抱かれたいアルファの憂鬱なる辞令

七天八狂

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第一章 憂鬱なる辞令

8.空のうえでの三十時間

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 今回の旅程は、航空機で国内を移動したのちに、リュミトロフへと入国してからは徒歩で向かうことになる。
 傍系の令息であるロジオンの立場では、本来航空機を使うことはできない。専用の高速エアカーを使うのが関の山だが、今回は特別に直系の皇族レベルの待遇となった。

「……やっぱ、戦闘機とはまるで違うな」

 航空機が離陸してしばらくしたのち、隣の席のコンスタンティンが感嘆の声でつぶやいた。
 帯同する部下を四名ほど選出しろと命じられ、当然ながらいの一番に声をかけた。同僚や上司として長年苦楽をともにし、友人としても古くからの仲だ。いい意味でも性格や気質が正反対なので、コンスタンティンは必要不可欠な存在だった。

「さて、なにか飲み物でも取ってくるか。……アラムはなにがいい?」

 パイロットから安定飛行に切り替わったとのアナウンスがあったあと、うずうずとした様子のコンスタンティンがベルトを外して立ち上がった。
 
「……俺はいい」
「せっかくなんだから酒でも飲もうぜ」
「おまえ……業務中だぞ」
「国内を飛行してるだけなんだから、危機なんてないだろ。酒も凄そうだから味わわなきゃもったいない」
 
 初めてというか二度とないであろう。航空機の中は驚くほど豪奢で、貴賓席だけでなく使用人席の座り心地も極上なうえ、華美なほどの装飾がされている。コンスタンティンの言うように、ずらりと揃えられた酒や食事はアルファですら味わえないような品ばかりだ。皇族や管理官の日常はさすがにレベルが違う。

「いかがですか?」

 なぜかコンスタンティンの声が貴賓席のほうから聞こえてきた。

「はあ? ……俺に?」

 振り返ると、コンスタンティンがロジオンにグラスの乗ったトレーを差し出している。隣のスヴェトキンも困惑している様子だ。

「毒見が必要なら目の前で」

 コンスタンティンは言いながらグラスに口をつけ、「うんめー!」と嬉しげに声を上げた。
 皇族を前にしても怯むどころか態度を変えない。上官にさえも不服があれば正面切って訴えるし、かといって能力は抜群で叱るに叱れない愛嬌もある。
 期待したとおりの働きかけを見せてくれたわけだが、相手は皇族であるだけでなく半魔でもある。気に食わねば叱るどころか一瞬で塵とさせられるかもしれないというのに、豪胆すぎてさすが驚いた。

「毒見とか言いながらほとんど飲んでるじゃねえか」

 呆れた様子のロジオンを前に、コンスタンティンはボトルを掲げて注ぎ始めた。

「……上等すぎるこいつが悪いんですよ。俺の口は正直なだけで……じゃ、スヴェトキン殿もご一緒に」
「いえ、わたしは……」

 スヴェトキンは唖然としつつ恐縮といった顔で、当然のごとく両手を胸の前でぶんぶんと振った。
 
「三十時間しかないんですから、あれだけのご馳走を味わうには六人じゃ足りませんよ」

 しかし、コンスタンティンは無理やりグラスを押し付けて、ロジオンにも渡し、手に持っていたグラスを二人のものにカチリと合わせた。
 六人というのは、騎士五人とロジオンを指しているのだろう。
 今回の旅路はわずか七人の編成で行く。ロジオンの使用人はスヴェトキンだけだ。彼一人にかなりの負担を強いることになってしまうが、騎士たちも手伝うからと無理を言って飲んでもらった。
 皇族の護衛としては少ないどころではないものの、リュミトロフでは隠す必要があるため仕方がない。

