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第8章 リベンジ!
第92話 降臨
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東京の路上で。
……戦後処理だ。
敗者が3名、雁首揃えて正座している。
全裸のJCと、セーラ服JC2名。
全裸のJCは右拳が破壊されてて、かつ前歯が折れており。
セーラー服JCは2名とも発育が良く。
3名とも泣いていた。
私たち2人はベガ立ちでその3名を見下ろす。
そして私たちも変身を解いていた。
戦いは終わったのだ。
ギャラリーが集まって来るけど……無視する。
「……ごめんなさいしなさい」
私は言い放つ。
厳しい視線で。
すると
「私たちは祖国日本から悍ましいものを消し、美しいものだけが残る様にしたかった」
……天野先輩だった。
彼女は悔し涙を流しながら続けた。
「国にいっぱい貰ってるのに、国に返すのを嫌がり文句ばかり。絶対に間違ってる。……だからワカらせてやりたかったのよ」
震えながら。
この先に待つ運命を想像しているんだろうか?
「祈里は悪ないで。ウチが賛同したから決断したんや。……それにウチは前歴あるからな。処刑するならウチにせい」
全く何の震えも無い飛馬先輩。
正座したまま、私に強い視線を向けてくる。
……この2人は敗軍の将として処刑されることを覚悟している。
そして同時に、友達の処刑を回避しようとしている。
そのとき
「……家臣の罪は我の罪。花蓮お姉ちゃん、我の家臣を処断するでない」
優子が前歯の無い口でそう言ったんだ。
そして強い瞳でこう続けた。
「しかし! あのような怠け者の存在を是として、己がエゴを暴走させ、公共の精神を忘れた格闘士の存在を良しとする世の中! 必ず後悔する事態を呼び込むことになるぞ!」
だけど。
そこに春香ちゃんが言い返した。
「でも、政府はダメ人間がクソデモで主張してる言い分は認めてないし、意味不明の政策を提案しようとしているクソ議員のクソ提案も別に通って無いし、通るわけが無いんだよ!」
春香ちゃんの言葉を聞き、優子は春香ちゃんを見た。
そして何を言おうとしているかを見極めようとしている。
「確かに借金を無制限に無条件にやれて、破産が何回でも無制限に出来る世の中になったら、世の中メチャクチャになると思うけどさ! だからといって、そんな主張をする権利まで奪うのは間違ってるんだよ!」
「内容が絶対的に間違っててもか!?」
「それ、ただのここにいる女の子の間だけの感想だよねッッ!?」
……ここで、優子もワカったみたいだった。
目を見開いたから。
自分の考えていることが常に正しい保証はないってことに。
なのに誰かの基準で、間違っていると思うことを発言する権利まで奪ってしまったら。
その誰かの基準が間違っていた場合、誰がそれを気づかせるのかな?
だったら……発言する権利まで奪うのは間違っている。
そういう結論になるよね。
……言論の自由ってそういうものなんだよ。
「うう……」
優子は目に涙を浮かべた。
いっぱいに。
そのままボロボロ落涙する。
そして土下座した。
全裸土下座。
究極の謝罪……
「……ごめんなさい。大暴れして、デモ隊とクソ議員の人間を虐殺して生まれて来たことを後悔させてしまい、悪いことをしました……」
……大丈夫。
優子の殺した人たちは、全員天野先輩が、まるで玩具を修理するような気安さで全員蘇生させたから。
何も気にする必要は無いんだよ。
間違ったことをしたことを、認めて改善する。
それが一番大事なんだから。
私はホロリと涙が溢れてきて。
人差し指で拭った。
じゃあ、家に帰ろうか。
優子が7才なのにJCの姿になってしまってることは、家でゆっくり考えよう。
「春香ちゃん、アレを」
「うん。アレだね」
春香ちゃんがこのために用意してくれた阿比須町の特産品。
黒い肉まん……人血饅頭。
「さあ優子。これを食べて。……怪我が全部治るから」
そう思い、私が春香ちゃんから受け取った人血饅頭を、優子に差し出したときだった。
ドクン
そんな、心臓の鼓動に似た音を。
私は……いや、その場にいる六道プリンセスの面々は皆、感じ取ったんだ。
そのとき。
「ぐああああああああ!!」
優子が苦しみだした。
薄い胸を掻き毟る様にし、見悶えする。
何!? 何なの!?
混乱する。
その場にいる誰もが、何が起きているか分かっていない。
そして、次の瞬間。
ドサッ、という音がした。
視線を向けた。
そこには……
白ワンピを身に着けた、かつての7才の優子がいた。
私の義妹として私の家に来たときの。
え……?
