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1.偶然の再開
「お疲れ様~」
金曜7時、少し残業してしまったが遅くない時間だ。今日は帰りに本屋さんに寄りたかったので、なんとか営業時間内に間に合いそうだった。
私は会社の最寄駅から地下鉄に乗って2駅ほど移動し、地下鉄から直結している大型の本屋さんに入った。この本屋は地下1階から地上6階までが本屋になっており、雑誌、小説、洋書まで取り揃えているため重宝している。まあ、洋書なんて読めないけど。
この日は資格の勉強をしようと思って4階の資格書コーナーに向かっていた。本がどこにあるのか、検索機を使って場所を確認し、資格書コーナーに向かうと、スラリと背の高いサラリーマンが立っているのが目に入った。
自分の探している本はどこだろう・・・ときょろきょろしながら歩いていると、どうやら先ほどのサラリーマンが立っている場所辺りにありそうだった。
『あの人が退くまで、本は見れない、か・・・』サラリーマンは手に持っていた本を棚に戻し、そこからまた別の本を取り出していた。見比べているのであろう。自分もよく資格の本を買いたいときはいくつかの本を見比べてから買う。
サラリーマンがいなくなるまで、棚に並べられた本になんとなく視線を向けていたが、やはり自分のお目当ての本の近くにまで来てしまい、なんとなくサラリーマンの横顔を見てしまった。
ふと、サラリーマンの横顔に見覚えがある気がした。
『あれは・・・一道?まさかね・・・』
他人の空似かなと思いながら数秒見つめていると、視線を感じたのか、サラリーマンが私の方に目を向けた。
「・・・瑞希?」
「え!やっぱり一道?」
それはやはり、10年ほど前に別れた恋人、一道だった。
金曜7時、少し残業してしまったが遅くない時間だ。今日は帰りに本屋さんに寄りたかったので、なんとか営業時間内に間に合いそうだった。
私は会社の最寄駅から地下鉄に乗って2駅ほど移動し、地下鉄から直結している大型の本屋さんに入った。この本屋は地下1階から地上6階までが本屋になっており、雑誌、小説、洋書まで取り揃えているため重宝している。まあ、洋書なんて読めないけど。
この日は資格の勉強をしようと思って4階の資格書コーナーに向かっていた。本がどこにあるのか、検索機を使って場所を確認し、資格書コーナーに向かうと、スラリと背の高いサラリーマンが立っているのが目に入った。
自分の探している本はどこだろう・・・ときょろきょろしながら歩いていると、どうやら先ほどのサラリーマンが立っている場所辺りにありそうだった。
『あの人が退くまで、本は見れない、か・・・』サラリーマンは手に持っていた本を棚に戻し、そこからまた別の本を取り出していた。見比べているのであろう。自分もよく資格の本を買いたいときはいくつかの本を見比べてから買う。
サラリーマンがいなくなるまで、棚に並べられた本になんとなく視線を向けていたが、やはり自分のお目当ての本の近くにまで来てしまい、なんとなくサラリーマンの横顔を見てしまった。
ふと、サラリーマンの横顔に見覚えがある気がした。
『あれは・・・一道?まさかね・・・』
他人の空似かなと思いながら数秒見つめていると、視線を感じたのか、サラリーマンが私の方に目を向けた。
「・・・瑞希?」
「え!やっぱり一道?」
それはやはり、10年ほど前に別れた恋人、一道だった。
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