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第二章 Urban Myth “Miwakare Bridge”.
5.
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そもそも。魔法少女には例外なく『命』が二つある。
生まれ持っている、ヒトとしての命。心臓が動き、脳で考え、身体が動く。そんな当たり前の命。――そして、魔法少女に変身した際に切り替わる――魔法少女として戦う為に与えられた、もう一つの命。
ネガエネミーに殺された魔法少女は『魔法少女としての命』を失い、二度と魔法少女に変身することはできなくなってしまう。
魔法少女に変身することができなくなってしまい、パートナーであるサポポンも見えなくなってしまうが――しかし『人間としての命』は残っているので、その魔法少女自身が死ぬことはない。
これを『魔法少女の死』と呼んでいる。
***
『これを話したら、気が緩んでしまう魔法少女もいるから……このことは、魔法少女がある程度戦いに慣れてきてから話すようにしているんだ。
まあ、こむぎにその心配はいらないとも思っていたし、そろそろ話す時かとは思っていたんだ』
「……えっ? ということは、その『先輩』って……」
『命が二つ』――とか、いきなりとんでもない事を聞かされるが……そんな事にも慣れてきてしまって、すぐに理解してしまう。というか、いちいちツッコミを入れていてはキリがないので受け入れるしかない、という方が正しい。
そして、今サポポンが話した内容からするに――
「もちろん元気よ。魔法少女として一緒に戦う事はもう出来ないけれど……今でも先輩は裏方で――ネガエネミーと戦っているわ。私たち魔法少女のサポートだったり、アドバイスだったり……という形でね」
八坂さんが話していたその『先輩』は生きていて、今も元気だと、そう聞いて。ほっと安堵の表情を浮かべると、わたしはため息をつき――
「はあー……びっくりしたぁ……。でも、無事で良かったです。でも、もう魔法少女じゃないのに手伝ってくれるって、いい先輩ですね」
「心配してくれてありがとう。先輩がいなかったら私が、魔法少女なんて続けられなかったかもしれない……ってくらい。蓮見先輩は、私にとって大切な人なの」
彼女は、続けて。
「私も最初は、わからない事だらけだった。当たり前だけどね。魔法だとか、ネガエネミーだとか、いきなり言われても信じられない。……今でも、魔法だなんて信じられないわよ」
……そんな言葉を聞き、わたしは少しだけ安心する。『魔法少女』という未知の世界へと入って、分からないことだらけなのは自分だけではないんだと。
「そんな私の支えになってくれたのが、蓮見先輩だったの。魔法少女の先輩としても、人生の先輩としても。お陰で、今も私は……魔法少女を続けられている」
直接話したことも、会ったこともないが……八坂さんの話しぶりから、その先輩の様子が伝わってくる。わたしにも、そんな先輩が近くにいればなあ……。なんて思う。
「ところで、朝野さんも都市伝説について調べにきたということは……もし、都市伝説がネガエネミーになったら戦うつもりなの?」
そう、八坂さんがわたしに向けて問いかけるが――そんなことを聞かれても、答えなんてひとつしかないだろう。
「はいっ! わたしはまだまだ未熟者ですけど……一応、魔法少女ですから」
「……『都市伝説』がどれほどの強敵なのか、サポポンから聞いた上で――それでも戦うつもりなの? 魔法少女になって一週間もしないのに、都市伝説に挑むのは流石に無謀だと思うわ」
そういえばサポポンが前に、都市伝説がネガエネミーになれば『厄介だ』……そう言ってたのを思い出す。そして、八坂さんの先輩が魔法少女として死んでしまった戦いも『都市伝説』との戦いだったと言っていた。
確かに、都市伝説は強敵かもしれない。
――でも、そんな事は関係ないだろう。サポポンが言っていた『魔法少女の死』。たとえ、それを聞かされていなかったとしても。知らなかったとしても、わたしは変わらず、こう答えていたはず。
「はい。魔法少女として――自分の住む街に危険が迫っているなら戦わないと。ネガエネミーが、みんなを犠牲にしようとしているなら、止めないと。……そう思って」
魔法少女として。わたしに宿るこの力で、他の人たちを護ることが出来るのならば――やらないなんて選択肢、考えられない。……その為の力なのだから。
