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【1部】第三章.自分のスキルを確認するまでが長い
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何やら、絶対安全空間で誰かが私を呼んでいるらしいので、さっそく絶対安全空間を使ってみた。
すると、部屋の端っこに突如として洞窟に入り口が現れた。
洞窟は大人が立って歩けるくらいの大きさで、5メートルくらい奥まで続いている。
その奥はほんのり明るくなっていて、広い空間になっているようだ。
「えーっと…ここが空間への入り口って事かな?」
ま、多分そうだよね…?
この部屋に誰か入ってこないよう、鍵をかけてから私はその洞窟へ入っていった。
短い洞窟を抜けると、予想通りほんのり明るい広い空間に出た。
広いとは言っても、八畳くらいの部屋みたいな場所で、中央にはグレープフルーツくらいの大きさの石が浮いており、それが放つ光で周りが明るい。
『ようこそいらっしゃいませ!!マスター!!』
「うぉ!?だ…誰!?」
どこからともなく声がして、振り返ってみるがも誰も居ない。
「誰かいるんですか…?」
辺りを見回しても誰も居ない。こんな狭い空間なのに人の気配は無い。
『あ、失礼しました!私、この世界でマスターのお手伝いをする案内人です!!名前はまだありません!!』
そんな声と共に、さっき中央で浮いていた玉が目の前に飛んできた。
「ひゃっ!?」
『マスターと落ち着いてお話が出来そうだったので、こちらから呼び出しさせて貰っちゃいました!!』
玉は、嬉しそうに私の周りをクルクルと飛んでいる。
「えぇと…あなたが案内人なのね?」
『そうです!!マスターにスキルが付与されてから、ずーっとこうやってお話出来るタイミングを待っていたんです!!』
「そ、そうなの…そういえば、名前が無いって言ってたけど…」
『はい。立場的には、このダンジョ…いえ絶対安全空間の管理のお手伝いをする従魔という扱いになります。他にも、この世界についてマスターにご案内する事も出来ます。ただ、今はまだ仮契約なので私に名前を付けていただいて、正式に契約を結んでいただきたいのです』
浮いてる玉いわく、仮契約のままでもこの空間を使う事は出来る。しかし、広くしたり出入口のデザインを洞窟からドアにしたりと言った変更ができないらしい。
その他にも、私がこの空間の外に居ても、ナビと念話が出来るようになる。
「なるほど。で、あなたは私が知らない事を説明したりして、サポートしてくれる存在って事なのね?」
『はい、その通りです』
従魔契約という事は、この玉も魔物という事になるんだろうか…
「あなたは魔物なの?」
『いえ、私は魔物ではないですね。どちらかというと思念体と言った方が良いのかもしれません。この魔石に宿った意思とでも言いましょうか…』
「あ、魔石なんだ?」
『はい。ついでに、何者かに私が破壊されてしまうと、この空間は崩壊して二度と使う事が出来なくなります』
「ほほぅ?…それはあれか、あなたはダンジョンコアなのかな?」
『えっ!?いや…その…えっと…はい…いわゆるダンジョンコアと呼ばれる存在です…』
なんだか申し訳なさそうな声をだすダンジョンコア。
「そんなに落ち込まなくていいよ。ミルス様、ダンジョンマスタースキルの名前変えただけって言ってたし、そんな事だろうとは思ってたから…」
『そうだったんですね…』
私の要求にほぼほぼ合致しているスキルがダンジョンマスターだったんだろうね。
「さて、私もこの空間が岩に囲まれた閉鎖空間だと目的が達成できないから、あなたに名前を付けましょうかね」
『本当ですかマスター!』
ダンジョンコアが、嬉しさの表現か光が少し強くなった。
さて…まるっとした宙に浮く光る石…どんな名前にしようかな?
「ダンジョンコアだから…よし、あなたの名前はナビ!!ナビゲーションのナビ!!」
『どんな流れでそうなったんですか!?』
「え、だってさっき案内人って言ってたし、ナビゲーションから取ってナビ。良い名前でしょ?」
『まぁ…ダンちゃんとかそんなんじゃなくて良かったかもしれませんが…』
「えー、気に入らない?」
『いえ、ありがたいです!!』
<<絶対安全空間の案内人との契約が完了しました>>
頭の中に、またもや声が響いた。
「お、これで契約できたんだね」
『はい、これで私もマスターのサポートが色々とできます!』
ブロッサムはナビと契約した!!
