27 / 52
第二章 Urban Myth “Miwakare Bridge”.
10.
しおりを挟む
「ところで……このコアは朝野さんが持っておいて。私はいらないわ」
大きな眼球が叩きつけられ、コンクリートがひび割れた跡の中心に落ちていた、青く光り輝くコアを、八坂さんが拾い――わたしに手渡してくる。
……しかし、せっかくの報酬を独り占めなんてできるはずもない。ましてや、八坂さんがいなければわたしはあのまま地面に叩きつけられて、死んでしまっていたかもしれないのに。
「そんな。一緒に戦ったんですから――半分こ、とかじゃダメなんですか?」
「残念ながらね。コアを割らずに半分ずつ分け合うことはできないわ。割ればエネルギーが漏れ出してしまう。
それに……もし分けられたとしても、これは朝野さんが持っておくべきよ。魔法少女になってから日も浅いし、ストックも少ないでしょ? 都市伝説と戦うなら、備えが必要になってくると思うし……」
「備え……ですか? たしかコアって、集めたら好きなものを作り出せるんでしたっけ?」
魔法少女になった初日に、サポポンから聞いた話だ。……欲しい物とかは特にないし、何かが欲しくて戦っている訳でもないので、まだ実際に試したことはないけれど。
「そう。そして、これを応用すれば――コアのエネルギーを自分の魔力に変えることもできるのよ。都市伝説みたいな強敵と戦うなら、持っておいて損はないわ。……だから、はい」
わたしが一度八坂さんに返した青いコアを、彼女は再びわたしの左手を無理やり開いて――握らせてくれる。
「私はそこそこ蓄えがあるから、一個くらいどうって事ないわよ? だから気にしないで」
「……わかりました。大切にします!」
受け取ったコアを、口を開けて待機している、ジャムパンの見た目をしたわたしのサポポンに食べさせる。――つまり、コアを保管してもらう。サポポンが行う仕事のうちの一つだ。
「そうね。大切にしてくれたら私も嬉しいんだけど――でも、必要なときは迷わず使うこと。コアを持っていても、死んでしまっては元も子もない訳だしね……」
せっかく八坂さんから貰ったものだ。出来れば使わずに、大切に取っておきたいな、と。そう思うのだった。
***
それから。変身を解除して、元に戻った二人は――魔法少女である時間はほぼ時間が止まっているようなものなので、実際の時間で言えばまだ余裕はあったが……今日のところはとりあえず解散することにした。
「私はもう少し、命岐橋について調べてみるわ。……まあ、朝野さんの言う通り、ここに居てもこれ以上の情報は出ないと思うから、一応、ね。
もし、何か分かった事があったら連絡するけど……Magi.netは入ってる?」
「まぎ、ねっと……ですか?」
『――ボクに任せて!』
またもや初めて聞いた単語に、首を傾げるわたしの前に……ぴょんっ! と、唐突に飛び出してきたサポポンが、続けて――
『こむぎ、スマートフォンは持ってるよね。ちょっと貸してくれるかな』
「……? 持ってるけど……」
わたしは、ポケットに入れていたスマホをサポポンに渡すと――ぱくりっ! と、そのまま飲み込んでしまった。そんなサポポンの口は、もぐもぐ、もぐもぐと動きつづけている。
「あーーーっ!! わたしのスマホがーっ!!」
驚き、思わず大きな声を出してしまったわたしに、しいー、……と、八坂さんが慌てて静かにするように促す。
人に見られたり、魔法少女に関わる会話を聞かれないように、わざわざ誰も近寄らないような街の外れにまでやってきたのだ。その意味がなくなってしまうのは分かるけど……でも、目の前でいきなり自分のスマホが食べられて、驚かない方がおかしいんじゃ……? なんて思う。
続けて、冷静にもぐもぐし続けるわたしのジャムパン型のサポポンを見ながら。彼女は。
「大丈夫よ。多分Magi.netをインストールしているだけ。壊れたりおかしくなったりはしないと思う」
「……その、マギネット――って何なんですか……?」
今度は、八坂さんの影からやぶからぼうに飛び出してきた――スライムのようなぷよぷよのサポポンが、口を開き、
『Magi.netのインストール中は喋れねーから、このオレが説明してやるぜーっ!』
八坂さんの相棒である、見た目とは裏腹に強気な口調で話すサポポンは、もぐもぐし続けて喋れないわたしのサポポンの代わりに、長々と説明を始める。
……
…………
『でだ! 人間の作った電波に乗せてはいけないトップ・シークレットが山積みの魔法少女同士、安全に情報をやり取りする為に――』
長々と、自信満々に説明を続ける、ぷよぷよの方のサポポンに……ジャムパンの方、わたしのサポポンが呆れたように。
『ねえ。もうとっくにインストール終わっちゃったんだけど……説明、長すぎないかな』
『Magi.netの魅力を語り尽くすには一時間でも足りねーと思うけどなっ! ま、インストールが終わったってんなら仕方がねー! 実際に使って慣れていくんだなっ』
