50 / 86
第三章:諸国漫遊Ⅰ聖光教国編
別行動と当然のように起こる騒動
しおりを挟む
朔が小部屋の扉をそっと押し開けると、そこは教室2つ分程度の広さがあり、その中央ではヒトミがこちらに背を向けて、独りごとを言いながら何かを食べていた。
「それはじいちゃんの分だから食べて良いって」
「うん。でもさ、ミコト様は食べたんでしょ?」
「うん。だからさ、ボクの分だとしたら、ハニーは同じ物を3食用意したりしないから」
「箸も3膳用意されてたんだしさ。絶対じいちゃんのだから。だいたい、そんなに心配なら直接聞けばいいじゃん」
「え? 違ってたら恥ずかしい? まったくもー。じゃあ、じいちゃんの分はわかるようにしとくように言っとくから、とにかくそれは食べちゃってよ。ボクはりんごと蜂蜜入りのカレー食べてるから。うん。うん。じゃあまたね」
ヒトミは念話を切って、もぐもぐと食事を再開する。
(……念話の相手はアルス様か。ってか、念話してるのって端から見るとヤバいやつにしか見えないな。さて、ちょっと驚かせてやろうかな)
朔は、ナタリアをミラに任せ、抜き足差し足でカレーに集中しているヒトミに近付いていく。しかし、朔とヒトミの距離が2mになった時、彼女が急に振り向いた。
「そいっ!……って、ハニーじゃん」
ヒトミは、朔の顔の前に突きつけたスプーンをカレーに戻す。
「よく気づいたな」
「空間把握は優秀だからね。レベルが低いから認識はぼやけた感じだし、距離も短いけどさ。もぐもぐ」
話をしながらカレーを食べるヒトミを、朔が若干呆れながら見ていると、服がちょんちょんと引っ張られる。
「私も」
朔が振り返ると、ミラが無表情にカレーを見つめていた。
「……カレーね。ここには魔物もいないし、ご飯にしようか」
朔がアイテムボックスからテーブル等を出して食事の準備を始めると、顔を綻ばせたミラがコクコクと頷く。
「ん♪」
ゴーストがいない空間でしばらく過ごしたためナタリアもある程度復活し、7人でカレーを食べている時、朔がヒトミ尋ねる。
「そういえば、今7人いるけどどうする? リアが無理みたいだし、先に戻ってもらってから、ヒトミのレベル上げをするか?」
「それなら大丈夫だよ。パワーレベリングは趣味じゃないし、ボクはナタリーとミラちゃんと大事な話をしながら3人で潜るから、ハニー達は帰っていいよ」
ナタリアがヒトミの提案に体を硬直させていると、カルドスが口を挟む。
「ヒトミ様、私はカルドスと申します。ヒトミ様は神聖魔法を使えるのですか?」
「カルドスさん、ボクに様なんてつけないでよ。ボクはただのヒトミであって、それ以上でも以下でもないからね。それと、神聖魔法を使えるのはハニーだよ」
(おいおいヒトミさんや、何を言ってくれてるのかな?)
ヒトミが神聖魔法のことをバラすと、カルドスは朔の方をばっと振り向く。
「サク殿、やはり貴方は……」
「いや、俺は」
「大丈夫だって、ハニー。アルスじ、んんっ、アルス様が信用して話した人なんだから、ハニーも信用しなよ」
(じいちゃん呼ばわりするのを誤魔化して自分だけ逃げやがった!)
