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1章
11「就職先は選び放題」
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扉が開かれていく。
恐る恐る下を向いていた顔をあげると、見知らぬ人々と目が合う。
興味深そうな複数の視線に耐え切れず、目を泳がせてしまう。
「さあ」
所在無く佇む朔夜の手をニールがひく。
「は、はい」
深呼吸をし、おずおずと室内に入る。
部屋は少し大きめの会議室程度。3人ほどが円卓に着いていたが、朔夜の登場により全員が起立した。
その円卓を囲むように騎士達が待機している。
「・・・っ」
成人男性に囲まれる形となった朔夜は、緊張も相まって完全に硬直する。
女性の中では身長がそこそこあるとは言え、騎士をはじめとした体格の良い男性が室内には多く、見下ろされる ような感覚を朔夜は抱く。
全員からの視線を浴び、朔夜の頭は真っ白になってしまった。
「ようこそお越しくださった」
中心に立つ初老の男性より声がかけられる。
白髪が混ざりはじめている年の頃であるようだが、一際仕立ての良い服を着こなしており、貫録がある。
「リオネルド王国 現国王マッティア・ロムルス・リオネルド様でいらっしゃる」
ニールの紹介によってようやく頭が動き始める。
「(・・・・王様?ってこと!?)は、初めまして」
先ほどイメトレしたにも関わらず、緊張によって全く言葉が出てこない。
「我がリオネルド王国へご来訪頂いたこと、心より感謝申し上げる」
王は軽く一礼をしたが、周囲も咎めない。
『異邦人』は王と同等の立ち位置であることを全員が理解している。
「あ、い、いえ・・・えっと、月海朔夜といいます」
庶民なので思わずぺこぺこと頭を下げ返してしまう。
王の穏やかな立ち振る舞いにより緊張が解れてゆく。
「(めっちゃ偉そうだったらどうしようかと思った・・・普通?の王様っぽい。いや、王様に普通も何もないか・・・)」
「どうぞおかけください」
朔夜がニールに引かれた椅子に座ることで、王をはじめとした騎士以外の面々も着席した。
落ち着いた頃を見計らい、ニールが王以外の紹介をはじめる。
「宰相ロレンツォ・アルタヴィッラ様、そして元帥ディートヘルム・クレーブルク様です」
ニールの紹介に合わせて宰相と元帥は一礼をする。
朔夜の正面には王、そして宰相と元帥が王の横に着座している。
ニールは紹介を終えると朔夜の後ろに控えた。
「サクヤ様、来訪早々に申し訳ございません。荷台での移動等ご負担も多かったかと存じます。また、正式な場ではなくこのような場所でのご対応となりますことお詫び申し上げます」
「いえ、全然大丈夫です。お気遣いありがとうございます。騎士の皆様にもご迷惑おかけしてしまい、こちらこそ、本当に申し訳ないです」
宰相(なんだか偉い立場な人)から謝罪をされ、慌てて答える。
こんな一般人に丁寧な扱いをしないで欲しい。どんな対応が正解か全くわからない。
朔夜が機嫌を損ねていることはないとわかった王側3人は安心する。
騎士団より「慎み深い方」という前情報はあったものの、自分が特別扱いをされることで非常に高圧的になる『異邦人』も過去には存在していた。
「騎士団長より簡易な説明をさせて頂きましたが、私共の世界では数百年に一度異世界より叡智を携えた方ー『異邦人』様ーが来訪するという伝説がございます。私共はサクヤ様が『異邦人』様であると考えております。」
朔夜の様子を確認しながら宰相は丁寧に説明を続ける。
「全てがサクヤ様にとって唐突なお話であることとお察しいたします。ただ、サクヤ様にはこのリオネルド王国での絶対の安心・安全をお約束いたします。どうか我が国にご滞在頂けないでしょうか」
お願いの言葉とともに、王・宰相・元帥は揃って頭を下げる。
「あ、そんな、えっと・・・・!あ、安全な生活を保障してくださるのは、大変有難いです。ただ、その、私は一般人で、『様』をつけてもらうようなことは、出来ないと思います」
