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第8章 リベンジ!
第90話 飛馬先輩の過去と天野先輩の過去
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「ウチはデウスプリンセスがおらんかったらテロリストになっとったんや!」
彼女は語る。
自分の身の上を。
元々ヒューマンプリンセス……飛馬先輩は反社会勢力の子飼いの科学者だった。
日本転覆を狙っている、公安がマークする犯罪組織だったそうだ。
そこで大量殺戮兵器の研究者に、幼いにも関わらず従事していた。
だけど
法の抜け道を巧みに潜って、その恐ろしい計画を着々と進めていた彼ら。
そんな彼らの野望は、デウスプリンセス……天野先輩の存在で打ち砕かれることになる。
非合法には非合法。
天野先輩は、格闘士が混在している私兵軍団を差し向けて、その犯罪組織を殲滅した。
無論、違法だ。
おそらく悪人、おそらく凶悪犯罪に手を染めている。
それが分かっていたとしても、法に寄らずに誰かを殲滅して良い法は無い。
バレれば天野先輩が処罰される。
だけど……
彼らが計画していた無差別テロを実行させるわけにはいかなかったんだ。
それを防ぐためには、殺戮にも手を染める。
その覚悟。
……元々、天野先輩には「大事の前の小事」「大虫を生かすために小虫を殺す」
こういう考え方があったんだ。
それを伺うことができるエピソード。
そして……
本来なら、飛馬先輩もそのときに処理されるはずだった。
けれど……
「……あなたはただの真理の探究者。根底に思想性が無いわね。……私の右腕になりなさい」
天野先輩の差し伸べた手……
それを手に取るしか、飛馬先輩には道が無かった。
そのときは。
そして……
天野先輩のおかげで、飛馬先輩は人間らしい生活を、そしてはじめて『友達』を得た。
「デウスプリンセス……いや、祈里がおったから、ウチはヒトの暖かさを知ったんや!」
涙ながらのその叫び。
それを聞き、春香ちゃんは
「戯言は済みましたか……? この汚らわしい裏切り者がッ!」
ギリリリリ!
「ぐああああああーっ!」
冷たい笑みを浮かべて大蛇の締め上げを強めるビーストプリンセス。
絞められて骨格が軋み、悲鳴をあげるヒューマンプリンセス。
「菜々子ーッ!」
デウスプリンセスの悲痛な叫び。
「あはははははっ!」
お腹に手を当てて、大声で嗤うビーストプリンセス。
嗤い終えると、ビーストプリンセスは眼鏡の位置を直しながら、酷薄な笑みを浮かべる。
「悔しいですか? 裏切り者のくせに生意気ですね。仲間意識なんて」
「あなたには他人の痛みが分からないの!? 何様のつもり!? 私たちはこの国のために動いたのよ!?」
……そうビーストプリンセスに問うデウスプリンセス。
問われたビーストプリンセスは……
「何様って……」
ここで、とても眩しい笑顔を浮かべた。
こう、答えながら。
「正義の使者です」
デウスプリンセスはその笑顔を見て、真っ青になった。
それこそ、これ以上無いほどに。ぶるぶる震えて。
彼女は語る。
自分の身の上を。
元々ヒューマンプリンセス……飛馬先輩は反社会勢力の子飼いの科学者だった。
日本転覆を狙っている、公安がマークする犯罪組織だったそうだ。
そこで大量殺戮兵器の研究者に、幼いにも関わらず従事していた。
だけど
法の抜け道を巧みに潜って、その恐ろしい計画を着々と進めていた彼ら。
そんな彼らの野望は、デウスプリンセス……天野先輩の存在で打ち砕かれることになる。
非合法には非合法。
天野先輩は、格闘士が混在している私兵軍団を差し向けて、その犯罪組織を殲滅した。
無論、違法だ。
おそらく悪人、おそらく凶悪犯罪に手を染めている。
それが分かっていたとしても、法に寄らずに誰かを殲滅して良い法は無い。
バレれば天野先輩が処罰される。
だけど……
彼らが計画していた無差別テロを実行させるわけにはいかなかったんだ。
それを防ぐためには、殺戮にも手を染める。
その覚悟。
……元々、天野先輩には「大事の前の小事」「大虫を生かすために小虫を殺す」
こういう考え方があったんだ。
それを伺うことができるエピソード。
そして……
本来なら、飛馬先輩もそのときに処理されるはずだった。
けれど……
「……あなたはただの真理の探究者。根底に思想性が無いわね。……私の右腕になりなさい」
天野先輩の差し伸べた手……
それを手に取るしか、飛馬先輩には道が無かった。
そのときは。
そして……
天野先輩のおかげで、飛馬先輩は人間らしい生活を、そしてはじめて『友達』を得た。
「デウスプリンセス……いや、祈里がおったから、ウチはヒトの暖かさを知ったんや!」
涙ながらのその叫び。
それを聞き、春香ちゃんは
「戯言は済みましたか……? この汚らわしい裏切り者がッ!」
ギリリリリ!
「ぐああああああーっ!」
冷たい笑みを浮かべて大蛇の締め上げを強めるビーストプリンセス。
絞められて骨格が軋み、悲鳴をあげるヒューマンプリンセス。
「菜々子ーッ!」
デウスプリンセスの悲痛な叫び。
「あはははははっ!」
お腹に手を当てて、大声で嗤うビーストプリンセス。
嗤い終えると、ビーストプリンセスは眼鏡の位置を直しながら、酷薄な笑みを浮かべる。
「悔しいですか? 裏切り者のくせに生意気ですね。仲間意識なんて」
「あなたには他人の痛みが分からないの!? 何様のつもり!? 私たちはこの国のために動いたのよ!?」
……そうビーストプリンセスに問うデウスプリンセス。
問われたビーストプリンセスは……
「何様って……」
ここで、とても眩しい笑顔を浮かべた。
こう、答えながら。
「正義の使者です」
デウスプリンセスはその笑顔を見て、真っ青になった。
それこそ、これ以上無いほどに。ぶるぶる震えて。
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