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第三章 ユートピアの片隅で
47.かさぶた
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ようやく地面に足をつけられた先は、思ったとおりカツフクの駐屯地だった。
戦地からはだいぶ離れた場所にあるからか、人けはまったくない。見張りもおらず、連絡係として一人騎士が残されていただけだ。
彼は俺を知っていたようで、すぐさま司令室へと入れてくれた。俺の制服は血まみれで、元の色がわからないくらいに汚れきっている。姿を見てびっくりした連絡係の騎士は手当しようとしてくれたが、俺は断り、それよりもとコンスタンティンに連絡をするよう頼んだ。俺の頭蓋内通信は通信を切られて不通となっている。端末は使えても、軍関係の情報にアクセスすることはおろか、コンタクトも取れない状態だった。
「ベネフィン卿はこちらで待機しているようにとのことです」
「……そうか」
期待はしていなかったが、やはり迎えなどよこしてはくれないようだ。
一人で駆けつけようにもエアカーは出払っており、足ひとつで向かってもたどり着くころには手遅れとなっているに違いない。
権力を失い、一歩兵となった俺は留まる以外になかった。
「キーンズからも応援が来たようです。総力戦ですね」
連絡係が説明してくれるより先に戦闘機の音が窓越しに轟いていた。魔法攻撃の影響で薄暗くなっていた地表は、戦闘機によってさらに太陽の光を遮られ、凄惨な戦禍を物語っていた。その数はみるみる増えていき、空は魔法攻撃の光と化学兵器の放つ熱で地獄の様相を見せている。エズラそのものが壊れてしまうのではと震え上がるような激しさだった。
俺は無力極まりなく、ただ使えない利き手を力なく垂らし、一刻も早く攻防が終わることを祈るしかなかった。
一昼夜が過ぎ、絶え間なく続いていた音と振動が和らいできたころ、駐屯地へ数機の戦闘機が着陸した。
入ってきたのは見覚えのある士官で、俺を見るなり眉根をひそめたが、連絡係と会話を交わして再び去っていった。
「……鎮圧できたようです」
連絡係は安堵した顔をして、湯気のたったカップを俺に差し出してきた。
「早かったな」
「いえ。リュミトロフ軍も駆けつけてきたのですから、遅いくらいだったのではないでしょうか」
ヒエスラ国中の戦力が集結するさなか、なんとローギン・リュミトロフが自国軍を率いて現れたのだという。
それまでも優勢だったというのに、ヒエスラ軍と拮抗した戦力を持つリュミトロフ軍と共闘することになり、最初の想定よりも早く鎮圧できたようだ。
「生存者はいるのか?」
「はい。各々の国で処分するそうで、すでに連行されたようです。まさか謀反人がリュミトロフの王族だったとは驚きましたね」
「それは……エウゲニー・リュミトロフのことか?」
「ええ。あとクジマ・ジャルロスキーと、ロジオン・アルテュール=キリコフも。三人がローギン・リュミトロフの子息だったそうですよ。その事実だけでもエズラ全土を揺るがすスキャンダルだというのに、反乱を起こしたなんて……ローギン・リュミトロフはどうするんでしょうね」
「……彼らは生き残ったのか?」
「えっと……あ、はい。わたしです。ベネフィン卿、申し訳ありません」
連絡係はこめかみを抑えながら俺へ目礼し、部屋を出ていった。頭蓋内通信に連絡があったようだ。
クジマたちの絵図では、ロジオンがただ一人の謀反人として鎮圧の対象となるはずだった。クジマとエウゲニーはその指揮を取り、称賛を手にする側となるつもりだった。
ロジオンが街を破壊し、妹を攻撃した状況は知れ渡っていた。相対しているともなれば、どちらに応戦すべきかは一目瞭然だ。
しかし、クジマたちの思惑は現実とはならなかった。
誤算だったのは、フョードルの存在だろう。
フョードル・ケルンは、マルガリータ・アルテュール=キリコフを殺害した犯人として長年指名手配されていた。しかしロジオンが自らの犯行であると自白したこと、そして被害者の忘れ形見である皇族のリザヴェータを養育してきた事実が彼の立場を変えた。