『そんなに長々と語れるような大それた機能なんて付いてないんだけどなあ。それじゃ、簡単に使い方を説明するね』
サポポンの手取り足取りで、戻ってきたわたしのスマホに追加された得体の知れないアプリ――『Magi.net』を開いてみる。
見ると、国中で広く普及しているスマートフォンのアプリ――無料で通話やテキストのやりとりができるもの――にそっくりだ。所々、デザインだったり配置だったりは違えど、基本的な部分は変わらない気がする。
『使い方は、この国でメジャーな連絡用アプリに似せているから、なんとなくで分かるとは思うけど……魔法少女間のやりとりは、絶対にこのアプリを通してすること! もし、魔法少女の情報が漏れてしまったら大変だからね。このアプリは魔力で構成された、魔法少女専用のネットワークを使ってるから安心だよ』
「そうなんだ。それじゃあ、八坂さんと連絡を取るときはこのアプリを使えばいいんだね?」
「そういう事になるわね。私のIDはこれ。朝野さんのもお願い」
「……えーっと……これですか?」
「そうそう! …………さて、これでオーケーね。それじゃ、何かあったらこれで連絡するから、通知は絶対オンにしておくこと! もし画面を他の人に見られても、このアプリは魔法少女以外には見えないから大丈夫!」
Magi.netで連絡先を交換し終えた、朝野こむぎと八坂星羅は――しばしの別れを告げる。
「――それじゃ、次会う時――『都市伝説』との戦いの時かもしれないわね。さようなら、朝野さん」
「はいっ! 八坂さん、色々とありがとうございました! それではっ」
二人の魔法少女は、それぞれ反対方向へと歩きはじめた。
初めて話した、初めて一緒に戦った……他の魔法少女。わたしにとって、とても良い経験になったし、同じ魔法少女との繋がりが出来たこと。
今日一日、命岐橋についてはあまり芳しい結果はなかったが……魔法少女として、良い一日になったな――と、そう思うのだった。
大きな眼球が叩きつけられ、コンクリートがひび割れた跡の中心に落ちていた、青く光り輝くコアを、八坂さんが拾い――わたしに手渡してくる。
……しかし、せっかくの報酬を独り占めなんてできるはずもない。ましてや、八坂さんがいなければわたしはあのまま地面に叩きつけられて、死んでしまっていたかもしれないのに。
「そんな。一緒に戦ったんですから――半分こ、とかじゃダメなんですか?」
「残念ながらね。コアを割らずに半分ずつ分け合うことはできないわ。割ればエネルギーが漏れ出してしまう。
それに……もし分けられたとしても、これは朝野さんが持っておくべきよ。魔法少女になってから日も浅いし、ストックも少ないでしょ? 都市伝説と戦うなら、備えが必要になってくると思うし……」
「備え……ですか? たしかコアって、集めたら好きなものを作り出せるんでしたっけ?」
魔法少女になった初日に、サポポンから聞いた話だ。……欲しい物とかは特にないし、何かが欲しくて戦っている訳でもないので、まだ実際に試したことはないけれど。
「そう。そして、これを応用すれば――コアのエネルギーを自分の魔力に変えることもできるのよ。都市伝説みたいな強敵と戦うなら、持っておいて損はないわ。……だから、はい」
わたしが一度八坂さんに返した青いコアを、彼女は再びわたしの左手を無理やり開いて――握らせてくれる。
「私はそこそこ蓄えがあるから、一個くらいどうって事ないわよ? だから気にしないで」
「……わかりました。大切にします!」
受け取ったコアを、口を開けて待機している、ジャムパンの見た目をしたわたしのサポポンに食べさせる。――つまり、コアを保管してもらう。サポポンが行う仕事のうちの一つだ。
「そうね。大切にしてくれたら私も嬉しいんだけど――でも、必要なときは迷わず使うこと。コアを持っていても、死んでしまっては元も子もない訳だしね……」
せっかく八坂さんから貰ったものだ。出来れば使わずに、大切に取っておきたいな、と。そう思うのだった。
***
それから。変身を解除して、元に戻った二人は――魔法少女である時間はほぼ時間が止まっているようなものなので、実際の時間で言えばまだ余裕はあったが……今日のところはとりあえず解散することにした。
「私はもう少し、命岐橋について調べてみるわ。……まあ、朝野さんの言う通り、ここに居てもこれ以上の情報は出ないと思うから、一応、ね。
もし、何か分かった事があったら連絡するけど……Magi.netは入ってる?」
「まぎ、ねっと……ですか?」
『――ボクに任せて!』
またもや初めて聞いた単語に、首を傾げるわたしの前に……ぴょんっ! と、唐突に飛び出してきたサポポンが、続けて――
『こむぎ、スマートフォンは持ってるよね。ちょっと貸してくれるかな』
「……? 持ってるけど……」
