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拡散
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柚月「光希さん、頑張ってたね。凄い。」
廉 「俺も思った。初日なのに、先生としてちゃんと授業出来てたし。」
なあんやかんやで体育の授業が終わり、あたし達は光希さんと話すタイミングが中々掴めないまま体育館を後にした。
まこ「ねぇ!!光希どうだった!」
柚月「あ、まこちゃん?何で黙ってたんですか?」
まこ「だって、光希があんまり口外するなって言うんだもん。」
廉 「まぁ、とにかく無事終わるといいな。」
柚月「そうだね。応援してるからって光希さんに伝えておいてね!まこ!」
まこ「うん、ありがとう!・・・ところで、図体でか男は?」
廉 「あ、確かに。」
柚月「保健室じゃない?股間冷やす為に。」
まこ「何それ(笑)」
廉 「あいつがいないだけで、こんなにも穏やか・・・うわぁっ!!」
大地「大ちゃん、降臨!!」
『噂をすれば影がさす』
一体いつからいたのか・・・?
突然現れた大地君は、廉の真後ろからピョンと姿を出し、廉の両肩をギュッと掴んだ。
そして、その横には・・・。
まこ「光希!!」
光希「こら(笑)」
まこ「あ。光希先生、どうしたんですか?」
光希「松澤、ちょっとだけいい?」
廉 「え?俺?」
廊下の片隅で、光希さんが廉に何かを説明している。
内容は聞き取れないが、一瞬廉の表情が曇ったのをあたしは見逃さなかった。
光希「じゃぁ、職員室に戻らなきゃいけないから。またな。」
廉 「おう、頑張ってな。」
光希「お前がな(笑)」
まこ「廉君、何の話だったの?」
廉 「ため息が出るほどにくだらない話。」
柚月「ねぇ大地君、どうして体操着のままなの?」
大地「廉君との温もりがあるからに決まってんだろうがっ!!」
柚月「はいはい。分かりました。」
廉 「さて、大地。制服探しに行くぞ。」
大地「え?」
廉 「見当たらないんだろ、制服。俺も一緒に探してやるから、行くぞ。」
大地「きっとその辺に脱ぎ捨ててあるはずだから大丈夫だよ。」
廉 「その辺探して見当たらないから言ってんだろ。つべこべ言ってねーで行くぞ。」
大地「あ、うん・・・。」
『ごめんなさい』
聞き違いだったかもしれない。その位、小さい声で大地君が廉に謝った様な気がした。
まこ「そうだ柚月、これ・・・、柚月のクラスでも回ってる?」
柚月「どれ?」
まこ「この内容、早めに対策取らないと悪化するかもよ。」
まこから手渡されたのは、乱雑に四つ折りされた一枚のルーズリーフ。
柚月「・・・何?これ。」
まこ「今の制服の件も、これだと思うんだよね・・・。」
ルーズリーフの中身・・・。
そこには、背筋が凍る様な内容が次々と記載されてあった、
『大地撲滅運動』
拡散希望。
下記の条件を快く引き受けてくれる人、そして、それを忠実に実行してくれる人、大募集!!