そう言い切ったわたしに向けて、彼女は――少し驚きつつも、
「――凄いわね。誰かを守るために頑張れるって。私なんて、結局の所は先輩がやっていた事を引き継いでいるだけだし。ひどく失礼な質問をしてしまったわ。ごめんなさい」
「いえ、わたしだってそんな、褒められるようなことなんて……。ただ、わたしなんかが力になれるのならってだけで……!」
……
二人がそれぞれ言った後、互いに続かず、ぴたりと止まってしまった会話の流れを再び戻そうとするように――八坂さんは、ある提案をする。
「……そうそう、仮にこの都市伝説がネガエネミーになったら、私と朝野さんで一緒に共闘する事になると思う。
この街に、他の魔法少女はいるにはいるけれど……『冷黒の狩人』だもの。とてもじゃないけど連携が取れるような相手じゃないでしょうし……」
「……冷黒の狩人、ですか?」
魔法少女の通り名……? のような物を聞き――同じ街にいるらしいものの、聞き覚えのないその名前に首を傾げる。
「ええ。この街を中心に、他の街にもよく出没するらしいけど……たった一人でネガエネミーを手当たり次第に狩り続けている魔法少女がいるの。同じ街なら遭遇した事もあるかもしれないわね。その魔法少女の冷酷さと、黒色の見た目からそう呼ばれているわ」
その特徴を聞いて、パッと思い浮かんだのが一人。わたしが一番最初に出会ったあの――黒い魔法少女。
彼女と会ったのもこの街の中だし、きっと彼女で間違いないだろう。隣町の魔法少女である八坂さんでさえ知っている、魔法少女らの間では有名な人物らしい。
「……まあ、その話はひとまず置いておいて。私たち二人がいきなりぶっつけ本番で都市伝説を相手に連携を取るのは難しいと思う。私も都市伝説とは一度戦ったきりだけど、あれはそれほどの相手なの。
だから、互いに理解を深めるためにも、一緒にネガエネミーを倒しに行くのはどうかしら? もちろん、忙しいなら強制はしないけど……」
そういえば……思えば、魔法少女になってから一週間。他の魔法少女とまともに話した事さえ初めてだった。一緒に戦うなんて、もってのほかだ。
一人での戦い方と、協力して戦うのでは勝手が違うだろう。丁度いい機会かもしれないと思い、今日はネガエネミーとの戦いはお休みする予定だったのだが、急遽。八坂星羅と共に、この付近のネガエネミーを倒しに出かけることになった。
生まれ持っている、ヒトとしての命。心臓が動き、脳で考え、身体が動く。そんな当たり前の命。――そして、魔法少女に変身した際に切り替わる――魔法少女として戦う為に与えられた、もう一つの命。
ネガエネミーに殺された魔法少女は『魔法少女としての命』を失い、二度と魔法少女に変身することはできなくなってしまう。
魔法少女に変身することができなくなってしまい、パートナーであるサポポンも見えなくなってしまうが――しかし『人間としての命』は残っているので、その魔法少女自身が死ぬことはない。
これを『魔法少女の死』と呼んでいる。
***
『これを話したら、気が緩んでしまう魔法少女もいるから……このことは、魔法少女がある程度戦いに慣れてきてから話すようにしているんだ。
まあ、こむぎにその心配はいらないとも思っていたし、そろそろ話す時かとは思っていたんだ』
「……えっ? ということは、その『先輩』って……」
『命が二つ』――とか、いきなりとんでもない事を聞かされるが……そんな事にも慣れてきてしまって、すぐに理解してしまう。というか、いちいちツッコミを入れていてはキリがないので受け入れるしかない、という方が正しい。
そして、今サポポンが話した内容からするに――
「もちろん元気よ。魔法少女として一緒に戦う事はもう出来ないけれど……今でも先輩は裏方で――ネガエネミーと戦っているわ。私たち魔法少女のサポートだったり、アドバイスだったり……という形でね」
八坂さんが話していたその『先輩』は生きていて、今も元気だと、そう聞いて。ほっと安堵の表情を浮かべると、わたしはため息をつき――
「はあー……びっくりしたぁ……。でも、無事で良かったです。でも、もう魔法少女じゃないのに手伝ってくれるって、いい先輩ですね」
「心配してくれてありがとう。先輩がいなかったら私が、魔法少女なんて続けられなかったかもしれない……ってくらい。蓮見先輩は、私にとって大切な人なの」
彼女は、続けて。
「私も最初は、わからない事だらけだった。当たり前だけどね。魔法だとか、ネガエネミーだとか、いきなり言われても信じられない。……今でも、魔法だなんて信じられないわよ」
