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第一章 憂鬱なる辞令
7.苦い再会
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ふと気がついたとき、耳元に風を感じ、髪にもなにかが触れている感触があった。どうやら俺は寝ていたらしい。よくこの状況で眠れたものだと自分で呆れる。
目を開けて気づいたのは、ロジオンが俺の耳元に顔を寄せ、髪をいじくっていたことだった。まるで事後みたいだと頭によぎり、くすぐったいような勘弁して欲しいようななんとも言えない気持ちになる。一度肌を重ねている相手なので嫌ということはないのだが、だからこそというか、なにやら嬉しくなっている自分が嫌になってきた。
「……あと、どれくらいですか?」
冷めた声で訊ねると、ロジオンはびくっと身体を離し、ぐらりと振動を感じた直後にやばいと言った様子でまた抱き締めてきた。
「起きてたの?」
「いま起きました。どれくらい眠ってました?」
「えーっと……スヴェトキン?」
ロジオンの呼びかけで、前の座席から「あと数分程度です」と返ってきた。
「そんなに眠ってしまったとは……申し訳ありません」
「……別に。おまえの匂い、好きだし」
頬を髪に寄せながら動揺を誘うようなことを言うな。せっかく取り繕ったというのに、台無しになるじゃないか。
「到着します」
救いの声が聞こえてきて、ナイスタイミングだと胸を撫で下ろした。
エアカーは、ロジオンの魔法のおかげで振動が薄れたまま減速し、やがて完全に停車した。
スヴェトキンがどうやって振動に耐えていたのか、気になって降りるときに窺うと、彼は全身を保護するスーツベルトを着用していた。高速機の運転で着るような圧力や衝撃に耐えられるタイプのものだ。
俺もそれが欲しかったとつぶやくと、スヴェトキンから自分用のものしかないと言われて、だからかとまたも軽率な判断をした自分を忌々しく思った。
降車して見えたのは、コンクリート打ちっぱなしみたいな真四角の建物だった。窓は申し訳程度にしかなく、一見してなにかの施設に見える。建物の前には手入れの行き届いた庭園が広がっていて綺麗だが、後ろは深い森のようで建物を覆うほどの背丈の木々が生い茂っている。
ロジオンに続いて中へと入ると、驚くことにむき出しのコンクリートが寒々しくも続いているだけだった。装飾品の類はいっさい置かれておらず、獄舎でもまだマシだろうというほどに何もない。ただ設備自体は最新のようで、天井すべてが発光するタイプの最新式の照明が備えられてあった。
「ここにはカメラがないんですか?」
何もなさすぎるから異物は目立つ。見たところカメラのようなものも見当たらない。
「あ、今から遮断する。スヴェトキン!」
ロジオンの声が聞こえた直後に風が吹いたように空間が歪み、何かに包まれたような感覚が身体を貫いた。
「……今のは?」
聞いたのと同時に照明が落ちた。真っ暗になり、ロジオンの姿だけでなく自分の手すらまったく見えなくなった。
「準備を済ませてからにしていただきたかったものです」
スヴェトキンの声が遠くから聞こえてくるのに合わせて、ぼんやりとした光が近づいてくる。原始的にも火を使ったランプを持ってきてくれたらしい。
「ごめん。これは電子機器を遮断する魔法で……カメラや盗聴器があるのかわかんないけど、これなら電波を飛ばせないって思って」
「ええ、電気をつかったすべての機器が使えなくなります。……アクサナたちが何か作業をしていたらどうするおつもりですか? ……ベネフィン卿、こちらです」
やれやれと言った様子のスヴェトキンは廊下の途中で足を止め、ドアを開けて中へ入っていった。ロジオンが「わるかったよ」と声をかけながら続き、俺も後を追った。
中は打って変わって豪奢なつくりをしていて驚いた。貴賓室なのか、高級そうな家具や美術品などの装飾品がセンスよく配置されている。いわゆるお偉方が好むような、接待するための部屋といった様相だ。