「もちろんですぞ! 実は、サク殿が神聖魔法を使えるという噂があったため、探りをいれるべきだという話が上がっていたのですが、私が握りつぶしてみせましょう!」
カルドスは、腕を曲げてぐっと力こぶを作り、にかっと笑った。対して朔は、心の中でため息をつく。
(はあ、もう好きにしてくれ)
食事と片付けが終わると、ヒトミが朔に向かって手を差し出してきた。
「ハニー、武器ちょーだい」
「ああ、どれでも使って良いぞ」
朔は、今までに作っていた刀剣類をアイテムボックスから出して、地面に並べる。ヒトミは、1つ1つを手に持って数回振ると、片刃の刀身が反った剣、つまり刀に近いものを選ぶ。
「うーん、まあこれで良いか」
「まあって、それ結構自信作なんだけど……」
ヒトミがあまり気に入っていない様子であったため、朔は少しショックを受けていた。さらに、ヒトミはばっさりと批評する。
「うん。綺麗に作れてるし、バランスも良いんだけどさ。ハニーは鍛冶をやったことないからか、イメージがまだまだ甘いかな。質の良い鋳造品ではあるんだけど、同じ材料で造った鍛造品には劣るね」
(ぐぬぬ)
朔がぐうの音も出せずにいると、ヒトミは笑顔で提案する。
「だからさ、この後はドワーフ王国に行こうよ」
「え?」
「そこで鍛冶の修業をしたら、もっと良い物が作れるようになるよ♪」
さらに、ナタリアも頷きながら、その案に賛同する。
「私もそれが良いと思います。ジ……ヒトミさんのレベル上げは、途中のダンジョン都市で行いましょう」
「ナタリー、しれっと逃げようとしてもダメだよー。ハニーに浄化の付与してもらった剣を使えば、簡単に倒せるから、いけるいける♪」
ヒトミは、ナタリアを逃がすつもりはなかった。このダンジョン以外でも、ゴースト系の魔物は稀に出現するため、ある程度克服しておく必要があると思っていたからである。
朔は、ヒトミとナタリアにそれぞれ浄化を付与した刀とレイピアを数振り、ミラには浄化の魔法杖を渡した。
そして、ヒトミはミラとともに、無言で首を横に振って朔に救いを求めるナタリアを連れて、小部屋の外へと出て行くのであった。
残された朔は、カルドスに尋ねる。
「猊下、3人をダンジョン内で自由に歩かせて本当に大丈夫なのでしょうか?」
「もし別の者に出会った場合は、ミラさんを雪女族の神官見習いとすることにしましたし、私の紋章入りの短剣をお渡ししたので、それを見せれば大丈夫でしょう。サク殿はこれからどうするのですか?」
「そうですね。ここにいてもすることがありませんし、とりあえずダンジョンの外へ戻りませんか?」
朔は先程の言葉通り、シン、リト、カルドスと供にダンジョンを戻った。
帰り道でも毎回異なる詠唱をするカルドスに、朔がその理由を聞いたところ、必ずしも詠唱をする必要はないが、魂が天に還るイメージをより強くするために詠唱しているというこであり、詠唱の言葉は、聖書に書かれている言葉などでその時に思い浮かんだ言葉を(適当に)言っているとのことだった。
数時間後、朔達が入り口に帰りつくと、詰めている兵士の1人に尋ねられる。
「猊下、あと2名の女性はどちらに?」
「ああ、すまないな。ミラという雪女族は、神官見習いでの。もう少し実戦経験を積みたいそうで、私達だけ先に帰って来たのじゃ。3人ともその内帰ってくる」
「……3人でしょうか?」
「ああ。3人じゃが、どうかしたか?」
「いえ、なんでもありません!(くそっ、引き継ぎミスってんじゃねえよ!)」
「彼女達が戻ってきたら、本神殿前の広場にいると伝えて欲しいのじゃが……」
「かしこまりました!」
「頼んだぞい」
枢機卿であるカルドスの言葉に逆らえる訳もなく、兵士は深く頭を下げた。カルドスは、彼の肩をぽんぽんと軽く叩き、にこにことした笑みを作って歩き出す。
「猊下、ありがとうございます」
「ほっほ。当然じゃ。アルス様のお言葉は、規則よりも大事じゃからの」
入り口から少し離れたところで、朔がカルドスに頭を下げると、彼は愉快そうに笑うのであった。
カルドスとともに朔達が本神殿前の広場へ向かっていると、何か争っているような声が聞こえ、1人の神職者が朔達が先程までいた兵士の詰所の方へと走っていった。
朔達が声のする方へ急いで向かうと、人族の一団と頭に角が生えた鬼人族の一団が睨み合っていた。
双方、抜剣はしていないものの、武器に手をかけており、中央では両方の代表らしき者達が、何か言い争いをしている。
カルドスは、朔に断りを入れると野次馬をどかし、そこに割って入る。なお、朔はシンを肩に乗せ、リトと別の方へと歩き出した。
「私は、枢機卿のカルドスという。そなた達は神聖な本神殿前でいったい何をしておる?」
カルドスが来たことで人族の者達はにやにやと嫌らしい笑みを浮かべ、そのうち1人がカルドスに訴える。
「猊下、私は公国の子爵、バカオ・フォン・ヤンと申します。こやつらが、言いがかりをつけてくるのです!」
鬼人族の者は顔を真っ赤にして叫び、バカオの言葉を否定する。
「貴様が我が子に、剣の鞘を引っかかって、転ばせたのだろうが!」
「私は、何も引っ掛けたりしておりません。走り回っていて、石にでも躓いたのでしょう。神聖な神殿前で走り回っているからバチにでも当たったのでは?」
「何をたわけたことを!」
「いくら広場とはいえ、ここは走り回ってよい場所ではない! 鬼共はそんなこともわからんのか?」
「……貴様、死にたいようだな」
鬼呼ばわりされた鬼人族の男は、足を開いて体の重心を落とし、腰に差した剣の柄に手をかける。
「双方落ち着いて下さい。貴方方の言い分はわかりました。して、その転んだ子はどこに?」
鬼人族の男は、カルドスの言葉を無視できず、怪我をした子がいる方へと向くが、そこでは見慣れない魔物を連れ、真っ黒な梟を肩に乗せた男が何かをしていた。
「あそこに……貴様! 何をしている!!」
「それはじいちゃんの分だから食べて良いって」
「うん。でもさ、ミコト様は食べたんでしょ?」
「うん。だからさ、ボクの分だとしたら、ハニーは同じ物を3食用意したりしないから」
「箸も3膳用意されてたんだしさ。絶対じいちゃんのだから。だいたい、そんなに心配なら直接聞けばいいじゃん」
「え? 違ってたら恥ずかしい? まったくもー。じゃあ、じいちゃんの分はわかるようにしとくように言っとくから、とにかくそれは食べちゃってよ。ボクはりんごと蜂蜜入りのカレー食べてるから。うん。うん。じゃあまたね」
ヒトミは念話を切って、もぐもぐと食事を再開する。
(……念話の相手はアルス様か。ってか、念話してるのって端から見るとヤバいやつにしか見えないな。さて、ちょっと驚かせてやろうかな)
朔は、ナタリアをミラに任せ、抜き足差し足でカレーに集中しているヒトミに近付いていく。しかし、朔とヒトミの距離が2mになった時、彼女が急に振り向いた。
「そいっ!……って、ハニーじゃん」
ヒトミは、朔の顔の前に突きつけたスプーンをカレーに戻す。
「よく気づいたな」
「空間把握は優秀だからね。レベルが低いから認識はぼやけた感じだし、距離も短いけどさ。もぐもぐ」
話をしながらカレーを食べるヒトミを、朔が若干呆れながら見ていると、服がちょんちょんと引っ張られる。
「私も」
朔が振り返ると、ミラが無表情にカレーを見つめていた。
「……カレーね。ここには魔物もいないし、ご飯にしようか」
朔がアイテムボックスからテーブル等を出して食事の準備を始めると、顔を綻ばせたミラがコクコクと頷く。
「ん♪」
ゴーストがいない空間でしばらく過ごしたためナタリアもある程度復活し、7人でカレーを食べている時、朔がヒトミ尋ねる。
「そういえば、今7人いるけどどうする? リアが無理みたいだし、先に戻ってもらってから、ヒトミのレベル上げをするか?」
「それなら大丈夫だよ。パワーレベリングは趣味じゃないし、ボクはナタリーとミラちゃんと大事な話をしながら3人で潜るから、ハニー達は帰っていいよ」
ナタリアがヒトミの提案に体を硬直させていると、カルドスが口を挟む。
「ヒトミ様、私はカルドスと申します。ヒトミ様は神聖魔法を使えるのですか?」
「カルドスさん、ボクに様なんてつけないでよ。ボクはただのヒトミであって、それ以上でも以下でもないからね。それと、神聖魔法を使えるのはハニーだよ」
(おいおいヒトミさんや、何を言ってくれてるのかな?)
ヒトミが神聖魔法のことをバラすと、カルドスは朔の方をばっと振り向く。
「サク殿、やはり貴方は……」
「いや、俺は」
「大丈夫だって、ハニー。アルスじ、んんっ、アルス様が信用して話した人なんだから、ハニーも信用しなよ」
(じいちゃん呼ばわりするのを誤魔化して自分だけ逃げやがった!)
「もちろんですぞ! 実は、サク殿が神聖魔法を使えるという噂があったため、探りをいれるべきだという話が上がっていたのですが、私が握りつぶしてみせましょう!」
カルドスは、腕を曲げてぐっと力こぶを作り、にかっと笑った。対して朔は、心の中でため息をつく。
(はあ、もう好きにしてくれ)
食事と片付けが終わると、ヒトミが朔に向かって手を差し出してきた。
「ハニー、武器ちょーだい」
「ああ、どれでも使って良いぞ」
朔は、今までに作っていた刀剣類をアイテムボックスから出して、地面に並べる。ヒトミは、1つ1つを手に持って数回振ると、片刃の刀身が反った剣、つまり刀に近いものを選ぶ。
「うーん、まあこれで良いか」
「まあって、それ結構自信作なんだけど……」
ヒトミがあまり気に入っていない様子であったため、朔は少しショックを受けていた。さらに、ヒトミはばっさりと批評する。
「うん。綺麗に作れてるし、バランスも良いんだけどさ。ハニーは鍛冶をやったことないからか、イメージがまだまだ甘いかな。質の良い鋳造品ではあるんだけど、同じ材料で造った鍛造品には劣るね」
(ぐぬぬ)
朔がぐうの音も出せずにいると、ヒトミは笑顔で提案する。
「だからさ、この後はドワーフ王国に行こうよ」
「え?」
「そこで鍛冶の修業をしたら、もっと良い物が作れるようになるよ♪」
さらに、ナタリアも頷きながら、その案に賛同する。
「私もそれが良いと思います。ジ……ヒトミさんのレベル上げは、途中のダンジョン都市で行いましょう」
「ナタリー、しれっと逃げようとしてもダメだよー。ハニーに浄化の付与してもらった剣を使えば、簡単に倒せるから、いけるいける♪」
ヒトミは、ナタリアを逃がすつもりはなかった。このダンジョン以外でも、ゴースト系の魔物は稀に出現するため、ある程度克服しておく必要があると思っていたからである。
朔は、ヒトミとナタリアにそれぞれ浄化を付与した刀とレイピアを数振り、ミラには浄化の魔法杖を渡した。
そして、ヒトミはミラとともに、無言で首を横に振って朔に救いを求めるナタリアを連れて、小部屋の外へと出て行くのであった。
残された朔は、カルドスに尋ねる。
「猊下、3人をダンジョン内で自由に歩かせて本当に大丈夫なのでしょうか?」
「もし別の者に出会った場合は、ミラさんを雪女族の神官見習いとすることにしましたし、私の紋章入りの短剣をお渡ししたので、それを見せれば大丈夫でしょう。サク殿はこれからどうするのですか?」
「そうですね。ここにいてもすることがありませんし、とりあえずダンジョンの外へ戻りませんか?」
朔は先程の言葉通り、シン、リト、カルドスと供にダンジョンを戻った。
帰り道でも毎回異なる詠唱をするカルドスに、朔がその理由を聞いたところ、必ずしも詠唱をする必要はないが、魂が天に還るイメージをより強くするために詠唱しているというこであり、詠唱の言葉は、聖書に書かれている言葉などでその時に思い浮かんだ言葉を(適当に)言っているとのことだった。
数時間後、朔達が入り口に帰りつくと、詰めている兵士の1人に尋ねられる。
「猊下、あと2名の女性はどちらに?」
「ああ、すまないな。ミラという雪女族は、神官見習いでの。もう少し実戦経験を積みたいそうで、私達だけ先に帰って来たのじゃ。3人ともその内帰ってくる」
「……3人でしょうか?」
「ああ。3人じゃが、どうかしたか?」
「いえ、なんでもありません!(くそっ、引き継ぎミスってんじゃねえよ!)」
「彼女達が戻ってきたら、本神殿前の広場にいると伝えて欲しいのじゃが……」
「かしこまりました!」
「頼んだぞい」
枢機卿であるカルドスの言葉に逆らえる訳もなく、兵士は深く頭を下げた。カルドスは、彼の肩をぽんぽんと軽く叩き、にこにことした笑みを作って歩き出す。
「猊下、ありがとうございます」
「ほっほ。当然じゃ。アルス様のお言葉は、規則よりも大事じゃからの」
入り口から少し離れたところで、朔がカルドスに頭を下げると、彼は愉快そうに笑うのであった。
カルドスとともに朔達が本神殿前の広場へ向かっていると、何か争っているような声が聞こえ、1人の神職者が朔達が先程までいた兵士の詰所の方へと走っていった。