クジマたちにとってロジオンの自白は、彼の罪が重くなっただけのことでしかなく、犯罪者であるロジオンや地位を失った俺に陰謀を知られたとして、なんの抑止にもならないと考えていた。事実、俺たちが訴えたとしても、聞く耳を持つ人はいなかっただろう。
あのときフョードルの意識が覚醒していたことで、彼らの思惑の一端を知られてしまった。それも一つの綻びではあるが、決定打だったのは、ロジオンがあっさりと折れたことだ。実の母を殺傷するほどの憎悪を抱えていたロジオンが、まさかあんなに短時間で矛を収めるとは思ってもみなかったに違いない。しかもわざわざ助けを求めるとまでは予想できなかったはずだ。
連絡係が立ち去ったあと少しして、カツフクの騎士たちが何人もやってきた。司令室は慌ただしくなったが、俺がいても気にしていない様子だったのでソファに陣取ったまま、動かずにいた。
彼らの様子を眺めて時間をつぶしているうちに、ようやくという頃合いでコンスタンティンたちが現れた。
「おとなしく待機してくれていたか」
前線から直行してきたらしい。コンスタンティンは俺を見るなり疲れ切った顔を少し緩めた。
「……騎士団の戦力は信用しているからな」
「ベネフィン卿、ご無事でなによりです」
伴ってやってきたリザヴェータとフョードルも衣服はぼろぼろで、心身ともに衰弱しきった様子だ。しかし、全員に怪我はないようだった。
「お気遣いありがとうございます。リザヴェータ様たちもお疲れ様でございました」
無事を確認し合ったあと、彼らは言葉少なに司令室を後にしていった。
なにも語らないままで、俺も聞かなかった。
聞かずとも、彼らが俺と目を合わせたときの表情ですぐにわかった。
覚悟はしていたし、うろたえるほどやわでもない。
俺は立ち上がる前に、ふと自分の唇を舌でなぞってみた。すでにかさぶたができ始めている。そこにぐっと歯を立て、しばし呆然と宙を見据えた。
数日もすれば跡形もなく治るだろう。もう一度噛み切ったとして、なんの意味もない。決意をしても手遅れで、受け入れる以外にない。
がやがやと忙しない司令室の中で一人ふうと息を吐き、俺もそこを後にした。
コンスタンティンはカツフクでの後処理があるとのことで残り、俺はリザヴェータたちとともにキーンズへと帰った。
首都はのんびりとしたもので、反乱事件などスクリーンの向こう側で起きたフィクションのごとく平和だった。
「以前は山奥の掘っ立て小屋のような家に住んでいたというのに、まるで別世界のようです」
リザヴェータは皇族として認められ、フョードルは魔道士としての地位に復職することが決まったそうだ。リザヴェータの父として敬われるべくの立場となると同時に、クジマの穴を埋めるための措置であるとも聞いて、なんと返答していいものか迷った挙げ句、無難に祝いの言葉を述べることにした。
「お二方とも当然の権利ですよ」
「ベネフィン卿はこれから、いかがされるのですか?」
「わたしは……しばらくゆっくりしようと思います」
「そうですか。せっかくこの立場をいただけましたので、お困りなことがあればいつでもお声かけください。できることならどのようなことでも尽力いたしますので」
「ありがとうございます」
リザヴェータたちと別れたあと、俺はその足で騎士団本部へと向かった。腕のことがなくても退団するつもりだったので、あれこれと理由を説明する必要がなくなったのは怪我の功名というやつだろう。
こたびの反乱はエズラ史上最悪の事件として記録された。ローギンは責任を負ってすぐにでも国王を辞するつもりだったようだが、とりあえず平定するまでとし、ヒエスラの協力を仰いで復興に力を注ぐことに決めたようだ。リュミトロフの徹底した秘密主義は撤廃され、機器類の持ち込みは緩和されつつあるという。
まだごたごたとしているが、両国民の顔つきは以前よりも快活と言えるくらいに明るい。
破壊の規模のわりに人的被害はほとんどなかったそうで、復興と同時に両国の間にあった問題を一から定め直し、エズラを立て直すべく一丸となっているからのようだ。
ヒエスラとリュミトロフはこれを機に友好条約を結ぶこととなった。