スヴェトキンは部屋の中を壁伝いに回り、彼が通るたびに灯りが増えていく。どうやら備え付けられたランプに火を移しているようだ。最後に模造品でしか見たことのなかった暖炉に火が入り、いよいよ時代劇の世界へ迷い込んだ気になってきた。
「ご用命がありましたら、旧来の方法でお呼びください」
ロジオンと対面でソファに腰を下ろしたあと、スヴェトキンはてきぱきとテーブルの上にポットとカップを用意し、最後に片手ほどのサイズのベルをテーブルに置いた。
電子機器が使えないから、これを鳴らして呼びつけろということらしい。用意の良さを見るに、ロジオンがこの奇妙な魔法を使うのは稀ではないようだ。使用人たちの苦労が忍ばれる。
一礼してスヴェトキンが出て行き、部屋の中は暖炉の火が爆ぜるぱちぱちという音だけになった。
「あ……で、話って?」
気詰まりな様子でカップを手にしたロジオンが、上目で見上げてきた。
「先に謝罪を述べさせていただきます。お招きいただいたこと、このような面倒をかけさせてしまったこと、そして──」
「俺のせいだろ? 盗聴されてるとか知らなかったから」
「おっしゃるとおりです。ですがもう一点はわたしの責任です」
「もう一点って、もしかして一昨日の夜のこと?」
「…………はい」
「い、今さら謝られても」
「申し訳ございません」
「どれだけ俺がショックを」
「申し訳ございません」
「シャワー浴びてきたらいないし」
「申し訳ございません。お誘いすべきではありませんでした」
俺はソファから立ち上がり、深々と頭を下げた。ロジオンはびっくりした顔であんぐりと口を開けている。
「不遜なことながら、ロジオン様をベータと思い込んでしまいまして、軽々しくもお誘いしてしまいました。大変失礼なことをしたと反省し、深くお詫び申し上げます。ですが、過ぎてしまったことをなかったことにはできません。これからハンナへお伴しなければなりませんので、どうかあの夜のことは犬にでも噛まれたと思って、忘れていただければとお頼み申し上げる所存です。円滑に進めるためにも、どうかよろしくお願い申し上げます」
ベータと思い込んだのは、皇族のくせにあんな場末のバーで飲んだくれていやがったせいだ。しかも深夜に一人でいて、とてもではないが皇族になんて見えなかったし、ベータかもしくは落ちぶれたオメガにしか思えなかった。
だから誘った。発端が俺であるのは間違いない。だが、承諾したのはロジオンのほうであり、俺がアルファの騎士と知りながら最後までしたのもこいつだ。
皇族とアルファの騎士じゃ、再会する可能性は十分ある。早いか遅いかの違いだっただけで、こうなることは目に見えていた。
お忍びだから隠していたのはわかるけど、だったら軽々しく誘いに乗らないでもらいたかった。
謝罪をしつつも全部おまえのせいだという思いで、下げていた頭を上げた。
すると、顔を真っ赤に目を潤ませたロジオンがいて、目があった瞬間に今度は向こうが顔を伏せた。
「……なかったことにしたいくらいだったんだ」
いい加減にしろよこいつ。下手とか嫌とかそういう次元の話はしていない。むしろ意外なほどよかったし、もう一度と誘われて振り切れた自分を褒めてやりたいくらい、後ろ髪を引かれていた。
「結果の話はしておりません。そもそもが間違っていたのです。お誘いすべきではありませんでした」
「俺を選んだことを後悔してるってこと?」
「おっしゃるとおりです」
「……だったらハンナ行きにも一緒に行きたくないだろ? 辞任しろよ」
「したくてもできないので、互いに忘れようという話をしているのです」
理解してくれとの思いで重々しく言うと、ロジオンは苦痛を覚えたかのように顔をしかめた。
「ビルを出たのは、この話をするためなのか?」
「おっしゃるとおりです。知られたら問題になりますので」
ようやく理解してくれたのか、ロジオンはなにかを振り払うかのように何度か頭を振ったあと、「わかった」とつぶやいた。
「……じゃあ、本題に入ってくれ」
後悔は確かにしていた。ただそれは、ロジオンの人柄が問題だったわけではなく、ましてや不満があったわけでもない。互いの立場がゆえだ。そこのところのディテールまではわかってくれたのだろうか?
