持っていた。
情報はあっても、それをいかに料理できるかは技能が必要だ。エルンストはそれを最大限に活かすことのできる資質を持っていたのである。
国事に不可欠な人材であると見做されれば──すでにその地位にいると言っても過言ではないが、抜き出た頭角は、国民の目にも留まる。城の中だけでなく国民からも同様に信任されれば、俺の世界征服は成したも同然だ。
俺は機を見て再び世界征服の布告をする。そのときに、前回の侵略に関して謝罪し、これからの展望を国民に対して知らしめるつもりだ。
虐殺はおろか、殺傷する目的もない。ただ魔族の存在を認めて、共存させて欲しいだけであることを訴えるのである。
それをエルンストが認め、宰相以下閣僚連中を説得し、国民にも説明してくれたなら、「ナウマン神祇官がおっしゃるなら」と円滑に事が運ぶ、という計画なのである。
とはいえ君主制国家であるアルカディアーヤは、本来であれば一神祇官がどう意見しようとも、君主の判断が物を言う。しかし、そのとき王位は現状と同様に空位のまま、現在その代理としての地位にいる王太子も、その時期は病に伏す予定となっている。
ハンスは国政どころか最高神官長としての任も負えないほど病に侵され、王位を継ぐこともできず、別の王位継承者探しを迫られている状況になっているはず、というかそうなるべくして進んでいる現状だ。
ライナーがミヒャエルに相談しに来たのも、ライナーがエレオノーラと同居を始めたのも、すべてはその日へと至る途上にあるべくの必要な過程だった。
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