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束の間の休日

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地下牢生活1日目、何もすることが無いので、寝て過ごす。ご飯1回パン・水

牢番さんの夜食頂きました。ごめんね、ありがとう。

地下牢生活2日目、何もできないので寝て過ごす。

ご飯は、1日2回パン・スープ・水  パンもスープも美味しいですね。流石お城の地下牢です。

地下牢生活3日目、いっぱい寝たのでお掃除してます。

地下牢は、広いんですね。お泊まりしてるのは、私だけとの事。貸切ですね。

牢番さん達のお風呂お借りしてサッパリしました。ついでに洗濯しましたが替えの衣類がない為、衣類お借りし

てます。

少しセクシーな状態ですね。こんなカッコいつ以来でしょうか?彼シャツです。

誰も来ないことを牢番さんと祈りました。衣類は日当たりの良い牢で干してます。


来てほしくない時程来るのがお約束と言う物でしょうか?

足音がしたため布団の中に隠れました。


「牢番!」

大きな声で牢番さんを呼ぶ声が聞こえます。

男性の方のようです。

牢番さんと会話をしているようですが、男性が私の牢に入ってきました。

こんなカッコ見せられないので、布団から顔を出します。

ふっと鼻で笑われました、失礼です。私の格好も失礼です。(引き分けと言うことで)

男性を見ると高そうな鎧を着た騎士様?

顔だけ出した状態で締まりはありませんが、一応聞きます。

「何か御用ですか?」

騎士様は言いました「此処から出たいか?」


「元の世界に帰れるので有れば出たいですね。」


騎士様少し考えて答えます。

「…無理かな。」

「送還術を知る者がいない。」

絶望的な一言を言い切りました。

「そうですか」

「そんなに、前の世界は良い所なのか?」

 騎士様が聞きます。

「生まれ育ち、家族や友達、仕事ペットも居ますからね。」

私は、素直に答えた。

「そうか。」

騎士様は、何か考えている様子

「話は変わるが、其方は、勇者と聖女の知り合いか?恨みがあるようであったが」

この人は召喚の間にいたのか、あの時の話を出して来た。

私は、にっこり笑い「私、召喚させる寸前に、あの2人に殺されかけましたから」

「2人に、殺される程の恨みを買ったのか?」

騎士様は、私に落ち度があったかのように尋ねます。

「殺意のない殺人ですはわ、召喚時に会ったのが初めてですから。」

「私車で引かれる所でしたのよ、前を見ないあの2人にね!」

騎士様は、なんとも言えない顔をした。

「そうか…」

あの2人に会ったのだろう納得していた。

そして騎士様は、「また来る」と言い地下牢をでて行った。

私は、布団から出て自分の着替えを取りに行った。

牢番さんは、その際顔を赤くして、後ろを向いてくれた。(紳士だね!)

ここの牢番さんは達は、優しく地下から出なければある程度自由にさせてくれて、私の話し相手もしてくれた。

地下でなければ、2食昼寝付きのホテル状態だ。







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