不貞腐れたような顔で受け答えをするロジオンを見るに、わかってくれていない気がした。
ロジオンにとっての俺は、俺のほうが頭を下げて頼んでおきながら、下手くそなセックスに呆れてロジオンを一人で宿に残して黙って去り、再会したらそもそも誘ったことを後悔している、そう思われている気がしてならない。
違うのに。だけど、勘違いさせたままのほうがいいかもしれない。
誤解を解いてもどうにもならない。二度目はないのだから。絶対に。
「では、出立の朝、お迎えにあがります」
本来の打ち合わせをするべくロジオンから魔法を解除してもらい、クジマからもらった書面を見ながら確認作業はつつがなく終わった。
帰りはスヴェトキンからエアカーで送ってもらった。胸のつかえがとりきれないような、もやもやとして、なにやらすっきりとしない頭を抱えながら、五時間の帰路を一人悶々とやり過ごした。
目を開けて気づいたのは、ロジオンが俺の耳元に顔を寄せ、髪をいじくっていたことだった。まるで事後みたいだと頭によぎり、くすぐったいような勘弁して欲しいようななんとも言えない気持ちになる。一度肌を重ねている相手なので嫌ということはないのだが、だからこそというか、なにやら嬉しくなっている自分が嫌になってきた。
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冷めた声で訊ねると、ロジオンはびくっと身体を離し、ぐらりと振動を感じた直後にやばいと言った様子でまた抱き締めてきた。
「起きてたの?」
「いま起きました。どれくらい眠ってました?」
「えーっと……スヴェトキン?」
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「そんなに眠ってしまったとは……申し訳ありません」
「……別に。おまえの匂い、好きだし」
頬を髪に寄せながら動揺を誘うようなことを言うな。せっかく取り繕ったというのに、台無しになるじゃないか。
「到着します」
救いの声が聞こえてきて、ナイスタイミングだと胸を撫で下ろした。
エアカーは、ロジオンの魔法のおかげで振動が薄れたまま減速し、やがて完全に停車した。
スヴェトキンがどうやって振動に耐えていたのか、気になって降りるときに窺うと、彼は全身を保護するスーツベルトを着用していた。高速機の運転で着るような圧力や衝撃に耐えられるタイプのものだ。
俺もそれが欲しかったとつぶやくと、スヴェトキンから自分用のものしかないと言われて、だからかとまたも軽率な判断をした自分を忌々しく思った。
降車して見えたのは、コンクリート打ちっぱなしみたいな真四角の建物だった。窓は申し訳程度にしかなく、一見してなにかの施設に見える。建物の前には手入れの行き届いた庭園が広がっていて綺麗だが、後ろは深い森のようで建物を覆うほどの背丈の木々が生い茂っている。
ロジオンに続いて中へと入ると、驚くことにむき出しのコンクリートが寒々しくも続いているだけだった。装飾品の類はいっさい置かれておらず、獄舎でもまだマシだろうというほどに何もない。ただ設備自体は最新のようで、天井すべてが発光するタイプの最新式の照明が備えられてあった。
「ここにはカメラがないんですか?」
何もなさすぎるから異物は目立つ。見たところカメラのようなものも見当たらない。
「あ、今から遮断する。スヴェトキン!」
ロジオンの声が聞こえた直後に風が吹いたように空間が歪み、何かに包まれたような感覚が身体を貫いた。
「……今のは?」
聞いたのと同時に照明が落ちた。真っ暗になり、ロジオンの姿だけでなく自分の手すらまったく見えなくなった。
「準備を済ませてからにしていただきたかったものです」
スヴェトキンの声が遠くから聞こえてくるのに合わせて、ぼんやりとした光が近づいてくる。原始的にも火を使ったランプを持ってきてくれたらしい。
「ごめん。これは電子機器を遮断する魔法で……カメラや盗聴器があるのかわかんないけど、これなら電波を飛ばせないって思って」
「ええ、電気をつかったすべての機器が使えなくなります。……アクサナたちが何か作業をしていたらどうするおつもりですか? ……ベネフィン卿、こちらです」
やれやれと言った様子のスヴェトキンは廊下の途中で足を止め、ドアを開けて中へ入っていった。ロジオンが「わるかったよ」と声をかけながら続き、俺も後を追った。
中は打って変わって豪奢なつくりをしていて驚いた。貴賓室なのか、高級そうな家具や美術品などの装飾品がセンスよく配置されている。いわゆるお偉方が好むような、接待するための部屋といった様相だ。
スヴェトキンは部屋の中を壁伝いに回り、彼が通るたびに灯りが増えていく。どうやら備え付けられたランプに火を移しているようだ。最後に模造品でしか見たことのなかった暖炉に火が入り、いよいよ時代劇の世界へ迷い込んだ気になってきた。
「ご用命がありましたら、旧来の方法でお呼びください」