……そんな言葉を聞き、わたしは少しだけ安心する。『魔法少女』という未知の世界へと入って、分からないことだらけなのは自分だけではないんだと。
「そんな私の支えになってくれたのが、蓮見先輩だったの。魔法少女の先輩としても、人生の先輩としても。お陰で、今も私は……魔法少女を続けられている」
直接話したことも、会ったこともないが……八坂さんの話しぶりから、その先輩の様子が伝わってくる。わたしにも、そんな先輩が近くにいればなあ……。なんて思う。
「ところで、朝野さんも都市伝説について調べにきたということは……もし、都市伝説がネガエネミーになったら戦うつもりなの?」
そう、八坂さんがわたしに向けて問いかけるが――そんなことを聞かれても、答えなんてひとつしかないだろう。
「はいっ! わたしはまだまだ未熟者ですけど……一応、魔法少女ですから」
「……『都市伝説』がどれほどの強敵なのか、サポポンから聞いた上で――それでも戦うつもりなの? 魔法少女になって一週間もしないのに、都市伝説に挑むのは流石に無謀だと思うわ」
そういえばサポポンが前に、都市伝説がネガエネミーになれば『厄介だ』……そう言ってたのを思い出す。そして、八坂さんの先輩が魔法少女として死んでしまった戦いも『都市伝説』との戦いだったと言っていた。
確かに、都市伝説は強敵かもしれない。
――でも、そんな事は関係ないだろう。サポポンが言っていた『魔法少女の死』。たとえ、それを聞かされていなかったとしても。知らなかったとしても、わたしは変わらず、こう答えていたはず。
「はい。魔法少女として――自分の住む街に危険が迫っているなら戦わないと。ネガエネミーが、みんなを犠牲にしようとしているなら、止めないと。……そう思って」
魔法少女として。わたしに宿るこの力で、他の人たちを護ることが出来るのならば――やらないなんて選択肢、考えられない。……その為の力なのだから。
そう言い切ったわたしに向けて、彼女は――少し驚きつつも、
「――凄いわね。誰かを守るために頑張れるって。私なんて、結局の所は先輩がやっていた事を引き継いでいるだけだし。ひどく失礼な質問をしてしまったわ。ごめんなさい」
「いえ、わたしだってそんな、褒められるようなことなんて……。ただ、わたしなんかが力になれるのならってだけで……!」
……
二人がそれぞれ言った後、互いに続かず、ぴたりと止まってしまった会話の流れを再び戻そうとするように――八坂さんは、ある提案をする。
「……そうそう、仮にこの都市伝説がネガエネミーになったら、私と朝野さんで一緒に共闘する事になると思う。
この街に、他の魔法少女はいるにはいるけれど……『冷黒の狩人』だもの。とてもじゃないけど連携が取れるような相手じゃないでしょうし……」
「……冷黒の狩人、ですか?」
魔法少女の通り名……? のような物を聞き――同じ街にいるらしいものの、聞き覚えのないその名前に首を傾げる。
「ええ。この街を中心に、他の街にもよく出没するらしいけど……たった一人でネガエネミーを手当たり次第に狩り続けている魔法少女がいるの。同じ街なら遭遇した事もあるかもしれないわね。その魔法少女の冷酷さと、黒色の見た目からそう呼ばれているわ」
その特徴を聞いて、パッと思い浮かんだのが一人。わたしが一番最初に出会ったあの――黒い魔法少女。
彼女と会ったのもこの街の中だし、きっと彼女で間違いないだろう。隣町の魔法少女である八坂さんでさえ知っている、魔法少女らの間では有名な人物らしい。
「……まあ、その話はひとまず置いておいて。私たち二人がいきなりぶっつけ本番で都市伝説を相手に連携を取るのは難しいと思う。私も都市伝説とは一度戦ったきりだけど、あれはそれほどの相手なの。
だから、互いに理解を深めるためにも、一緒にネガエネミーを倒しに行くのはどうかしら? もちろん、忙しいなら強制はしないけど……」
そういえば……思えば、魔法少女になってから一週間。他の魔法少女とまともに話した事さえ初めてだった。一緒に戦うなんて、もってのほかだ。
一人での戦い方と、協力して戦うのでは勝手が違うだろう。丁度いい機会かもしれないと思い、今日はネガエネミーとの戦いはお休みする予定だったのだが、急遽。八坂星羅と共に、この付近のネガエネミーを倒しに出かけることになった。
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