「……全部食い尽くす気かよ」
「真空保存されているとはいえ消費期限があるでしょうから、もったいないでしょう?」

 コンスタンティンは不敵に笑い、ロジオンはぷっと噴き出した。

「食いたいだけだろ? アルファのくせに強欲なやつだな」
「ロジオン様こそ皇族で半魔という唯一無二のお方なのに、欲が薄いんじゃありませんか?」

 さすがに無礼がすぎる。ロジオンはきょとんとし、隣のスヴェトキンは顔を青くして、機内にびりっとした空気が張り詰めた。

「半魔だって隠さなきゃなんないからな」

 しかし杞憂とばかりに、ロジオンは愉快でたまらないといった様子で笑い声をあげた。
 
「全国民がご存知ですよ」
「ずけずけ言うやつだな……まあ、嫌いじゃないけど」
「ええ。わたしもロジオン様のことを一目見て気に入りました」

 なおも無礼な物言いを続けるコンスタンティンを、ロジオンは面白がるように目を細め、驚くことに自らボトルを傾けた。
 いや、驚くことではない。場末のバーで深夜に会ったときも同じように俺を面白がっていた。
 まさか半魔なんじゃないか、ふと感じたのは見た目の特徴が一致していたからだが、アルファの騎士を前にしてもまったく怯んだ様子のないことが気になったせいもあった。
 結果正しかったわけだが、まさか半魔でもあるとは思うまい。この世界において皇族でありながら半魔というのはロジオンただ一人。唯一無二というのは紛れもない事実だった。

 半魔とは、その名のとおり人間と魔族の間に生まれた子を指す通称だ。
 魔族は魔法という異能力を駆使できる種族であり、科学技術を発展させた人間と折り合いが悪い。そのためエズラを分断し、不可侵の条約を結んでそれぞれの国家を形成した。
 小競り合いを続けつつも共存している魔族とは、生物学的に言えば同じ人類という種に括れるので、子を成すことは可能だ。敵対関係にあると言っても恋愛をする者はいるし、多くは強姦によるものだが、半魔は少ないながらに存在している。
 
 ロジオンの両親がどちらだったのか、母であるマルガリータ・アルテュール=キリコフは、なにも語らずに亡くなってしまった。
 ヴァルラム皇帝の姪にあたるマルガリータは、デビュタントして間もないころ、未婚であるというのに身ごもり、キーンズから遠く離れた郊外へと引きこもってしまわれた。子が無事に生まれたことは公表されたが、父は誰でどうなったのかまでは極秘事項となり、いまだ知らされていない。
 道ならぬ恋に敗れたか、穢された末かと噂になっていたさなか、もしや魔族だったのではとの疑念が広まったのは十年前のことだった。
 マルガリータの屋敷が突如爆発し、あたり一面が焼け野原となった事件が発端だった。爆発の火柱はキーンズからも見えたとも言われ、どういった原理なのか、今やその土地一帯は草木の生えない岩肌と成り果てている。
 知らされたのはマルガリータの死と、当時最高の魔術師と謳われていたフョードル・ケルンが失踪したということだけだった。犯人としての声明を出したのちに姿を消し、いまだ捕らえられていない。
 しかし、国に忠誠を尽くし仕えたフョードルが皇女を殺すはずがないとの見解から、誰も彼を犯人とは信じなかった。
 ──もしかしたら生まれた子どもが半魔だったんじゃないか。
 まことしやかにのぼった噂は、立ちどころに確信の口でささやかれ、結果として事実だった。
 ロジオンが犯人かまではわからない。クジマから閲覧を許可された資料にも明記されていなかった。ただ、莫大な魔力を持っていることは間違いない。俺自身の目で見たからでもあるし、半魔は親よりも魔力が強くなる傾向にあるという話だからだ。

「おまえ、まじかよ? SSまでランクあげるやつ俺以外にいるとは思わなかった」

 貴賓室では、空き瓶が増えるとともに楽しげな声も大きくなっていた。

「ロジオン様こそ。キメラアイズの魅力をご存知とは驚きました。巷ではクソゲーに分類されておりますから、周りで続けている者は誰もおりません」
「わかる。なんでキメアイの良さがわかんねえのかって、本気で不服だ」
「消費社会ですから、やり込み要素のあるゲームは流行らないんでしょうね。……それが楽しいのに」
「だよな。ランクをくそほどあげて一撃で倒すのが最高なのに、ただクリアするだけとかなんにも面白くない」