朔達が声のする方へ急いで向かうと、人族の一団と頭に角が生えた鬼人族の一団が睨み合っていた。
双方、抜剣はしていないものの、武器に手をかけており、中央では両方の代表らしき者達が、何か言い争いをしている。
カルドスは、朔に断りを入れると野次馬をどかし、そこに割って入る。なお、朔はシンを肩に乗せ、リトと別の方へと歩き出した。
「私は、枢機卿のカルドスという。そなた達は神聖な本神殿前でいったい何をしておる?」
カルドスが来たことで人族の者達はにやにやと嫌らしい笑みを浮かべ、そのうち1人がカルドスに訴える。
「猊下、私は公国の子爵、バカオ・フォン・ヤンと申します。こやつらが、言いがかりをつけてくるのです!」
鬼人族の者は顔を真っ赤にして叫び、バカオの言葉を否定する。
「貴様が我が子に、剣の鞘を引っかかって、転ばせたのだろうが!」
「私は、何も引っ掛けたりしておりません。走り回っていて、石にでも躓いたのでしょう。神聖な神殿前で走り回っているからバチにでも当たったのでは?」
「何をたわけたことを!」
「いくら広場とはいえ、ここは走り回ってよい場所ではない! 鬼共はそんなこともわからんのか?」
「……貴様、死にたいようだな」
鬼呼ばわりされた鬼人族の男は、足を開いて体の重心を落とし、腰に差した剣の柄に手をかける。
「双方落ち着いて下さい。貴方方の言い分はわかりました。して、その転んだ子はどこに?」
鬼人族の男は、カルドスの言葉を無視できず、怪我をした子がいる方へと向くが、そこでは見慣れない魔物を連れ、真っ黒な梟を肩に乗せた男が何かをしていた。
「あそこに……貴様! 何をしている!!」
21
あなたにおすすめの小説
異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件
さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ!
食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。
侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。
「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」
気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。
いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。
料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/466596284/episode/5320962
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/84576624/episode/5093144
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/786307039/episode/2285646
『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~
チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!?
魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで!
心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく--
美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します
黒木 楓
恋愛
隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。
どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。
巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。
転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。
そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。