自分はただの大学生で、国を代表するような方々に頭を下げてもらうような存在ではない。
「サクヤ殿、そのようなことをおっしゃられるな」
この場で朔夜を「殿」と対等に呼ぶことが出来るのは、国王ただ一人。
「貴殿の世界の知恵を我らに授けてくだされば良い。大層なことを要求するなど身の程しらずな我らではないのでな。得意なことでも、実現したいことでも、何でも良いのだ。気楽に、な。ご要望があれば遠慮なく話していただきたい。この世界での生活の保障についても安心されよ」
穏やかな笑みを浮かべながらかけられた言葉は、朔夜の胸にすとんと落ちた。
「きら、くに・・・」
偉大なることを求められていないと確認できてほっとする反面、「この世界での生活」と言う言葉が頭に残る。
確認はしたくないが、自分は帰れないのだろうという事実が心を震わす。
家族にも、友人にも、恋人にも、何も言えなかった。伝えたいこと、一緒にしたいことが山ほどあった。
黙り込んでしまった朔夜を前に、宰相達は困惑した表情を浮かべる。
「サクヤ様。一方的なお願いばかりとなり失礼いたしました。城内にお部屋をご用意しておりますので、まずは一旦ご検討頂ければ。ニール騎士団長、案内を」
怒らせたわけではないものの、混乱しており朔夜には時間が必要だと判断する。
「はっ」
「ありがとうございます。また、あらためて、その、お話ができればと思います」
深々と頭を下げ、朔夜は退出する。
「正直、驚いたな」
王の呟きに宰相と元帥がこたえる。
「ええ、その、穏やかな少女でしたね」
「・・・・成人はしているのでしょうか」
「取り乱す様子も見受けられなかった。騎士団の話の通りだな」
「問題なく滞在頂けることと信じておりますが、いかがいたしましょうか」
「我らよりも騎士達と接している時間の方が長い。騎士に護衛をさせ、我が王国に慣れて頂くのが良いかと」
元帥の提案に王は頷く。
「そのように騎士団長に伝えよ。我が国初の『異邦人』である。丁重に警護せよ」
「承知いたしました」
後ろに控えていた騎士、アデルバートは跪きながら返答する。
恐る恐る下を向いていた顔をあげると、見知らぬ人々と目が合う。
興味深そうな複数の視線に耐え切れず、目を泳がせてしまう。
「さあ」
所在無く佇む朔夜の手をニールがひく。
「は、はい」
深呼吸をし、おずおずと室内に入る。
部屋は少し大きめの会議室程度。3人ほどが円卓に着いていたが、朔夜の登場により全員が起立した。
その円卓を囲むように騎士達が待機している。
「・・・っ」
成人男性に囲まれる形となった朔夜は、緊張も相まって完全に硬直する。
女性の中では身長がそこそこあるとは言え、騎士をはじめとした体格の良い男性が室内には多く、見下ろされる ような感覚を朔夜は抱く。
全員からの視線を浴び、朔夜の頭は真っ白になってしまった。
「ようこそお越しくださった」
中心に立つ初老の男性より声がかけられる。
白髪が混ざりはじめている年の頃であるようだが、一際仕立ての良い服を着こなしており、貫録がある。
「リオネルド王国 現国王マッティア・ロムルス・リオネルド様でいらっしゃる」
ニールの紹介によってようやく頭が動き始める。
「(・・・・王様?ってこと!?)は、初めまして」
先ほどイメトレしたにも関わらず、緊張によって全く言葉が出てこない。
「我がリオネルド王国へご来訪頂いたこと、心より感謝申し上げる」
王は軽く一礼をしたが、周囲も咎めない。
『異邦人』は王と同等の立ち位置であることを全員が理解している。
「あ、い、いえ・・・えっと、月海朔夜といいます」
庶民なので思わずぺこぺこと頭を下げ返してしまう。
王の穏やかな立ち振る舞いにより緊張が解れてゆく。
「(めっちゃ偉そうだったらどうしようかと思った・・・普通?の王様っぽい。いや、王様に普通も何もないか・・・)」
「どうぞおかけください」
朔夜がニールに引かれた椅子に座ることで、王をはじめとした騎士以外の面々も着席した。
落ち着いた頃を見計らい、ニールが王以外の紹介をはじめる。