 ロジオンとコンスタンティンは延々と飽きることなく盛り上がっている。
 コンスタンティンたちに命じたのは、ロジオンを護衛するだけでなく怯まずに接し、可能であれば親しくなって欲しいということだった。短時間でここまで意気投合するとはさすがというか、避けられている俺の立つ瀬がなくなりそうで複雑だ。

「ロジオン様、そろそろ仮眠をなされたほうがよろしいかと存じます」

 さすがにとスヴェトキンが会話に横槍を入れた。

「え? なんで?」
「すでに十時間ほど経過しております。一度仮眠なさってください」
「えー、全然眠くない」

 よほど楽しいらしく、ロジオンは不満げな様子だ。

「スヴェトキン殿のおっしゃるとおりです。到着したあとは徒歩の旅となりますから、眠っておいたほうがいいですよ」

 コンスタンティンは苦笑しつつもなだめるように言い、すっかり占領していた貴賓席を立ち上がった。
 
「つーか、そのことなんだけど、歩きとかかったるくない? 俺の魔法でエアカーを動かせばいいじゃん」
「エアカーなんて持ち込めませんよ。リュミトロフに入国する際、機械はすべて弾かれてしまいますからね」
「じゃあ、止められないくらいの速度でぶっちぎるってのはどう?」

 コンスタンティンは、え……と硬直し、冗談なのか判別しかねる様子で俺のほうへ振り返った。
 ロジオンめ。要項を確認したときに理解してくれたものと思っていたのに、忘れているのか頭に入っていなかったのか。
 これまで黙って見守っていたものの、責任者として口を挟まねばならないと俺は立ち上がった。

「そのような強引な真似をしたら確実に攻撃されます」

 近づきつつぴしゃりと言うと、俺をちらりと見上げたロジオンは、すぐにぷいと顔を背けた。

「……攻撃されたら、やり返せばいい……」

 もごもごと答える声は刺々しく、忌々しげだ。言い聞かせたつもりが、いまだ不貞腐れたままとは呆れる。
 今朝顔を合わせたときもあからさまに俺を避けていたし、部下たちに勘ぐられてしまったらどうするつもりだ。

「戦争をしかけるような真似はお控えいただきたい」
「戦争なんて……たかがそんなことで……」
「たかがなどと安易に構えていただいては困ります」
「……なんで?」
「可能性があるからです。皇族が入国したともなれば狙われかねません。正体を気づかれないよう重々注意を配っていただきたい」

 俺は重々しく、言い含むように訴えた。
 ロジオンはわかってくれたのか、まるで目を合わせてくれないため判断はつかなかったが、ただそれ以上のわがままは言わず、スヴェトキンに支度をするよう命じて眠る準備を始めてくれた。

 わかってくれなくては困る。今回のハンナ行きの目的はロジオンの遊行のためではない。ロジオンを狙う魔族の手から逃れるためなのだから。
 ロジオンが取りやめたいと言ったのを断固としてクジマが阻止したのもそれが理由で、というよりもハンナへの旅行を決定したこと自体、そもそもが言葉巧みにクジマが誘導したからだった。
 ハンナへ魔族は来ることができない。道中リュミトロフを経由するが、ヒエスラにいると思われているため灯台下暗しのごとくに目をくらませることもできる。
 ロジオンがリュミトロフの王、ローギン・リュミトロフの息子かもしれないとの疑いがあがり、すぐに立てられた計画だった。
 リュミトロフとの小競り合いはここ数年沈静化していた。それは後継者争いによって内紛が起きているのが理由だったのだが、リュミトロフに忍ばせていた密偵がある日驚くべき報告を携えてきた。
 頭を悩ませたローギンが、さすれば半魔でも我が子をと乗り出したという情報で、調べた結果がちょうどロジオンの生まれた年の前年にローギンがヒエスラへ入国していたという事実だった。
 候補は他に二人いる。
 しかし、とクジマはロジオンであると断言した。
 半魔は親よりも魔力が優れて出ることが多い。

『この世界に、ロジオン様よりも魔力の強い者がいらっしゃるとお思いですか? わたしの知る限り誰もおりません』

 自分さえも例外ではない、というのがクジマのした説明だった。
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