思考回路

おしり

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思考回路

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僕は生まれつき、考えていることが他の人とは、違うところがあった。そう思ったのは、小学生の頃だった。僕はお母さんから、虐待を受けていた。丸1日外に出しっぱなしだったり、何も食べさせてもらえなかったり、熱湯を浴びせられて毎日毎日、罵声をくらい辛いというより怒りがこみ上げていた。学校から帰った後僕は学校からもらったプリントをしていた。お母さんが酔っぱらいながら帰ってきた。何でいるの。死んでくれない。嫌いなんだよ。おまえのことが。髪を引っ張られた。ブチブチという嫌な音が聞こえてくる。僕はお母さんを突飛ばし包丁を台所から持ってきてお母さんを何度も何度もぼくの気がすむまで刺した。刃物が肉にまとわりつく感覚。たまんない。ぐちゃぐちゃという音が廻りに響き渡る。しばらくしてお父さんが会社から帰ってきた。すみれっ、すみれっ。何があったんだ。さとしおまえは怪我ないか、大丈夫か!僕は息をはくように嘘を着いた。ぼくが帰ったときにはね鍵があいてて。それでね。お母さんが刺されてて。ぼくドウシタライイノカワカラナクテ。とにかく救急車!僕は救急車を、呼ぼうとするお父さんの手を止めた。ねえでもお母さんもう死んでるよ。ほら脈がない。何でそんなこと言うんだ!だってぼくが殺したから。しばらく沈黙が続いた。そうだったのか。ごめんな。俺ダメな父親で。辛かったよな、苦しかったよな。ごめんな。お父さんはしばらくぼくを抱き締めて泣いた。僕たちは死体を解体しお風呂で煮込んだ。お母さんが煮込まれていく様子をずっと見ていた。ごめんなさい。お父さん。ぼくお母さんを殺したこと公開してない。そっかとお父さんはまた泣きながら返事をした。僕は全てが終わったあと学校に行った。さとし風邪だったんだって。大丈夫か?大丈夫!全然平気。さとしくん。風邪大丈夫?大丈夫だよ。僕は照れ笑いをしながら答えた。おまえエミのこと好きなんじゃねーの。いや別に好きとかそういうんじゃねぇよ。からかうなよ。わりーわりー。
おいおまえら、チャイム五分前だぞ!席に着け。ヤベ。先生だ。僕は急いで席に座った。前の席のエミちゃんの背中を見ていた。今日もかわいいな。さすがクラスのマドンナ。死体を処理した1ヶ月後くつばこになにかが入っていた。これなんだろ。開けてみると放課後に来てほしいというエミちゃんが描いた手紙が入っていた。私。さとしくんのことが好き。私と付き合って。僕は告白に動揺した。でも嬉しかった。僕たちは付き合うことになった。エミちゃんが他の男としゃべっているところを無性にムカムカした。僕はエミちゃんと話がしたくて、人気のない夜の公園に呼び出した。エミちゃんぼくのことだけを見ててよ。僕はロープを持ってエミちゃんに近づいた。ごめんなさい。許して。僕はエミちゃんのことが大好きだよ。なのにエミちゃんはぼくのこと好きじゃないの。沈黙が続いた。僕はエミちゃんの首にロープでおもいっきり締めた。どんどんエミちゃんの唇や顔が赤黒くなっていく。最後エミちゃんの体はガタガタと震えやがてその震えは止まった。これがぼくの二度目の殺人。
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