『条件』
大地のメンタルをズタボロにし、二度と学校に来れない状態にまで追い詰める事。
尚、一番の協力者には現金三万円を贈呈致します。
柚月「こんな手紙、あたしのクラスでは出回ってない。」
まこ「もしかすると、廉君と柚月には回らない様にされてるのかもね。」
柚月「ねぇ、この下に書いてある住所と電話番号って・・・」
まこ「大地のだと思う。・・・陰険過ぎるよね。小学生じゃないんだからさ。」
既に拡散されているのが分かった。
そして、興味の無い人達も「ゲーム感覚」とお金欲しさで参加してしまう事も・・・。
こんなの、まるで「集団もぐら叩き」みたいなもの。
完全なる「いじめ」である。
いつまで経っても無くならないこの問題に、あたしは嫌悪感を抱いた。
廉 「俺も思った。初日なのに、先生としてちゃんと授業出来てたし。」
なあんやかんやで体育の授業が終わり、あたし達は光希さんと話すタイミングが中々掴めないまま体育館を後にした。
まこ「ねぇ!!光希どうだった!」
柚月「あ、まこちゃん?何で黙ってたんですか?」
まこ「だって、光希があんまり口外するなって言うんだもん。」
廉 「まぁ、とにかく無事終わるといいな。」
柚月「そうだね。応援してるからって光希さんに伝えておいてね!まこ!」
まこ「うん、ありがとう!・・・ところで、図体でか男は?」
廉 「あ、確かに。」
柚月「保健室じゃない?股間冷やす為に。」
まこ「何それ(笑)」
廉 「あいつがいないだけで、こんなにも穏やか・・・うわぁっ!!」
大地「大ちゃん、降臨!!」
『噂をすれば影がさす』
一体いつからいたのか・・・?
突然現れた大地君は、廉の真後ろからピョンと姿を出し、廉の両肩をギュッと掴んだ。
そして、その横には・・・。
まこ「光希!!」
光希「こら(笑)」
まこ「あ。光希先生、どうしたんですか?」
光希「松澤、ちょっとだけいい?」
廉 「え?俺?」
廊下の片隅で、光希さんが廉に何かを説明している。
内容は聞き取れないが、一瞬廉の表情が曇ったのをあたしは見逃さなかった。
光希「じゃぁ、職員室に戻らなきゃいけないから。またな。」
廉 「おう、頑張ってな。」
光希「お前がな(笑)」
まこ「廉君、何の話だったの?」
廉 「ため息が出るほどにくだらない話。」
柚月「ねぇ大地君、どうして体操着のままなの?」
大地「廉君との温もりがあるからに決まってんだろうがっ!!」
柚月「はいはい。分かりました。」
廉 「さて、大地。制服探しに行くぞ。」
大地「え?」
廉 「見当たらないんだろ、制服。俺も一緒に探してやるから、行くぞ。」
大地「きっとその辺に脱ぎ捨ててあるはずだから大丈夫だよ。」
廉 「その辺探して見当たらないから言ってんだろ。つべこべ言ってねーで行くぞ。」
大地「あ、うん・・・。」
『ごめんなさい』
聞き違いだったかもしれない。その位、小さい声で大地君が廉に謝った様な気がした。
まこ「そうだ柚月、これ・・・、柚月のクラスでも回ってる?」
柚月「どれ?」
まこ「この内容、早めに対策取らないと悪化するかもよ。」
まこから手渡されたのは、乱雑に四つ折りされた一枚のルーズリーフ。
柚月「・・・何?これ。」
まこ「今の制服の件も、これだと思うんだよね・・・。」
ルーズリーフの中身・・・。
そこには、背筋が凍る様な内容が次々と記載されてあった、
『大地撲滅運動』
拡散希望。
下記の条件を快く引き受けてくれる人、そして、それを忠実に実行してくれる人、大募集!!
『条件』
大地のメンタルをズタボロにし、二度と学校に来れない状態にまで追い詰める事。
尚、一番の協力者には現金三万円を贈呈致します。
柚月「こんな手紙、あたしのクラスでは出回ってない。」
まこ「もしかすると、廉君と柚月には回らない様にされてるのかもね。」
柚月「ねぇ、この下に書いてある住所と電話番号って・・・」
まこ「大地のだと思う。・・・陰険過ぎるよね。小学生じゃないんだからさ。」
既に拡散されているのが分かった。
そして、興味の無い人達も「ゲーム感覚」とお金欲しさで参加してしまう事も・・・。
こんなの、まるで「集団もぐら叩き」みたいなもの。
完全なる「いじめ」である。
いつまで経っても無くならないこの問題に、あたしは嫌悪感を抱いた。
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