緊張関係にあった両国だが、敵が別にいたことを知ったのだ。ともに反乱を鎮圧し苦難を乗り越えたことで、国という概念が薄まり、同じ星に生きる仲間という友愛に近いものが芽生え始めたのだろう。
戦地からはだいぶ離れた場所にあるからか、人けはまったくない。見張りもおらず、連絡係として一人騎士が残されていただけだ。
彼は俺を知っていたようで、すぐさま司令室へと入れてくれた。俺の制服は血まみれで、元の色がわからないくらいに汚れきっている。姿を見てびっくりした連絡係の騎士は手当しようとしてくれたが、俺は断り、それよりもとコンスタンティンに連絡をするよう頼んだ。俺の頭蓋内通信は通信を切られて不通となっている。端末は使えても、軍関係の情報にアクセスすることはおろか、コンタクトも取れない状態だった。
「ベネフィン卿はこちらで待機しているようにとのことです」
「……そうか」
期待はしていなかったが、やはり迎えなどよこしてはくれないようだ。
一人で駆けつけようにもエアカーは出払っており、足ひとつで向かってもたどり着くころには手遅れとなっているに違いない。
権力を失い、一歩兵となった俺は留まる以外になかった。
「キーンズからも応援が来たようです。総力戦ですね」
連絡係が説明してくれるより先に戦闘機の音が窓越しに轟いていた。魔法攻撃の影響で薄暗くなっていた地表は、戦闘機によってさらに太陽の光を遮られ、凄惨な戦禍を物語っていた。その数はみるみる増えていき、空は魔法攻撃の光と化学兵器の放つ熱で地獄の様相を見せている。エズラそのものが壊れてしまうのではと震え上がるような激しさだった。
俺は無力極まりなく、ただ使えない利き手を力なく垂らし、一刻も早く攻防が終わることを祈るしかなかった。
一昼夜が過ぎ、絶え間なく続いていた音と振動が和らいできたころ、駐屯地へ数機の戦闘機が着陸した。
入ってきたのは見覚えのある士官で、俺を見るなり眉根をひそめたが、連絡係と会話を交わして再び去っていった。
「……鎮圧できたようです」
連絡係は安堵した顔をして、湯気のたったカップを俺に差し出してきた。
「早かったな」
「いえ。リュミトロフ軍も駆けつけてきたのですから、遅いくらいだったのではないでしょうか」
ヒエスラ国中の戦力が集結するさなか、なんとローギン・リュミトロフが自国軍を率いて現れたのだという。
それまでも優勢だったというのに、ヒエスラ軍と拮抗した戦力を持つリュミトロフ軍と共闘することになり、最初の想定よりも早く鎮圧できたようだ。
「生存者はいるのか?」
「はい。各々の国で処分するそうで、すでに連行されたようです。まさか謀反人がリュミトロフの王族だったとは驚きましたね」
「それは……エウゲニー・リュミトロフのことか?」
「ええ。あとクジマ・ジャルロスキーと、ロジオン・アルテュール=キリコフも。三人がローギン・リュミトロフの子息だったそうですよ。その事実だけでもエズラ全土を揺るがすスキャンダルだというのに、反乱を起こしたなんて……ローギン・リュミトロフはどうするんでしょうね」
「……彼らは生き残ったのか?」
「えっと……あ、はい。わたしです。ベネフィン卿、申し訳ありません」
連絡係はこめかみを抑えながら俺へ目礼し、部屋を出ていった。頭蓋内通信に連絡があったようだ。
クジマたちの絵図では、ロジオンがただ一人の謀反人として鎮圧の対象となるはずだった。クジマとエウゲニーはその指揮を取り、称賛を手にする側となるつもりだった。
ロジオンが街を破壊し、妹を攻撃した状況は知れ渡っていた。相対しているともなれば、どちらに応戦すべきかは一目瞭然だ。
しかし、クジマたちの思惑は現実とはならなかった。
誤算だったのは、フョードルの存在だろう。
フョードル・ケルンは、マルガリータ・アルテュール=キリコフを殺害した犯人として長年指名手配されていた。しかしロジオンが自らの犯行であると自白したこと、そして被害者の忘れ形見である皇族のリザヴェータを養育してきた事実が彼の立場を変えた。
クジマたちにとってロジオンの自白は、彼の罪が重くなっただけのことでしかなく、犯罪者であるロジオンや地位を失った俺に陰謀を知られたとして、なんの抑止にもならないと考えていた。事実、俺たちが訴えたとしても、聞く耳を持つ人はいなかっただろう。
あのときフョードルの意識が覚醒していたことで、彼らの思惑の一端を知られてしまった。それも一つの綻びではあるが、決定打だったのは、ロジオンがあっさりと折れたことだ。実の母を殺傷するほどの憎悪を抱えていたロジオンが、まさかあんなに短時間で矛を収めるとは思ってもみなかったに違いない。しかもわざわざ助けを求めるとまでは予想できなかったはずだ。
連絡係が立ち去ったあと少しして、カツフクの騎士たちが何人もやってきた。司令室は慌ただしくなったが、俺がいても気にしていない様子だったのでソファに陣取ったまま、動かずにいた。
彼らの様子を眺めて時間をつぶしているうちに、ようやくという頃合いでコンスタンティンたちが現れた。
「おとなしく待機してくれていたか」
前線から直行してきたらしい。コンスタンティンは俺を見るなり疲れ切った顔を少し緩めた。
「……騎士団の戦力は信用しているからな」
「ベネフィン卿、ご無事でなによりです」
伴ってやってきたリザヴェータとフョードルも衣服はぼろぼろで、心身ともに衰弱しきった様子だ。しかし、全員に怪我はないようだった。
「お気遣いありがとうございます。リザヴェータ様たちもお疲れ様でございました」
無事を確認し合ったあと、彼らは言葉少なに司令室を後にしていった。
なにも語らないままで、俺も聞かなかった。
聞かずとも、彼らが俺と目を合わせたときの表情ですぐにわかった。
覚悟はしていたし、うろたえるほどやわでもない。
俺は立ち上がる前に、ふと自分の唇を舌でなぞってみた。すでにかさぶたができ始めている。そこにぐっと歯を立て、しばし呆然と宙を見据えた。
数日もすれば跡形もなく治るだろう。もう一度噛み切ったとして、なんの意味もない。決意をしても手遅れで、受け入れる以外にない。
がやがやと忙しない司令室の中で一人ふうと息を吐き、俺もそこを後にした。
コンスタンティンはカツフクでの後処理があるとのことで残り、俺はリザヴェータたちとともにキーンズへと帰った。
首都はのんびりとしたもので、反乱事件などスクリーンの向こう側で起きたフィクションのごとく平和だった。
「以前は山奥の掘っ立て小屋のような家に住んでいたというのに、まるで別世界のようです」
リザヴェータは皇族として認められ、フョードルは魔道士としての地位に復職することが決まったそうだ。リザヴェータの父として敬われるべくの立場となると同時に、クジマの穴を埋めるための措置であるとも聞いて、なんと返答していいものか迷った挙げ句、無難に祝いの言葉を述べることにした。
「お二方とも当然の権利ですよ」
「ベネフィン卿はこれから、いかがされるのですか?」
「わたしは……しばらくゆっくりしようと思います」
「そうですか。せっかくこの立場をいただけましたので、お困りなことがあればいつでもお声かけください。できることならどのようなことでも尽力いたしますので」
「ありがとうございます」
リザヴェータたちと別れたあと、俺はその足で騎士団本部へと向かった。腕のことがなくても退団するつもりだったので、あれこれと理由を説明する必要がなくなったのは怪我の功名というやつだろう。
こたびの反乱はエズラ史上最悪の事件として記録された。ローギンは責任を負ってすぐにでも国王を辞するつもりだったようだが、とりあえず平定するまでとし、ヒエスラの協力を仰いで復興に力を注ぐことに決めたようだ。リュミトロフの徹底した秘密主義は撤廃され、機器類の持ち込みは緩和されつつあるという。
まだごたごたとしているが、両国民の顔つきは以前よりも快活と言えるくらいに明るい。
破壊の規模のわりに人的被害はほとんどなかったそうで、復興と同時に両国の間にあった問題を一から定め直し、エズラを立て直すべく一丸となっているからのようだ。
ヒエスラとリュミトロフはこれを機に友好条約を結ぶこととなった。
緊張関係にあった両国だが、敵が別にいたことを知ったのだ。ともに反乱を鎮圧し苦難を乗り越えたことで、国という概念が薄まり、同じ星に生きる仲間という友愛に近いものが芽生え始めたのだろう。
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