ロジオンと対面でソファに腰を下ろしたあと、スヴェトキンはてきぱきとテーブルの上にポットとカップを用意し、最後に片手ほどのサイズのベルをテーブルに置いた。
電子機器が使えないから、これを鳴らして呼びつけろということらしい。用意の良さを見るに、ロジオンがこの奇妙な魔法を使うのは稀ではないようだ。使用人たちの苦労が忍ばれる。
一礼してスヴェトキンが出て行き、部屋の中は暖炉の火が爆ぜるぱちぱちという音だけになった。
「あ……で、話って?」
気詰まりな様子でカップを手にしたロジオンが、上目で見上げてきた。
「先に謝罪を述べさせていただきます。お招きいただいたこと、このような面倒をかけさせてしまったこと、そして──」
「俺のせいだろ? 盗聴されてるとか知らなかったから」
「おっしゃるとおりです。ですがもう一点はわたしの責任です」
「もう一点って、もしかして一昨日の夜のこと?」
「…………はい」
「い、今さら謝られても」
「申し訳ございません」
「どれだけ俺がショックを」
「申し訳ございません」
「シャワー浴びてきたらいないし」
「申し訳ございません。お誘いすべきではありませんでした」
俺はソファから立ち上がり、深々と頭を下げた。ロジオンはびっくりした顔であんぐりと口を開けている。
「不遜なことながら、ロジオン様をベータと思い込んでしまいまして、軽々しくもお誘いしてしまいました。大変失礼なことをしたと反省し、深くお詫び申し上げます。ですが、過ぎてしまったことをなかったことにはできません。これからハンナへお伴しなければなりませんので、どうかあの夜のことは犬にでも噛まれたと思って、忘れていただければとお頼み申し上げる所存です。円滑に進めるためにも、どうかよろしくお願い申し上げます」
ベータと思い込んだのは、皇族のくせにあんな場末のバーで飲んだくれていやがったせいだ。しかも深夜に一人でいて、とてもではないが皇族になんて見えなかったし、ベータかもしくは落ちぶれたオメガにしか思えなかった。
だから誘った。発端が俺であるのは間違いない。だが、承諾したのはロジオンのほうであり、俺がアルファの騎士と知りながら最後までしたのもこいつだ。
皇族とアルファの騎士じゃ、再会する可能性は十分ある。早いか遅いかの違いだっただけで、こうなることは目に見えていた。
お忍びだから隠していたのはわかるけど、だったら軽々しく誘いに乗らないでもらいたかった。
謝罪をしつつも全部おまえのせいだという思いで、下げていた頭を上げた。
すると、顔を真っ赤に目を潤ませたロジオンがいて、目があった瞬間に今度は向こうが顔を伏せた。
「……なかったことにしたいくらいだったんだ」
いい加減にしろよこいつ。下手とか嫌とかそういう次元の話はしていない。むしろ意外なほどよかったし、もう一度と誘われて振り切れた自分を褒めてやりたいくらい、後ろ髪を引かれていた。
「結果の話はしておりません。そもそもが間違っていたのです。お誘いすべきではありませんでした」
「俺を選んだことを後悔してるってこと?」
「おっしゃるとおりです」
「……だったらハンナ行きにも一緒に行きたくないだろ? 辞任しろよ」
「したくてもできないので、互いに忘れようという話をしているのです」
理解してくれとの思いで重々しく言うと、ロジオンは苦痛を覚えたかのように顔をしかめた。
「ビルを出たのは、この話をするためなのか?」
「おっしゃるとおりです。知られたら問題になりますので」
ようやく理解してくれたのか、ロジオンはなにかを振り払うかのように何度か頭を振ったあと、「わかった」とつぶやいた。
「……じゃあ、本題に入ってくれ」
後悔は確かにしていた。ただそれは、ロジオンの人柄が問題だったわけではなく、ましてや不満があったわけでもない。互いの立場がゆえだ。そこのところのディテールまではわかってくれたのだろうか?
不貞腐れたような顔で受け答えをするロジオンを見るに、わかってくれていない気がした。
ロジオンにとっての俺は、俺のほうが頭を下げて頼んでおきながら、下手くそなセックスに呆れてロジオンを一人で宿に残して黙って去り、再会したらそもそも誘ったことを後悔している、そう思われている気がしてならない。
違うのに。だけど、勘違いさせたままのほうがいいかもしれない。
誤解を解いてもどうにもならない。二度目はないのだから。絶対に。
「では、出立の朝、お迎えにあがります」
本来の打ち合わせをするべくロジオンから魔法を解除してもらい、クジマからもらった書面を見ながら確認作業はつつがなく終わった。
帰りはスヴェトキンからエアカーで送ってもらった。胸のつかえがとりきれないような、もやもやとして、なにやらすっきりとしない頭を抱えながら、五時間の帰路を一人悶々とやり過ごした。
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