すると、部屋の端っこに突如として洞窟に入り口が現れた。
洞窟は大人が立って歩けるくらいの大きさで、5メートルくらい奥まで続いている。
その奥はほんのり明るくなっていて、広い空間になっているようだ。
「えーっと…ここが空間への入り口って事かな?」
ま、多分そうだよね…?
この部屋に誰か入ってこないよう、鍵をかけてから私はその洞窟へ入っていった。
短い洞窟を抜けると、予想通りほんのり明るい広い空間に出た。
広いとは言っても、八畳くらいの部屋みたいな場所で、中央にはグレープフルーツくらいの大きさの石が浮いており、それが放つ光で周りが明るい。
『ようこそいらっしゃいませ!!マスター!!』
「うぉ!?だ…誰!?」
どこからともなく声がして、振り返ってみるがも誰も居ない。
「誰かいるんですか…?」
辺りを見回しても誰も居ない。こんな狭い空間なのに人の気配は無い。
『あ、失礼しました!私、この世界でマスターのお手伝いをする案内人です!!名前はまだありません!!』
そんな声と共に、さっき中央で浮いていた玉が目の前に飛んできた。
「ひゃっ!?」
『マスターと落ち着いてお話が出来そうだったので、こちらから呼び出しさせて貰っちゃいました!!』
玉は、嬉しそうに私の周りをクルクルと飛んでいる。
「えぇと…あなたが案内人なのね?」
『そうです!!マスターにスキルが付与されてから、ずーっとこうやってお話出来るタイミングを待っていたんです!!』
「そ、そうなの…そういえば、名前が無いって言ってたけど…」
『はい。立場的には、このダンジョ…いえ絶対安全空間の管理のお手伝いをする従魔という扱いになります。他にも、この世界についてマスターにご案内する事も出来ます。ただ、今はまだ仮契約なので私に名前を付けていただいて、正式に契約を結んでいただきたいのです』
浮いてる玉いわく、仮契約のままでもこの空間を使う事は出来る。しかし、広くしたり出入口のデザインを洞窟からドアにしたりと言った変更ができないらしい。
その他にも、私がこの空間の外に居ても、ナビと念話が出来るようになる。
「なるほど。で、あなたは私が知らない事を説明したりして、サポートしてくれる存在って事なのね?」
『はい、その通りです』
従魔契約という事は、この玉も魔物という事になるんだろうか…
「あなたは魔物なの?」
『いえ、私は魔物ではないですね。どちらかというと思念体と言った方が良いのかもしれません。この魔石に宿った意思とでも言いましょうか…』
「あ、魔石なんだ?」
『はい。ついでに、何者かに私が破壊されてしまうと、この空間は崩壊して二度と使う事が出来なくなります』
「ほほぅ?…それはあれか、あなたはダンジョンコアなのかな?」
『えっ!?いや…その…えっと…はい…いわゆるダンジョンコアと呼ばれる存在です…』
なんだか申し訳なさそうな声をだすダンジョンコア。
「そんなに落ち込まなくていいよ。ミルス様、ダンジョンマスタースキルの名前変えただけって言ってたし、そんな事だろうとは思ってたから…」
『そうだったんですね…』
私の要求にほぼほぼ合致しているスキルがダンジョンマスターだったんだろうね。
「さて、私もこの空間が岩に囲まれた閉鎖空間だと目的が達成できないから、あなたに名前を付けましょうかね」
『本当ですかマスター!』
ダンジョンコアが、嬉しさの表現か光が少し強くなった。
さて…まるっとした宙に浮く光る石…どんな名前にしようかな?
「ダンジョンコアだから…よし、あなたの名前はナビ!!ナビゲーションのナビ!!」
『どんな流れでそうなったんですか!?』
「え、だってさっき案内人って言ってたし、ナビゲーションから取ってナビ。良い名前でしょ?」
『まぁ…ダンちゃんとかそんなんじゃなくて良かったかもしれませんが…』
「えー、気に入らない?」
『いえ、ありがたいです!!』
<<絶対安全空間の案内人との契約が完了しました>>
頭の中に、またもや声が響いた。
「お、これで契約できたんだね」
『はい、これで私もマスターのサポートが色々とできます!』
ブロッサムはナビと契約した!!
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