JCの優子はまだ苦しんでいる。
7才優子はそこから排出されたように見えた。
混乱し続ける私。
そんな私が見守る中……
JC優子はぐんぐん背が伸びていった。
そしてどんどん成熟していく。
少女の姿から……成人女性に。
未熟な子供の身体から、凹凸のハッキリした大人の女に。
「……成功したわ」
……そして完成された、成人女性の優子……だったもの。
顔つきには優子の面影があるけど……
それがゆっくり立ち上がる。
何故か、私にはそれは優子では無いと確信を持って言えた。
だから、私は言ったんだ。
「……あなた、誰?」
それは言ったよ。
前歯が治り、元の……いや、元とは比べようもないくらい、美しく、妖艶な顔で。
魔の微笑みを浮かべながら。
「妾は妖魔神帝フレアー! 下等生物共よ! その魂を我に捧げよ!」
……戦後処理だ。
敗者が3名、雁首揃えて正座している。
全裸のJCと、セーラ服JC2名。
全裸のJCは右拳が破壊されてて、かつ前歯が折れており。
セーラー服JCは2名とも発育が良く。
3名とも泣いていた。
私たち2人はベガ立ちでその3名を見下ろす。
そして私たちも変身を解いていた。
戦いは終わったのだ。
ギャラリーが集まって来るけど……無視する。
「……ごめんなさいしなさい」
私は言い放つ。
厳しい視線で。
すると
「私たちは祖国日本から悍ましいものを消し、美しいものだけが残る様にしたかった」
……天野先輩だった。
彼女は悔し涙を流しながら続けた。
「国にいっぱい貰ってるのに、国に返すのを嫌がり文句ばかり。絶対に間違ってる。……だからワカらせてやりたかったのよ」
震えながら。
この先に待つ運命を想像しているんだろうか?
「祈里は悪ないで。ウチが賛同したから決断したんや。……それにウチは前歴あるからな。処刑するならウチにせい」
全く何の震えも無い飛馬先輩。
正座したまま、私に強い視線を向けてくる。
……この2人は敗軍の将として処刑されることを覚悟している。
そして同時に、友達の処刑を回避しようとしている。
そのとき
「……家臣の罪は我の罪。花蓮お姉ちゃん、我の家臣を処断するでない」
優子が前歯の無い口でそう言ったんだ。
そして強い瞳でこう続けた。
「しかし! あのような怠け者の存在を是として、己がエゴを暴走させ、公共の精神を忘れた格闘士の存在を良しとする世の中! 必ず後悔する事態を呼び込むことになるぞ!」
だけど。
そこに春香ちゃんが言い返した。
「でも、政府はダメ人間がクソデモで主張してる言い分は認めてないし、意味不明の政策を提案しようとしているクソ議員のクソ提案も別に通って無いし、通るわけが無いんだよ!」
春香ちゃんの言葉を聞き、優子は春香ちゃんを見た。
そして何を言おうとしているかを見極めようとしている。
「確かに借金を無制限に無条件にやれて、破産が何回でも無制限に出来る世の中になったら、世の中メチャクチャになると思うけどさ! だからといって、そんな主張をする権利まで奪うのは間違ってるんだよ!」
「内容が絶対的に間違っててもか!?」
「それ、ただのここにいる女の子の間だけの感想だよねッッ!?」
……ここで、優子もワカったみたいだった。
目を見開いたから。
自分の考えていることが常に正しい保証はないってことに。
なのに誰かの基準で、間違っていると思うことを発言する権利まで奪ってしまったら。
その誰かの基準が間違っていた場合、誰がそれを気づかせるのかな?
だったら……発言する権利まで奪うのは間違っている。
そういう結論になるよね。
……言論の自由ってそういうものなんだよ。
「うう……」
優子は目に涙を浮かべた。
いっぱいに。
そのままボロボロ落涙する。
そして土下座した。
全裸土下座。
究極の謝罪……
「……ごめんなさい。大暴れして、デモ隊とクソ議員の人間を虐殺して生まれて来たことを後悔させてしまい、悪いことをしました……」
……大丈夫。
優子の殺した人たちは、全員天野先輩が、まるで玩具を修理するような気安さで全員蘇生させたから。
何も気にする必要は無いんだよ。
間違ったことをしたことを、認めて改善する。
それが一番大事なんだから。
私はホロリと涙が溢れてきて。
人差し指で拭った。
じゃあ、家に帰ろうか。
優子が7才なのにJCの姿になってしまってることは、家でゆっくり考えよう。
「春香ちゃん、アレを」
「うん。アレだね」
春香ちゃんがこのために用意してくれた阿比須町の特産品。
黒い肉まん……人血饅頭。
「さあ優子。これを食べて。……怪我が全部治るから」
そう思い、私が春香ちゃんから受け取った人血饅頭を、優子に差し出したときだった。
ドクン
そんな、心臓の鼓動に似た音を。
私は……いや、その場にいる六道プリンセスの面々は皆、感じ取ったんだ。
そのとき。
「ぐああああああああ!!」
優子が苦しみだした。
薄い胸を掻き毟る様にし、見悶えする。
何!? 何なの!?
混乱する。
その場にいる誰もが、何が起きているか分かっていない。
そして、次の瞬間。
ドサッ、という音がした。
視線を向けた。
そこには……
白ワンピを身に着けた、かつての7才の優子がいた。
私の義妹として私の家に来たときの。
え……?
JCの優子はまだ苦しんでいる。
7才優子はそこから排出されたように見えた。
混乱し続ける私。
そんな私が見守る中……
JC優子はぐんぐん背が伸びていった。
そしてどんどん成熟していく。
少女の姿から……成人女性に。
未熟な子供の身体から、凹凸のハッキリした大人の女に。
「……成功したわ」
……そして完成された、成人女性の優子……だったもの。
顔つきには優子の面影があるけど……
それがゆっくり立ち上がる。
何故か、私にはそれは優子では無いと確信を持って言えた。
だから、私は言ったんだ。
「……あなた、誰?」
それは言ったよ。
前歯が治り、元の……いや、元とは比べようもないくらい、美しく、妖艶な顔で。
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