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第一章 SchoolGirl. MagicalGirl.
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「……アタシ、なんでこんなところにいるんだろ……?」
――はっ、と。急に目が覚めたような感覚で……それは寝起きの感覚にも近いのだが、それとはまた違った、自身の置かれたこの状況に、困惑する。
目が覚めたときには、いつのまにか中学の制服を着ていて、さらに、普段は通らないような道を、歩いていたからだ。
さっきまで、眠っていたような……そんな気がするのに、気づけばアタシは……知らない道を歩いていたのだ。立ったまま寝ていたとか、そういう訳ではなく……さっきまで、確かに歩いていた。その証拠に、その足には疲労感が溜まっていた。
一体、今まで自分が何をしていたのか、今日一日の記憶が頭の片隅にも残っていない。
……いや。一つだけ。一体、それが誰なのかは思い出せないが――とにかく、その『誰か』の元へと向かおうとしていたような。そんな感覚が残っていた。ふわふわとしていて、はっきりと覚えている訳ではないのだが……
「今は……もう四時? 学校、もうとっくに終わっちゃってるじゃん。ホント、何やってたんだろ……」
一応校則では禁止されているが、電源を切っておけばバレないし……と、連絡用に毎日カバンの隅へと入れてあるスマートフォンの電源を付けると……画面の時計は、四時過ぎを示していた。
まさか、とも思ったが、スマホの時計は電波時計だ。ほんの誤差はあれど、分単位、ましてや時間単位ででズレる事なんてあり得ない。つまり、学校は既に終わり、今は放課後である。……という事だ。
こんなこともあろうかと思って、スマホを持っていた――訳ではない。いきなり外で記憶を失くすなんて、思ってもいなかった。……が、持ち歩いていて正解だったな、と思う。
とにかく、訳の分からないことが多すぎて頭がおかしくなってしまいそう――いや、すでにおかしくなってしまった結果がこれなのかもしれないが――
まずは家に帰ってから、ゆっくりと落ち着いた後に色々と考えようかと思う。……記憶が残っていない故に、何を? と聞かれれば、それまでなのだが……
(……あれ? 今、屋根の上から誰かに見られてたような……)
ふと、少し離れた先に建っている、ごくごく普通の一軒家の屋根の上に――一瞬だけ、誰かが立っていたように見えたのだが――
……そんな気がしただけだろう。そこを見ても、既に誰も立っていない。元々立っていたような気配もない。
……再び訳のわからないことを考えてしまった自分の頭をコツンと一発、気持ちを切り替えるべく、軽く叩く。
「……なわけないか。……はあ、ホントにどうしちゃったんだろう?」
それに、屋根の上に誰かが立ってこちらを見ているなんて、あり得ないでしょ……と、自分に言い聞かせる。
……それにしても。
「こむぎちゃんはどうしたんだろ。もしかして、知らないうちにひどい事とか言っちゃったかな……」
毎日、一緒に帰っていた親友である彼女が今日はいないのだ。……きっと、自分が忘れてしまっている今日のうちに、何かあったに違いない。
明日、謝らないとな……。記憶がない事とか、言ったら心配掛けちゃうかな……、とか考えながら、普段は通らない、知らない道なので、帰り道をスマホの地図アプリで確認しつつ、帰路についた。
――はっ、と。急に目が覚めたような感覚で……それは寝起きの感覚にも近いのだが、それとはまた違った、自身の置かれたこの状況に、困惑する。
目が覚めたときには、いつのまにか中学の制服を着ていて、さらに、普段は通らないような道を、歩いていたからだ。
さっきまで、眠っていたような……そんな気がするのに、気づけばアタシは……知らない道を歩いていたのだ。立ったまま寝ていたとか、そういう訳ではなく……さっきまで、確かに歩いていた。その証拠に、その足には疲労感が溜まっていた。
一体、今まで自分が何をしていたのか、今日一日の記憶が頭の片隅にも残っていない。
……いや。一つだけ。一体、それが誰なのかは思い出せないが――とにかく、その『誰か』の元へと向かおうとしていたような。そんな感覚が残っていた。ふわふわとしていて、はっきりと覚えている訳ではないのだが……
「今は……もう四時? 学校、もうとっくに終わっちゃってるじゃん。ホント、何やってたんだろ……」
一応校則では禁止されているが、電源を切っておけばバレないし……と、連絡用に毎日カバンの隅へと入れてあるスマートフォンの電源を付けると……画面の時計は、四時過ぎを示していた。
まさか、とも思ったが、スマホの時計は電波時計だ。ほんの誤差はあれど、分単位、ましてや時間単位ででズレる事なんてあり得ない。つまり、学校は既に終わり、今は放課後である。……という事だ。
こんなこともあろうかと思って、スマホを持っていた――訳ではない。いきなり外で記憶を失くすなんて、思ってもいなかった。……が、持ち歩いていて正解だったな、と思う。
とにかく、訳の分からないことが多すぎて頭がおかしくなってしまいそう――いや、すでにおかしくなってしまった結果がこれなのかもしれないが――
まずは家に帰ってから、ゆっくりと落ち着いた後に色々と考えようかと思う。……記憶が残っていない故に、何を? と聞かれれば、それまでなのだが……
(……あれ? 今、屋根の上から誰かに見られてたような……)
ふと、少し離れた先に建っている、ごくごく普通の一軒家の屋根の上に――一瞬だけ、誰かが立っていたように見えたのだが――
……そんな気がしただけだろう。そこを見ても、既に誰も立っていない。元々立っていたような気配もない。
……再び訳のわからないことを考えてしまった自分の頭をコツンと一発、気持ちを切り替えるべく、軽く叩く。
「……なわけないか。……はあ、ホントにどうしちゃったんだろう?」
それに、屋根の上に誰かが立ってこちらを見ているなんて、あり得ないでしょ……と、自分に言い聞かせる。
……それにしても。
「こむぎちゃんはどうしたんだろ。もしかして、知らないうちにひどい事とか言っちゃったかな……」
毎日、一緒に帰っていた親友である彼女が今日はいないのだ。……きっと、自分が忘れてしまっている今日のうちに、何かあったに違いない。
明日、謝らないとな……。記憶がない事とか、言ったら心配掛けちゃうかな……、とか考えながら、普段は通らない、知らない道なので、帰り道をスマホの地図アプリで確認しつつ、帰路についた。
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