わたしは、ポケットに入れていたスマホをサポポンに渡すと――ぱくりっ! と、そのまま飲み込んでしまった。そんなサポポンの口は、もぐもぐ、もぐもぐと動きつづけている。
「あーーーっ!! わたしのスマホがーっ!!」
驚き、思わず大きな声を出してしまったわたしに、しいー、……と、八坂さんが慌てて静かにするように促す。
人に見られたり、魔法少女に関わる会話を聞かれないように、わざわざ誰も近寄らないような街の外れにまでやってきたのだ。その意味がなくなってしまうのは分かるけど……でも、目の前でいきなり自分のスマホが食べられて、驚かない方がおかしいんじゃ……? なんて思う。
続けて、冷静にもぐもぐし続けるわたしのジャムパン型のサポポンを見ながら。彼女は。
「大丈夫よ。多分Magi.netをインストールしているだけ。壊れたりおかしくなったりはしないと思う」
「……その、マギネット――って何なんですか……?」
今度は、八坂さんの影からやぶからぼうに飛び出してきた――スライムのようなぷよぷよのサポポンが、口を開き、
『Magi.netのインストール中は喋れねーから、このオレが説明してやるぜーっ!』
八坂さんの相棒である、見た目とは裏腹に強気な口調で話すサポポンは、もぐもぐし続けて喋れないわたしのサポポンの代わりに、長々と説明を始める。
……
…………
『でだ! 人間の作った電波に乗せてはいけないトップ・シークレットが山積みの魔法少女同士、安全に情報をやり取りする為に――』
長々と、自信満々に説明を続ける、ぷよぷよの方のサポポンに……ジャムパンの方、わたしのサポポンが呆れたように。
『ねえ。もうとっくにインストール終わっちゃったんだけど……説明、長すぎないかな』
『Magi.netの魅力を語り尽くすには一時間でも足りねーと思うけどなっ! ま、インストールが終わったってんなら仕方がねー! 実際に使って慣れていくんだなっ』
『そんなに長々と語れるような大それた機能なんて付いてないんだけどなあ。それじゃ、簡単に使い方を説明するね』
サポポンの手取り足取りで、戻ってきたわたしのスマホに追加された得体の知れないアプリ――『Magi.net』を開いてみる。
見ると、国中で広く普及しているスマートフォンのアプリ――無料で通話やテキストのやりとりができるもの――にそっくりだ。所々、デザインだったり配置だったりは違えど、基本的な部分は変わらない気がする。
『使い方は、この国でメジャーな連絡用アプリに似せているから、なんとなくで分かるとは思うけど……魔法少女間のやりとりは、絶対にこのアプリを通してすること! もし、魔法少女の情報が漏れてしまったら大変だからね。このアプリは魔力で構成された、魔法少女専用のネットワークを使ってるから安心だよ』
「そうなんだ。それじゃあ、八坂さんと連絡を取るときはこのアプリを使えばいいんだね?」
「そういう事になるわね。私のIDはこれ。朝野さんのもお願い」
「……えーっと……これですか?」
「そうそう! …………さて、これでオーケーね。それじゃ、何かあったらこれで連絡するから、通知は絶対オンにしておくこと! もし画面を他の人に見られても、このアプリは魔法少女以外には見えないから大丈夫!」
Magi.netで連絡先を交換し終えた、朝野こむぎと八坂星羅は――しばしの別れを告げる。
「――それじゃ、次会う時――『都市伝説』との戦いの時かもしれないわね。さようなら、朝野さん」
「はいっ! 八坂さん、色々とありがとうございました! それではっ」
二人の魔法少女は、それぞれ反対方向へと歩きはじめた。
初めて話した、初めて一緒に戦った……他の魔法少女。わたしにとって、とても良い経験になったし、同じ魔法少女との繋がりが出来たこと。
今日一日、命岐橋についてはあまり芳しい結果はなかったが……魔法少女として、良い一日になったな――と、そう思うのだった。
0
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】無能と婚約破棄された令嬢、辺境で最強魔導士として覚醒しました
東野あさひ
ファンタジー
無能の烙印、婚約破棄、そして辺境追放――。でもそれ、全部“勘違い”でした。
王国随一の名門貴族令嬢ノクティア・エルヴァーンは、魔力がないと断定され、婚約を破棄されて辺境へと追放された。
だが、誰も知らなかった――彼女が「古代魔術」の適性を持つ唯一の魔導士であることを。
行き着いた先は魔物の脅威に晒されるグランツ砦。
冷徹な司令官カイラスとの出会いをきっかけに、彼女の眠っていた力が次第に目を覚まし始める。
無能令嬢と嘲笑された少女が、辺境で覚醒し、最強へと駆け上がる――!
王都の者たちよ、見ていなさい。今度は私が、あなたたちを見下ろす番です。
これは、“追放令嬢”が辺境から世界を変える、痛快ざまぁ×覚醒ファンタジー。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる