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ルーシャ・ルーイ
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「ルーシャ・ルーイ」その名は数々の歴史に登場する名である。
彼あるいは彼女の名が正式に残っているのは十年間だけであり、その生涯はようとして知れない。
ガルシャ帝国史によればルーシャ・ルーイはガルシャ帝国の最後の皇帝ヴァンディーン・フォル・ガルシャが心から信用していた唯一の人物であったという。
であればなぜ、彼あるいは彼女は行方が知れなくなったのか。
ルーシャ・ルーイは各国の歴史書にもその名を残している。
ガルシャ帝国の良心であったと。心からかの王に仕えた一番初めの人物であったと。
頭のキレる人物であったと
かの王の懐刀であったと。
子供とあのあってはいけない人物であったと。
そしていきなりその姿を消したと。
ルーシャ・ルーイは何者でどこに消えたのか。
その謎はいまだ解明されていない。
今となっては帝国がどこにあったのかすらわからないのである。
あまりにも時が経ちすぎたのだ。
『幻の帝国ガルシャの謎』そんな題のついた本をぱたんと閉じて、本を読んでいた少女はため息をひとつついた。
そして額に手を置いてうなだれた。
「なんでこんなことに……」
少女の名前はルールリア・フォン・ルーヴォン。
かつての名をルーシャ・ルーイといった。
「転生するなんてそんなこと思わないでしょ……。本当にどうしよう。まさか帝国が幻になっているだなんてね、というかあれから2000年もの時がたっていたとは……。とりあえず帝国の、ガルシャの残照を集めてもまわろうかな」
少女はぼやくように言った。
「私はルールリア・フォン・ルーヴォン。テルファ王国がルーヴォン伯爵の三女。私は、ルーシャ・フォン・ルーイ。ガルシャ帝国がルーイ伯爵の五女。私はルーシャ・ルーイ。ヴァンディーン陛下の第一秘書官」
全部、私だ。
「ルールリア?父上と母上が呼んでいるよ?」
「はーい。今行きます」
二の兄の声に答えて私は部屋を出た。
ピシリ
まるで氷になったかのように私は固まった。
理由は明白だった。
目の前に居るテルファの第5皇子のせいだ。
「ああ。楽にしてくれてかまわない。今日は顔合わせだからね」
第二王子には婚約者がいない。それに加えて顔合わせてくれば、まあそういうことだろう。私は第5王子の婚約者候補になったのだろう。
不意にどこか慣れた空気を感じた。
王子の護衛の一人かっマジか、マジですかっ!?
机の上にあったナイフ(カトラリーである)をつかむと私は飛び出た。
キンッ
かたい音がした。
私はナイフで男の投げた短剣をはじいた。
「なっ!」
驚いた声がする。
それを無視して、私はそのまま踏み込み、その勢いのまま男を押し倒した。
そしてナイフを男の首筋にぴたりと当てる。
「暗殺をしようとするならもっと殺意を消さなければ、こういうふうにバレてしまいますよ?」
「お前は一体……?」
「伯爵令嬢よ」
そうじゃないなどという言葉が聞こえたような気がしたが気のせいだろう。
男は捕縛されていった。
それを横目にしながらいまだぽかんとしている面々を私は見た。
何かおかしかったのだろうか?
