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再会
対面
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おれが裏に着いたときには軽く息が切れていた。お祖父様の道場は本当に大きいから全力で走るとかなり疲れるんだけど、一刻も早くオズに会いたいおれはそんなこと気にしていられなかった。
目的の人物はまだそこにいた。
「──オズ!!!!」
おれが叫ぶと、オズはゆっくりとこちらを向いて驚いたように目を見開いた。
「……ライ?」
「久しぶりだな、オズ!会えて嬉しい!」
おれは勢いよくオズに抱きつき──もちろんオズの顔が真っ赤に染まってることにおれは気がつかないが──そしてオズも恐る恐るおれを抱きしめ返してくれた。
「ぼくも会えてすごく嬉しいよ!」
「…本当か?おれ今までもオズのこと探してたのに1度も会えなかったぞ。もう嫌われたのかと思った…」
若干涙目になりつつも全力で睨む。オズの方が少し背が高いので自然と上目遣いになってしまったが、オズはおれが怖かったみたいで顔を背けた。耳まで真っ赤になっている。
いつもは微笑ましい目で見られるがオズには効果があるみたいで嬉しい。おれだって怖く睨むことができるんだぞ!
「ライのことが嫌いになるなんてありえないよ、絶対!」
「……本当か?」
「うん!!……あのね、ちょっと忙しかったんだ。会えなくてごめんね」
「いや、こちらこそごめん。そうだよな、オズにも事情があるよな。それじゃあどうしてここにいるんだ?忙しいんじゃないのか…?あ、おれはお祖父様に教わりに来たんだけど」
「え?えっと………実はぼくも剣術を教わりに来てるんだ」
「そうなのか!?」
驚いた。オズは剣なんてやらないと勝手に思ってたけど、そうだよ、オズだって男だもん。カッコいいものには憧れるよな!!
目的の人物はまだそこにいた。
「──オズ!!!!」
おれが叫ぶと、オズはゆっくりとこちらを向いて驚いたように目を見開いた。
「……ライ?」
「久しぶりだな、オズ!会えて嬉しい!」
おれは勢いよくオズに抱きつき──もちろんオズの顔が真っ赤に染まってることにおれは気がつかないが──そしてオズも恐る恐るおれを抱きしめ返してくれた。
「ぼくも会えてすごく嬉しいよ!」
「…本当か?おれ今までもオズのこと探してたのに1度も会えなかったぞ。もう嫌われたのかと思った…」
若干涙目になりつつも全力で睨む。オズの方が少し背が高いので自然と上目遣いになってしまったが、オズはおれが怖かったみたいで顔を背けた。耳まで真っ赤になっている。
いつもは微笑ましい目で見られるがオズには効果があるみたいで嬉しい。おれだって怖く睨むことができるんだぞ!
「ライのことが嫌いになるなんてありえないよ、絶対!」
「……本当か?」
「うん!!……あのね、ちょっと忙しかったんだ。会えなくてごめんね」
「いや、こちらこそごめん。そうだよな、オズにも事情があるよな。それじゃあどうしてここにいるんだ?忙しいんじゃないのか…?あ、おれはお祖父様に教わりに来たんだけど」
「え?えっと………実はぼくも剣術を教わりに来てるんだ」
「そうなのか!?」
驚いた。オズは剣なんてやらないと勝手に思ってたけど、そうだよ、オズだって男だもん。カッコいいものには憧れるよな!!
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