「宰相ロレンツォ・アルタヴィッラ様、そして元帥ディートヘルム・クレーブルク様です」
ニールの紹介に合わせて宰相と元帥は一礼をする。
朔夜の正面には王、そして宰相と元帥が王の横に着座している。
ニールは紹介を終えると朔夜の後ろに控えた。
「サクヤ様、来訪早々に申し訳ございません。荷台での移動等ご負担も多かったかと存じます。また、正式な場ではなくこのような場所でのご対応となりますことお詫び申し上げます」
「いえ、全然大丈夫です。お気遣いありがとうございます。騎士の皆様にもご迷惑おかけしてしまい、こちらこそ、本当に申し訳ないです」
宰相(なんだか偉い立場な人)から謝罪をされ、慌てて答える。
こんな一般人に丁寧な扱いをしないで欲しい。どんな対応が正解か全くわからない。
朔夜が機嫌を損ねていることはないとわかった王側3人は安心する。
騎士団より「慎み深い方」という前情報はあったものの、自分が特別扱いをされることで非常に高圧的になる『異邦人』も過去には存在していた。
「騎士団長より簡易な説明をさせて頂きましたが、私共の世界では数百年に一度異世界より叡智を携えた方ー『異邦人』様ーが来訪するという伝説がございます。私共はサクヤ様が『異邦人』様であると考えております。」
朔夜の様子を確認しながら宰相は丁寧に説明を続ける。
「全てがサクヤ様にとって唐突なお話であることとお察しいたします。ただ、サクヤ様にはこのリオネルド王国での絶対の安心・安全をお約束いたします。どうか我が国にご滞在頂けないでしょうか」
お願いの言葉とともに、王・宰相・元帥は揃って頭を下げる。
「あ、そんな、えっと・・・・!あ、安全な生活を保障してくださるのは、大変有難いです。ただ、その、私は一般人で、『様』をつけてもらうようなことは、出来ないと思います」
自分はただの大学生で、国を代表するような方々に頭を下げてもらうような存在ではない。
「サクヤ殿、そのようなことをおっしゃられるな」
この場で朔夜を「殿」と対等に呼ぶことが出来るのは、国王ただ一人。
「貴殿の世界の知恵を我らに授けてくだされば良い。大層なことを要求するなど身の程しらずな我らではないのでな。得意なことでも、実現したいことでも、何でも良いのだ。気楽に、な。ご要望があれば遠慮なく話していただきたい。この世界での生活の保障についても安心されよ」
穏やかな笑みを浮かべながらかけられた言葉は、朔夜の胸にすとんと落ちた。
「きら、くに・・・」
偉大なることを求められていないと確認できてほっとする反面、「この世界での生活」と言う言葉が頭に残る。
確認はしたくないが、自分は帰れないのだろうという事実が心を震わす。
家族にも、友人にも、恋人にも、何も言えなかった。伝えたいこと、一緒にしたいことが山ほどあった。
黙り込んでしまった朔夜を前に、宰相達は困惑した表情を浮かべる。
「サクヤ様。一方的なお願いばかりとなり失礼いたしました。城内にお部屋をご用意しておりますので、まずは一旦ご検討頂ければ。ニール騎士団長、案内を」
怒らせたわけではないものの、混乱しており朔夜には時間が必要だと判断する。
「はっ」
「ありがとうございます。また、あらためて、その、お話ができればと思います」
深々と頭を下げ、朔夜は退出する。
「正直、驚いたな」
王の呟きに宰相と元帥がこたえる。
「ええ、その、穏やかな少女でしたね」
「・・・・成人はしているのでしょうか」
「取り乱す様子も見受けられなかった。騎士団の話の通りだな」
「問題なく滞在頂けることと信じておりますが、いかがいたしましょうか」
「我らよりも騎士達と接している時間の方が長い。騎士に護衛をさせ、我が王国に慣れて頂くのが良いかと」
元帥の提案に王は頷く。
「そのように騎士団長に伝えよ。我が国初の『異邦人』である。丁重に警護せよ」
「承知いたしました」
後ろに控えていた騎士、アデルバートは跪きながら返答する。
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