確かに護衛が護衛対象を殺そうとするなんてめったにないことだが。
というかあってはならないことだが。
「君はなぜ、彼が私を殺そうとしていると気がついたのだ?」
「あからさまでしたので」
この世界においてというか、この時代において転生者というものは決して珍しくはない。
いや珍しくはあるのだが、昔に比べてだいぶ存在が知られていた。といっても、千人から万人に一人程度と言われているほど数少ない。そのため、出会うことはめったにないといわれているが。
「いやわからなかったからこそ、あの男の策は成功しかけていたのだが」
「なぜ、あんなにも分かりやすいものがわからないのでしょうか?」
私の言葉に王子は絶句した。
考え込んだ王子に顔をひきつらせた護衛たち、それから唖然として固まっている家族。
場は完全に混沌と化していた。
「君はいったい何者だ?」
「ルーヴォン伯爵が娘ルールリアです」
「いや、そういうことじゃないんだが……」
あら。王子まで顔をひきつらせてしまったわ。
「君は、転生者か?」
おや。そのセリフがこんなにも早く出てくるとは思ってもみなかった。
「はい。そうですね。それにしてもなぜ、そうお思いになられたのです?」
「いや。身近なものにかつて傭兵であったというものがいてな。そいつが前世だというのに、時折まだ自分は線上にいると思うことがあるといっていたのを思い出してな」
身近にいたのか。
「その方はどのような戦場にいらしたのでしょうね。私もかつて戦場にいたことがあるもので」
その方は果たして味方であったのでしょうか。それとも……
案外私が殺した方だったりして。
「……そうか。君にとって戦争は身近だったのか?」
「ええ、まあ。その方と同じように時折ここは夢の中で戦火はいまだおさまっていないのではと思うことがある程度には」
本当に時折思うのだ。自分はいまだあの場所にいるのではないかと。
……かの方の横に控えているのではないかと。
『わが君』そうお呼びすることはもうないのだろうけれども。
私の王。偉大なる王。ほんの少しだけ感傷に浸った。
「だから先ほど気が付いたのか」
「それもありますが。何と申しましょうか。懐かしい気配だったのですよ、先程の方の気配が」
「懐かしい?」
「ええ。わが主を殺しに来た方々ととても似ていらした」
「……そうか。暗殺のほうが身近だったのか……」
どんな生活を送っていたんだ……王子はそう呟きました。
「そうですね。残念ながらよくあることでした」
日常が一瞬のうちに非日常と化す。そんなものは、至極当たり前のことで。
ただ、今の平和な世の中においては、異質なこと。でも、その方がずっといい。
そのために頑張ったのだから。
「君はいったいどんな場所で生きていたんだ?」
「どんな場所、ですか。そう、ですねえ。各国が薄氷の上にあってギリギリのバランスで平和が成り立っている。かりそめの平和が成り立つ場所ですね」
「恐ろしい場所だな…」
王子は今にも頭を抱えてしまいそうだった。
これが、友人として長く付き合いをすることになる王子との初めての邂逅だった。
私はいまだ知らなかった。
陛下まで転生なさっていただなんて。
そうして陛下に振り回されることになるだなんて。
「いくぞ!ルー!」
「え!?待て、バカか!?」
「主に向かってバカとはなんだ、バカとは。」
「あんたのせいでしょう!?」
かつては生ける伝説と称され、現在では事実伝説となった主従が揃う日は決して遠くはなかった。
___
もしかしたら続き書くかも…
ファンタジーカップ参加中。良ければどうぞ!毎日投稿出来たらいいな…
他作品も完結させ、、ようとは思ってます…
読んでくださりありがとうございます!
彼あるいは彼女の名が正式に残っているのは十年間だけであり、その生涯はようとして知れない。
ガルシャ帝国史によればルーシャ・ルーイはガルシャ帝国の最後の皇帝ヴァンディーン・フォル・ガルシャが心から信用していた唯一の人物であったという。
であればなぜ、彼あるいは彼女は行方が知れなくなったのか。
ルーシャ・ルーイは各国の歴史書にもその名を残している。
ガルシャ帝国の良心であったと。心からかの王に仕えた一番初めの人物であったと。
頭のキレる人物であったと
かの王の懐刀であったと。
子供とあのあってはいけない人物であったと。
そしていきなりその姿を消したと。
ルーシャ・ルーイは何者でどこに消えたのか。
その謎はいまだ解明されていない。
今となっては帝国がどこにあったのかすらわからないのである。
あまりにも時が経ちすぎたのだ。
『幻の帝国ガルシャの謎』そんな題のついた本をぱたんと閉じて、本を読んでいた少女はため息をひとつついた。
そして額に手を置いてうなだれた。
「なんでこんなことに……」
少女の名前はルールリア・フォン・ルーヴォン。
かつての名をルーシャ・ルーイといった。
「転生するなんてそんなこと思わないでしょ……。本当にどうしよう。まさか帝国が幻になっているだなんてね、というかあれから2000年もの時がたっていたとは……。とりあえず帝国の、ガルシャの残照を集めてもまわろうかな」
少女はぼやくように言った。
「私はルールリア・フォン・ルーヴォン。テルファ王国がルーヴォン伯爵の三女。私は、ルーシャ・フォン・ルーイ。ガルシャ帝国がルーイ伯爵の五女。私はルーシャ・ルーイ。ヴァンディーン陛下の第一秘書官」
全部、私だ。
「ルールリア?父上と母上が呼んでいるよ?」
「はーい。今行きます」
二の兄の声に答えて私は部屋を出た。
ピシリ
まるで氷になったかのように私は固まった。
理由は明白だった。
目の前に居るテルファの第5皇子のせいだ。
「ああ。楽にしてくれてかまわない。今日は顔合わせだからね」
第二王子には婚約者がいない。それに加えて顔合わせてくれば、まあそういうことだろう。私は第5王子の婚約者候補になったのだろう。
不意にどこか慣れた空気を感じた。
王子の護衛の一人かっマジか、マジですかっ!?
机の上にあったナイフ(カトラリーである)をつかむと私は飛び出た。
キンッ
かたい音がした。
私はナイフで男の投げた短剣をはじいた。
「なっ!」
驚いた声がする。
それを無視して、私はそのまま踏み込み、その勢いのまま男を押し倒した。
そしてナイフを男の首筋にぴたりと当てる。
「暗殺をしようとするならもっと殺意を消さなければ、こういうふうにバレてしまいますよ?」
「お前は一体……?」
「伯爵令嬢よ」
そうじゃないなどという言葉が聞こえたような気がしたが気のせいだろう。
男は捕縛されていった。
それを横目にしながらいまだぽかんとしている面々を私は見た。
何かおかしかったのだろうか?
確かに護衛が護衛対象を殺そうとするなんてめったにないことだが。
というかあってはならないことだが。
「君はなぜ、彼が私を殺そうとしていると気がついたのだ?」
「あからさまでしたので」
この世界においてというか、この時代において転生者というものは決して珍しくはない。
いや珍しくはあるのだが、昔に比べてだいぶ存在が知られていた。といっても、千人から万人に一人程度と言われているほど数少ない。そのため、出会うことはめったにないといわれているが。
「いやわからなかったからこそ、あの男の策は成功しかけていたのだが」
「なぜ、あんなにも分かりやすいものがわからないのでしょうか?」
私の言葉に王子は絶句した。
考え込んだ王子に顔をひきつらせた護衛たち、それから唖然として固まっている家族。
場は完全に混沌と化していた。
「君はいったい何者だ?」
「ルーヴォン伯爵が娘ルールリアです」
「いや、そういうことじゃないんだが……」
あら。王子まで顔をひきつらせてしまったわ。
「君は、転生者か?」
おや。そのセリフがこんなにも早く出てくるとは思ってもみなかった。
「はい。そうですね。それにしてもなぜ、そうお思いになられたのです?」
「いや。身近なものにかつて傭兵であったというものがいてな。そいつが前世だというのに、時折まだ自分は線上にいると思うことがあるといっていたのを思い出してな」
身近にいたのか。
「その方はどのような戦場にいらしたのでしょうね。私もかつて戦場にいたことがあるもので」
その方は果たして味方であったのでしょうか。それとも……
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……かの方の横に控えているのではないかと。
『わが君』そうお呼びすることはもうないのだろうけれども。
私の王。偉大なる王。ほんの少しだけ感傷に浸った。
「だから先ほど気が付いたのか」
「それもありますが。何と申しましょうか。懐かしい気配だったのですよ、先程の方の気配が」
「懐かしい?」
「ええ。わが主を殺しに来た方々ととても似ていらした」
「……そうか。暗殺のほうが身近だったのか……」
どんな生活を送っていたんだ……王子はそう呟きました。
「そうですね。残念ながらよくあることでした」
日常が一瞬のうちに非日常と化す。そんなものは、至極当たり前のことで。
ただ、今の平和な世の中においては、異質なこと。でも、その方がずっといい。
そのために頑張ったのだから。
「君はいったいどんな場所で生きていたんだ?」
「どんな場所、ですか。そう、ですねえ。各国が薄氷の上にあってギリギリのバランスで平和が成り立っている。かりそめの平和が成り立つ場所ですね」
「恐ろしい場所だな…」
王子は今にも頭を抱えてしまいそうだった。
これが、友人として長く付き合いをすることになる王子との初めての邂逅だった。
私はいまだ知らなかった。
陛下まで転生なさっていただなんて。
そうして陛下に振り回されることになるだなんて。
「いくぞ!ルー!」
「え!?待て、バカか!?」
「主に向かってバカとはなんだ、バカとは。」
「あんたのせいでしょう!?」
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読んでくださりありがとうございます!
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